銀のステッキ、全ツを高額ツアーにする旅行会社

観劇グッズ・プラン

この夏の花組全国ツアー「哀しみのコルドバ」って、ウィキるとあらすじの粋を超えてストーリーがネタバレしているんですね。
でね、これがまた、ド定番のシバターらしさ炸裂なんですよぉぉ。すご~く観たくなりました。

だから・・・嬉しかったんです。

全ツの中でも一番人気であろう、梅芸公演に当選しましたので☆
昨日の16時すぎた頃に当選メールが届きました。
セディナだから手数料がかかるけどまぁ、仕方ない。

でね・・・

「へーっ!複数申込していたのに、この日だけ当選したんだ!」

って思ったんです。

といいますのも、この日って「銀のステッキ旅行」という旅行会社がツアーを組んでいる日なんですね。
名付けるとすれば「哀しみのコルドバを、哀しみナシで観劇出来るツアー」とでも申しましょうか。

少し前に存在を知り、ちょくちょく公式サイトをチェックしていた銀のステッキ旅行。
この度、ツアーと同じ日に全ツ観劇する事となったよしみで記事にしてみます。

・・・

読者さんからこの旅行会社を教えてもらった時はただただ、驚きました。
正規に宝塚のチケットを手配しているらしいんですが、大劇場公演のチケット1枚の手配につき800円も手数料がかかるんです。席種関係なく。
つまり、B席を買ったら3,500円のチケット代に800円の手数料で4,300円の支払いになるんです。2割増しですよぉ、2割増し!セディナの手数料390円(1枚でも2枚でも同じ)すら惜しい私には高嶺の花です。

そして銀のステッキ旅行の手数料そのものより、チケットが順調に売り切れている事にもっともーっと、驚きました。
800円の手数料を惜しまない方がたくさんいるって事ですもんね。

と言いつつ・・・
まぁその、わからないでもないんです。
ネットが苦手な方にとって電話一本で予約出来るのであろう旅行会社の存在ってありがたいんだろうなと。800円の手数料にしたって、知人や子どもに頼んでお礼をするよりは安く済むのでしょうし。

勝手に「常連メリット」を想像しちゃいます。

お伺いの連絡があったりして?
初日や千秋楽など入手困難なチケットもキープしてくれていたりするのかな?

といったゲスゲスな勘ぐりが、止まらないんですよ。
もしそうなら、実に気持ち良くチケットを買えますよね。
抽選にハズレて先着順にチャレンジするために何時間も前からパソコンの前に張り付くよりうーんと、エレガントだし。

手間は、すなわち、お金。
お金を惜しんで手間をかけるのも自由だし、その逆もまた、自由。
なので、手間を代行してくれるこういった旅行会社の存在もアリだと思うんです。

でもねぇ、
「哀しみのコルドバ」の話に戻りますが、これはちょーっと手数料、高すぎやしません?

大劇場公演は「1枚につき800円」と手数料を明確にしているのに、全ツは軽食とセットにしているんですね。そして「銀のステッキ旅行オリジナルツアー」として売り出しているんですよ。
ツアーと言っても、観劇以外にやる事は梅田芸術劇場そばで集合して軽食を食べるだけ。
ま、チケット単体を手配するよりも手数料を稼ぐためのテクだと考えるのが、自然でしょう。

S席の定価は8,300円。
それが12,900円のツアーになるって事は、チケット代以外に4,600円もの費用がかかっているんですね。もしチケットが団体割引になっていたら、チケット代以外の費用は5,000円に迫る事になります。

ツアーに含まれる「軽食」ですが、サンドイッチと飲み物だそうです。
うーん、場所がホテル阪急インターナショナルのバーである事をふまえても3,000円しないセットではないでしょか?
調べてみたら会場のバー、「ケレス」のミックスサンドイッチは1,850円でした。飲み物こそ別だけど、サービス料と税金は込です。ケレスのドリンクの正規料金は1,000円前後だけど旅行会社なんだから、交渉してサンドイッチとドリンク(コーヒーか紅茶)のセットを2,500円くらいにする事は出来るような気がします。

というわけで、あくまで推測ですが、銀のステッキ旅行の取り分が2,000円を超えるんじゃないかと。
なので・・・ちょっと高すぎるように思ったんです。
梅田芸術劇場そばのスターバックスで待ち合わせて、客が揃えばすぐそばのバー「ケレス」に案内して軽食をとらせ、梅芸に戻って団体入場するんですよねきっと。それともケレスでチケットを手渡して自由解散なのかな?
いずれにせよ、「ツアー」と銘打っているものの観光名所を練り歩いて説明しまくるような手間はかからないですよね。

とはいえ合法なんですし、納得して購入している客がいる事に文句はありません。

ただ、このスケジュールだとケレスでの滞在時間、1時間もなさそう。
13時開演なのに11時20分にスタバ集合なのですから。
私の感覚だとこれ、すごくもったいない。写真で見ただけですが居心地良さそうなので。
とはいえツアー参加客にソロ活とグループが混在している場合、滞在時間が長いとソロ活が窮屈かもしれません。ちょっと慌ただしいくらいが丁度よいのかも。

もういっぺん言いますが、私はこういったツアーの存在を否定しているんじゃないんですよ。
チケット入手って、定価へのこだわりをなくすといろんなルートがあるんだと知ったまでの事。

それにしても・・・
銀のステッキ旅行では宝塚以外の観劇や、貸切バスで出かけるほんもののツアーも取り扱っていまして、これがまた、場所もお店もどこも良さそうなんです。さすがのプロチョイスというか。

ただ、

いまどき、個人運営のブログでもSSLなどで暗号化するのがデフォな気がしますので、企業の公式サイトが「保護されていない通信」であるのはちょっと、残念かも。
なのでここまでさんざんご紹介したのですが、リンクを貼るのはやめておきます。

コメント

  1. kiki より:

    お知り合いがここのツアーを利用するらしく値段聞いてビックリでHP探しててこちらにたどり着きました。
    でも、どうやらこの会社は中高年以上のお得意様率が非常に高いらしいです。
    企画して口コミで人集めして人数集まれば行きますってかんじ。
    他社と比べどえらく高い料金に内容も調べてみるとホテルにしたってさほどのホテルを使うわけでもなく、要するに情報弱者相手の仕事をしている会社のようです。
     ネット人口も増えていくことだし、この先は世代交代していき、今使っているお得意様もいつまでも旅行できるわけもなく、先のことを考えて仕事していかないと、立ち行かなくなるのになって感じを受けました。

    • 関西の、たー 関西の、たー より:

      kikiさん、そうですよね、銀のステッキの価格設定、高いですよね。私もむちゃくちゃ驚いたんですよ。
      はい、情報弱者の方々向けのサービスだと思います。

      ただ私はこれはこれで、いいと思うんですよね。ネットに免疫がない人がサポートなしにパソコンやスマホを使い始めて怪しいサイトにひっかかるリスクを抱えるより、少々手数料がかさむとはいえ信頼できる人と電話でやりとりする方が安心ですし。
      何でもネットで合理化すりゃいいってもんでもない。人の心は合理的には出来ていないですしね。特に高齢の方には人との関わりを求める傾向を感じますし。
      アラフィーの私すらIDとパスワードを登録したりログインしたりといった手間が面倒なので、電話一本で優しいスタッフさんがチケットを手渡してくれて、ついでにホテルのサンドイッチを用意してくれるツアーって需要があると思うんですよね。私は貧乏なのでお金を惜しみ、面倒に感じつつ自分でやるんですけど。
      銀のステッキの今のお得意様がいよいよ超高齢化で旅行出来なくなってもその頃にはまた別のお金持ちな高齢者がいるはずですから、そういった方々の気持ちに沿う事が出来れば運営は続けられるような気がします。ある意味ブルーオーシャンかも?

      コメントありがとうございました。
      今後もどうぞよろしくお願いいたします。

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