パラサイトな私の気付き

今週末は夫が寛大なので、娘が外出している間はけっこう自由にさせてもらっています。
夫が寛大な理由を以下に、記事にしてみます。

・・・

観劇ファンの中には、経済的に自立していない人もいますよね。
専業主婦であったり、家業を継ぐといった理由もないのに実家を出ないトシとった子どもであったり。
私はバリバリ、夫にパラサイトしている専業主婦な、観劇ファンです。

そんなパラサイトな私の目に入った、とあるパラサイトと思われし観劇ファンのつぶやき。
つぶやきにも何かしら権利があるかもしれないのでめいいっぱい意訳しますが、

「家族はコロナが怖いから観劇をやめてくれと言っているが俺は行く!引き止める家族をぶん殴ってでも!」

な内容だったんですね。
原文には「こんな俺ってばカッコいい!観劇ファンの鑑!」という主張がにじみ出ていました。いや、にじみ出るというより、吹き出ていたかな。

価値観や主張は、人それぞれ。
それを十分承知で、私は思ったんです。長く長く、いろいろと。

家族にさんざんお世話になっておきながら、恩を仇で返すような言葉遣いだなぁ。
ぶん殴ってでも自分の都合を優先したいなら、自立してひとり暮らししたらいいのに。

それが出来ないなら、養ってくれている家族の意向には、沿わないと。
家族に依存して生活しているパラサイトなのだから、分をわきまえないと。

どうしても観劇したいなら、自費で観劇後1週間ないし数日でもいいから劇場周辺のホテルに滞在して、自費でPCR検査を受けてコロナ感染の可能性をなくしてから自宅に戻らなくちゃ。

そういった費用を自分で用立てる事が出来ないなら・・・分をわきまえて、観劇は諦めないと。

きっとこの人は、日頃から分をわきまえていない。
ネットにさらさずにはいられない気持ちって、日頃の態度に出てくるから。おそらく、家族の援助を感謝する事もなく、さも当然のように享受しているんだろう。

家族の反対を押し切って劇場に向かった後、チケット代や交通費でスッテンテンになって観劇後に即、ノコノコと自宅に戻るの?
家族へのお土産はお菓子じゃなく、コロナ感染の恐怖?
恐怖を与えた上に、家族が買った食品が入っている冷蔵庫を漁るの?

パラサイトである事そのものが、悪いんじゃない。
だけど「宿主がいなきゃ生きていられない」んだから、宿主の機嫌をそこねたり、悲しまるのは、ほどほどにしておかないと。

って・・・
この男性への苛立ちや、お説教したい気持ちが止まらなかったのですが・・・

ハッ!
と、気付いたんです。
かくゆう私にしたって、同じような人間なんだ、と。
パラサイトなのに夫への感謝は忘れがちな一方で、腹が立った事や悲しかった事は根に持っていますので。

あのつぶやきに触れたのは、何かのお達しかもしれません。

私には大好きなジェンヌさんがいて、この度めでたく東上が決まったので自分も東上したいと思っていたんです。
反対する夫に「とりあえずチケットの抽選に応募させて」とまさに、交渉中でした。
もしチケットが当選したら「奇跡的な当選だから行かせて欲しい、交通費は自分で賄うから」と説得するつもりだったんです。
まだ当選どころか抽選申し込みすらしていないのに、ブログ収益の振込先に使っている通帳を片手に郵便局に行って記帳し、眺めたりもしていました。

バカなんですよ、私。
関西から首都圏への往復交通費なんて、たかが知れている。
なのに偉そうに「自分で賄うから」なんて主張し、日々の生活を丸ごと面倒見てくれている夫の意向に反発するなんて、愚の骨頂なんですよ。
チケット代は大劇場での観劇と同じく家計から、つまり夫に出してもらうつもりだったしね。

というわけで・・・
お達しなり気付きなりに従う事にした私は昨日の朝、夫に「応募、やめとくわ」と伝えました。
夫のホッとした顔といったらw
抽選に外れて東上を断念するのと、応募すらせず断念するのでは、夫にとって満足度が違うんでしょう。なんかすごーく、嬉しそう。

おかげでこうして、夫がそばにいるにも関わらずパソコンに向かう事が出来ました。普段は私のブログ活動をすごく嫌がるんだし、次の週末には戻っているんだろうけど。
って、今度の日曜日は桜嵐記のセディナ貸切公演に夫婦で行くんだった。うん・・・今後も宝塚ファンとして、夫が快く協力してくれる範囲で楽しもう。

あら、もうこんな時間。
出かけている娘が帰ってきたらブログしない母に戻らねばならず、画像を用意出来ないまま急ぎ足でアップした記事になってしまいましたがどうかお許しください。

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