月組全ツ「ブラック・ジャック」感想

その他の宝塚

月組全国ツアー「ブラック・ジャック」「FULL SWING!」を観劇しました。
観劇があると私は早過ぎるほどに自宅を出てしまいがちで、今回も

ソワレ観劇するのに梅田芸術劇場に到着した時にまだマチネの公演時間案内が出ていたんです。ちょうどマチネ終演から間もなくで、観劇の興奮冷めやらぬ雰囲気の方々が撮影に勤しんでいました。

幸い天気が良く暖かく、私は梅芸前の植木コーナー(?)周辺で座ってプログラムを読んで時間つぶしする事に。

私は梅芸公演のプログラムはいつもキャトルレーヴ梅田店で買っています。

プログラムを読むと、引っかかった事がふたつありました。

引っかかった事のひとつめは、1994年の安寿ミラさん(東京では真矢みきさん)主演による初演についての紹介ページしかなかった事。2013年に未涼亜希さん主演でもブラックジャックをやっているのに。
もちろん副題が違っている事には気付いたんですよ。1994年と2022年は「危険な賭け」で、2013年は「許されざる者への挽歌」ですから、おそらく異なるストーリーなのでしょう。にしたってどちらもハルヒコによるブラックジャック作品なのにハルヒコすら挨拶で未涼さんを完全スルーしているのが寂しかったです。

そして引っかかったふたつめは、海乃美月さんが演じる二役のうちの如月恵。だいぶ昔に原作漫画を読んだ時のうろ覚えながら微妙なキャラだった気がしたんです。調べてみたところ手塚治虫公式サイトのこのページで如月恵について紹介されていました。そして確認したんです。
・如月恵は子宮のがんにかかりブラック・ジャックに手術してもらった
・術後の人生を男性として生きている
と。
おかしい・・・これ、おかしいです。
がんのためにこの部位を摘出したら女性ではなくなるとでも言うのでしょうか?
じゃあ、精巣のがんにかかった男性は摘出後、女性として生きなくちゃいけないんですかね?
医師免許を持っていた作者だけに余計に許しがたい、ひどい偏見です。
そして、わざわざこんなキャラを登場させたハルヒコのセンスを疑います。令和の世に舞台に出すキャラじゃありません。
劇団にせよハルヒコにせよ想像出来なかったのでしょうか。圧倒的に女性が多い観客の中に、こういった部位を病気によって失った人がいるかもしれないと。

・・・このように観劇前に凍りついていた私ですが、プログラムの限り如月恵はあくまで「ブラック・ジャックが過去に愛した人」としての存在であり登場は少なそうである事と、ハッピーエンドっぽい事はまぁ、救いでした。

そして迎えた開演。
私が思っていた以上に如月恵の存在感はさしてなく、そして原作の「婦人科部位の摘出後に男性として生きた」には触れていませんでした。私はもしかしたら海乃さんが男装して出てくるんじゃないか、それだけは勘弁して欲しいと願っていたので、最悪の事態にならなくてホンマ良かったです。

ただ「ブックメーカー」が一般常識として扱われている事が気になりましたね。私はプログラムで予習したので「賭け屋」である事を知ったんですが、もしプログラムを読んでいなかったらブックメーカーを出版社と勘違いし、ストーリーを掴めなくなっていた可能性があります。

あとね・・・無理にギャグを入れすぎていたかな。
普通に笑えるところもあったけれど、ギャグとシリアスの切り替えがうまくいかず絶対に笑ってはいけないのに観客がクスクスクスと笑い続けている残念なシーンがありました。海乃さんが風間柚乃さんに銃を向けるところね。私は思うのです、ごく出だしのブックメーカーからつまづきストーリーについていけなくなった観客が自分を奮い立たせるためにクスクスしていたのだと。

ネタバレ大好きな私ですがはっきりいってその気になれません。なのでかる~く、主要キャストの感想を述べて終わらせていただきます。

月城かなとさんは相変わらず超絶美貌で、ウィッグも完成度が高く、ブラック・ジャックの地味な服装でもめっちゃ美しかった。だけどどうにも、トップスターになってから演じるのは生真面目キャラばかり。やや食傷気味です。

風間さんはMI6諜報員として世界の平和に貢献していたのにブックメーカーに身を落とした設定で、MI6時代の仲間である海乃さんの元彼でもありました。ブエノスアイレスの風でのキャラとかぶっていましたね、そういやこれもハルヒコだった。

海乃さんもこれまた美しかった。ただ演じた「アイリス」のキャラが弱くてインパクト薄めでした。

天紫珠李さんの演じたキャラも弱かったです。それでもどうにかして彼女をアゲアゲしたい劇団の気持ちは伝わってきました。

まぁその、とにかく私の中ではイマイチな作品でした。それが私の正直な気持ちです。全ツで演る必要はないと思いますし、大劇場公演じゃなくてマシだったと思っています。

帰り道、クリスマスツリーが綺麗でした。

・・・

いつもありがとうございます。
所要あり11月23日いっぱいまでブログ運営をおやすみさせていただきます。
今後もどうぞよろしくお願いいたします。

コメント

  1. まりも より:

    たーさん、こんばんは。

    手塚治虫先生のブラックジャックの漫画大好きでした。如月恵さんの登場回、ブラックジャックの中でも好きな話しの1つです。如月恵さんが手術後、女性ではなくなってしまう為、手術前にブラックジャックが愛を告白し、この気持ちがなくなってしまうという如月に、今この瞬間は永遠なのだというところが大好きでした。でも確かに、子宮がんで子宮を取ったら男になるって変ですよね。子供の頃には気づかなかったけど、根本が本当に変な話しでした。この年になって気づくとはw でも時代もありますね。
    スカステのタカラヅカニュースで、ブラックジャックの映像の一部を観ました。月城さんは何をやっても美しいですね。
    でも確かに生真面目な役ばかりですね。相手役を彩みちるちゃんにかえてちょっと今までとは毛色の違う作品はどうでしょうか?『ELPIDIO』のヒロインに決まっている彩みちるちゃん。こちらのお芝居にも興味があります。本日初日なんですね。

    宙組のハイローとカプリチョーザの東京公演千秋楽のライブビューイングを観ました。
    素晴らしかったです。
    真風さん、潤花ちゃん、素敵でした。
    二人を始め、芝居もショーも、宙組の方達がみんな輝いていて、本当に宙組は美形の方が多いですよね。歌もダンスも上手な人が多い。
    中でもやはり留依蒔世さん、本当に素晴らしかったです。蒔世さんがいかに多くの方に愛されているか、エトワールの歌声も素晴らしかった。
    きっと退団後の外部の舞台での活躍をみんな楽しみにしているでしょう。
    本当に素敵な舞台とショーをありがとうございました。宙組大好きです。
    といっても、雪も星も花も月も、どの組もみんな大好きです。

    劇団四季の美女と野獣も、五所さんチームを観に行って来ました。
    今週も五所さんチームのようですね。
    五所さんの歌声、素晴らしかったです。綺麗な声ですね。でもちょっと背が低いような。可愛いらしくて良いのですが、ちょっと低すぎて、子供っぽいようにも感じました。
    清水さんは、相変わらず、愛せぬならば、圧巻の歌声でした。お芝居もずっと自然で良くなっていたような。たーさんが言われたように、お芝居、上手になってました。
    他のメンバーなんですが、私としては、もう一方のチームのキャストの方が好みですね。
    ガストンもルフウもちょっと私好みなお顔。
    そして何よりポット夫人の美女と野獣の歌声が素晴らしいんです。何と言ったらよいか。艶があるというか、好みでした。
    多分、来週は泰潤さんと愛咲さんチームに代わるかな。
    12月7日のFNS歌謡祭で、劇団四季の美女と野獣が舞浜のアンフィシアター劇場から中継されるとか。曲目は何でしょうね。キャストは?今から楽しみです。

    オペラ座の怪人、怪人に佐野さんきましたね。佐野さんの声、生で聞いてみたいです。
    美女と野獣にはこないかなー。

    娘がバイト始めました。本当は2年生以降の予定でしたが、すごく良い職場を見つけて受かったそうなので。主人も了解済みです。
    免許については、学校のお友達と一緒に取るそうです。合宿か通いか今、相談してるそうです。
    この春、一人暮らしを始めた頃は、鍵をかけ忘れたりするのではないかとか、色々心配しましたが、大きな事故もなく、学業も今のところ単位を落とすこともなく、頑張っています。
    何より一番嬉しいのは、クラスやサークルを通じて、色々な人と関わり、仲良くしてくれる友人も出来、充実した時を過ごしていることです。娘の成長に驚くばかりです。
    たーさんの娘さんも、バイトを始められたり、大学生活もすごく謳歌されていますよね。
    子供が元気でいてくれることが有難いですね。

    • 関西の、たー 関西の、たー より:

      まりもさん、私も若い頃にこのストーリーを読んだ時は感動したんです。だけど娘が幼い頃に自分自身が子宮頸がんの検査にひっかかり精密検査をして、結果が出るまでの1週間いろんな悪いイメージをして苦しんでいた時に「そういやブラック・ジャックに(子宮などの)摘出後に男性になったキャラがいたな」と思い出し嫌悪感に変わりました。検査の結果が出て特に問題がなかったためいろいろ忘れていましたが、梅芸前でブラック・ジャックの予習中にそのキャラが如月恵である事を確認したわけです。
      乳房や子宮、卵巣などを病気で摘出したって100%女性のままだし、男性との恋愛だって出来ます。「女性ではなくなる」「この気持がなくなってしまう」はずなんてない。ブラック・ジャックや手塚氏を丸ごと否定するつもりはありませんが、あのストーリーは子どもを含め誰でも読めるマンガとして出版されてはいけなかったし、当事者にとっては「時代」で許されるレベルではないと私は強く思います。
      もちろん、演じるジェンヌさん達には何ら責任ありません。

      はい、月城さんは何を演じても美しいですね。だけどそうなんです、何を演じても似たような性格(根が生真面目)のキャラっぽく感じます。次は大劇場公演で菅原道真だし。
      はい、海乃さんという素晴らしい妻がいながら彩さんと浮気してしまうようなダメ男もたまにはやってもらいたいですね。そもそも演劇界に「弱い・悪い・ずるい男」は欠かせないし。
      そっかー、もう「ELPIDIO」が始まりましたね。うちの娘なんかこれのポスターを見て「輝月ゆうま?」なんて言ったんですよ。確かに似てはいますが輝月さんがソロでポスターになる事はなさそうですよね、ホンマ、娘は大学とバイトに夢中です。

      ハイローのライビューを観てきたんですね。素敵な大千秋楽だったそうで良かったです。
      はい、「もうすぐ死ぬ設定」こそ似合っていませんでしたが、カナのハツラツとした雰囲気は潤さんにピッタリでしたね。まぁそのハイローはストーリーを楽しむというよりジェンヌさん達のいつもとは違う雰囲気を拝ませてもらう作品なのかもしれません。留依蒔世さんはラブリーなビジュアルですし女優としての活躍に期待、ですね。実際は厳しい道のりになるでしょうから、留依さんの覚悟次第かと。

      ふふ、私が四季に冷めつつある中、まりもさんは熱くなっているんですね。清水さんのおかわりいいな~!
      ふふふ、そうでしょそうでしょ、清水さんは成長が早いから今後もメキメキと野獣を極めていくんじゃないかと。
      五所さんは確かに小柄ですね。これねぇ・・・四季は小柄で童顔な女優を好む傾向があるように思うんです。クリスティーヌの藤原さんもそんな感じだし、今は強気っぽさを隠せない雰囲気の山本さんだってかつてはそうだったんだろうと想像させます。
      まりもさんはもうひとつのメンバーの方が好みなんですね。はい、好みがあって普通ですよね。
      12月7日のFNS歌謡祭、教えてくださりありがとうございます。私としても誰が出るのかすごく気になります。宝塚も出るのかな???

      はいー、そうなんです、怪人に佐野さんが登板しましたね。ロボット・イン・ザ・ガーデンが終わったからぼちぼちかなとは思っていました。
      だけど触手が動きにくいです。あんだけ燃え上がったのに、清水さんと加藤さんの登板が絶望的ゆえ気持ちが底冷えしてしまいました。佐野さんはボリンジャーの様子を拝んだ限り高音での勝負が難しそうな気がしてしまいます。
      それでもピアンジが山口さんになったら行こうかな。私は今のピアンジはもう何度も聴いていまして、体格も声も細すぎると思ってしまいます。

      どうも私は男性の舞台俳優さんにはいろいろ求めてしまうようです。
      そうそう、歌唱力も顔面偏差値も身長も学歴も高い上原理生さんが東京でコンサートするんですが、セットリストに「愛せぬならば」が入っているんですよ。大阪でもやってくれるなら観に行くのになぁ。

      まりもさんの娘さんもバイトを始めたんですね。良い職場との出会いがあって良かったですね。学業とのバランスを大切に続けてもらいたいですね。
      バイトを続けながらだと合宿免許は難しいかなぁ。あと合宿の「友達と一緒(相部屋)」は本来ならお得で楽しいはずですが、万一コロナ陽性になったら相部屋仲間すべて一緒に強制帰宅になるかもしれません。
      3年になると就職活動が始まるので、取るなら2年生の夏休みまでぐらいが良さそうですね。まぁそれでも「本気で取りたくなるまで待つ」のも手だと思います。

      まりもさんは娘さんが下宿しているので余計に娘さんの成長を感じやすいんでしょうね。うちの娘は自宅から通っているから欠点が見えやすいかな。オシャレに励むのは良いけど洗面台を散らかしっぱなしはアカンやろと腹が立ったりで。

      はい、子どもも夫も元気でいてくれる事が有難いです。
      もちろん自分自身も元気でいたいですね。
      東京は寒暖差が激しいようですのでどうぞご自愛ください。

      いつもありがとうございます。
      今後もどうぞよろしくお願いいたします。

  2. ゆっこ より:

    たーさん、こんばんは。
    2度目のコメント、失礼します。
    ブラックジャックご観劇されたのですね。
    私も初日に観劇しました。
    原作の内容は全く知らず、プログラムも読んでいなかった私は正直前半は話についていけませんでした(笑)
    有名作品なだけに、ある程度知っている事を前提に演出されてるのかなぁという印象でした。
    たーさんの記事を読んで色々納得しました。
    ありがとうございます。
    今回私が特に印象に残ったのはブラックジャックの影を演じていた一輝翔琉さんです。
    まだ研2ですが堂々とした姿に新公主演もそう遠くないのでは?と感じました。
    ブログの更新、これからも楽しみにしています。

    • 関西の、たー 関西の、たー より:

      ゆっこさん、2ヶ月ほど前に102期生が新人公演を卒業する事を教えてくださって以来のコメントですね。ありがとうございます。
      ブラック・ジャックを初日に観劇したんですね。はい、出だしがごちゃついておりわかりにくかったです。どんだけ有名な作品であれ観客はいろいろで、ブラック・ジャックが宝塚デビューになった観客もいたはずです。そういった方が「今後も宝塚を観たい!」になるかなぁ?

      一輝さんははい、堂々としたお姿でした。両手をクロスして肩の上に置きクルクル回転した時の体幹のシッカリ度に感心しましたよ、きっとバレエが得意なのでしょう。
      前回のコメントもですがゆっこさんは若手に注目するんですね。私はベテランに注目しがちですので今後もいろいろ教えてもらえると嬉しいです。

      私のブログを応援してくださりありがとうございます。とても嬉しいです。
      今後もどうぞよろしくお願いいたします。

  3. 昭和っ子 より:

    「ブラック ジャック」観劇されたのですね

    まさに正塚ワールド ハマる人にはハマるが今の人にはどうかな?
    私のファン復帰した頃は正塚信者がなかりいたので絶賛する人が多かったが
    (今のウエクミ教みたいな)
    私は御贔屓さんが出たのは何回も見るからかなり好感を持ちましたが
    御贔屓がいないとハマらないワールドです

    ブラックジャックは御贔屓さんがまだ研4くらいかな?本公演はなんの役もありませんでした(新公はブラックジャックの影でした)

    基本的に余り好きでないから今回はパスしました 
    と言うより友会も入れずツテに頼む事も無く 梅田は無理ですから福岡のお誘い 寝たふりしておきました

    未涼さんのバウもイマイチでした
    全く話が違います
    ブラックジャックとピノコだけは共通してましたが

    多分 次の花組の「二人だけの戦場」も裁判の場面が多いから楽しいけど難しいです

    大体宝塚って何度も見る人より一回だけって人が多いから本来はわかりやすいのがベストなんですが

    時に全ツって宝塚に興味ないのに見る人も多く(地元チケット)それで宝塚まで足を運んで下さいなら 余程魅力がないと

    花組のフィレンツェも
    初見はなんなの主演物足りないと思ったが
    さすが回数を重ねたら名作だと私は思いましたが
    それではいけないですよね

    私は最近なら生田作品はどの作品も最初から理解できます
    多分御贔屓が出なくても見ていいかな?って思います

    まあ版権のあるもの潤色演出なら大抵面白いですが

    ショーはフルスイング?踊る人が減ってますが見応えありましたか?

    月組は鳳月さんの「ELPIDIO」?も観ません(こちらは見たかったのですが 家に工事が入り立ち会うのでやめました)

    今年は星新公 星本公演 千秋楽を見て
    姪の出ているなんか素人??ミュージカルを見に行きます

    多分
    姪はター様位の年齢かな?今年から社会人になった息子が二人居ます(双子)
    子育ても大変だったけどり コンスタントになんかステージに出る事に寄ってストレスを解消してたみたいです
    息子達は全く演劇に興味は無いようですが
    お母さんが舞台に立ってたら楽しそうに観劇に来てました

    人には色んな趣味がありそれによって元気になる事はいい事です

    年末の顔見世はどの回をご覧になるのかな?夜の部が面白そうですね

    来年は是非南座行きたいです
    いい劇場ですものね

    藤山扇次郎さんの「親鸞」?みたいなのもあるみたいで 新喜劇でないとどんな話なんでしょうか?

    • 関西の、たー 関西の、たー より:

      昭和っ子さん、はい、ハルヒコワールドは「ハマる人にはハマる」なのでしょう。私は年齢的に「今の人」ではないかもしれませんが、どうもハルヒコとの相性はダメっぽいですね。ハマる事はなさそう。
      昭和っ子さんにとっては「ご贔屓さんがいるとハマるワールド」なんですね。ご贔屓さんが初演ブラックジャックの新公でブラックジャックの影を演じていた事を確認しました。そっかぁ、ではこの度の全ツで影を演じた107期の一輝さんはかなりの大抜擢なんでしょうね。ホンマ、体幹のシッカリした方でした。

      昭和っ子さんには福岡のお誘いがあったんですね。寝たふりでスルーでしたか~
      未涼さんのバウでのブラックジャックもイマイチだったそうで、そりゃあ「遠征してでもブラックジャックを観たい!」な気持ちにはなれませんよね。
      「二人だけの戦場」はハルヒコだし、そもそも今の時世的に「戦場」が入るタイトルがダメダメじゃないかと。まぁそれでも友の会の抽選には応募します、、、梅芸だけですけどね。

      はい、映画にせよ生のお芝居にせよ、「一度でわかる」べきだと私は考えています。何か宝塚は「予習が必要」とか「何度も再観劇すると良さがわかる」とかいった作品が多いですね。座付き作家にやらせているデメリットなのでしょう。イクタはとりあえず巡礼とルスダンは私も一度の観劇でわかりましたよ、にしても今後のイクタ作品のサブタイトルが楽しみですねぇw 難しい漢字を使った「僕ちゃんインテリ☆」アピールはまだ続くのかなぁww

      全ツははい、普段宝塚と無縁な方が観劇する可能性が高く、宝塚の新規ファンゲットのチャンスなんですよね。ブラックジャックはイマイチだと私は思います。原作が有名ではあれハルヒコオリジナルのストーリーが暗くて冴えないんですよね。あと鳳月さん不在が痛い。風間さんは十分に将来のトップスターの器ではありますが、まだまだ2番手としては弱いかなぁ。

      ショーのFULL SWING・・・
      大劇場公演は娘の大学受験と丸かぶりで生観劇を断念したんですよね。配信は観ましたがやはり生が良いのでこの度は嬉しかった。鳳月さん暁さん不在はちょっと寂しかったかな、だけど月城さん海乃さんの美貌はブラックジャックよりショーでの方が輝いていました。娘の大学受験があんな結果になるのなら、大劇場公演も生で観ておけば良かった。終わった事ではあれ悔いが残ります。
      えっとねぇ、宝塚のショーとしては省エネっぽい気はします。なので「客観的な見応え」としてはキャストの少なさもあり評価が低くなってしまいますが、「私の主観的な見応え」としては十分にありがたかったです。

      昭和っ子さんの姪さんは素人の?、ミュージカルに出ているんですね。
      私も若いうちに観劇の良さを知っていれば「自分も舞台に立ってみたい!」と思った気がします、本当に舞台って魅力的ですよね。
      姪さんにとってかけがえのないストレス発散の場である事、想像に難くないです。姪さんの息子さん達にとっても母親が輝く場なんですね。

      はい、人には色んな趣味がありその趣味で元気になるのは良い事ですよね。
      身分相応に時間やお金を使うルールだけを守っておけば。

      吉例顔見世興行ですが、本来12月あたまに予定していた事がズレこんでおりいまだに日にちが決まっていません。
      私としてはこれをやり遂げて落ち着いてから南座に向かいたいんですよね。演目としては朝昼晩どれも観たいかなw
      はい、南座そのものが素晴らしい劇場だと私もめっちゃ思います。大阪松竹座にも頑張ってもらいたいですね、座席をリフォームして欲しいし、何より座席での飲食OKに戻して欲しい。

      うわ~っ!
      昭和っ子さんすごいですね!扇治郎さんの「親鸞」、来年4月10日から29日に南座でやるんですね!!
      これは観たい、観たいです!!! 五木寛之原作のかなりシリアスな舞台っぽいからイメージが難しいですね~

      いつもありがとうございます。
      今後もどうぞよろしくお願いいたします。

  4. うみひこ より:

    たーさん
    今日のライブ配信で見ました。いつものdtv 1,000円引きで。

    こんなにも湿っぽく言葉が多い(もっというと説教臭い)ブラックジャックだったとは!!途中で見るのがしんどくなってきました。
    漫画のBJはもっとニヒルですよ。
    どうも自分は正塚先生とは美学や価値観が異なるようです。

    私は山本周五郎「樅ノ木は残った」の主人公の原田甲斐のように自分からは行動の意味を語らず、分かってくれる人だけが分かればいいという生き様が好きなので、こんなにいろいろ言葉で説教されても心に染みません。大久保利通や小村寿太郎も原田甲斐のタイプです。

    相変わらず白河りりさんが演技が上手く可愛かったです。(看護師の役)
    月組だと彼女が好きです。

    あと如月恵は原作の漫画ではサラッとした話ですよ。

    • 関西の、たー 関西の、たー より:

      うみひこさん、お返事遅くなりすみません。昨日は南座などに行ってました。

      ブラックジャックの感想ありがとうございます。
      確かにセリフの多い(そして説教臭い)ブラックジャックでしたね。しかも舞台も衣装も全体的に暗かったし、宝塚っぽくなかったかも。
      マンガのBJの方が寡黙だったような気がします(うろ覚えです)。
      ふふ、私もハルヒコとは美学や価値観が違うと思っています。なんかカッコつけなんですよね、ハルヒコは。

      私は山本周五郎の作品はひとつも読んだ事がないんですが、「分かってくれる人だけが分かればいいという生き様」、私も好きです。
      大久保利通もそんな生き様だったんですね。彼のウィキは大長編で読むのが大変で、昨日、梅田から河原町に向かう時にも続きを読んでいました。人格にはあまり触れられていなかったから、うみひこさんから教えてもらえて良かったです。偉人とともに自分を出してすみませんがブロガーをするにあたり「分かってくれる人だけがいれば・・・」というスタンスがないと続けられないような気がしました。

      白河りりさんは声質が高めで、滑舌良くて聞き取りやすいですよね。
      BJに「サインください!」って言ってたの白河さんですよね?基本的にハルヒコ流ギャグは滑っていたけれどここだけはウケていた気がします。

      如月恵については、記憶が曖昧(かつ読み直す気にもならない)ので、うみひこさんの感じ方と違っていたら申し訳ないです。

      いつもありがとうございます。
      今後もどうぞよろしくお願いいたします。

  5. あさみ より:

    凄ーくご無沙汰したうえ、もうだいぶたってからのコメントでごめんなさい。

    私は、正塚信者なんです。
    どんな駄作(失礼)でも、彼の作品なら大好きっていう・・・

    もちろんBJも初演から観ています。
    安寿ミラさん、真矢みきさん、この二人の緊張感がたまらなかった。

    ロンドン公演でヤンさんの抜けた穴を、みきちゃんがやっていましたが、
    原作の持つBJのチャーミングな部分を大げさになっていて、
    みきちゃんらしいBJでした。

    未涼亜希さんのBJも観ました。
    これは、再演ではなく未涼亜希さんのために描かれた新作でした。
    なのでプログラムには載っていなかったのでしょう。
    ピノコ誕生のお話と永遠の命を持っている青年の苦悩がメインでした。

    正塚先生って、ほんとにハマる人にはハマる作家なのでしょう。
    私はまんまとハマりました。

    大昔、イブにスローダンスをという新城まゆみさん主演のバウがありました。
    テレビで観たとき、すごく大好きな作品になって、
    その時は、作演出まで気にしていなかったのですが、
    10年位前にスカステで紹介されていて、正塚作品だと知ったのです。
    若いころから、ハマっていたということですねえ(笑ってください)

    二人だけの戦場も観ています。
    これ、ものすごく好きなんです。
    一路さんと轟さんが良い、すごくいいんです。
    タイトルの意味は、一路さんとヒロインお花様のことみたいなんですが、
    どう見ても二人の男の友情物語。

    たー様とは、趣味が合わないなあとニヤニヤしながら読ませていただきました。

    最後に叫びます。

    私は正塚晴彦がすきだーーーーー!!

    失礼いたしました。

    • 関西の、たー 関西の、たー より:

      あさみさん、前回のコメントは去年6月でしたね。この時はバイオームを観たもののウエクミはやっぱり苦手との事でしたね。その後蘭乃さんが出演しているオペラは観ました?私はバイオームもウエクミオペラも観ていませんが、夫の埼玉への単身赴任が1年早ければ冷やかし気分で観たかもしれません。私にとってウエクミは嫌いでもあり好きでもあります。好きになるにも嫌いになるにもエネルギーって必要ですから、どちらも感じるウエクミにはどうしても多くのエネルギーを使っちゃう。早く大嫌いになりたいです。バイオームやウエクミオペラを観たらそうなっていたのかなぁ。

      宝塚にはたくさんのお抱え演出家がいて、ファンそれぞれ好きだったり嫌いだったりで良いと私は思っています。
      あさみさんが羨ましいな、私には信者レベルに好きな脚本家はいないので。ウエクミがずっと宝塚にいたらそうなっていたかもしれませんが退団した上に後ろ足で宝塚に砂をかけていますからねぇ。
      ダーイシの大衆的な作風も、イクタのボンボン育ちな雰囲気(作品そのものだけじゃなく本人の年齢やビジュアルも含む)も、好きなんです。でも信者にはなっていません。
      ハルヒコは・・・もし私より若ければイクタのごとくえこひいきしていたかも?だけど実際はかなり年上ですから、どうしてもキツめに評価しちゃいます。なんか作風があまりに現実味レスのように感じちゃうんです。
      そしてBJは原作に問題があると私は思ったので、そんな原作を採用したハルヒコもさらに苦手になってしまいました。

      数々の想い出を伝えてくださりありがとうございます。
      正直私はせんそうものや民族問題ものは避けたく、どちらも兼ね備えているらしい「二人だけの戦場」は微妙に感じていたのですが、梅芸だけでなくブリリアにも応募する決心をしました。
      「二人」は表向き柚香さんと星風さんだけど、実際は柚香さんと永久輝さんの友情物語になるのでしょうか。まだキャスト発表していませんがそうなりそう。
      にしても・・・
      あさみさんはけっこうかなり、ベテランのファンなんですね。66期の安寿ミラさんや67期の真矢ミキさんの現役時代をご存知なんて。
      だからでしょうか・・・ゆとりがありますよね。
      趣味や価値観が合わない私の感想を「ニヤニヤしながら読む」余裕があるあさみさん、すごく素敵です。
      それが出来ない宝塚ファンも少なくありません。

      私も長く宝塚ファンでありたいです。
      そして、感覚の違うファンの感想もニヤニヤしながら読めるようになりたいです。

      いつもありがとうございます。
      今後もどうぞよろしくお願いいたします。

      • あさみ より:

        コメントし始めたら、度々してすみません。

        BJやりたいって言ったのヤンさんなんです。
        そして、まっつも希望だったんです。
        みんなBJが大好きだったのだと思います。
        そこで、男の友情物がお得意の正塚先生が描いたということなのでしょう。

        私ね、二人だけの戦場、れいちゃんとマイティだと思っていたのです。
        この二人ならぴったりだなと・・・
        でも、マイティは専科へ移動したし、なんかすごく残念です。
        親友役なので、この二人で観たかったなあ。

        ウエクミオペラは見ていません。
        たぶんウエクミのお芝居は、もう観ないと思います。
        観ていて馬鹿にされている気がするから。
        私、おバカちゃんなので、小難しいお芝居は苦手、
        説明しすぎるのも嫌だけど、足りないのも嫌、
        なかなかしっくりくるものって難しいですね。

        なんだか、いっぱい、しったかをしたような。

        失礼いたしました。

        また楽しみにしていますね。

        • 関西の、たー 関西の、たー より:

          あさみさん、伝え始めたら止まらなくなる事ってありますよね。
          安寿さんも未涼さんもBJを希望して、それでハルヒコが頑張ったんですね。教えてくださりありがとうございます。

          二人だけの戦場は、水美さんが専科に行ったからこそやるんでしょうね。永久輝さんの2番手デビュー作として、選びに選びぬかれたような気がします。

          はい、私も水美さんとやって欲しかった。ですが柚香さんは永久輝さんとの相性もすごく良いと私は思っています。ビジュアルも、ダンスの雰囲気も。

          ウエクミオペラは観ていないんですね。
          バイオームはあさみさんにとっていわば、さよならの儀式だっもしれませんね。好きになるにも嫌いになるにも、ケリをつけるきっかけが欲しいですから。

          演劇ってめっちゃ、嗜好品だから、、、なかなかしっくりこなくって当然です。無理に受け入れる必要なんてないしね。
          なかなかしっくりこない中、突然、電撃的にハマる事があるのがまた、観劇の良さかもしれません。作品はイマイチでも演者にはハマる時もあるし。

          今後もお互い観劇を楽しみましょう、そして、好みが違っていても感想を伝え合う事が出来れば幸いです。

          いつもありがとうございます。
          今後もどうぞよろしくお願いいたします。

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