ワンアポよりアル・パチーノの「スカーフェイス」が良かったかも

スカーフェイス 私の気持ち

明日は 「ONCE UPON A TIME IN AMERICA(ワンアポ)」 、大劇場千秋楽ですね。

あくまで私の勝手な感覚なのですが、ギャング・マフィア映画で、こっちの方が良かったかも?と思う映画があったので言いたい放題させていただきます。

追記:コメントをいただきまして、望海さんが2015年に「アル・カポネ - スカーフェイスに秘められた真実 – 」にて主役のアル・カポネを演じていらっしゃる事を教えていただきました。ネットで調べると、ばっちりスカーフェイスな望海さんが!!!私はこの作品を全く知りませんでした。教えてくださったスノードロップさん、ありがとうございます。

こんな、宝塚に全然詳しくない主婦のつぶやきですが、それでもよければ以下の記事を読んでやってください。

ワンアポ→スカーフェイス

ギャング映画いろいろ

ワンアポをアマゾンプライムビデオで見てから、ビデオのおすすめリストにいくつかのギャング、マフィア映画が表示されるようになりました。

「スカーフェイス」をチョイス

Amazonが私に勧めるナンバー1は不朽の、マフィア映画の代名詞とも言える「ゴッド・ファーザー」。

Bitly

しかしこちらは半年前に、腹をくくって、腰を据えてトータル3作すべて、見たんですね。なので違う作品を選ぶ事に。ゴッド・ファーザーにはアル・パチーノと、ワンアポの主役であるロバート・デ・ニーロが出演しています。なので、今回はデニーロじゃなくパチーノが主演していて、やたら評価の高い「スカーフェイス」を見てみたんです。

Bitly

そしたらめちゃくちゃ面白くて、わかりやすい。宝塚にするのはワンアポよりこちらの方が良かったんじゃないかなと思いました。以下にその理由を述べてみます。

ワンアポとスカーフェイス

わかりやすいタイトル

「スカー(scar)」って、傷だそうです。なので「スカーフェイス」は「傷のある顔」ないし、そんな顔をした人、まぁ事実上、男って想像しやすいです。主役の名前が「トニー」というのもわかりやすい。「ファントム」で顔半分が醜いエリックを演じた望海さんが、今度は顔に傷のあるトニーとして出てきたらどれほどに格好良いでしょう。妄想しちゃいます。

はっきりした起承転結

映画のワンアポは起承転結を細切れにして、つなぎなおしています。これが良いそうですが、私にはわかりにくさが先立ってしまいました。一方スカーフェイスは、たまげるほどに起承転結がはっきりしています。とてもわかりやすいです。

盛者必衰

ワンアポは結局だれが得したのか損したのかよくわからないのですが、スカーフェイスは主人公であるアル・パチーノ演じるトニーの、栄枯盛衰物語です。トニーはキューバからアメリカに渡った青年で、ギャングでありマフィアでありな人生を駆け抜け頂点に立ち、やがて転げ落ちていきます。

見終わると30年前に無理やり覚えさせられた平家物語の言葉が浮かぶんです。「盛者必衰のことわりをあらわす」って。

ふたりの重要な女性

宝塚版ワンアポにはデボラとキャロルというふたりの女性がメインで出てきますが、キャロルは原作では端役に近いです。スカーフェイスにはトニーの妻(もともとはボスの愛人)と、妹という、非常に大切な、キーパーソンな女性ふたりがいます。しかも、トップ娘には妻、ナンバー2娘には妹をあてがうしかないのです。配役しやすいです。

はっきりとした相棒

ワンアポの主役、ヌードルスに相棒はいたでしょうか?マックス?私はそうは思いません。相棒とか相方というのはいつも一緒に行動しているイメージですので。ヌードルスとマックスが一緒に仕事をしたのはごく短い期間です。その点スカーフェイスではトニーのそばにずっといる、右腕となる典型的な相棒、マニーがいます。なので宝塚にするなら、ナンバー2がマニーになればいいわけで、すっきりします。

ワンアポとほぼ同時期

ワンアポは1984年6月、スカーフェイスは1983年12月と、公開が半年しか違いません。ロバート・デ・ニーロは1943年、アル・パチーノは1940年生まれですので、ふたりとも40代の、脂の乗り切ったイケメンの時の映画になります。ワンアポに興味を持った方にホント、スカーフェイスはおすすめの映画です。

現時点では実現不可

望海風斗がいなくなる

とまぁ、勝手に願望をいろいろ述べましたが、現在の宝塚で「スカーフェイス」を実現出来るのは雪組しかないです。はい、望海風斗さんしか、トニーは出来ないです。でも、やめちゃうんですよね・・・

望海さんの役は、亡くなる事が多いですね。「スカーフェイス」のトニーもそうなので、ほんとピッタリなのに。非常にダイナミックな最後すぎて宝塚ではどう表現するか、妄想が楽しいです。

いつか、将来?

もしかしたら将来的に、宝塚版「スカーフェイス」が出てくるかも、と勝手に妄想しています。妄想は自由ですよね。

コメント

  1. スノードロップ より:

    すみません、コメント連投失礼します…。
    望海さんは以前「アル・カポネ」をされています。月城かなとさんや、真那春人さんが大活躍で、ええ作品でした。(顔に傷があり、スカーフェイスと、内容的にかぶります) 小池先生もこの舞台をご覧になって、「ワンス」は望海さんでと思われてたのかな?と思います。(似た作品ですが、カポネとヌードルスはキャラがだいぶ違いますね。)

    • 関西の、たー 関西の、たー より:

      スノードロップさん、いつもコメントありがとうございます。
      私、「アル・カポネ」、全然知りませんでした!教えてくださりありがとうございます。すごく見たい!!!
      ネットで調べてみたら画像が出てきまして、望海カポネの傷がスカーフェイスのパチーノと似た場所にあってビックリ!月城さんがネスをされてますし、あらすじ読むとなんとなく「アンタッチャブル」を思い出しました。こちらも原作はデニーロですね。あと、ワンアポもアル・カポネも、禁酒法時代というのが同じで、スカーフェイスは違法薬物で荒稼ぎしてるんです。ひょっとしたら小池さんは薬物NGなのかもしれないなぁと思いました。
      これから記事に追記させていただきます。
      これからもよろしくお願いいたします。

      • 関西の、たー 関西の、たー より:

        「アル・カポネ - スカーフェイスに秘められた真実 -」は、原田 諒さんの脚本でしたね。宝塚的にNGなのかも、に、訂正させていただきます。

        • スノードロップ より:

          「アル・カポネ」は、個人的におすすめ!です。小劇場ものなので、話がわかりやすい。ワンアポより、ギャング感あります!

          スカーフェイスの映画は観ていないんで比較できないんですが、宝塚で薬物NGってことはないですよ。「BUND/NEON 上海」(2010花 生田先生)でも、「るろ剣」(2016 雪 小池先生)でも、今回の雪組公演でもアヘンが使われています。
          ……って、ぜんぶ望海さんやん!

          あぁ、望海さんでハッピーエンドなゲラゲラ笑える作品が…「20世紀号に乗って」の版権の壁が…。

          • 関西の、たー 関西の、たー より:

            スノードロップさん、おはようございます!そうですよね、ワンアポでもアヘンを使ってますね。確かに望海風斗さんは影があったりわけありだったりする役が多いような感じですので、ゲラゲラ笑える作品も見たいです。20世紀号に乗って、が円盤化されると嬉しいですね。宝塚歌劇団のブレーンがうまく交渉してくれたらいいなと思います。
            いつもありがとうございます。今後もよろしくお願いいたします。

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