王家に捧ぐ歌が低予算で手抜きっぽい理由を憶測

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すでに飽和状態な「王家に捧ぐ歌」ポスター論。
私は先行画像の時点で記事を書き、礼真琴さんのビジュアルにはケチを付けないと宣言しました(該当記事はこちら)。
今もその気持ちに変化はなんら、ありません。
ポスターを見てもね、ホンマ、礼さんと舞空瞳さんのビジュアルそのものはスーッと入ってきました。

でもねぇ、残念だったんですよ。
これほどに主役のビジュアルを一新したのなら・・・

なんで、タイトルデザインも一新しないねん!

って。
デザインはもちろん、色味すら宙組公演の時のまんまだし。
このデザインは「エジプトエジプトなラダメス」を前提にして作られたものでしょう。どこかレトロで、このタイトルだけ見るとまるで昭和の公演のよう。
なのでこの度の、エジプト感を完全に無視して一新しまくった令和のラダメスに全然、合わないんですよ。めっちゃバランス悪くて、レトロというより古臭く見えます。

でねぇ、タイトルデザインがガッカリ過ぎるのに、さらに・・・

なんで、背景真っ白やねん!

私の頭の中が真っ白になりましたよ。
先行画像では茶色と黒が入り混じったような背景だったからポスターもこういった背景になるか、もしくはもちっとゴージャスになると思っていたので。

でね・・・
「世の中、ゼニや!」
な価値観の私が行き着いたのは・・・
「この公演、予算ケチケチっぽい」
という、すでに確信になりつつある推測です。

王家に捧ぐ歌は、まず星組が湖月わたるさん主演で大劇場と外箱で公演して、次に宙組が朝夏まなとさん主演でやはり、大劇場と外箱で公演しています。
なので本当は、礼さん主演でも大劇場・外箱セットでやるのがスタンダードのはず。
でも大劇場公演をすっ飛ばし、外箱な御園座だけの公演となりました。

なので・・・
「大劇場公演をしないから、予算ケチケチでええねん」
と、劇団のエライさん達がそろばんをパチィっと弾いたって不思議じゃない。

でもね、予算ケチケチよりもっと気になる事があるんです。
それはずばり、手抜き感!
「良いポスターを作ろう」な気合いを、まるで感じない。
予算と気合いはある程度リンクしているけれど、低予算でも頑張る!事もあるじゃないですか。だけど劇団の「チーム王家に捧ぐ歌」はこんなポスターでオッケーしたんですから、少なくとも私は、頑張りを感じる事が出来ません。

さらに・・・
超超超、憶測ってみますと、
どうも劇団は瀬央ゆりあさんに肩入れしたくてたまらないようなので、瀬央さんのバウ及び東上主演「ザ・ジェントル・ライアー(以降「ザジラ」)」を何としても大成功させたく、有能なメンバーを「チームザジラ」に終結させたんちゃうかな、なんて思ってしまいます。
ザジラのポスターってば気合い、すごいですもんね。「かっこいい!」の褒め言葉があちこちであがるのも当然です。既存のファンを満足させるだけでなく新規ファンを獲得したい劇団の下心が(少なくとも私には)透けて見えます。瀬央さんそのものが本当に本当にギラギラで、かつチームザジラも相当に頑張ったように思うんです。
ザジラのポスターは、この公演が衣装にせよ舞台装置にせよ異例レベルに予算がついていそうな予感をさせます。そもそも原作が洋物ってのもまた、予算や気合いが入っている証のように私は思うんですよねぇ。

たとえチーム王家に捧ぐ歌とチームザジラのメンバーが同じでも・・・劇団は王家よりザジラに気合いを入れているような気がします。
礼さんはすでにトップスター。しかも超万能で、何をやらせてもやりこなしてくれるんですから、予算や気合いをケチっても大丈夫だと劇団が安心している気がしちゃうんですよ。しかも御園座ってば、礼さんのお父さんがかつてサッカー選手として活躍した名古屋にあるんですし。

まぁその、いろいろ書きましたが・・・
ある意味、礼さんがあんなにも刺激的なラダメスにチャレンジ出来たのは、大劇場公演がないからかもしれません。配信を楽しみにしています。
ただ正直、ザジラの方が気になるんですよね。超チケ難になるでしょうし私のスケジュールが立て込んでおりこちらも配信で観る事になりそう。オスカー・ワイルドは没後120年過ぎていますので(配信の妨げになる)権利は大丈夫そうなのが救いです。

コメント

  1. 昭和っ子 より:

    瀬央さんのバウ是非見たいすね

    まだ一度も瀬央さんのバウ見た事ないかも?
    轟さんが出てられた「ドクトル ジバゴ」に出てられたそうですが
    私は麻央さんと区別がつなかったので覚えがない
    なんで見たのかも覚えてない?友会にチケットが当たった覚えもない?
    誰かの助っ人で見たのかもしれません

    王家は私的にはあまり好きな作品でないのに 初演も再演も見ました
    どちらも新公のアイーダの為に本公演も見たと言う作品
    麻尋しゅんさんが好きで初大役!でも主演ではなかったんです
    主演は陽月さんのアムネリスだったんですよ
    宙はもちろんまどかちゃんの新公初ヒロイン

    本公演では綺麗な役もチョットあったが大抵弱っちそうなエジプト兵をしていたので笑った
    エイエイオーって感じで段の上で兵士やってました

    まぁ、御園座開けて見たら金ピカかもしれません?
    私は行かないけど

    礼さん名古屋生まれなんですよね
    前に柚香さんとのトーク番組で話されてました(まだ礼さんも柚香さんもバウ初出演の頃)
    柚香さんが「だったら出身地名古屋じゃん」って言われて
    礼さんが「東京って言う方がカッコいいもん」 見たい事言われてあの思い出し
    その番組最近再放送されていたので見たらそこはカットされてました

    名古屋の方に反感買ったらいけないかな?
    しかし最近は一新が流行ってますね
    木村氏も小池氏も一新ですかね

    中村暁氏は初演のままとマノンを衣装までは初演ままだったらしいですが

    次の縣さんのバウも中村暁氏の本当にデビュー作らしいですが
    初演のままでしょうか?

    一新とそのままどちらが良いか?
    新しい見る方にはどちらも新鮮でなんとも言えないが
    思い入れのある方にはやはりあまり変えて欲しくないのかもしれませんね
    それが再演の難しいところ

    私はギャツビーは凄く思い入れがあるけど
    一新でも大丈夫です

    原作もロバートレッドフォードの映画も全部大好きです

    私は一月の月組は観劇予定は多分無いけど
    娘の助っ人の可能性が少しあるかな?

    夏の月組は本気でチケット収得頑張らないと

    • 関西の、たー 関西の、たー より:

      昭和っ子さん、ザジラはバウ主演というより東上主演としての意味合いが強いようですね。先ほどシレッとタイトル画像をチェンジしました。ブログ村では東上主演抜きのままですがまぁ、いいですw

      私は「ドクトル・ジバゴ」は楽天の配信、そして「シラノ・ド・ベルジュラック」は生観劇しました。どちらも轟さん主演ですね。そして瀬央さんはどちらでも目立っていたように思いました。が、シラノの後のロミジュリでさらにパワーアップし、柳生ではさらにさらにパワーアップしていましたね。キラッ→ギラッ→ギラギラッ!と変わってきたというか。
      王家に捧ぐ歌は娘いわく宙組バージョンを楽天の配信で観たはずなんですが、私の記憶には残っておらず・・・とはいえ記憶がないイコール執着がないって事で、それゆえ令和のラダメスにも抵抗がないのかもしれません。
      はい、再演は難しいですよね。まぁその演出を一切変えなくても違う人が演じるんですから、思い入れのある人が大満足する可能性は高くはないわけで。

      麻尋しゅんさんは現在麻尋えりかさんと改名しているんですね。男役だったのに新人公演でアイーダを演じたそうで。
      そうか、本役が安蘭けいさんだから、おかしくないのか。楽しいです、またひとつ賢くなったような気がしました。ありがとうございます。
      アイーダは歌上手ポジションなんでしょうね。
      で、アムネリスは美女ポジションなのかな?歴代の本役・新公キャストを確認しますと遥羽ららさんは歌上手ですが、他の方は(以後省略)。

      私ねぇ、ポスターってすんごく大切だと思うんです。
      今回はビジュアルは「チャレンジ」で良いとしても、タイトルデザインや背景があまりに手抜きで残念でした。実力派なトップ夫妻だし、御園座だからまこパパ様の何かがあるかもしれず、少々ケチってもチケットはちゃーんと売れる事になっているんでしょうかね?
      まこパパ様は今も愛知県のクラブチームでサブディレクターになっているらしく、サッカー選手として成功しているそうですよ(夫情報です)。
      それにしても礼さん、「東京って言う方がカッコいいもん」的な発言をしていたんですか?かわいいですね。失言というか脇が甘いとも言えるわけで、それゆえちょいとヤンチャった写真が流出したのかな。私にとってはなーんら、問題ない事です。

      はい、最近は一新が流行っていますね。どこかのテレビ局も早期退職を募ったりで。でもこうゆう時に去ってしまうのは残って欲しい人だったりするんですよねぇ。で、退職して欲しい人(主に年齢高い人達)はいつまでもしがみつく。大企業リストラあるあるです。
      宝塚のお先生方も高齢メンバーがいつまでもしがみついて偉そうにしていると先が心配です。
      サトルもイケコもシンジもみんな、トシだもんなぁ(って、シンジは「俺は他のふたりより若いぞ」と怒るかなw)。
      縣さんバウですが、初演のままだとなんか心配です。マノンが「まぁぁ、ノンノン」だっただけに。ベテランふたりを活かせてない作品でした。
      ただ懸さんは若手ですし、正直その、あんまし、お芝居達者な方ではなさそう、ついでに言うと歌も苦手そうですので、若手向け演出の方が良いかもしれませんね。

      昭和っ子さんがギャッツビー好きとの事でがぜん興味がわきまして、アマゾンで調べたんですがロバート・レッドフォードの華麗なるギャッツビーは有料ですね。100円と破格ではありますが、まずは無料のプライムビデオで観れるディカプリオ版から観ようかと。
      はい、私も1月の月組の生観劇が難しいだけに、夏のはチケット取得頑張ります。今日は先ほど、セディナで星組を申込しました。5月の貸切公演だから、半年も先なのに・・・どうなっているかわからないけれどまぁ、とりあえず安価な席ならとw

      いつもありがとうございます。
      良い週末をおすごしください。
      今後もどうぞよろしくお願いいたします。

  2. YS より:

    いきなりのコメント失礼いたします。
    お言葉ですが、琴ちゃんのお父上の浅野氏に、娘さんの舞台活動の(主に金銭的な=チケット捌き)支援をする程の余裕はないと思いますよ。
    私のサッカー界内情知識も古いので、今そうだと断定はしませんが、そもそもサッカー選手はたとえA代表歴のあるトップ選手でも、(欧州有力国のトップリーグの人気チームのスタープレイヤーとして活躍されている方は別ですが)そこまで年俸は高額ではありません。
    全盛期を過ぎれば、下部リーグのチームに冗談みたいな年俸で移籍を余儀なくされるのが常。
    引退後は指導者S級ライセンス取得を目指す事になりますが、これがお金も時間も能力も必要になる。浅野氏はS級ライセンス所持者なのでまだマシですが、それでも今はJ1トップチームの監督ではありません。浅野氏に限らず、いつトップ選手時代の蓄えを食いつぶす生活に陥るか分からない、不安定な立場です。これが理解出来ず引退後身を持ち崩し非業の最期を遂げた元代表選手もいますし、ライセンス取得の目処もつかないままズルズルと現役にしがみつく元スター選手もいます。
    舞台活動の援助=チケットを大量に買い取って捌く、でしょう。浅野氏にそこまでの余裕があるとは思いません。名古屋の方々だって、グランパスの監督ならまだしも、浅野氏を
    知っていても今何をされているか認識している方は少数ではないでしょうか。
    琴ちゃんにしても、宝塚に入団し舞台活動を継続していく上で、お父上の援助を当てにしてはいけない事くらい重々承知ではないでしょうか。
    もちろん彼女はそんなものを当てにする必要もない実力も人気もある方ですし、そういう見方は浅野氏にも琴ちゃんにも失礼だと思います。
    といっても名古屋での興行が厳しいのは事実でしょう。ましてこのご時世では…
    あのポスターやイメージビジュアルが…なのは認めます。

    • 関西の、たー 関西の、たー より:

      YSさん、ホンマご自身でもおっしゃるとおり、いきなりで失礼なコメントですね。
      まぁ、いいでしょう。
      お父さんが直接チケットをバカスカ買って配らなくても、周囲が勝手に「浅野の娘が御園座に来る」と広めるはずで、縁が巡り巡るような気がするんですよ。
      ウィキった限りではありますがお父さんは現在も愛知県のサッカークラブで監督をいるようですしね。
      トップスターゆかりの地で公演するのって宝塚のデフォじゃないです?今ですと宙組全ツは九州ざんまいですし。これも決して、真風さんの親が直接チケットを大量購入して配っているわけじゃなく、ただただ、縁やゆかりを重んじているんじゃないかと。

      私は、この記事が礼さんやお父さんに対して失礼だとはちっとも、思っていません。
      そして私は、YSさんが私に放った「浅野氏にも琴ちゃんにも失礼」発言が私に対して失礼だと思っています。

  3. YS より:

    かなり真面目にサッカー界とチケット捌きの内情を書いたつもりでしたのに、失礼呼ばわりですか…
    浅野氏は名古屋のクラブチーム(申し訳ないけど地元民も知らないチームです)の監督といっても、今現在J1のトップチームの監督ではない方なので、地元でも何をされているかなんてほとんど伝わってきません。縁で売れるほど簡単なものじゃないと思ってます。
    つい書いてしまったのが間違いでした。二度と読まないので結構です。

    • 関西の、たー 関西の、たー より:

      ふふ、本当に二度と読まない人は追加のコメントなんてしないんですよ、YSさん。実際この追加の返事を読んでいるんでしょう?
      「つい書いてしまったのが間違いでした」はおっしゃるとおりですが、理解しきっていませんね。追加コメントをする事により同じ間違いを繰り返したのですから。

      嫌いな人につい執着してしまう、私にもそういった傾向はあります。
      そんな私が自分なりにたどり着いた対処法を以下に述べますね。
      嫌いなのに気になって仕方がないブログは、さっさと読んでしまう方が早く執着が解けるんですよ。
      読む・読まないで葛藤している時間はすべて、追加の執着につながりますので。

      なのでつまらぬ「二度と読まない」宣言なんぞせず、密かにこっそり読み続け、自然に読む気が失せる時を待つ事を私はおすすめします。
      心の底から本当に二度と読まないと感じたら、吠えたりせずひっそり消えようって気になりますから。

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