4回目は驚くほど楽しかったゴールデンリバティ!

大劇場公演

なんだろうこれ。
月組「ゴールデン・リバティ」なんですけどね、
初回では「駄作も駄作、ド駄作」でホンマにつまらなかったんです。
2回目もその延長上にありました。
3回目で「慣れた」と心変わりに気付いたものの駄作ではあったんです。
なのになのに、

4回目観劇では駄作から普通作・通常作に格上げとなり
「楽しかったぁ!」
になりました。

すごいぞ宝塚。
いや、私が宝塚に毒されているのか?

脚本家がプログラム挨拶文でトップ夫妻の名前を出さないなんて変だし、
お披露目なのにトップスターがしょっぱなにウエイター姿で舞台に出てくるなんて変だし、
トップ娘が王女様設定であるにも関わらず小汚い少年に扮して外交文書を持ち歩くのも、銃を扱えるのも、フラダンスの達人であるのも変だし、
とにかくいろいろ変なのだけど、
だ、け、ど、
4回目ではすっかり「楽しかったぁ!」になりました。

トップはイレギュラーな就任だったんだからイレギュラーな登場でもええやんな、
トップ娘はもともと男役だったんだから少年に扮したり銃を扱える設定なのもええやんな、ダイナミックなフラダンスを披露してくれるなんてありがたいやんな、

とね、これまでの気に入らなかったあれこれもコロッとオッケーになりました。
大野拓史の挨拶文だけは今も不快です(記事はこちら)。新春の宙組公演も大野氏が担当するので「不躾な挨拶文アゲイン」になりそうな気がするし。
だけど、名もなき裏方の皆さんのお陰でダイナミックな大劇場公演が成り立っている事には本当に感謝しています。ジェンヌさんの輝きを支えてくれているんですよね。

3回目と4回目の間に東上「フォルモサ」とOG公演「ランウェイ」を観た影響もありそう。
どちらもアカンってわけじゃなく、改めて「大劇場公演の特別ぶり」を感じるきっかけになりました。

もうホンマ自分でも不思議なほどに楽しかったです。
なので感想文が短くなりますw

ショーについてもちょっとだけ。
鳳月杏さんがしっとりと歌う曲のタイトルがわからず読者さんに教えてもらった「バートランドの子守唄」ですが、4回目にして初めて「日本語で歌っている」事に気付きました。これまでの3回では歌詞を一切聞き取れなかったので外国語で歌っていると思っていたんです。外国語を聞き取れないのは仕方ないとしても日本語を聞き取れないなんて問題ですよねぇ、大丈夫かぁ私の耳?
しかも4回目では日本語である事には気付いたものの歌詞を覚えられず、、、ホンマに好きなメロディなので歌詞も知りたくてネット検索しているんですが英語の歌詞と和訳しか出てこないんですよ。もしかしたら舞台用に特別に用意した歌詞なのかな?もしそうなら円盤では権利の都合で差し替えになっているかもしれません。

あと娘が言ってた両班の件。娘は英かおとさん、私は礼華はるさんだと思っていたんです(記事はこちら)。
ここ、どちらも正しかったです。
舞台中央が礼華さんで、後ろの上手に夢奈瑠音さん、後ろの下手に英さんでした。娘は英さんしか覚えず、私は礼華さんしか覚えていなかった。ま、私の記憶力がやばいんだから私の娘のそれがやばいのも当然か。

今回もサイトロンの広角5倍双眼鏡で観劇しました。裸眼で使う時はアイカップを引き出します。

コメント

  1. おかちゃん より:

    複数回数ご覧になっての感想の変化楽しいものですね。
    私は月組はどの人も水準が超えていて(新人公演主演経験の人が皆様目立つ)かえってどんぐりの背比べの娘役とショーでは感じました。変な言い方かもしれませんが引き立て役という役割りって大事。
    男役はぱるくんのスタイルが素晴らしくて、美形のるおりあさんなのだけど蹴落としてるなあと思います。
    退団公演になる朝陽さんは同期のうーちゃん(英さん)とのペア、春海さんはこれまた同期の夢奈さんとペアで銀橋場面の餞別があったことはとてもうれしく思いました。
    どの人にも目を向けたいけれども舞台にたくさん出演で一瞬なので追いかけられないです。だから複数回数見たい。今回は私に時間の余裕がなくて見に行けないのが残念です。

    • 関西の、たー 関西の、たー より:

      おかちゃんさん、はい、複数回観劇って楽しいです。
      おかちゃんさんは娘役に「どんぐりの背比べ」を感じたんですね。確かに彩さんと白河さんはそうかなぁ、4期も違いますけどね。

      はい、礼華さんのプロポーションは本当に素晴らしい。そして顔はそう、瑠皇さんがとびきり美しいですよね。美形といえば彩海さんもはずせません、今プログラムを眺めつつこのお返事を入力しているんですが彩海さんの画像がマジマジで月城さんにそっくりで。

      私は春海さんと朝陽さんを今回の公演で初めて認識したのですが退団お祝いだったんですね。認識したといってもうろ覚えで、夢奈さんと英さんがペアになっていたイメージが強いです(両班の姿とか階段降りとか)。

      はい、舞台にはたくさんのジェンヌさんがいるからすべてを把握するのは難しいですよね。
      複数回観てもそれぞれに感動があります。

      おかちゃんさんは時間に余裕がないんですね、もう年末も迫っていますしお互い元気にすごしましょうね。

      いつもありがとうございます。
      今後もどうぞよろしくお願いいたします。

  2. かずこ より:

    たー様こんにちは。

    12月に入り、すごく寒くなりました。
    先日同年代の女優さんの自宅でのご不幸がショックで、風呂の事故はこの時期多いので、脱衣所にはファンヒーターを置きました。古い自宅なので、いろいろ寒いのですよ。

    たー様は月組公演リピートされて、お芝居楽しく拝見出来たのですね。
    私、1度きりの観劇なのに途中うたた寝してしまいましたが、自由の女神のくだりからは歌舞伎のトンチキぽい展開にビックリしながらも集中して観てました。
    あのトンチキ脚本を支えたのは、ジェンヌさんと豪華な舞台を創ってくれたスタッフさんの頑張りですね。

    芝居内容はこないだのベルばらには全く及びませんが、汽車初め舞台自体は華やか。
    ヒロイン役は、天紫さんあてがきですね。大野先生の配慮を感じます。

    ショーは、たー様がまさかバードランドの子守唄をそんなに気になっていたとは…!!
    おだちんのシーンが長くて面白いのでこちらに印象に残りやすいのですが、私もその後の上海のシーンがお気に入りです。
    ちなつさん独特の色気とちょっと三角関係ぽいストーリーもあって、選曲もセンス良くて。
    円盤化、カットされないことを祈ります。
    あと個人的に大詰め?といいますか鳳月さん他皆さんの衣装かキンキラで、フェニックスのデカデカした装置もキンキラで、曲がフィンガーファイブ風の昭和なのも好きです。

    低予算感がなく、新鮮味があって、ちなつさんの色気も十分感じられました。

    私がたー様のようにムラに通い易い地域でしたら、毎週立ち見やB席でリピートしたいです。

    今年の月組さんはGOATと野口ショーと、新鮮味のある良いものにあたっていたと思います。

    次はいよいよ宙組公演ですね。
    大野先生は日本物ショーでしたら安定したものを出してくれると思います。

    今年は中止や事故にもあたらず観劇出来て、宝塚は心豊かにしてくれるエンタメで感謝してます。
    来年もお互い元気に観劇出来たら良いですね。

    • 関西の、たー 関西の、たー より:

      かずこさん、はい、12月に入りすごく寒くなりました。特に先週土日は厳しい寒さだったかと。
      ミポリンは本当に残念で私もむちゃくちゃショックでした。世代ですし。子どもの頃初めてミポリンをテレビで見た時は「こんな美人がこの世におるんやー」と思ったものです、宮沢りえさんや後藤久美子さんも美人だったなぁ。

      かずこさんの自宅は古いんですね。うちもです、特に足元が寒いので床暖房に憧れます。

      そーなんです、初回観劇で「駄作ド駄作」と罵っていた金リバなのにおかわりする度に好きになりましたw
      ふふ、うたた寝しちゃうのわかります、私も初回観劇では睡魔との戦いでしたので。そう、映像と装置を組み合わせた自由の女神あたりから良くなりましたね。鳳月さんは本当に万能です、ああいったギャグもオッケーなんですから。
      そう、大野拓史のトンチキを支えているのはジェンヌさんと名も無いスタッフさん達なんですよね。「ボクタン4時間動画を観たよ☆」の竹田悠一郎にしたってそう。

      はい、通常営業にしては汽車など装置が豪華でした。そうですね、天紫さんはブリブリのヒロインは難しそうなので少年に扮したり王女様なのに銃を扱えたりの方が合っていそう。

      バートランドの子守唄はむちゃんこ好きになりました。これまで何度も聞いた事があるのに初めてタイトルを知りました。
      気になるのは鳳月さんが歌っている日本語歌詞、、、原曲の英語が文法が難しい事もあり出来れば日本語で覚えたいんですが「和訳」しか出てこなくって。宝塚は星組公演の円盤化にあたり権利でごたついているようですし、バートランドの子守唄もカット(あるいは英語バージョン)にすげ変わるかも?

      おだちんワールド凄かったですね!風間さんじゃなければあんな演出はこなせないでしょう、野口幸作の「俺は天才やねん!当て書きもバッチリや!」アピールが可愛いです。あのおだちんワールドの後に上海のシーンを持ってきたのもすごいセンスだった。今後も野口氏は世界のあちこちを取材旅行するのかな?もしそうなら竹田氏も連れて行ってもらいたいものですよふふふ。

      ああ、そうですねフィンガー5的なノリだったかも。昭和生まれな私には昭和な歌謡曲っぽいメロディの方が覚えやすいです。
      お披露目なのにプレサヨナラっぽさがあり鳳月さんの任期がどれほどに短いかが気になるものの良い公演でした。なんかもうすっかり好きになりました。
      かずこさんもムラに近ければおかわりしたかったんですね。
      ああ懐かしいGOAT。そうですね月組は新鮮味あるショーに恵まれていますね。

      はい、次はいよいよ宙組公演です。
      大野氏の挨拶文が気になりますね、だけどこの度の月組で覚悟しました。

      はい、私も宝塚に感謝しています。
      手放しで何もかも感謝しているわけじゃないんです、愛憎こもごもって感じ?

      いつもありがとうございます。
      今後もどうぞよろしくお願いいたします。

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