舞空瞳、盲目→自死→死 な役について

ジェンヌさん

柳生忍法帖のポスター、出ましたね。
愛月ひかるさんの格好良い事!私はラスプーチン的かと思っていましたが、トートと「死」を合わせたような雰囲気ですね。マンガ版の芦名銅伯はずいぶんなビジュアルなので、ホッとしました。

舞空瞳さん演じるゆらもまた、マンガ版とは随分雰囲気が違います。帯を後ろではなく前で結んでる?もしそうなのだとしたらそれは、ゆらのキャラに合わせているのかもしれません。

ゆらの舞空さん、大劇場お披露目の「眩耀(げんよう)の谷」の時と雰囲気が似ているように私は感じたのですが、その直後に、

不幸な役ばかりやなぁ。

って、思いました。
トップ娘になってからの大劇場公演での役が、タイトルにした通り盲目→自死→死、なんですよ。

ー以降、ネタバレありますー

眩耀では盲目のヒロインだった舞空さん。
愛月さんにテゴメにされ、成した子は悲しい事となりずいぶんな設定でした。ここまやってしまうとラストの大団円ぶりが無理矢理すぎるんじゃないかと。

お次の大劇場公演のロミジュリでは、何も知らない16歳の乙女から一転して自死を選んだ舞空さん。こちらは有名なストーリーなので語るのはやめておきます。

そして・・・この度の「柳生忍法帖」。
ウィキに載っていないので詳細は載せませんが、ゆらは、死にます。
どんだけ宝塚アレンジしようと、ストーリー展開のキモなのでここはチェンジ出来ないでしょう。ゆらの死は父親である芦名銅伯の絶望となり、死につながっていきます。

愛月さんの死にっぷりは正直、楽しみだったりするんですね。
ロミジュリではB日程で「死」という名前の役を演じつつ、自分は死ぬわけではないし。というか、この世とあの世の間にいるような存在ですよねこれ。
A日程のティボルトとしては死にましたが、物語の前半での出来事。一方、芦名銅伯の死は終盤、最大の盛り上がりになりそうな気がしますから楽しみです。

ですが、舞空さんにおいては・・・また死ぬのかぁと、ちょっと悲しかったりします。
礼真琴さん演じる柳生十兵衛は死にません。また、十兵衛はカタブツで、ゆらと恋に落ちる事はありません。死にゆくゆらにさよならのキスをするくらいではないかと。

私は舞空さんの、ミーマイのサリーみたいな役も、見てみたいです。本当の大団円、ハッピーエンドですね。
ロミジュリを夫婦観劇した際、夫は「あの子はすごいなぁ。あんなに可愛い顔をして、あんなに歌も演技も上手くって。トップになるべくしてなった子やわ」と舞空さんを大絶賛していたんですね。私もそう思うし、あの可愛い顔、はつらつとした雰囲気に合う役もやってもらいたいなぁ、って思っています。

・・・

ところで。
このブログを継続して読んでくださっている方は、私が柳生忍法帖のマンガ版である「Y十M 〜柳生忍法帖〜」を読んだ事を何度も引っ張り出して記事にしている事にお気づきかもしれません。

二番煎じ三番煎じと思ってたり、します?

実は、柳生忍法帖の続編である「魔界転生」もまた、せがわまさきさんのマンガ版で読んでいます。
本来なら「柳生忍法帖」「魔界転生」「柳生十兵衛死す」の三作が「十兵衛三部作」としてセットになっているんですが「柳生十兵衛死す」はマンガ化されておらず、断念。かわりに山田風太郎さんの「甲賀忍法帖」をマンガ化した「バジリスク」を追加で読みました。

そんな私の中で、

山田風太郎、スゲーッ!

が、止まらないんです。だから、記事にしたくてたまらないw

ホンマこの人・・・すごいんですよ。
宝塚を好きになった私は原作者や脚本家にも注目するようになり、その人柄をイメージしたりするんですね。たとえば「ダルレークの恋」を観た後は原作を書いた菊田一夫さんをウィキり、その生い立ちが少なからず作品に影響しているんだろうと想像しました。

が、山田さんはウィキっても、作品とつながらない。

何を食べ、どんな環境で育ち、どんな心境になればこんな作品が出来るのか、全くもって想像出来ないんです。

特に魔界転生は、どんな脳みそをしていたらこんな発想をするのか・・・恐ろしいほどです。

なので映画版も観てみました。これがまた、お手頃価格なDVDで。
んと、原作に忠実と言われているマンガ版とはだいぶ、異なっていましたね。とはいえこれはこれでありでしょう。
沢田研二さん、千葉真一さん、緒形拳さん、真田広之さんとまぁ、リッチな登場人物がギッチリですしね!当時のジュリーは本当にきれいな顔をしています。

ちなみに監督は「蒲田行進曲」と同じ、深作欣二さん。そういえば「蒲田行進曲」にも千葉さんと真田さんが出演していたなぁ。蒲田行進曲の感想及び「銀ちゃんの恋」キャスト予想記事はこちら

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そうそう、
最初は困惑していた、せがわまさきさんの描く「童顔&デカちち」な女性たちにも慣れました。
どうもせがわさんは女性の胸にデカさだけでなく、ポヨンぶりというか、柔らかさにもこだわりがあるんだろうという新たな発見もしました。

蒲田行進曲も、魔界転生も、せがわさんも、すべては宝塚がきっかけ・・・
アラフィーのおばちゃんでも、新しい世界に触れるのは楽しいです。

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