吉例顔見世興行「封印切」「松浦の太鼓」感想

歌舞伎・芸舞妓

吉例顔見世興行を観に南座へ行きました。
当初12月は月初から忙しくなる予定だったんですが月末にずれ込んだため、早目に観に行こうかと。宝塚と異なり松竹や四季はその気になれば(かつ座席にこだわらなければ)容易にチケット入手出来るから助かります。

吉例顔見世興行は三部仕立てになっており、それぞれにチケットが必要です。
今回は第二部、「封印切」「松浦の太鼓」を選びました。

「封印切」の主役は若いカップルなのに還暦を超えた兄弟が演じます。
中村鴈治郎(がんじろう)さん、中村扇雀(せんじゃく)さん兄弟でね、宝塚ファンなら覚えておいてソンはありません。なんせ母親がジェンヌOGの扇千景さんですから。
でもね、がんちゃんはかなりのメタボで、せんちゃんは肌も声もシワッシワ。ビジュアル至上主義な宝塚ファンには受け入れがたいかな。さしてビジュアル重視ではないつもりの私にとっても、去年の吉例顔見世興行でこの高齢兄弟が演じた若いカップルを拝むのはけっこうな拷問でした(その時の感想はこちら)。

なのに・・・
NHKで11月11日に放送された「新・にっぽんの芸能 泣き笑い!上片歌舞伎入門」を観たらがんちゃんもせんちゃんも出ていて、

うわっ!がんちゃんってばまた太った?勘弁してぇな~
とか・・・

うわっ!せんちゃんってばやっぱり肌も声もシワッシワ!ヤバイで~
とか・・・

ギョッとしつつ、なぜかふたりが頭から離れなくってw
「もの好き」ってやつですかね?年齢もビジュアルも声も好みじゃない事を覚悟して封印切も観る気になったんです。

理由は他にもありました。
「封印切」の原作は宝塚での「心中・恋の大和路」と同じ「冥途の飛脚」なんですね。近松門左衛門の真冬モノなんですが、何故か今年の夏真っ盛りに、和希そらさんと夢白あやさん主演の東上となりました。
そう、私は「宝塚のそらちゃんあやちゃん」と「歌舞伎のがんちゃんせんちゃん」を比較したくなったんです。ビジュアルじゃないですよ、作品・キャラを比較したかった。

宝塚では忠兵衛を和希さん、梅川を夢白さん、八右衛門を凪七瑠海さんが演じていましたね。
他のキャストもすべて宝塚は美形揃い。歌舞伎ではビジュアルでフォロー出来ないだけにどうなるのか?
・・・結論をお伝えしますと、忠兵衛と梅川のキャラはほぼ同じ。しかし、八右衛門のキャラがあまりにも異なっていたんです。ゆえに別作品のようでした。

宝塚版では凪七さんの八右衛門、人情あるキャラでしたね。
しかし歌舞伎で片岡愛之助さんが演じる八右衛門はクソカス・嫌われ者・根性悪。
忠兵衛と友達ではあるけれど、八右衛門は忠兵衛を内心でバカにしているんです。なので忠兵衛がいかにバカか、自分の方がいかに偉くて金持ちであるかを梅川のいる置屋で延々とアピールします。しかも、梅川が忠兵衛と恋仲である事を承知で、むしろだからこそ、自分が梅川を身請けしようとするんです。
さらに、忠兵衛が封印を切ってしまうきっかけも八右衛門がつくります。
そして忠兵衛が破いた包み紙を八右衛門が拾い懐に隠し、花道から退場して出番が終わります。
イヤホンガイドが「公金である事を証明する包み紙を持参してお奉行に行くのです」と説明していました。
その後、忠兵衛が呆然として佇んでお芝居も終わります。

そう、「心中・恋の大和路」は主役ふたりが死んで終わりますが歌舞伎では完結しないまま終わるんですよ。中途半端ですが歌舞伎ではあるあるらしい。
ただしイヤホンガイドがその後を説明してくれて、がんちゃんは打ち首になるもののせんちゃんは生き延び、尼となってがんちゃんを供養するとの事でした。

イヤホンガイドによると、八右衛門のキャラは当初良い人だったのにいつしか悪役にチェンジしたそうで。その方が観客ウケが良いから令和の現在まで続いているんでしょう、やはり人間は俗っぽく出来ているんですね。私だってカチャ八右衛門よりもラブリン八右衛門の方がリアリティを感じました。

いやー、イヤホンガイドは今回も素晴らしかった。
シレッと

値上げしていましたが、「借りない」の選択はありません。
もっともコロナ前(私の歌舞伎観劇デビュー前)は1,000円だったなんて話もありますし、客足が回復する頃合いをみてそう遠くないうちに1,000円に戻る可能性もあるでしょう。
初心者が歌舞伎を楽しむにあたりイヤホンガイドはマ・ス・ト。これがあるとないでは大違いなので、私としてはどうか1,000円で値上げがストップするよう祈るしかありません。

続く「松浦の太鼓」についてもイヤホンガイドが大活躍。
しかもね、

NHKで10月30日に放送された「古典への招待」でフルモードで放送してくれたんですね。
これ、吉例顔見世興行を意識してのチョイスちゃいます?松竹とNHKってずぶずぶな感じがしません?ふふふ

でね、なかなかにわかりやすく、忠臣蔵外伝だけに年末にピッタリなお芝居だったんです。なので興味を持ちまして。
ただ・・・放送された松浦の太鼓で松浦候を演じたのは松本白鸚さんで、高齢キャラだけに年齢は良いものの滑舌の悪さが気になったんですよね。どうもフガフガしていて、ラマンチャの男だったとは信じられなくて。
この度の吉例顔見世興行で松浦候を演じるのはあの、片岡仁左衛門さん。もうずっと、一度は拝みたいと願っていました。
とはいえ大御所中の大御所なにざ様も年齢は白鸚さんとほぼ同じ。期待と不安が入り交じる中での開幕となりました。

結果・・・

63歳のがんちゃんに
「がんちゃん、やっぱり顔がパンパンやな。頬にシェードを入れているけどかえって膨れ具合が目立つわ。身体もメタメタにメタボやなぁ、今回で4度目やけどがんちゃんはその都度体重が増えているっぽい」
と思い、

61歳のせんちゃんに
「せんちゃん、やっぱシワッシワやな。頑張っておしろいを塗り込めているけどかえってシワが目立ってる。しかも声までシワがれていて・・・よくこのビジュアルと声で傾城(けいせい・最高級の遊女)を演るなぁ」
と思った直後だっただけに、

78歳のにざ様には
「ま、マジで78歳?見た目が若いし、滑舌が良いなぁ~!」
と感動しました。
さすが大御所中の大御所。

まねき(名札)が上手の上段に置かれる別格の扱いなのも納得です。

封印切のキャストのヤバさに松竹は気付いているのか、松浦の太鼓ではキャストの年齢がバッチリ。この2つのお芝居だと断然、こちらおすすめです。
ただし、

時間配分はどちらもほぼ同じですから、二部を観る方は頑張ってがんちゃんせんちゃんも拝まなくちゃいけません。
がんちゃんせんちゃんに疲れてもラブリンを拝めば大丈夫。私は今年、8月の四谷怪談(悪役)といい11月の日本怪談歌舞伎(悪役と良い人の二役)といいこの度の封印切(悪役)といい、ラブリンの歌舞伎役者としての底力を堪能しました。吉例顔見世興行第三部の「女殺油地獄」ではラブリン主演でまたも悪役だそうですから、出来れば観に行きたいな。

そうそう、松浦の太鼓では

クライマックスで松浦候が黒い馬にまたがるんですね。この馬、壮一帆さんが退団公演「前田慶次」でまたがったものと同じ仕様かもしれません。宝塚が馬を「中の人ごと松竹に借りた」という話をコメントでいただきました。

壮さんには是非、この第二部を観ていただきたいです。馬だけじゃないんですよ、

壮さんは忠兵衛も演じていますから。がんちゃんせんちゃんの後に眺めると改めて貴重な美しさだと感じますぅぅ。あ、うちはスカステ難民でして、上の画像は宿泊中のホテルでのものです。

というわけでいろいろ書きましたが、
歌舞伎には魅力がある
と私が思っている事を念入りにお伝えして、吉例顔見世興行第二部の感想をシメさせていただきます。

・・・

以下はオマケ。

せっかくの京都だから観光も、と南座の前に上賀茂神社に向かいました。超常連の読者さんがコメントで、ご家族がこのあたりに住んでいる事を教えてくれたので気になっていたんです。
しかし・・・
ここまで来ておいて、境内に入らず河原町方面の市バスに乗る事になってしまいました。
というのも、


軽い気持ちで並んだ「今井食堂」に入るまで時間がかかりすぎ、

ランチにありつくまで想定外に時間がかかりすぎてしまったんです。
名物のサバ煮もおいしかったけれど、

手作りの卵焼きが何気に美味しかった。出汁っぽくはないものの水分が多くジューシーで、濃い味付けのサバ煮との相性が抜群でした。
宝塚ホテルと宝塚ワシントンホテルが朝食に出す卵焼きはおそらく、業務用の工場生産品。外食先でこんな卵焼きが続いただけに今井食堂の卵焼きにはおお~っ!となりました。

ただ・・・

とにかく狭いんです・・・ソロ活でのリピはしんどいかな。

というわけで上賀茂神社の中に入らぬまま神社前のバス停から京都市バスの4系統に乗って河原町に向かう事にしたのですが、路線図の感じからして

下鴨神社の前を通るっぽいから車窓から拝む・・・つもりが、見えなくて残念。かわりに有名店っぽいみたらし団子屋さんが見えまして、観劇がなければ立ち寄りたかったです。
期間限定ですが「いい古都チケット」がお得で便利。阪急・阪神・京都市バス・京都市営地下鉄すべて乗り放題で1,700円と破格です。

コメント

  1. こんちゃん より:

    関西の、たー様

    いつも楽しみに拝読しております。ライビュ専科の地方民です。

    南座の顔見世第2部に行ってきました!

    『封印切』は、意外や客席の笑いが凄かったです。

    愛之助さんの八右衛門、宝塚版とはまったく違う、嫌みで小物で底意地の悪い奴で、でも客席にとっては、カッコいいオトコで、愛嬌があって啖呵も小気味よく、つい笑ってしまうんですよね。

    この状況で、八右衛門を心底いけ好かない、不快な奴として演じたら、客席も陰々滅々として、カネを払ってなんで不愉快な思いをせねばならんのだ!となりそうなので、実はブラックな笑いなのに、見ていて快適な演技で凄いと思いました。

    鴈治郎さんは・・・『祇園恋づくし』みたいなドタバタギャグでは面白いのですが、『封印切』みたいな悲劇では、シリアスの間が持たなくて、前半の『笑わせてはいけない』ところでも客を笑わせてしまっているシーンがあるような気がしました。

    忠兵衛が八右衛門の悪口に耐えかねて、階段を降りてきての口喧嘩とか、封印が切れる前、火鉢で公金を叩いて音を出して・・・は、面白いけれどちょっとふざけすぎで、悲劇の流れが淀んでいる気もするのですが、これは脚本の話ですね。

    『松浦の太鼓』は、討ち入りを遂げた報告に来る獅童さんの、W杯でシュートを決めたサッカー選手のような、アドレナリンの爆発する男っぷりがカッコよかったです。

    仁左衛門さんも、贔屓のチームが13連敗して中継TVに「給料ドロボー!監督はクビ!」って怒鳴っているサポーターみたいな可笑しみがあり、お縫さんクビ騒ぎで其角がセクハラな方向に話を持って行っている場面は、客席がどっと沸いたりしているのを、イヤイヤといなしてきちんと話の筋を戻す運びが、舞台を引き締めて上手いなあと思いました。

    でも軽すぎず、大高源吾が武士の本懐を遂げたことへ「あっぱれ!」というところは、面白いおじいさんが「あ、この人は、赤穂浪士を同じ武人として心から賞賛しているのだな」という心理がよくわかりました。

    「お縫は宝として大事にするから」のシーンで客席が笑うのは、ちょっとラストの感動に水を差すなあとは思いました。

    • 関西の、たー 関西の、たー より:

      こんちゃんさん、同じ2部の観劇だったのに数日の違いだったようですね。えっと、記事は書かないのでしょうか?ワクワクとこんちゃんさんのブログにアクセスしましたが「また機会がありましたらUPするかも」なんですね。あとこんちゃんさんって小柄ですか?南座のあの窮屈な座席が座り心地良いなんて・・・ってそうか!1等か2等にしたんですかね???

      私が封印切を観劇した時はさほど笑い声はなかったように思います。ラブリンが置屋に登場するなり火鉢にまたがり、股間で暖を取る様子では私を含めウケていましたけどw
      まぁその・・・ラブリンも一般家庭出身ながらもう大物ですからね、あんまり底意地悪いキャラでファンを失望させちゃいけないからどこか茶目っ気のある悪役を演じるのかもしれません。
      ターミネーターのシュワちゃんみたい?1では完全な悪役だったのにあまりの人気ぶりに2では味方になって、悪役は別途用意されていましたね。

      がんちゃんは・・・見た目が完全にギャグです。三枚目キャラしか出来ないビジュアルです。
      そう、祇園恋づくしのドタバタキャラなら良いんですよね(とはいえ役替りの化粧は手抜きし過ぎだったかと)。
      私はがんちゃんを初めて観たのが花形歌舞伎GOEMONで、下品でエロい豊臣秀吉を演じるがんちゃんは適役だったんです。なのでなので近松の心中モノではギョッとしてしまいます。
      せんちゃんにしたって、置屋のやり手ババアならピッタリなのに置屋の売れっ子遊女を演じるんだもんなぁ。これ、誰かががんちゃんせんちゃんに引導を渡さないと新しい歌舞伎ファンが出来ないですよ。
      獅童さんと千之助さんならピッタリだったのにな。とくに千之助さんは若くて美しいだけじゃなく血筋もよいし・・・

      獅童さん千之助さんは松浦の太鼓できょうだいでしたね。NHKで放送された松浦の太鼓は、お縫こそ中村米吉さんで美しかったんですが大高源吾がおじいちゃんでした。獅童さんの方がビジュアルといい雰囲気といい、似合っていたかと。

      にざ様は年齢を考慮すると滑舌良好で、松浦候の「高齢なのに茶目っ気もあるキャラ」ぶりがバッチリでした。
      そう、其角と一緒にセクハラっているところとかもね。
      とはいえやはり、せめて20年前に拝んでおきたかったな気持ちはあります。タマ様とともに。

      (一旦は邪険にしたお縫を)大切にするからのシーン、観客から笑い声が出ていたんですか?日頃歌舞伎に縁のない団体客がイヤホンガイドも使わず観劇していたんでしょうかね?
      私の時はそんな雰囲気ではなかったと思います。はい、生観劇だと他の客の様子がひっかかる時もありますよね。私はブラックジャックでそんな経験をしました。

      いつもありがとうございます。
      今後もどうぞよろしくお願いいたします。

  2. かずこ より:

    たー様こんにちは。

    昨日から私の住む方は本当に冬で、家の中でも半纏とか着て保温してます。

    南座の観劇記事、とても興味深く、ちょうど私も週末團十郎さんの襲名公演を観劇したのでコメントしたいと思ってました。

    先ずは、たー様が体調が良い時に、仁左衛門さんを拝見出来て良かったです。前回は、確か仁左衛門さんが休演してましたよね。
    ご高齢ですし、いつ引退されてもおかしくないので、生で拝見出来るって貴重な機会でしたね。
    私は、昨年桜姫でにざ様拝見して、長身小顔の美丈夫、艶めいたシーンではうっとりしました。
    全体を見たいので基本オペラも使いませんでしたしね。

    ご高齢の名門がいつも大役を演じるのはキツいところですが、にざ様は別格ですね。今年私は拝見する機会がなくて、来年は是非拝みたいです。
    私はにざ様には偉い人よりクズ男を演じてほしいです。

    そして、團十郎さんの襲名公演、どんなものか劇場で体験したかったので、見に行って良かったです。
    お着物着たご婦人、洋服でもフォーマルなお客様ばかりで会場入る前から圧倒w
    私の歌舞伎デビュー時はまんぼうで、客席も半分しか販売しない時期でしたからね。大向こうも初めて聞きました。

    助六ですか、ストーリーはあってないような内容でしたが、團十郎さんと、ヒロインの玉三郎さんが登場すると舞台が華やかでした。
    揚巻って食べ物のような名前ですが、花魁の最高級の役どころで、衣装やカツラもすごかったです。

    若いころのにざたまはさぞすごい人気だったんでしょうね。

    お席ですが、いつもの3階席ですが今回初めて東席に座ったんです。
    上手は見切れますが、花道はすごく見えるのでオススメです。1列だけで、前のめりになっても大丈夫ですw

    宝塚の今年最後の観劇がブラックジャックで、私的にかなり残念なダメ作品(演者さんには罪はない)でしたので、華やかな歌舞伎で締めくくりが出来て良かったです。

    本当は、星組さんの配信みるために火曜日空けてましたが、我が家も周囲のころな騒動に巻き込まれ、ドサクサで見ることがかないませんでした。

    娘のところで、再開にあたり陰性証明を求められ、私の手持ちのキットを使いました。たまたまでしが、持ってて良かった。

    たー様の記事、参考になりました。
    いつ罹患してもおかしないので、用意は大事ですね。
    早く体調が回復され、元通りの生活がおくれることを祈ってます。

    • 関西の、たー 関西の、たー より:

      かずこさん、こんにちは
      かずこさんは半纏を着ているんですね。私もいわゆる「着る毛布」を着ています。

      はい、体調良い時ににざ様を拝めて良かったです。
      堀川波の鼓の時は代役で残念でしたが、今思うとあの役はめっちゃ暗いんですよね。初にざ様としてはイマイチだったかと。この度、茶目っ気のある松浦候でにざ様デビュー出来て良かったです。
      にざ様はちょっとね、カツラが浮いているような感じがしました。休演した時は帯状疱疹の痛みでカツラを着用出来なくなっていたそうですし、まだ痛みや違和感があるのかもしれません。はい、年齢的にもいつどうなるかわからないですし、本当に生で拝めて良かったです。はい、にざ様は奇跡で別格です!

      かずこさんはにざ様の演じるクズ男が好きなんですね。今は愛之助さんがクズ男ざんまい?私が観たのはそんなのばかりで。
      ラブリンは一般人出身だからかと思っていましたが、にざ様がクズ男でならしたのでしたらラブリンにとってクズ男ざんまいは名誉なのかもしれません。
      桜姫東文章も、今だとラブリンが無難かなと思ってしまいます。
      はい、そうですね、30年くらい前のにざたまはすごかったんでしょうね。だっていまだに、全盛期のにざたまの桜姫のグッズが売られているんですから。

      團十郎さんの襲名公演の感想、ありがとうございます。
      ほほぅ、タマ様が演じる女性は「揚巻」という可愛い名前なんですね。三浦屋という置屋での源氏名?のようですね。ホンマ、歌舞伎は置屋が好きですよねぇ、「阿古屋」もタマ様がよく演じている傾城だし。

      タマ様と七之助さんの役替わりですかー、どちらも観たくなりますね。
      揚巻の後輩の白玉も役替わりで、前半は菊之助さんじゃないですか!私ね、いっぺん、菊之助さんを生で拝みたいんですよ。タマ様も菊之助さんもいっぺんに拝めた(しかもどちらもゴージャスな遊女姿)、かずこさんが羨ましいです。

      歌舞伎座は「東席」「西席」と呼ぶんですね。南座や大阪松竹座では普通に「右」「左」だからカッコいいなと思いました。
      西や左より、東や右がいいでしょうね、花道が見えるから。ああー、観劇に行きたいですー

      そうですね、ブラックジャックは私にもイマイチでした(もちろん演者さんに罪はない)。
      私も南座で、いかにも年末な演目で、おちゃめなにざ様を拝んで締めくくりが出来て良かったです。その後娘の彼氏にも会えましたしね。
      ころなになったのが私だけで良かったです。いつもらったんだろう?ま、いいんですけど。

      娘さんに陰性証明が必要になったんですね。かつてはPCRだけが認められていたような気がするのにいつの間にか簡易化されましたね。
      しかもキットがお手頃なので助かります。はい、持っててソンはないですよね。
      もともと体力はさして奪われていないんですが(なんせ発熱しなかったし)、嗅覚が今も半分くらい?ないんですよね。
      シャンプーなどの香りはわかるようになりましたが、コーヒーの繊細な香りが半分か、それ以下しかわからない。宝塚ホテルが朝食で出すコーヒーを罵った祟りかも?ふふふ
      年末が忙しくなるので今はしっかり休んでおきます。お気遣いありがとうございます。

      いつもありがとうございます。
      今後もどうぞよろしくお願いいたします。

  3. めい より:

    にざ様ですが歌舞伎の舞台以外でも娘さん、元月組の汐風幸さんが現役生の頃、大劇場の客席でお顔を見たことがあります。長身でクールな美形で汐風さんには似てなくて残念でした。
    汐風さんと東京銀行(当時)のCMで親娘共演されてました。
    歌舞伎以外にもドラマや映画でも大活躍でした。
    松坂慶子さんと共演が多かったような記憶があります。映画ごらんになると、若かりし頃のにざ様をみられます。ひきこもりが続いているようでしたらお勧めします。
    もしかして、もうみられたかもしれませんが。

    松本白鸚さんのラ・マンチャの男も梅芸で観ました。
    梅芸の音響の悪さを差し引いても、滑舌は苦しさMAXでしたね。ひとり観劇だったら途中で席を立っていたと思います。

    • 関西の、たー 関西の、たー より:

      めいさん、ホンマめいさんからはいろいろ教わります。今回いただいたコメントで一番学んだのは、「ラ・マンチャの男はかねてより滑舌が悪かった」って事。
      NHKで放送された松浦候は「もう高齢だから、、、」と思っていましたが同じ世代のにざ様の松浦候は滑舌がしっかりしていましたしね、なるほどと思いました。ホンマね、あまりにもフガフガで何を言ってるかわからなくて。
      芸能人は歯が命、じゃないけど舞台人は声と滑舌が命ですねぇ。菊五郎さん菊之助さん親子はNHKでしか観ていませんがとにかくこれらが良くてね、どうか、生で聴きたいと願わずにいられません。どもほるんりんくるのCMの声が菊之助さんだったりしますから、CMの度に「生で拝みたいーっ!」ってなるんですw

      菊五郎さんの声は菊之助さんに遺伝したけれど、にざ様のお顔はどこにも遺伝しなかったんですね。
      娘である汐風さんのお顔は生で拝んだ事がないのですが息子である孝太郎さんは拝んでおりまして、ちっともにざ様に似ておらず三枚目ですね。
      孝太郎さんの息子である千之助さんはかなり美形ですがにざ様っぽくはない。母親似だと私は思います。
      にざ様のお顔は、子にも孫にも遺伝しなかった・・・にざ様だけの奇跡なのですね。
      動画サイトで若かりし頃のにざ様を探してみます。懐かしのアニメに、若かりし頃のにざ様・・・今はなんでも動画サイトにありますから嬉しいです。

      いつもありがとうございます。
      今後もどうぞよろしくお願いいたします。

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