こんなタイトルで、それでも中を見てくれた読者さんなのですから「この記事はたーの自分語りだろう」って覚悟の上ですよね?
その前提で続きを書きます。
ホンマに、自分語りです。
観劇後に大劇場を出ると、多くの方が新・宝塚ホテル前を通りJR・阪急宝塚駅方面に向かいます。
私は逆方向に歩き、阪急宝塚南口駅に向かいました。
ン十年前の大昔に宝塚南口に住んでいたので、元・居住地あたりを歩いてみる事にしたんです。今も宝塚南口駅前にあるサンビオラという、ショッピングモールのはしりのような建物がすでにありました。もちろん今年3月に閉館した旧・宝塚ホテルもあり、幼かった私にはこれらがとてもとてもゴージャスな建物に見えたものです。今じゃ「こんなに小さかったのか」なんですけどね。
私が住んでいたのは、阪急宝塚南口駅より少し逆瀬川方面に歩いたところにあったアパートでした。この周辺は昔から閑静な住宅街で戸建てが多く、私が住んでいたアパートには「若い夫婦と幼い子ども」な家庭ばかりが入居していて、たぶん戸建て購入までのつなぎとか、そんな感じだったはず。もっともうちはド貧乏だったのでそうじゃなかったけれど。
当時モーレツなベルばらブームで、アパートの他のママ達や近所のママ達は大劇場に行っていたのにうちだけは無縁でした。歩いて大劇場に行けたのに、一度も行く事ないままで・・・なので今でも、宝塚ブログで「祖母や母親に連れられて幼い頃から宝塚観劇していました!」といった記事を読むとしんみりしてしまいます。
アパートの構造はたぶん、鉄骨だったかな。鉄骨によじ登って遊んでいたような記憶があるので。確認出来ませんでした。というのも、
なくなっていたんです。決して場所を間違えたとかじゃあないです。
この売地の近所に私をいじめまくってくれた、ちかちゃんよしこちゃんけんくん(いずれも仮名)の名字の表札のかかる家がありましたから。ちかちゃんとけんくんの家は建て替えたようですが、よしこちゃんの家は外壁こそ塗り直しているものの家の形はまんま、ン十年前と同じでしたし。子どもの頃はとても立派に感じていたよしこちゃんの家ですが今の私が見ると普通、というか普通より小さめの家でした。
よしこちゃんの家の2階の窓をしばらく眺めました。あそこがよしこちゃんの部屋だったな、と。部屋に貼られていたポスターはベルばらではなく、宇宙戦艦ヤマトでした。
もしまだあの部屋に住んでいるのなら、何故あんなに私の事をいじめたのか聞きたいなって思いました。もっともよしこちゃんは私そのものを覚えていないかもしれないけれど。因果応報なんてなかなかないですよ。よしこちゃんはあの家を出て、古代くんのような素敵な男性と結婚し、幸せにすごしているかもしれません。
今の私にはわかります。ブス、肥満児、クセ毛、親がちょっと、な私はいじめのターゲットになりやすかったのだと。父親はネット用語で言う「サイマー」だったし、そんな男性を夫にするだけあって母親もお察しで、夫婦して聡明とはおよそ言い難くまぁ、お似合いといえばお似合いでした。母はもともと専業主婦でしたがあまりにお金がなかったので飲み屋で働くようになり、どんどん化粧が濃くなっていきました。
やがて両親は離婚し、宝塚のアパートを引っ越す事に。農村出身の母は阪急沿線をとても好いていて、宝塚南口の次に選んだのは武庫之荘(むこのそう)でした。駅名に「荘」が付いているのはいいのですが住まいの集合住宅にまで「荘」が付いていたんですよね。マッチ一本で全焼しそうな木造の、古い古い文化住宅でした。
もうホント、ン十年も昔の事。ですが道はハッキリ覚えていて、
迷う事なく阪急逆瀬川駅に着きました。
どちらに乗っても乗り換えすれば梅田(大阪)に行けるのですが、スタンダードに西宮北口経由にしました。西宮北口からひと駅で武庫之荘に行けるのですが、探索するのは次の楽しみに取っておく事にして帰りを急ぎました。
宝塚南口を探索しようと思ったきっかけは、娘との関係です。とにかくしんどくって。
娘は疲れたり不機嫌になるとやたらと私に八つ当たりして、私がいかにイケてない母親であるか文句を言い続けるんですよ。そして「私は学校があるから忙しい」「ママには学校も、仕事もないじゃない!」などいろいろ言い出します。娘によると私はもっと良い母親にならなくちゃいけないらしいです。
私は・・・自分の親が親だっただけに、自分はちゃんと大学に行き、ちゃんとした男性と結婚して、ちゃんとした環境で子どもを育てたいと思っていました。これらの「ちゃんと」を叶えてけっこう、娘に手をかけてきたつもりです。PTA活動に励んだのも、母親がPTA活動をスルーするといじめられやすい事を子ども時代に感じたからだし。
娘に私の生い立ちを理解してもらうつもりはないし、感謝してくれなくてもいいけれど、こうもバカにされたり、育ちの良いママさん達と比べられるのはホンマ悲しいです。
普段は「反抗期だからしょうがない」と流し、宝塚の観劇で元気をいただいているのですが先日の望海風斗さんコンサートの一幕で「マイ・レボリューション」が流れてきて・・・
歌ってくれたのは超絶歌上手の望海さんじゃなくかなり歌が苦手そうな娘役ジェンヌさんだったけれど、若い頃に何度となく聞いた渡辺美里さんの歌声が脳内で蘇りました。
そして「きっと本当の悲しみなんて、自分ひとりで癒すものさ」という歌詞にハッとしたんです。「自分の子ども時代の悲しみを自分で癒そう」って思ったんですよ。子ども時代に住んでいたところに歩いて行けるし!タイミング良すぎ!ってね。で、大劇場を出て即、実行したんです。
本当に、行ってみて良かった。
現在の私はどう考えても、宝塚南口に住んでいた頃より遥かに幸せな環境にいます。顔はブスのままだけど女性はトシをとれば少々美人でも価値が下がるものだし、体型は特別スリムではないけれど太ってもおらず、クセ毛はキレイに矯正してもらったばかり。辛く悲しい事はあるけれど、しんどいイベントの合間に楽しいレジャーを挟む事が出来ますし、宝塚大劇場に来る事だって出来ますし、愚痴をブログに書き連ねる事だって出来ます。
私はちょっと、育児を頑張りすぎただけ。娘を甘やかしすぎてしまっただけ。
どんだけ尽くしても娘は不満ばかり言い続けるだろうから、今後はどんどん手を抜けばいいだけ。
辛くなったらまた、宝塚南口や逆瀬川周辺を歩いてみようと思います。武庫之荘も探索しないと。今度はランチやお茶もしたいのでおすすめのお店を教えてもらえると嬉しいです。
こんな、一介のおばちゃんの長い自分語りを最後まで読んでくださった方はすごく優しい方ばかりのはず。本当にありがとうございます。甘えてばかりですみませんがもし素敵なお店をご存知でしたらホンマ、是非、教えてください。
コメント
たーさん、秋だから少しセンチメンタルなブログでしたね(*´ー`*)
私も貧乏、ぶちゃいく、チビデブな幼少時代だったので似た感じでしたよ~ただハイパー気の強い空手少女だったから、意地悪には倍返ししてたからイジメまではいかなかったかな~
私も凄い貧乏だったので、今日私も何となく住んでた貧乏アパート観に行きました。笑 鉄筋コンクリートアパート4階建ての二階だったけど、雨が降ると大量の雨漏りがする謎のアパート。30年前でそれだから、絶対無いだろうな~と思ってたけど、結果は、、、まさかの健在でした。笑 懐かしい気持ちに。
私の娘も、たぶんたーさんと同じくらい。絶賛思春期。娘さん思春期なだけですよ(^^)/ 私は娘に「変なお母さん!」と毎日言われますが、「個性的って言ってちょうだいね~♪」って聞き流す。笑
あっ、素敵なお店は私分からず。笑
すみません(*´ω`*)
何となく珍しい内容だったので私も何となくコメントです。
宝塚好きさん、いつもありがとうございます。このブログを密かに読み続けてくださっているんですね。とても嬉しいです。
宝塚好きさんは空手少女だったんですね。私も習いたかったな。身体が大きかったので、空手や柔道を習っていればかなりいじめ対策になったような気がします。
以前お住まいだったアパートを見に行かれたんですね。鉄筋コンクリート造は作るのも壊すのも大変なようですので、建て替えではなくリフォームで対策したのかもしれませんね。実物が残っていれば懐かしい気持ちになりますよね。私の場合売地になっていて「えっ!」って感じで。怖いもの見たさって言うのかな、どんだけボロになっていてもいいから今の姿を見たかった気がします。
私は娘のために環境を整えてきたつもりですがやり過ぎてしまい、娘は友達の、育ちの良い母親や父親をたくさん見すぎたんでしょうね。で、私と夫は娘にとっては変な両親、もうちょっとどうにかなって欲しい両親に見えるのかも。夫はどれだけ娘に文句を言われても変わらぬ愛を娘に注ぎ続けるのですが、私は無理です。早く思春期を過ぎて欲しいです。
素敵なお店ですが、今回は突発的に決めたので下調べしてなくって。自分でも調べて、次に宝塚南口や逆瀬川に行く時にランチやお茶してみるつもりです。
宝塚歌劇ブログを標榜していながら、それらしさが希薄な記事が多いこのブログですが・・・今後もどうぞよろしくお願いいたします。コメントありがとうございました。
たーさんのブログが好きです。
たーさんの記事の書き方が好きです。
この記事は、昭和のセピア色の思い出ボタンを押しました。
私が小学生だったころ、ベルばらの漫画を貸してくれたマキちゃんのことを思い出しました。マキちゃんは東京からやってきてピアノが上手でお姉さんが私学に通い、優しいお父さんと「イタリア製のネックレスよ」とおっしゃるようなおしゃれなお母さんの家族でした。
なぜかうちは漫画を買ってもらえなくて、マキちゃんが貸してくれた「ベルばら」がそれはそれは衝撃的でした。誰しもお姫様に憧れる頃です。今でもベルばらから離れられないのは、そういった飢餓的な自分があったのかもしれません。(照れ笑い)
さて、お嬢さんとのことですが、
息子しかいない私からみたら、お嬢さんと宝塚観劇できるたーさんの状況が本当はうらやましいです。宝塚の親娘観劇が多い事!それを横目で見ながら90パーセントは一人観劇、あとの10パーセントは無理やりヅカファンにしたママ友や遠くから呼んだ姪っ子や(姪はキンプリがいいそうですが)、ちょっとご一緒するのが緊張する着付けの先生(アラフィフで着物に目覚めました。でもダサダサです)です。
親子なら気兼ねなく感想とかも言い合えるしご主人からみても親子ででかけているのであれこれ言われ無さそうだし。。ないものねだりなのかもしれません。
姪っ子と観劇したときは、女の子は気を使うなぁとは思ったんですけどね。
でも、宝塚を親娘で観劇しているのをうらやま目線でいる私がいることを励みにしてくださいませ。
最後におすすめのお店ですが、ジモピー(もはや死語?)なので色々ご紹介したいところですが。。うーーん、
カフェドボイラの裏手にある、キキちゃんのお母さんがされているという噂のその名もKIKIというお店はご存知でしょうか?「笑門福来」の看板があり、予約制なのか?限られて人しか入れないのか、実は入ったことはありません。オープンしているのもみたことがないのですが。。話のネタに。。。
そのKIKIの横のイタリアン ズッカロチィーナだったかな?
アルファベットでzuccalo的な感じで始まるお店です。
そこのヅカジェンのようなお兄様とそのお母さま?らしき人がされていて、桜木みなとくんの色紙などなどがファイリングしてあります。。。味はおいしいですよ。
そのイタリアンのお隣のsanrightサンライト(綴りミスではなくマスターが正三というのでそれを英訳したらしい店名)は鉄板焼きステーキのお店です。おいしいです。ランチは多少リーズナブル。マスターもヅカ好きで、ちえさんが窓をコンコンとして入ってきたとか、光ちゃんが手を振ってくれたとか、美しかったのは凰稀かなめさんだったとか親しくなると、ちょっとした裏話が聞けます。ヅカのポスターもたくさん貼ってあります。
ヅカがらみでは、JR宝塚駅の北側に「いろは」というお好み焼きやさんがあります。こちらのマスターの奥さんは元ジェンヌです。地元では結構有名です。やはりポスターやらジェンヌさんからの年賀状がたくさん貼ってあります。このお好み焼きもおいしいですよ。
あとは、味なら、shizukuというお店のコーヒーがおいしいです。
マスターが素人のような接客でほほえましいです。ただコーヒーの量が、、、もう1杯くらいほしいぐらいの量です。。。
てな感じでちょっと紹介しました。。。。あんまりないんですけどね。店名をググれば行けると思います。
ではでは長文になりました。
いつも本当に楽しみにしているんです。
これからも更新楽しみです。
Mikaさん、「好き」なんて言っていただけてとても嬉しいです。記事の内容がどんどん当初の予定とかけ離れ続けていて、時々自分でも戸惑うんです。なので褒めて貰えるとホンマ嬉しいです。
Mikaさんはお嬢様なマキちゃんから借りたベルばらがとても衝撃的だったんですね。さぞ、マキちゃんとベルばらの雰囲気がマッチしていたんでしょうね。私が宝塚南口に住んでいた頃、母の好みでベルばらは全巻揃っていました。何度も読み影響を受けまくりましたねぇ、フリフリドレスのイラストを描いてみたりで。母も私もベルばらが好きだったのに大劇場に行けなかったのはただただ経済的な理由で、本当に残念でした。今の私なら行けるのでやってもらいたいです。コロナ禍をぶっ飛ばす、史上最高にド派手なベルばらがいいなぁ。
娘なんですが今朝は雨がひどくて学校まで送りました。結局甘やかしてしまいます。そうなんですよね、娘だからこそ一緒に観劇したり、ホテルに泊まったり出来るんですよね。困った事に娘とは感性が違うんです。感性が合う母娘だといわゆるピーナツにもなりかねなくて、うちはその心配はないのですが、あまりに合わないのも困りものです。で、ついつい、母親を大切にしてくれる息子が欲しかったなぁなんて思ってしまいます。はい、本当にないものねだりです。
Mikaさんなら娘と合ったかも?というのも娘も着物が好きなんです。私はまったく興味ないのにw とはいえ娘がやりたいならと近所の着付けの先生のもとに通わせ、ひとりで着る事が出来るようになりました。着物って不思議で、着物屋さんだとめちゃ高くて手が出せないのにリサイクルショップではかなり安価に良質なものがありますね。ふらと寄ったリサイクルショップで娘は不在でも、着丈と裄が大丈夫なら私が買う事が出来ますし。大劇場に娘だけ着物で行ったりもしましたねぇ。小紋姿の娘のとなりには、上から下までユニクロ姿の私がいるわけですが・・・
お店のご紹介ありがとうございます!まとめてみますと
–手塚治虫記念館周辺–
・KIKI(ズッカロチーノの隣 キキママ運営?確認できず)
・ズッカロチーノタカラヅカ(イタリアン 美形スタッフ ずん色紙などのファイル有り)
・サンライト(sanright)宝塚(ステーキ 正三マスター ステーキ ランチはリーズナブル ジェンヌに愛されまくり)
–カレント宝塚そば–
・SHIZUKU COFFEE ROASTER(スペシャルティコーヒー専門店 ほほえましいマスター 少なめなコーヒー)
–JR宝塚北側(郵便局やローソン側)–
・いろは(お好み焼き 有名店 マスターの奥様はOG 店内にジェンヌのあれこれたくさん)
といった感じになりそうですね。今後宝塚に行くのが楽しみになりました。
こちらこそ本当にありがとうございます。今後もどうぞよろしくお願いいたします。
たーさん、ご無沙汰しております!
元ゴリゴリ、今ライトな箱推しのことりです(・∀・)
月組ギャツビー観劇の為新幹線に乗っております!
宝塚のチケット取れてたのに中止になっちゃってどうしても諦められず、東京公演日帰り強行なうです
以前にも再演されていたようですが、その時はちょっと宝塚から離れていたので、私にとってギャツビーといえば初演の杜さんなんです
あの舞台がどんな風に再演されるのかワクワクで、落ち着かずスマホいじくり回してたら、前にコメントしてた記事をブックマークしていたので開いて他の記事も読みまくってました
気付けばジェンヌさんの記事よりこういう、たーさんのお人柄がわかるような記事ばかり読んでました
センチメンタルなお話にちょっとウルッときましたよ~
私は仕事柄、毎日沢山の人に会うのですが、人に歴史ありというか、今楽しそうに幸せそうにしている人でもここに至るまでに色んな事があったんだなぁと思うようになりました
以前は全員敵だと思ってたんですけどね笑
たーさんも色んな経験をなさって素敵な文章を綴っていらっしゃる。
ネットの記事って読む人によって受取り方が違うじゃないですか。
すっかり忘れてたんですが、前にちょっとした悩みというか愚痴みたいなことを匿名掲示板に書き込んだことがあるんです。
それもブックマークに残ってて、開いてみたら10件ほどの返信がありまして。
読んだらまぁ〜ほとんどが私の考えと言葉遣いへの批判でしたよ汗
いやー、ビックリしましたね
今となっては忘れるくらいでも、その時はまぁまぁ悩んでて、周りの人に言えないからネットに助けを求めてるわけじゃないですか。
それを顔も知らない人から更に責められるなんて、こりゃ真剣な悩みだったら生きていけないわと思いました
そんな些細な悩み程度にも細かく攻撃してくる人がいるネットの中で、堂々と自分の意見を述べて、ちゃんと向き合っているたーさんは凄いです!
娘さんも真摯なたーさんの背中を見てるはずなので、いつか分かり合えるときが来ると思います
私の母はまぁまぁ面倒臭い人で、昔は色々ありました。
私は私で感謝の欠片もない高飛車な娘でしたが、母も高齢になり、私も中年になり、一緒に観劇するにも自然と歩くペースを母に合わせ、腕を支えるようになりました。
あっ!
家族の事って外からだとわからないことだらけなのに部外者が偉そうにすみません。
何だかしんみりしちゃう記事だったので思わずコメントしてしまいました
また更新楽しみにしてます!
ことりさん、お久しぶりです!前回のコメントは去年12月でしたね。この度は遠征中の新幹線からコメントを送ってくださりありがとうございます。
令和ギャッツビーは大劇場での公演のほとんどが中止になってしまい本当に残念でした。ことりさんは大劇場での中止にめげず、東京宝塚劇場への遠征を決心したんですね。私もけっこう行動力があると思っていますがこのごろ気力体力ともに弱まっており、ことりさんの「日帰り強行なう」に励まされました。
ことりさんにとってのギャッツビーは1991~2年の杜さんバージョンなんですね。私は配信で2008年の瀬奈さんバージョンを観ましたが初演は観ておらず、初演と2008年の違いがわからないんです。
2008年と2022年の、ハッキリとした違いはマートルの事故死のシーンです。2008年版はわかりやすかったけれど2022年版は限りなくごまかしていたというか。ストーリーのキモだけに残念な気もしますが、宝塚ゆえマイルドにしたのかもしれません。
是非、ことりさんの感想をお聞かせください。ビジュアル面は総じて抜群だし、あと私は2幕最初の鳳月杏さんのシーンが好きです。トムは基本的に悪い男だけれど粋なところもある、そんな様子を見せてくれます。
さて、
この、宝塚南口に住んでいた頃の記事を書いたのは2年前で、まだブログを始めて1年も過ぎていませんでした。
スタート当初は間違いなく宝塚歌劇についてのみ書くつもりだったのに、あっという間に自己アピール記事まみれになってしまって・・・それでも読んでくれて、さらにはコメントをくださる読者さんがいて嬉しかったし、この度再び掘り起こされたのもとても嬉しいです。
ことりさんはお仕事でいろんな人に会うんですね。そうですね、人には歴史ありですよね。
若い頃は周囲の人達、特に自分と相反するタイプの人を敵だと思う気持ちが私にも強くありました。これはすなわち、「私こそ正しいのに、認めてもらいたいのに」な気持ちが強かったとも言える気がします。自分の事で頭パンパンで、他人に配慮するゆとりがなかったというか。
今の私も自分最優先です、しかしちょっとくらいは他人に気遣いしたい気持ちも出てきました。好きな相手にだけですけどw
はい、ネット記事って読む人によって受取り方が違いますよね。同じ私の記事でも、どこまでも応援してくれる方もいれば、どうにかしてでも攻撃したい方もいます。
特定のブログでのコメントだと管理人が絶対的に有利ですのでうっとおしいコメントはなかった事にも出来るんですが、「なんとかちゃんねる」みたいな匿名掲示板だと行き交う情報が多すぎて管理が難しくなりそうですね。管理人からすると自分が攻撃されているわけではないし、放置している間も広告収益があるんですからいよいよスルーしがちになるかもしれません。
ことりさんは以前、掲示板に悩み相談をしたら悲しい結果になってしまったんですね。
人には自分を攻撃しがちなタイプと、他人を攻撃しがちなタイプがいます。後者にとって匿名掲示板は無料で楽しめる場なのかもしれません。
攻撃されるのも悲しいけれど実は、優しい人にこそ注意が必要です。
苦しんでいる時に優しくしてくれる人、辛い話を延々と聞いてくれる人はほぼ、悪い下心を持っていると思うくらいでちょうど良いです。
ここしばらく、弱った人の心に入り込み骨の髄まで搾り取る団体について話題になっていますね。程度がひどいからニュースになっているけれど、似たような魂胆の団体はたくさんあります。
SNSや掲示板でつながろうとする悪徳団体もあるでしょう、ですので匿名でネットで関わるのってすごくリスクが高いんですよ。お互い気をつけましょうね、って、匿名ブロガーの私が匿名ブログのコメントでお伝えするのも妙な話ですけどw
ことりさんのお母さんは面倒くさい人だったんですね。ことりさんとの相性が悪かったんでしょうね、血のつながった母娘でも相性の良し悪しがある事は私も痛感しています。ま、ピーナッツ母娘になればそれはそれで問題でしょうし、ベストな関係づくりって難しいですね。はい、年月によって娘との関係が良くなる可能性があると私は期待しています。
加齢って白髪だの老眼だの膝の痛みだのデメリットもたくさんあるけれど、メンタルには良い影響もありますよね。
かつて高飛車だったことりさんと、面倒くさい人だったお母さんが今は一緒に観劇するようになったんですね。ことりさんは少々、そしてお母さんはかなり加齢によって弱まり、それゆえ相手に配慮出来るようになってきたのかもしれません。私も両親や近所の子達や学校の先生達、そして何より自分自身にいろいろ怒り心頭でしたがだいぶマイルドになってきました。ある意味、娘にだけは頑張って怒り続けているかもしれません。
家族の事って外からはもちろん、当事者達にとってもよくわからないです。
他人も、家族も、そして自分自身もよくわからない。それで良いと私は思っています。
ことりさんは全然偉そうじゃないですよ。本当に偉そうな人は自覚していませんwww
今後も辛気臭い記事を書く可能性がありますがどうぞよろしくお願いいたします。
この度はコメントくださりありがとうございました。
令和ギャッツビーの感想、お待ちしております。
観てきましたよ!
月組ギャツビー!
時の流れなんでしょうか、背景セットから衣装から全てが進化してましたね。
ディカプリオの映画に寄せてるのかな?
幾何学模様風のセットとかギャツビー邸のロゴとか似てましたね。
初演はもっとシンプルで、あの眼鏡看板もそんなに強調されてなかったと思います。
ロバート・レッドフォード版を意識してたのかな?
…あああ、時代ですねぇ
初演時私は中学生で、ただ杜さんを見つめていただけだったので、ストーリーはおろか、台詞の意味や伏線や人物の関係性も全く理解できていなかったんです。
何か大人っぽい話で意味分からんかったけど、杜さん格好良かったな〜くらいなもんでした。
あれからン10年!
私もそれなりに人生経験を積んだし、理解出来るはずだーと再演のお知らせを見た時、何が何でも絶対観るぞーと鼻息荒く決めたので、中止になったときはショックでしたが、どうにもこうにも荒ぶる鼻息を止められなかったので、こうなったら行くっきゃない!と東京日帰りを強行したのです。
いや〜、日帰りは疲れますね笑
でも、はるばる東京まで行った甲斐がありました!
月城さんのギャツビーは綺麗でしたわ〜。
「朝日の昇る前に」を歌っている月城さんを観ていたら、朝起きてあんな綺麗な顔が鏡に映っているなんてどんな気分なんだろうかと思ってしまいました。
2幕始まりの鳳月さん、素敵でしたね!
何をどうすればあんなに脚が長くなるんでしょうか。
風間さんもニックのお人好し感がよく出ていて、お上手でした。
海乃さんはお綺麗で歌も良かったんですが、私は鮎さんデイジーの方が好きでしたねぇ。これは好みですかね。
鮎さんは歌がちょっとアレだったからか、尺の問題か、初演はデイジーの歌は少なかったんですが、その分美しさでカバーしてました。
あの名台詞「なってやるわ!綺麗なお馬鹿さんにね!」の絶叫は強烈でしたよ。
印象的だったのがウルフシェイムの輝月さん!
初演は高嶺さんだったので、美形ギャングのボス風だったんですが、今回は原作のイメージ通りのオッサンで(褒めてます)最初出てきた時、体格が周りより一回り大きく見えて、マジモンのオッサンやと思いました。
でもフィナーレではシュッとした男役さんで、見付けた時にはあまりの変貌ぶりに目が離せませんでした。
アイスキャッスルのシーンは初演の方が断然良かったですね。
成功のために裏街道に足を踏み入れざるを得なかったギャツビーの嘆きと、男役たちのキメキメダンスの眼福シーンで、杜さんがそれはそれは格好良かったので、月城さんもどんなに格好良くキメキメしてくれるのか楽しみにしていたんですが、今回はラップ調?歌詞は同じなのにアレンジ効きすぎで、何か早口でしたよね。
思わず席から立ち上がって「思てたんとちゃうー!」て叫びたくなりましたよ笑
初演はショーとの2本立てだったのもあって、マートルの死はもっともっとあっさりでしたよ。
今回の事故のシーンは新しい場面だったんですね。
ジョージも初演は脇役扱いだったのが、今回歌があってめっちゃキーマンになっていてビックリしました。
でもそれがギャツビーの最期へ繋がっていて、今回の演出の方が分かりやすかったですね。
あと、初演と見比べたかったシーンがありまして。
最後、ジョージの問いにギャツビーが「俺だ!」と答えるシーンで、月城さんは思い詰めたような表情だったんですが、杜さんはやや微笑んでいたんです。
私は中学生ながらそれがとても印象に残っていて、後日読んだ歌劇かグラフに「デイジーの為に死ねる喜びを表現した」とあって、ほえ〜深いな~と思ったのを覚えています。
杜さんってアンドレの時もそうだったんですが、男性より身分の高い女性を一途に想う役の時、何とも言えない甘くてねちっこい雰囲気を醸し出すんですよね。
デイジーの言い方もデイズィーとかオスカルもオスカァルみたいな粘っこい感じで。
あの感じが、恋に恋する中学生の私には熱い愛に思えて、あんな風に愛されたい!と思っていたんですね~
今となっては、ちょっと暑苦しい男かもしれません笑
初演の「華麗なるギャツビー」は初めて大劇場1階のS席で観た公演だったので凄く良く覚えてるんですよね。
視力も良かったのでオペラ無しで舞台の隅々までガン見出来たし、今とは全く集中力が違いましたし。
チケットは父の仕事の関係で取ってもらって、でもこんな良い席中学生にはもったいないとか勉強しろとか母がNG出したので、貯めてたお小遣いでカタ付けた記憶があります。
今でもそうですが、何かあるとお金で解決する母娘です笑
前回のコメントは去年12月でしたか!
そんなに経っていたんですね~
体感では3ヶ月前くらいなのですが…
この記事も2年前に書かれてたんですね!
そこに今になってギャツビーの思い出話を書き込むという笑
本当にたーさんの仰る通りで、ネットの書き込みは怖いなって実感しました。
そーです、そーなんですってウルフルズみたいに頷きながらたーさんのコメント読んでました。
心の中の文字にならない声を文字にしてくれているのがたーさんのブログなんだって気付きました。
公演の感想とか拝読していると、そうそう!それ言いたかった!って部分が多くて、スッキリするんです。
なのでひっそりと覗いて「えっ、今?!」って記事にコメントするかもですが、その時はまた宜しくお願いします。
ことりさん、日帰り弾丸観劇お疲れさまでした。月組ギャッツビーの感想をありがとうございます!
背景セットや衣装については時代の進化もあるでしょうし、なんせおVISA様の冠主催でしたから予算アリアリだったのかも?
ディカプリオ版も予算がすごそうでしたね、パーティーの様子がめっちゃゴージャスだったし。そうですね、月城さんが海乃さんの目の前でシャツをバラバラとまき散らすシーンなんかまんまディカプリオっていましたし、いろいろ意識したのかも!
私はまだロバート・レッドフォード版はまだ観ていないんですがちらと画像は見まして、その、ロバート版にせよディカプリオ版にせよ、私の目にはデイジーがあまり美人には見えないんです。海乃さんが最も美しく見えます。ことりさんは鮎ゆうきさんが良かったんですね。チラとネットで確認しただけですが丸顔でかわいらしい感じの方ですね。歌がちょっとアレだったんですか~、令和ギャッツビーもデイジーは歌が少な目のように思いましたが初演ではもっと少なかったようですね。
風間さんは器用な方です、今後もどんな演技を見せてくれるのか本当に楽しみです。演技の印象が強く歌唱の印象が弱いかな?鳳月さんは演技も歌唱もインパクト強いですよね。はい、美しいお顔立ちに長い脚、何より男役としての所作が完璧です!
輝月さんのウルフシェイム、貫禄ありましたよね。あまりに早い専科入りのように思っていたけれど、組にとらわれず活躍してくれるのですから良かったのかもしれません。高嶺さんは現役時代かなり細身だったようですね、やはり私にとっては初代フランツのイメージが強いです。映像でしか観ていませんが本当に素敵で。
初演観劇時のことりさんは中学生で、杜さんの魅力を感じまくっていたんですね。ン十年の時間を経ての再観劇は感慨深いものがあったでしょうね。やっぱね、若いうち(十代くらいまで?)の経験って大切ですよ。私は若いうちに宝塚に触れる事が出来なかったのが本当に残念です、宝塚南口に住んでいたのにね。
月城さんの美貌は特別ですよね、青天でも超美しいし。
ただなんか、生真面目男ばかりを演じ続けているような感じです。この度ことりさんから聞いた「俺だ!」のシーンが杜さんと異なっていた話でさらにそう感じました。そう、月城さんはむっちゃ思い詰めた表情でしたね。杜さんはここをやや微笑んでいたんですか~、うん、私はそちらの演出の方がしっくりくるなぁ。
杜さんはねちっこい雰囲気を醸し出していたんですね。今の宝塚では少ないタイプかも?粘り気や暑さが少なめな爽やかタイプが重宝されているような気がします。昭和や平成を感じさせるスターさんも私は欲しいんですよね、お顔立ちだけだと縣さんに杜さんのような演技が似合いそうだけど、縣さんはあまり演技派でも歌唱派でもなさそうです。
アイスキャッスルのラップ調(?)はやや滑っていたかもしれませんね。あとマートルが事故に合うシーンも月城さんの存在感が薄すぎたような気が、私はしました。でも初演ではこのあたりもっとライトだったんですね、宝塚ゆえでしょうか。
ジョージはディカプリオ版の映画でもそれなりの存在感で、妻のマートルが浮気している事に気付きつつ相手を特定出来ずイラついていましたね。光月さんはややマイルドだったかな、月城さんを撃つシーンはもっと怒りを込めていても良かったかも?とはいえ撃った後の失望感はすごく伝わってきました。初演ではジョージが脇役だったんですね。
なんかいろいろ考えさせられる作品です、ギャッツビーって。
本来なら2度観劇出来るはずだったのに1度きりになってしまって残念です。新人公演のライブ配信を観るつもりですので、いろいろ省略はあるでしょうが楽しみにしています。ことりさんももし配信を観るのでしたら是非感想をお聞かせください!
さて、
はい、前回のコメントは去年12月でした。私としてもことりさんからのコメントがこんなにも久しぶりな感じがしません。それに、この記事を書いてから2年も過ぎていた事にも我ながら驚いてしまいました。この度は掘り返してくださり本当にありがとうございます。
ネットって功罪どちらもありますよね。誰もが気軽に発信出来るメリットデメリット、どちらも感じます。包丁と同じかも?結局は使い方次第じゃないかと。
私は自分なりのマナーで自分の感覚をそのまんま記事にしています。でね、継続して読んでくださっている読者さんには抑圧的な方が多いように思うんですよね。きっと似た者同士なのでしょう、私だってリアル生活ではいろいろ我慢しているんですよw
どうも女性、それも専業主婦ともなると家事に加えて抑圧するのも仕事みたいなところがありますね。だけどネットでは好きにしてもいいかなと。
でね、日ごろリアル生活を頑張っている読者さん達からコメントをいただけるとすごく嬉しいです。
今後もどうぞお気軽にコメントしてやってください。掘り返し大歓迎ですw
どうぞよろしくお願いいたします。