ちょっと前座ってみましょうかー!
もうこれがムフフのウヒヒなんですよ私的に。
月組のショー「PHOENIX RISING(フェニックス・ライジング)」の感想なんですけどね、宝塚ブログですからジェンヌさんのご様子をメインにするのが暗黙のルールだとわかっているしそういった記事を先にアップするつもりだったんですよ。だけどどーしてもムフウヒが気になってしゃーないので前座にしちゃいます。
これねぇ、、、
あくまで私の感覚ですが、
マウント
なんですよ。
あくまで私の感覚ですが野口幸作が
「オレは竹田悠一郎より格上や!」
とマウントってる気がしてムフウヒってます。
この度のプログラムにはたくさんの「ビックリ」がありますねぇ。
まず表紙の鳳月杏さんがあまりにも老けこんでいてビックリ(記事はこちら)。
そしてお芝居を担当した大野拓史の挨拶文にはビックリっていうかムカつきました。あまりに自己中心的すぎる。「オレは西部劇好きやねん~」ってダラダラ語っているだけ。しかも鳳月さんと天紫珠李さんの大劇場お披露目であるにも関わらず
>センスと実力は折紙付きの新主演者二人
としか紹介していない。
なぜ鳳月さん天紫さんの名前を出さない?あんたは宝塚の座付き演出家やろ?
全体的に文字数が少ないし「ぬるま湯ドップリぶり」が伝わってきてげろげろでした。
こんな不躾な演出家が次の宙組公演も演出するなんて。ひょっとしたら退団する芹香斗亜さんの名前も挨拶文に出さないつもりなのか、、、
こんな感じでムカムカモヤモヤとページをめくったんですけどね、
次に現れた野口幸作の挨拶文は大野氏のとは違った意味でどっひゃーんビックリだったんですよ。
あっきらかに行数が多い。しかも長文なのに読みやすい。
まず挨拶もそこそこに「フェニックス・鳳凰」と説明があり鳳月さんの名前を意識したタイトルにした事をアピールしているんですね。さらに
下級生時代から、艱難辛苦を乗り越えて、今、飛翔する月組新トップスター、鳳月杏
月組公演プログラムの野口幸作氏の挨拶文より引用しました
なんて書いてあるー!
そう、それでこそ宝塚の座付き演出家!
しょーもない挨拶をした大野氏にゲンコツしてほしいですよまったく。
ただし「艱難辛苦(かんなんしんく)」なんぞという難読熟語を使ったのはダメでした。私は生まれて初めて拝みまして、
「難」の左側と「銀」の右側
って検索してようやく出てきましたよ「艱」の字が。
この手の「ぼくたん難しい漢字や熟語を知ってるんだよ☆」アピールといえば生田大和が真っ先に浮かびますがかえって「語彙力の自信のなさ」を感じさせます。ホンマに語彙力のある作家は簡単な漢字で庶民には出来ない表現をするものです。私の中での最高傑作は浅利慶太の「もはや退(ひ)けない」でね、「もう戻れない」な翻訳で十分なのに「もはや」「ひけない」、しかも「引けない」じゃなく「退けない」ってのがチョーサイコー!
ま、1981年生まれで2003年入団の生田氏は若いし、年齢非公開ながら2006年入団な野口氏はもっと若いはず。今後に期待です。オペラ座の怪人を翻訳った時の浅利氏は50代なかばでした。
で、アラフォーであろう野口氏は頑張りアピールが大好きなんですね。
艱難辛苦に続いて出てきたのが私にとって最大の「ビックリ」となった、
本作の取材のために2023年から2024年にかけて、ニューヨーク&ラスベガス(アメリカ)、ロンドン(イギリス)、タイの3都市、ソウル(韓国)に取材旅行に行って参りました。
月組公演プログラムの野口幸作氏の挨拶文より引用しました
これです。
さすがにニューヨークやラスベガスがアメリカでロンドンがイギリスでソウルが韓国くらい知ってるわー!
とか
なんでタイの3都市だけ名前出さへんねん?
とかはさておき、
(実際に)取材旅行に行って
って、これってアワワ、
ある夜、YouTubeを流し見していると、(中略)動画に出会いました
星組公演の竹田悠一郎氏の挨拶文より引用しました
「おいら4時間も動画を観たんだ☆そしてショーの演出が浮かんだんだぁ☆」
と映像だけを参考にしてショーを演出した事をプログラムの挨拶文で堂々と自慢げに述べた竹田悠一郎(感想記事はこちら)へのマウントちゃいます?添えられた竹田氏の画像がまた「ドヤ顔に腕組み」なもんですからキョーレツぶりがパワーアップしているんですよねぇ。
野口氏は「すまし顔にダラリ腕」な自身の画像を添えており、「実際に取材したからこそ知ったあれこれ」みたいな体験談を延々と続けているんです。なんでもタイでの経験が良かったらしい、タイだけ3都市の名前を出さないのは「安易に真似されてたまるか」根性かも?
そして私は気付きました。
「タイトルにしたってマウントなんだ」と。
竹田氏の星組ショーのタイトルは「ティアラ・アスール ディスティーノ」。意味は「婦人用髪飾り・青い運命」ですからほんのりとトップ娘の舞空瞳さんこそ意識しているっぽいけれどトップスターである礼真琴さんは完全スルー。だから、だから野口氏は鳳月さんの名前をタイトルに組み込んだしわざわざ挨拶文のしょっぱなにそのアピールをしたんちゃいます?もしそうなら「礼」「真」「琴」いずれもインパクトに乏しいので「鳳」を使えたのは野口氏にとって僥倖でした。
以上、すべて私の脳内でのワクテカ・ムフウヒです。
演出家不足が叫ばれている宝塚ですが内部ではそれなりに小競り合いがありそうですね。勝手な想像ですが野口氏に必死さを感じるんです、竹田氏は2014年入団なので実年齢だってたぶん野口氏より8つ下だろうに意識しているっぽいし。
2つのショーを比較しますとやっぱねぇ、野口氏が良かったですよ。
竹田氏のは動画だけを参考にしたにしちゃあ上出来でしたが新鮮味がなかったんですよね。野口氏は新鮮味がアリアリでしかも宝塚らしさもタップリでした。次の宙組公演も野口氏にお願いしたかったです。
次こそジェンヌさんをメインにしたショーの感想をアップしまーす、今回より短文になっちゃうかもしれないけれど。
コメント
演出家の先生ともてはやされるのって宝塚歌劇ぐらいかなと。多くの舞台見ている人たちって演じてる人にしか興味持たないんですよ。
演出家に文句言うのも宝塚歌劇のファンあるあるでジェンヌさんは助かってもいるんだけど。
今回はショーは楽しいよと聞いているのでまだみていない私は楽しみです。11月は文楽があったことやあれこれ私にも家族のケアの役割りが必要になり大劇場通いが難しくなりました。
宝塚歌劇を観たから文楽をみるようになりましたし落語を楽しむようにも。またオペレッタの演目からオペラもみたり、宝塚歌劇のオーケストラの演奏がきっかけで作曲家のピアソラの曲を演奏する音楽家に注目。
それらへの目を向けるになったのは演出家の先生たちの知識が歌劇団の演目にちりばめられていたから。
私にはありがたい存在です。
ところでOSKの翼和希さんのお披露目は三木先生の演出ですなあ。
おかちゃんさん、宝塚以外の演出家にも興味が出てくる可能性はあると私は思っています。私自身が末満健一やG2に興味を持ちましたから。特にG2氏には「なんでそんな名前にしたんや?」って思うし。
とはいえ確かに最も執着しているのは宝塚の演出家なんですよね。フリーじゃ生き残れない駄作量産タイプでも宝塚にしがみついている限り讃えられるんですからそりゃあ原田諒が戻りたがるのも当然かと。鼻息荒く出ていった上田久美子にしたって本心じゃあ戻りたいんじゃないですか?
はい、現在の月組公演のショーはかなり良いですよ、観劇の際は感想をお聞かせいただけると幸いです。
宝塚はかなり事前に準備しておかないと観る事が難しいですよね、結局は娯楽なんですから本来なら当日の朝に決めても観劇出来るぐらいで丁度良いのに。
おかちゃんさんは宝塚をきっかけに文楽や落語なども楽しむようになったんですね。私にとっても「きっかけは宝塚」です。OSKだ四季だ歌舞伎だと浮気心旺盛ではありますが本命は宝塚。この度の宙組の件を通して本命への愛の深さを感じました。本命がキキにさらされると浮気心がすり減るんですよね。
OSKの翼さんのお披露目ですが、先ほどOSK公式サイトを調べたところ大阪松竹座での「春のおどり」や新橋演舞場での「夏のおどり」の二部を中村一徳が演出するようです。
現役の宝塚の座付き演出家がちょっかいを出してくるなんて、OBの荻田浩一からすりゃあヒヤヒヤでしょうね。
いつもありがとうございます。
今後もどうぞよろしくお願いいたします。
中村一徳先生だった!
ご指摘ありがとうございました。なんで覚え間違いしたんだろ。
中村暁先生の娘さんの中村真央さんは希波らいとさんの演目の演出担当。どうも演出も二世です。で、指揮の佐々田先生はお父様がそもそも劇団でお勤めでしたし浪花節の人情が人事にはあるんですよねえ。
悪いとは思わないのは最近のスポーツやらも親が楽しんでいたからっての多いですしね。
消費する私たちの態度が大事なことですね。
おかちゃんさん、こちらこそありがとうございます。三木氏であれ中村氏であれ現役の宝塚の座付き演出家が堂々とOSKにちょっかいを出してきた事には変わりありません、情報提供に心より感謝しています。
へー、中村暁の娘さんも演出家なんですね。ジェンヌさんは世襲じゃないのに演出家は堂々と世襲オッケーなんて苦笑します。
んまっ!笹田愛一郎も世襲だったんですかー!
竹田氏には何かしらの「ツテコネ」があるんじゃないですかね?凄まじいレベルの。
まだ入団から10年しかたっていないしあんな挨拶文を堂々と載せるし腕組みドヤ顔までしていてどう考えてもまだ未熟なんですよ、なのにトップ娘の退団公演のショーを任されるなんて不自然です。ついでに言うと出身大学もイレギュラーだしね。自力だけで得た地位ではないと私は想像(ってかほとんど確信)しています。そもそもあの星組ショー、ホンマにひとりで考えたのかなぁ。
そう、消費する私達の態度が大切なんですよ。
文句を言いつつせっせと大劇場に通っている私なんてダメダメですね。
ま、次の竹田氏の作品が楽しみですよ。その前に大野氏のお正月公演が待っていますが、、、
いつもありがとうございます。
今後もどうぞよろしくお願いいたします。
たー様こんばんは。お久しぶりです。ご無沙汰してました。
しばらくコメントする余裕もなく読むだけの読者になっておりました。
たー様は意外なところに視点をあててアップされていて、いつも面白いなと感心しています。実は私もプログラムの挨拶文は個性が見えるので割と拝見しているんです。
3週間前に星組公演を観劇した際、プログラムも購入しました。
石田先生の親父ギャグ全開だけど全方位に気遣いのある文章に比べると、竹田先生の阿呆っぽい学生の感想文みたいな内容にはちょっと困惑しました。舞空さんのサヨナラを意識したショーなので舞空さんへのコメントもほしかったかも。
そんなことを思い出したので、野口先生が鳳月さんのショー製作にあたりいろいろ海外にも行ったと書いてるのは熱意は伝わるし、ちなつさんファンは嬉しいと思います。
野口先生のショーは前回の雪組公演のも良かったです。1月末にもかかわらずクリスマスとお正月がテーマでしたが問答無用の華やかさで宝塚を満喫できました。
ショーのタイトルも良いですね。鳳月さんのスタートって感じで。
キンキラゴールドと赤がメイン色でしたら、時期的にもぴったり。楽しみです。
ところで、星組の竹田ショーですがたー様のおっしゃるとおりどっかでみたことあるような新鮮味のないものでした。
決して悪くはないんですけどね。
真夏向けのショーで、外も劇場内も寒くて暖色味のある色調が観たかったかも。
こんなこというと星組ファンに怒られそうですが。
若くしてトップとなった舞空さんがもうすぐ卒業を迎え、ムラでは上級生トップコンビがスタートしているのが面白いなぁと思います。
今年は藤井先生が登板されてませんが、登板されてもマンネリなんですよ。
アラフォーの野口先生は後輩に負けず?意欲的な作品をお願いしたいです。
かずこさん、前回コメントくださったのは10月あたまでしたね。あっという間に秋が終わってしまいました。
私はだいぶトシをとってから宝塚ファンになったので通常の宝塚ブログらしさに乏しいかもしれません。狙っているわけじゃないのに「面白い」と感心していただけるなんてラッキーです♪
かずこさんもプログラムの挨拶文を読んでいるんですね。
はい、石田昌也の挨拶文って実は気遣いしまくりです。親子以上に年齢の離れている竹田悠一郎が大劇場デビューするお祝いも述べているし。
なのに竹田氏はそう、「阿呆っぽい学生の感想文みたい」なんですよ。マジでちゃらんぽらん。ショーのタイトルに「ティアラ」が入っているしティアラを使った演出もありましたから舞空さんは意識しているんでしょう、なのに挨拶文で舞空さんを話題にしなかったんですから理由があるはずです。
あくまで私の推測ですが、、、
可能性1)礼さんをスルーするために渋々舞空さんもスルーした。
→舞空さんの挨拶文には「竹田先生には、研一の頃から沢山の作品でお世話になりました」とあるが礼さんの挨拶文は「竹田先生の大劇場デビュー作となるショー」だけ(=自身と竹田氏とのエピソードを載せていない)。「礼さんと竹田氏の間にはさしたる接点・想い出がない」のは明らか。
可能性2)竹田氏は舞空さんに好意があり意識しすぎて(恥ずかしくって)スルーした。憶測なのだけど生田大和の事があったから、、、
そう、悪くないんだけど新鮮味レスだったんです竹田ショーは。
あと私の憶測を続けると、竹田氏ひとりでこさえた作品じゃないですねきっと。周囲がやったら竹田氏に配慮しまくっている事からして竹田氏にはとんでもなく強いツテがあり、ショーにしたって誰かがサポートしまくっているような気がします。竹田氏そのものより周囲、特に親がどんな人なのか私はとても興味があります。
謎めいた(?)竹田ショーに比べると野口ショーは随分と気合いが入っていますよね。過去作品にしたって私のようなひよっこでも思い出せるし。はい、フローズンホリディすごく良かったです!雪組だと(私は映像しか観ていないけれど)スーパーボイジャーも良かった。
ビューティフルガーデンもデリシューもマジで良い。タイトルのセンスも良いし。
実績があるから劇団がお金をかけてくれるんでしょう、この度の海外への取材旅行にしたって200万300万、あるいはもっとかかったはず。
本当なら鳳月さんも取材出来たら良かったのに。昔は(っていうかころな前は)ジェンヌさんが演目に関係する国に行ってスカステの番組になったりしていたのに。
「楽しみです」との事なのでかずこさんも観劇予定なんですね、是非感想をお聞かせください。
赤と金はホンマ、「艱難辛苦」を乗り越えた鳳月さんにピッタリです。若い子だと無理なゴージャスぶりですマジで。
はい、もうすぐ舞空さんのご卒業で、大劇場では上級生トップ夫妻がスタートしたばかり、、、ホンマ面白いですね。
舞空さんは超ド級に魅力的なジェンヌさんですが皆が舞空さんみたいでは飽きるし、鳳月さんは艱難辛苦を乗り越えてくれましたがやはり皆が鳳月さんみたいでは飽きます。
いろんなジェンヌさんがいるのが宝塚の財産なんですよね。なので劇団はもっと大切に扱って欲しいです。
藤井大介は、年齢的には「大詰」、最高潮でもおかしくないんです。
だけど職場にアルコールを持ち込むほどのあるちゅうゆえ脳がダメになってしまいました。
はい、才能も野心もありまくりなアラフォーの野口氏に頑張ってもらいたいです。いっときますが私は竹田氏の今後の作品も楽しみなんですよ、ふふふ。
いつもありがとうございます。
今後もどうぞよろしくお願いいたします。