星組「Tiara Azul」感想　超復活の礼真琴＆個性レスの竹田悠一郎

行ってきましたよぉ大劇場！
大満足の星組公演でしたぁ！！
何が大満足って、

礼真琴・完全復活

を感じたんです。
ただの復活というより超復活。
「1789」で突発的な休演をした礼さんは次の「RRR」「VIOLETOPIA」で罰のごとくワンツーがはっきりしない扱いになっていたと私は強く思っています。
それが今回の「記憶にございません！」「Tiara Azul-Destino-（ティアラ・アスールディスティーノ）」では礼さんがもうめっちゃ、めちゃくちゃ宝塚のトップスターらしかった。演出が従来の宝塚らしいワンツースリーだった上に礼さんがとびっきりパワフルだったんです。嬉しくて嬉しくてたまらぬ公演でした。

お芝居もショーもどちらも良かったんですがショーから先に感想を述べてみますね。「ティアアス」とでも略しましょうか、「Azul」は「アズール」と読みたくなりますが「アスール」だそう。スペイン語で「青」だって。そういや舞空瞳さんが着けていたいくつかのティアラのうち青い石を使っているものがありました。

竹田悠一郎なる演出家の大劇場デビュー作なんですが、

プログラムの挨拶文を読んだ時はマイ脳内に暗雲が立ち込めたんですよ。
自分語りな駄文でめっちゃつまらねぇ。
直前に石田昌也のユーモアまみれな挨拶文を読んだばかりだったんですよね、声を上げて笑っちゃうくらいに面白かった。なので余計に竹田悠一郎の「読者を楽しませる要素ゼロ」な文面にガッカリしたんです。
「ショーもきっと、この文面のごとくひとりよがりなんやろう」
と腹をくくってティアアス開演を待ちました。

ところが！
先ほども述べた通り徹底的にタカラヅカだったんですよぉ。
礼さん、暁千星さん、極美慎さんが超明確なワンツースリー。お芝居よりハッキリしていたし、さらにお芝居ではわかりにくかったフォーがティアアスではハッキリ天飛華音さんでした。

でね・・・
こういった宝塚らしさはすごく有り難いティアアスですが、突っ込んでみると
「竹田悠一郎らしさゼロ」
でもありました。
過去作品をつなぎ合わせた感じ？オマージュというかぱくりというか、、、
なーんかどの場面にも新鮮味がなかった。
全体的にギラついていて、もっと照明をあてまくったら「JAGUAR BEAT－ジャガービート－(齋藤吉正）」みたい。
あと赤い衣装の暁さんは雪組「Fire Fever!（稲葉太地）」での彩風咲奈さんを彷彿とさせました。大きな被り物で顔立ちの違いが目立ちにくく、暁さん彩風さんに共通するロング腕脚がとても映えていたんです。

あくまで私の想像ですが「おりこうさんタイプ」なんでしょうね彼は。
現時点での自身の能力を把握した上でオマージュに徹した気がします。
このままおりこうさんであり続けるか個性を主張してくるか様子見です、様子見出来るほどに長居して欲しい。

ティアアスは音楽もめっちゃ無難でして、
♪ティアラアスール、ディスティーノー♪
と宝塚お約束の「わかりやすい音階で何度もタイトル連発」していました。
口ずさみながら帰路についていたら

モニターに永久輝せあさんが！
でね、ナイスアイデアが浮かんでしばしここで待機して、

礼さんを拝んでいました。

初日の映像ですかね？私が観た回でも礼さんは満面の笑顔でパワフルでした。本当に有り難かったです。
武道館コンサートが決まるなど退団フラグが立っているんですからきっと、「トップスター礼真琴」の残り時間は短い。
台風が気がかりでしたが今日拝めて良かったし、夫も娘も帰宅が遅くなるとの事で今日中にティアアス感想を記事に出来て嬉しいです。
9月1日におかわり予定ですのでこちらも観劇出来ますように！
その前に夫や娘が今日無事に帰宅出来ますように。現時点（20時くらい）天候は大丈夫そうですがこれからどうなるかわかりません。

明日の公演については