セディナ貸切のロミジュリ、BB席で夫婦観劇してきました。
私は2月中にソロ活でA日程B日程どちらも1度ずつ、1階のA席で観劇しています。
それで終わりのはずでしたが、ラッキーにもセディナに当たっていたんですね。
あくまで私の感覚ですが、当たった時に割り当てられる座席が、
宝塚友の会→良い席ばかり
友の会以外→ハズレ席が多い
な気がするので、セディナでは最も場所の当たり・ハズレがない、BB席ばかり申込みしています。
2階17列、つまり、大劇場で一番後ろの後ろ、最後列。
「BB席」って呼び方は非公式なんでしょうね。非公式なサイトでしか見ませんのでw
ですがすごーくわかりやすい。
この席の良い点は・・・やはり真っ先に言いたいのは、価格!
2,000円ですよ!
ほんの1列前だと、通常のB席で3,500円なんですから。めっちゃオトク!
でね、メリットはそれだけじゃないんです。
前の席に帽子をかぶっていたり、背中と座席背面の間に上着やカバンを挟んで座っている方がいるとガッカリしちゃう、器の小さな私ですが、BB席だと・・・
後ろにだーれもいないから、前のめりになったってオッケーなんです!
するとあら、不思議!
同じ席なのにこんなにも見え方が変わってくるのです!
前席の方の帽子もほぼ、視野から消えた!
と言っても前のめりってけっこう疲れるので、本当に観たいシーンの時だけにするんですけどねw
で、今回、新たなメリットに気付きました。
BB席ってジェンヌさん達を見下ろすような感じになるのですが、それゆえジェンヌさん達のプロポーションというか、身長の差が、わかりにくくなるんですよ。
これが礼真琴さんを拝むにあたり、良い効果があったように私は感じました。
1階席での観劇では礼さんの演じるロミオがどうしても小柄に見えて、ジュリエットがロミオに夢中になるにあたりちょっとしっくりこなかったんです。ジュリエットに求婚したパリスがとにかくスラッと長身なイケメン、綺城ひか理さんでしたしね。
けれど今回BB席での観劇では、礼さんの良いところばかり私の耳や目に入ってきました。
歌声は1階席にいた時と同じくよーく聞こえまして、礼さんは今回も絶好調。
1度目より2度目、2度目より3度目の今回ではさらに力が抜けて、癒やし効果がパワーアップしている歌声のように感じました。いろいろ疲れていた我が身に染み込んできましたよー
お顔立ちも今回とても可愛らしく感じましたし、若気の至りというかがむしゃらというか、ジュリエットを好きな気持ちがフルスロットルな演技も素晴らしかった。
「そりゃあパリスじゃなくロミオを好きになるよね」って思ったんです。
もうホンマ、エネルギーをいっぱいいただきました。
今回のロミジュリBB席観劇で残念だったのは、見切れがすごく多かった事。
あのバルコニーのシーンは前のめり作戦でかろうじて大丈夫でしたが、どうしようもなく見切れている時もありました。
特に気になったのが、結婚式のシーン。
何と教会の十字架が、半分以上見えなくって。
ただの十字架じゃなく、キリストの磔刑(たっけい)なんですよ。
1階席では「おお~!イエス様ぁぁぁ!」なほどにババーン!としていたイエス様が、BB席からだと太ももから下しか拝めない。
これは残念でしたね。
日本ではキリスト教徒ってカトリックとプロテスタントを合わせても1%いるかいないかだそうですが、ロミジュリの舞台はカトリック教徒が90%に迫るイタリアです。
ただの十字架ならまだしもキリストの磔刑を使うなら敬意を払い、大劇場のどの席からでもバッチリ見えるように配置して欲しかった。
私は無宗教ですが、それでも、海外のドラマや舞台で大仏様が粗末に扱われていたらやっぱり、悲しくなるでしょうから。
あとついでに言うと、キリスト教、それもカトリックはかなり躾が厳しい印象ですのでね、教会で結婚式をするにあたりジュリエットが着ていたのがああも肩を出した、赤い、アシンメトリーなデザインのドレスってのはちょっとどうかなと思いました。1階席から見てもウーンとなっていましたが、BB席からだと見下ろすからいよいよ肩が見えすぎた気がしまして。
もっとも夫は舞空瞳さんの顔ばかり見ていて、服装を覚えていないなんて言ってましたけどw
というわけで、まとめてみると、
「BB席のみ」は、ちょっと、寂しい。見切れも多いし。
けれど「1階席を経験してから座るBB席」は、新たな発見に溢れている!同じ公演でもこうも違うのか、と。
しかも、お手頃価格なのですから・・・
私としては今後も、BB席に申込み出来る時は申し込もう!って思いました。
BB席からでもジェンヌさん達のお顔は、双眼鏡があれば十分に拝めます。
夫は「お前があいつ(綺城さん)に注目するの、わかるわ。すごい美人やな」って言ってました。
事前に「パリスのジェンヌさん、めっちゃカッコ良いのにウィッグがイマイチでねぇ、フィナーレが楽しみやねん」って夫に伝えていましたので。
この度のBB席からでも綺城パリスのウィッグ、イマイチだったなぁ。フィナーレではウィッグを取ってお美しいお顔を見せつけてくれましたから、ま、いっか。
BB席だとこういった写真を取るのも気兼ねなく出来ますw
せっかくの夫婦観劇ですが、服はソロ活の時と同じ、モンタギューカラーなセーターにしました。
隣の夫の服装からしても、オシャレな夫婦、洋服にお金をかける夫婦ではないとわかると思います。
夫は白髪染め代すら惜しんでいますしね。
洋服にも髪にも宝塚のチケットにも、たくさんお金をかける事が出来ないんですよ。
なんせ娘にかかりますので。トホホ。
コメント
二階最後列のレポートありがとうございます。
セディナの貸し切り、お得ですものね。でも私はなぜか落選が多数なので(第二希望選択しないからかな)ロミジュリはB席にしました。でも子どもに譲ったのでしたが。
私は一階の、立ち見で楽しんで最後列も体験したので二階席の見切れの話にいちいちうなずきました。B席の最前列の10列目でもかなり見切れたんですこの公演。雪組も見切れあったんで、とうとうお値段に見合った(笑)提供がされるようにです。
お値段以上を楽しむなら身体を張って立ち見ですかねえ。
花組はお得な最後列がまだネットで買えるわけですからブログ読者さんにチャレンジャー増えたら嬉しいです。
おかちゃんさん、コメントありがとうございます!
私の経験ですと「第二希望をせずBB席のみ申し込みしても、一番少ない席のわりにはそこそこ当たるな」な印象です。
S席はゴールドカード会員だけの枠があるんですよね。だから一般カード枠でS席を申し込むとたとえ当選しても悪い席になりそうな気がしちゃってw
今後もせっせとBB席に応募します。
ロミジュリ、2階10列でもかなり見切れたんですね。宝塚は貧乏なファンに優しいと思っていたのでガッカリです。
雪組の見切れは、fffでですか?私もかなり2階後部の、それもLR席で観劇したのですが気にならなかったです。ストーリーそのものにあまり執着がなかったからかな?
雪組と言えばNowZoomMe!は2階13列くらいだったんですがこちらは怒りになるほど見切れすぎていました。元々は神戸国際でやるはずの公演だったからかも?
そうですね、立ち見が一番お得かもしれませんね。以前はギュウギュウ3列(確か100名以上)だったけど、アフターコロナでたった10名のみとなりさらにお得感が増しましたし。
花組、まだBB席があるんですね。今確認してみたら、立ち見もそこそこ残っているようです。
ここのところリアル生活がバタバタしていますので、当日ギリギリでも販売してくれるようでしたら購入するかもしれません。
天気も体調も気分も都合も良い日に、フラッと。
いつも貴重な情報を教えてくださりありがとうございます。
今後もどうぞよろしくお願いいたします。
たーさん
こんにちは。ワカマツアイズと申します。
はじめてコメント差し上げます。
いつも楽しく拝読しています。
宝塚大劇場での観劇は、もう10年以上ご無沙汰なのですが、
B席で観劇したときに、舞台が見切れていること、
あったあった! と懐かしく思い出しながら
今回の投稿を拝読しました。
舞台の大事なシーンは、どこからでも見えるようにしてほしいというご意見、
仏様を例に出されて、とても納得しました。
B席最後列なので「仕方ないか」と諦める気持ちが強かったのですが、
舞台の見え方で、脚本・演出の先生のチカラの入れ方がわかるかも?
と思ったら、新しい楽しみ方が出来そうです。
そして、ご夫妻でのご観劇、羨ましいです。
我が家は、小学生の息子は宝塚ファンに育てられたのですが、
夫は全く興味なし。
自由に観劇に出してはくれるので、感謝はしているんですけれどね。
今回も、楽しい記事をありがとうございました。
ブログ「宝塚歌劇で、人生はなまる」管理人、ワカマツアイズさん、この度はコメントありがとうございます。いつも読んでくださっているとの事、とても嬉しいです。
私は東京宝塚劇場に一度も行った事がなく、東京での観劇感想記事を読ませていただくと「マイ東上」への夢が膨らみます。ちょうど別の読者さんから「ぷらっとこだま」なるプランを教えていただいたところでして、タイムリーだなと思いました。
ワカマツアイズさんは10年以上前の大劇場で見切れを経験されたんですね。
大劇場の構造上、ある程度は仕方ないかもしれませんが、、、今回のロミジュリの十字架は、私としてはかなり残念でした。
宝塚はカトリックが好きなのか、いろんな作品で十字を切ったり、懺悔するシーンがありますね。こういったシーンを演出として利用するのなら、カトリックへ敬意を払う必要もあるんじゃないかと私は思います。
脚本家や演出家が舞台を盛り上げる事に必死になるのは当然としても、運営陣の誰かに文化的配慮のチェックをしてもらいたいなぁと思ったんです。インテリ揃いのはずですし。
って、私はつい先日まで、脚本家や演出家なんて全く気にした事のないヅカファンだったんですから、偉そうな事を言ってはいけませんね。
ジェンヌさんだけでなく先生方に注目する事によって新しい楽しみ方が出来そう、というのは本当にその通りですね。読者さんから教えてもらった事です。
ワカマツアイズさんのご主人は宝塚に興味ないそうで・・・
せっかく縁あって赤の他人同士が一緒に生きる事になったんですから(しかも死ぬまでという前提で)、共通の趣味を楽しみたいお気持ち、わかります。
自由に観劇させてくれる事に感謝しつつ、寂しくなるんですよね。
私はエリザベートの「夜のボート」がすごく好きです。
ちかづーくけれぇどー、
すれちがうーだーけーでー、
それぞーれーのー、ごぉーる、めーざーすー
のところ。
夫とケンカする時、価値観が合わずガッカリする時、
脳内BGMは、きまってコレです。
この度はコメント、本当にありがとうございました。
今後もどうぞよろしくお願いいたします。