大昔、宝塚南口に住んでいました

その他の宝塚

こんなタイトルで、それでも中を見てくれた読者さんなのですから「この記事はたーの自分語りだろう」って覚悟の上ですよね?

その前提で続きを書きます。
ホンマに、自分語りです。

観劇後に大劇場を出ると、多くの方が新・宝塚ホテル前を通りJR・阪急宝塚駅方面に向かいます。

私は逆方向に歩き、阪急宝塚南口駅に向かいました。
ン十年前の大昔に宝塚南口に住んでいたので、元・居住地あたりを歩いてみる事にしたんです。今も宝塚南口駅前にあるサンビオラという、ショッピングモールのはしりのような建物がすでにありました。もちろん今年3月に閉館した旧・宝塚ホテルもあり、幼かった私にはこれらがとてもとてもゴージャスな建物に見えたものです。今じゃ「こんなに小さかったのか」なんですけどね。

私が住んでいたのは、阪急宝塚南口駅より少し逆瀬川方面に歩いたところにあったアパートでした。この周辺は昔から閑静な住宅街で戸建てが多く、私が住んでいたアパートには「若い夫婦と幼い子ども」な家庭ばかりが入居していて、たぶん戸建て購入までのつなぎとか、そんな感じだったはず。もっともうちはド貧乏だったのでそうじゃなかったけれど。
当時モーレツなベルばらブームで、アパートの他のママ達や近所のママ達は大劇場に行っていたのにうちだけは無縁でした。歩いて大劇場に行けたのに、一度も行く事ないままで・・・なので今でも、宝塚ブログで「祖母や母親に連れられて幼い頃から宝塚観劇していました!」といった記事を読むとしんみりしてしまいます。
アパートの構造はたぶん、鉄骨だったかな。鉄骨によじ登って遊んでいたような記憶があるので。確認出来ませんでした。というのも、

なくなっていたんです。決して場所を間違えたとかじゃあないです。
この売地の近所に私をいじめまくってくれた、ちかちゃんよしこちゃんけんくん(いずれも仮名)の名字の表札のかかる家がありましたから。ちかちゃんとけんくんの家は建て替えたようですが、よしこちゃんの家は外壁こそ塗り直しているものの家の形はまんま、ン十年前と同じでしたし。子どもの頃はとても立派に感じていたよしこちゃんの家ですが今の私が見ると普通、というか普通より小さめの家でした。
よしこちゃんの家の2階の窓をしばらく眺めました。あそこがよしこちゃんの部屋だったな、と。部屋に貼られていたポスターはベルばらではなく、宇宙戦艦ヤマトでした。
もしまだあの部屋に住んでいるのなら、何故あんなに私の事をいじめたのか聞きたいなって思いました。もっともよしこちゃんは私そのものを覚えていないかもしれないけれど。因果応報なんてなかなかないですよ。よしこちゃんはあの家を出て、古代くんのような素敵な男性と結婚し、幸せにすごしているかもしれません。

今の私にはわかります。ブス、肥満児、クセ毛、親がちょっと、な私はいじめのターゲットになりやすかったのだと。父親はネット用語で言う「サイマー」だったし、そんな男性を夫にするだけあって母親もお察しで、夫婦して聡明とはおよそ言い難くまぁ、お似合いといえばお似合いでした。母はもともと専業主婦でしたがあまりにお金がなかったので飲み屋で働くようになり、どんどん化粧が濃くなっていきました。
やがて両親は離婚し、宝塚のアパートを引っ越す事に。農村出身の母は阪急沿線をとても好いていて、宝塚南口の次に選んだのは武庫之荘(むこのそう)でした。駅名に「荘」が付いているのはいいのですが住まいの集合住宅にまで「荘」が付いていたんですよね。マッチ一本で全焼しそうな木造の、古い古い文化住宅でした。

もうホント、ン十年も昔の事。ですが道はハッキリ覚えていて、

迷う事なく阪急逆瀬川駅に着きました。

どちらに乗っても乗り換えすれば梅田(大阪)に行けるのですが、スタンダードに西宮北口経由にしました。西宮北口からひと駅で武庫之荘に行けるのですが、探索するのは次の楽しみに取っておく事にして帰りを急ぎました。

宝塚南口を探索しようと思ったきっかけは、娘との関係です。とにかくしんどくって。
娘は疲れたり不機嫌になるとやたらと私に八つ当たりして、私がいかにイケてない母親であるか文句を言い続けるんですよ。そして「私は学校があるから忙しい」「ママには学校も、仕事もないじゃない!」などいろいろ言い出します。娘によると私はもっと良い母親にならなくちゃいけないらしいです。

私は・・・自分の親が親だっただけに、自分はちゃんと大学に行き、ちゃんとした男性と結婚して、ちゃんとした環境で子どもを育てたいと思っていました。これらの「ちゃんと」を叶えてけっこう、娘に手をかけてきたつもりです。PTA活動に励んだのも、母親がPTA活動をスルーするといじめられやすい事を子ども時代に感じたからだし。
娘に私の生い立ちを理解してもらうつもりはないし、感謝してくれなくてもいいけれど、こうもバカにされたり、育ちの良いママさん達と比べられるのはホンマ悲しいです。

普段は「反抗期だからしょうがない」と流し、宝塚の観劇で元気をいただいているのですが先日の望海風斗さんコンサートの一幕で「マイ・レボリューション」が流れてきて・・・
歌ってくれたのは超絶歌上手の望海さんじゃなくかなり歌が苦手そうな娘役ジェンヌさんだったけれど、若い頃に何度となく聞いた渡辺美里さんの歌声が脳内で蘇りました。
そして「きっと本当の悲しみなんて、自分ひとりで癒すものさ」という歌詞にハッとしたんです。「自分の子ども時代の悲しみを自分で癒そう」って思ったんですよ。子ども時代に住んでいたところに歩いて行けるし!タイミング良すぎ!ってね。で、大劇場を出て即、実行したんです。

本当に、行ってみて良かった。
現在の私はどう考えても、宝塚南口に住んでいた頃より遥かに幸せな環境にいます。顔はブスのままだけど女性はトシをとれば少々美人でも価値が下がるものだし、体型は特別スリムではないけれど太ってもおらず、クセ毛はキレイに矯正してもらったばかり。辛く悲しい事はあるけれど、しんどいイベントの合間に楽しいレジャーを挟む事が出来ますし、宝塚大劇場に来る事だって出来ますし、愚痴をブログに書き連ねる事だって出来ます。

私はちょっと、育児を頑張りすぎただけ。娘を甘やかしすぎてしまっただけ。
どんだけ尽くしても娘は不満ばかり言い続けるだろうから、今後はどんどん手を抜けばいいだけ。

辛くなったらまた、宝塚南口や逆瀬川周辺を歩いてみようと思います。武庫之荘も探索しないと。今度はランチやお茶もしたいのでおすすめのお店を教えてもらえると嬉しいです。

こんな、一介のおばちゃんの長い自分語りを最後まで読んでくださった方はすごく優しい方ばかりのはず。本当にありがとうございます。甘えてばかりですみませんがもし素敵なお店をご存知でしたらホンマ、是非、教えてください。

コメント

  1. 宝塚好き より:

    たーさん、秋だから少しセンチメンタルなブログでしたね(*´ー`*)

    私も貧乏、ぶちゃいく、チビデブな幼少時代だったので似た感じでしたよ~ただハイパー気の強い空手少女だったから、意地悪には倍返ししてたからイジメまではいかなかったかな~ 

    私も凄い貧乏だったので、今日私も何となく住んでた貧乏アパート観に行きました。笑 鉄筋コンクリートアパート4階建ての二階だったけど、雨が降ると大量の雨漏りがする謎のアパート。30年前でそれだから、絶対無いだろうな~と思ってたけど、結果は、、、まさかの健在でした。笑 懐かしい気持ちに。

    私の娘も、たぶんたーさんと同じくらい。絶賛思春期。娘さん思春期なだけですよ(^^)/ 私は娘に「変なお母さん!」と毎日言われますが、「個性的って言ってちょうだいね~♪」って聞き流す。笑

    あっ、素敵なお店は私分からず。笑
    すみません(*´ω`*)
    何となく珍しい内容だったので私も何となくコメントです。

    • 関西の、たー関西の、たー より:

      宝塚好きさん、いつもありがとうございます。このブログを密かに読み続けてくださっているんですね。とても嬉しいです。
      宝塚好きさんは空手少女だったんですね。私も習いたかったな。身体が大きかったので、空手や柔道を習っていればかなりいじめ対策になったような気がします。

      以前お住まいだったアパートを見に行かれたんですね。鉄筋コンクリート造は作るのも壊すのも大変なようですので、建て替えではなくリフォームで対策したのかもしれませんね。実物が残っていれば懐かしい気持ちになりますよね。私の場合売地になっていて「えっ!」って感じで。怖いもの見たさって言うのかな、どんだけボロになっていてもいいから今の姿を見たかった気がします。

      私は娘のために環境を整えてきたつもりですがやり過ぎてしまい、娘は友達の、育ちの良い母親や父親をたくさん見すぎたんでしょうね。で、私と夫は娘にとっては変な両親、もうちょっとどうにかなって欲しい両親に見えるのかも。夫はどれだけ娘に文句を言われても変わらぬ愛を娘に注ぎ続けるのですが、私は無理です。早く思春期を過ぎて欲しいです。

      素敵なお店ですが、今回は突発的に決めたので下調べしてなくって。自分でも調べて、次に宝塚南口や逆瀬川に行く時にランチやお茶してみるつもりです。

      宝塚歌劇ブログを標榜していながら、それらしさが希薄な記事が多いこのブログですが・・・今後もどうぞよろしくお願いいたします。コメントありがとうございました。

  2. Mika より:

    たーさんのブログが好きです。
    たーさんの記事の書き方が好きです。

    この記事は、昭和のセピア色の思い出ボタンを押しました。
    私が小学生だったころ、ベルばらの漫画を貸してくれたマキちゃんのことを思い出しました。マキちゃんは東京からやってきてピアノが上手でお姉さんが私学に通い、優しいお父さんと「イタリア製のネックレスよ」とおっしゃるようなおしゃれなお母さんの家族でした。
    なぜかうちは漫画を買ってもらえなくて、マキちゃんが貸してくれた「ベルばら」がそれはそれは衝撃的でした。誰しもお姫様に憧れる頃です。今でもベルばらから離れられないのは、そういった飢餓的な自分があったのかもしれません。(照れ笑い)

    さて、お嬢さんとのことですが、
    息子しかいない私からみたら、お嬢さんと宝塚観劇できるたーさんの状況が本当はうらやましいです。宝塚の親娘観劇が多い事!それを横目で見ながら90パーセントは一人観劇、あとの10パーセントは無理やりヅカファンにしたママ友や遠くから呼んだ姪っ子や(姪はキンプリがいいそうですが)、ちょっとご一緒するのが緊張する着付けの先生(アラフィフで着物に目覚めました。でもダサダサです)です。
    親子なら気兼ねなく感想とかも言い合えるしご主人からみても親子ででかけているのであれこれ言われ無さそうだし。。ないものねだりなのかもしれません。
    姪っ子と観劇したときは、女の子は気を使うなぁとは思ったんですけどね。
    でも、宝塚を親娘で観劇しているのをうらやま目線でいる私がいることを励みにしてくださいませ。

    最後におすすめのお店ですが、ジモピー(もはや死語?)なので色々ご紹介したいところですが。。うーーん、
    カフェドボイラの裏手にある、キキちゃんのお母さんがされているという噂のその名もKIKIというお店はご存知でしょうか?「笑門福来」の看板があり、予約制なのか?限られて人しか入れないのか、実は入ったことはありません。オープンしているのもみたことがないのですが。。話のネタに。。。
    そのKIKIの横のイタリアン ズッカロチィーナだったかな?
    アルファベットでzuccalo的な感じで始まるお店です。
    そこのヅカジェンのようなお兄様とそのお母さま?らしき人がされていて、桜木みなとくんの色紙などなどがファイリングしてあります。。。味はおいしいですよ。
    そのイタリアンのお隣のsanrightサンライト(綴りミスではなくマスターが正三というのでそれを英訳したらしい店名)は鉄板焼きステーキのお店です。おいしいです。ランチは多少リーズナブル。マスターもヅカ好きで、ちえさんが窓をコンコンとして入ってきたとか、光ちゃんが手を振ってくれたとか、美しかったのは凰稀かなめさんだったとか親しくなると、ちょっとした裏話が聞けます。ヅカのポスターもたくさん貼ってあります。

    ヅカがらみでは、JR宝塚駅の北側に「いろは」というお好み焼きやさんがあります。こちらのマスターの奥さんは元ジェンヌです。地元では結構有名です。やはりポスターやらジェンヌさんからの年賀状がたくさん貼ってあります。このお好み焼きもおいしいですよ。

    あとは、味なら、shizukuというお店のコーヒーがおいしいです。
    マスターが素人のような接客でほほえましいです。ただコーヒーの量が、、、もう1杯くらいほしいぐらいの量です。。。

    てな感じでちょっと紹介しました。。。。あんまりないんですけどね。店名をググれば行けると思います。

    ではでは長文になりました。
    いつも本当に楽しみにしているんです。

    これからも更新楽しみです。

    • 関西の、たー関西の、たー より:

      Mikaさん、「好き」なんて言っていただけてとても嬉しいです。記事の内容がどんどん当初の予定とかけ離れ続けていて、時々自分でも戸惑うんです。なので褒めて貰えるとホンマ嬉しいです。

      Mikaさんはお嬢様なマキちゃんから借りたベルばらがとても衝撃的だったんですね。さぞ、マキちゃんとベルばらの雰囲気がマッチしていたんでしょうね。私が宝塚南口に住んでいた頃、母の好みでベルばらは全巻揃っていました。何度も読み影響を受けまくりましたねぇ、フリフリドレスのイラストを描いてみたりで。母も私もベルばらが好きだったのに大劇場に行けなかったのはただただ経済的な理由で、本当に残念でした。今の私なら行けるのでやってもらいたいです。コロナ禍をぶっ飛ばす、史上最高にド派手なベルばらがいいなぁ。

      娘なんですが今朝は雨がひどくて学校まで送りました。結局甘やかしてしまいます。そうなんですよね、娘だからこそ一緒に観劇したり、ホテルに泊まったり出来るんですよね。困った事に娘とは感性が違うんです。感性が合う母娘だといわゆるピーナツにもなりかねなくて、うちはその心配はないのですが、あまりに合わないのも困りものです。で、ついつい、母親を大切にしてくれる息子が欲しかったなぁなんて思ってしまいます。はい、本当にないものねだりです。
      Mikaさんなら娘と合ったかも?というのも娘も着物が好きなんです。私はまったく興味ないのにw とはいえ娘がやりたいならと近所の着付けの先生のもとに通わせ、ひとりで着る事が出来るようになりました。着物って不思議で、着物屋さんだとめちゃ高くて手が出せないのにリサイクルショップではかなり安価に良質なものがありますね。ふらと寄ったリサイクルショップで娘は不在でも、着丈と裄が大丈夫なら私が買う事が出来ますし。大劇場に娘だけ着物で行ったりもしましたねぇ。小紋姿の娘のとなりには、上から下までユニクロ姿の私がいるわけですが・・・

      お店のご紹介ありがとうございます!まとめてみますと

      –手塚治虫記念館周辺–
      ・KIKI(ズッカロチーノの隣 キキママ運営?確認できず)
      ・ズッカロチーノタカラヅカ(イタリアン 美形スタッフ ずん色紙などのファイル有り)
      ・サンライト(sanright)宝塚(ステーキ 正三マスター ステーキ ランチはリーズナブル ジェンヌに愛されまくり)
      –カレント宝塚そば–
      ・SHIZUKU COFFEE ROASTER(スペシャルティコーヒー専門店 ほほえましいマスター 少なめなコーヒー)
      –JR宝塚北側(郵便局やローソン側)–
      ・いろは(お好み焼き 有名店 マスターの奥様はOG 店内にジェンヌのあれこれたくさん)

      といった感じになりそうですね。今後宝塚に行くのが楽しみになりました。

      こちらこそ本当にありがとうございます。今後もどうぞよろしくお願いいたします。

タイトルとURLをコピーしました