宝塚を好きになった理由は何ですか？
私の場合、理由のひとつに「体調が良くなる」というのがあるんです。気持ちの高揚感や満足感だけじゃない、効能というか効果というか、そうゆうのがあります。
そんな事、ありえない
「体調が良くなった」
もう、何年も昔の話です。付けっぱなしだったテレビで、とある元・トップスターさん及びそのファンクラブの特集が放送されていました。
元・トップスターさんが驚くほど優雅にすごしている様子や、ファンとのお食事会の様子が放送されていました。お食事会は結婚式場のような会場で、高砂に元・トップスターさんがいらっしゃり、ファンの方々は丸テーブルについていて、といった、そんな感じ。
私は当時育児が大変でしたし、宝塚に何ら興味もなかったのですが、ファンのひとりが言っていた、
「ずっと体調が悪かったが、（この元・トップスターさんの舞台を見てから）良くなった。こうして（元・トップスターさんの食事会などに）出かけられるようになった。以前は自宅から出ることすら難しい時もあった」
といった内容の発言に、とても驚いたんですね。
宝塚への拒絶反応
そんなの、ありえない！そんな事があれば、病院も医者も薬もいらないでしょ！
って。
非常に奇妙に見えて、まだ観劇した事もないのに宝塚がなんか苦手になりました。
そんな事も、ありえる
自らに訪れた「体調不良」
その後私は加齢や怪我、各種ストレスにより心身ともにいろんな体調不良にみまわれました。回復した症状もあれば回復しきらないものもあり、「顎関節症」には今もけっこう、悩まされています。
普段は大丈夫なのですが、なんかのはずみでひと噛みごとに顎がガクガクして、ポキポキ音がして、食べるのが辛くなる事があります。と言っても深呼吸して、「大丈夫大丈夫」と自分に言い聞かせ、ゆっくり食べればどうにかなります。
今は対処出来るのですが、転がり落ちるように症状が急激に悪化した頃は、あちこちドクターショッピングして、どれほどに自分が辛いかをセツセツと伝えてきました。でも、歯科医に怪訝な顔をされたりで、余計にストレスがたまったり。
ようやく信用出来る歯科医に巡り会えたものの、「日常的に、くいしばる癖がありますね。食事の時以外は上下の歯が噛み合わないように、意識してください」という説明には、「私はくいしばってないです！」と言い返していました。
ビックリするほどに力が抜けた
それが、宝塚を観劇するようになって、好きな歌声が流れると「フッ」と、もう、ビックリするほどに力が抜けていく事を感じました。そして、力が抜ける前の自分がこっそりと、噛み締めている事にも気付きました。噛み締めだけじゃなく、全身に力が入っている事にも。
円盤（ブルーレイ、DVD）にも十分に力を抜く効果があり、疲れている時にお気に入りを再生するようになりました。真面目にテレビの前に座ってなくても、なんとなく流しているだけでなんか、癒やされます。心が開放されるというか。
楽天TVでタカラヅカ・オン・デマンドプレミアム（TODP)に加入してからは、円盤を出し入れする手間なく気軽に鑑賞出来てますます、なんとなく宝塚を流す機会が増えました。
リラクゼーションツールの選択肢のひとつ
「顎関節症」で検索した方がここにヒットし、同じ効果を期待して慌てて円盤購入したら困るので誰の声、どんな歌という事はここでは書きません。
リラックスが苦手だと、顎関節症に限らずいろんな体調不良になりやすいので、身体の力を抜くためのツールとして、宝塚は、選択肢のひとつになるんじゃないかと思っています。その場合は円盤購入じゃなく、TODPが「安い、早い、便利」で良いような気がします。
でも、なーんの保証も出来ないんですよ。それはどうぞ忘れないでください。
あくまで「選択肢のひとつ」で、回復を断言してるわけではない
何にリラクゼーション効果があるかは人によってさまざまで、たとえば私の夫はテレビで野球観戦するのが何よりも癒やしになっているのですが、私にとっては実況がうるさいしそもそも野球の良さを理解出来ないので疲れの原因になっています。けっして、宝塚で体調回復する、と断言しているのではありません。念押ししておきます。
今は信じています
今の私は、テレビの特集に出ていたファンの方の「（元・トップスター）さんのおかげで体調が良くなった」発言を、心から信じています。心の支えがあるっていいですね。
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