宙組ネバセイ 1~3番手の現状維持ぶりに思う

大劇場公演

さて、ネバセイ観劇感想の最終回は宙組のワンツースリー、真風涼帆さん、芹香斗亜さん、桜木みなとさんについて私が思った事を書きますね。
お三方の演技そのものというより、お三方から感じた

現状維持

ぶりについて述べてみます。
お三方ともカッコよくて素敵でサイコー!
・・・だけど、「今まで通り」とも言える気がしました。
もうとにかく、近々何か変化がありそうな予感をさせないんですよ。
今後もずーっとこのまま?って感じで。

新トップスター誕生まもなくなら納得だけど、真風さんがトップスターになってからもう4年が過ぎています。私が宝塚のファンになり初めて生観劇した宙組大劇場公演はオーシャンズ11(2019年春)で、この時すでに現在の男役ワンツースリー体制は出来上がっていたんですね。
その後劇団の策略により真風さんの離婚再婚がありましたが、男役ワンツースリー体制への影響はありませんでした。
なんかもうこのまま何年も続きそうな想像すらさせます。

これねぇ・・・あくまで私の勝手な想像なんですが、劇団が宙組の今後をどうしたものか考えあぐねているような気がするんです。

やはり「キモはキキ」じゃないでしょうか。
芹香さんの今後がまだ決まっていないように思うんですね。

ネバセイの芹香さんはマジマジでキラキラで、プログラムでも非常に格が高い2番手である事がむちゃくちゃ伝わってきます。
2番手退団する気配なんてちぃーっとも、ありません。

だけど・・・
近々トップスターになる気配もまた、なかったりします。

芹香さんの彼女を演じたのは水音志保さんでした。ラブリーでダンス上手な方ですが新人公演主演経験がありません。
何故、芹香さんが3度目の東上主演を果たした「プロミセス・プロミセス」のヒロイン天彩峰里さんをネバセイでは恋人にせず、トップ娘の路線にいない娘役から選んだのか。
これには必ず、意味があるように私は思うんです。

私の推測としては・・・
表向きは「天彩さんは娘2番手だから他にやるべき役があった」だけど、
「芹香さんと天彩さんが近々トップ夫妻になりそうといった期待を宝塚ファンにさせないため」
でもある気がします。
同時に
「嫁の選定は一切進んでいない」
でもありそう。
かといって嫁ナシのまま退団すると決まったわけでもないから、正2番手として最大級のアゲアゲモードに。
・・・なのかなぁ?
とにかく、芹香さんが今後どうなるかが決まっておらず、それゆえの現状維持のような気がします。

以下ずーっと、私の憶測ですからね・・・

劇団はいったんは、芹香さんを2番手退団させる気だったと思うんです。
いろんな噂がありますし。
大人気のスターで苦労人でもある芹香さんがそんな事になればそれなりのダメージがある事を劇団はある程度は覚悟していたけれど、どうも覚悟の範疇を超えそうで怖くなってきたんじゃないかと私は想像します。

うーん、今後の宙組どうしよ?
とりあえず現状維持やな。
でもこういった事情を宝塚ファンに気付かれるわけにはいかないなぁ。
作品どうしよ~、予算おさえたいから過去作品から選びたいな~
あっ!ネバセイ良いかも!
「真風涼帆はネバセイが初舞台でした!この度トップスターとして満を持して再演に挑みます!」
と聞こえが良いし、これで決まりや!

とかね、勝手に想像しています。

真風さんですが・・・ご本人はもういつ退団しても良いくらいに考えている気がします。
2019年秋に梅芸で生観劇した「追憶のバルセロナ」では真風さんご自身に「私はまだまだトップをやる!」といった勢いを感じたんです。ですがネバセイの真風さんからは全く、そういった野心を感じませんでした。
ラクな嫁から手のかかる嫁に変わったし、2番手には長く我慢させているし、3番手も同期がじゃんじゃんトップになっている・・・さぞ心労も重なっているでしょう。
もちろん芹香さん桜木さんもお辛いでしょう。

真風さんも芹香さんも桜木さんもお辛い中、舞台では精一杯輝いてくれている・・・私はそんなふうに思っています。

私は今後しばらく宙組のワンツースリーの苦しみは続くような気がするんです。
だけど、突然ビックリするような発表をするのが宝塚。
次の宙組公演が気になります。ずっと変わらない事にもいろいろ思うのですが、かといって何か変わるともっと強いショックを受けそうで。
どうか作品そのものは明るいのをお願いしたいです。

今回も、重たい双眼鏡で頑張りました!

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2022年3月6日 追記
この記事にご意見をいただきましたので記事にしました。

コメント

  1. 昭和っ子 より:

    金曜日観劇してきました

    真風さん潤さんよくあってました
    潤花さん気も強く、キャリアのある女性よく似合います
    天彩さんの女優もピッタリ
    潤さんと同格に競えます
    可愛い水音ちゃんも芹香さんにピッタリ
    今の宙組は娘役が綺麗
    留依さんの女役も自然!

    それに比べ男役が若干軟弱な感じ
    芹香さんを巡る仲間は路線さんだから基本的に寄せ集めの国の人だからかもしれないがいいところおぼっちゃま風の人が多い
    多分桜木さんはこう言った役どころが多いのですが
    初演の遼河さんのイメージが強すぎて
    あっけなく殺されるて可哀想って感じで
    なんと無く桜木さんはお金持ちのおぼっちゃまのワガママみたいに見える私は??

    やはり初演で観た感想よりは見やすいかったかも

    しかし真風さん変わりませんね
    まどかちゃんと組んでいる時も情熱的に相手役を愛してると言うより
    兄や父のように暖かくて包んでくれるような雰囲気

    宝塚ファンはやはり優しい男役を好むのでしょうかね

    次回の小池氏の作品は—「グレード ギャッービィ」作品名から言ったらっ東宝版の井上芳雄君の主演のミュージカル的な感じかな?と思うのですが
    あれは女性に執着する役だから
    月城さんがどうなるか?

    話をネバセイに戻しますが

    芹香さんの孫を演じられるのって研一生なんですね
    そして潤花さんは潤さんと真風さんの孫なんですってね
    家に帰って相関図を公式で見て知りました

    「アメリカに帰って伝えて欲しい」言ったのもうお腹に子供がいる事を知っていたのかな?

    初演も今回もパンフレットを買ってないので歌劇やグラフも初演当時のはもう家にはありません

    頭の中のネバセイしか知らないからうろ覚えですが
    花総さんがあんなキャリアウーマンみたいな役より女優の方が似合うのと思ったのと紫城るいさんがなんと無く女優らしくないと印象しか残ってません

    当時はまだ発表は無かったのですが
    花総さんの次のトップに紫城さんが決まっていたからあの役になったのかな?

    ネバセイはまた娘が観劇出来ないのでもう一度助っ人行きます

    次回はもう少し若手見てきます
    チケット代も私が払います

    • 関西の、たー 関西の、たー より:

      昭和っ子さん、ネバセイ感想ありがとうございます。
      はい、潤さんは深窓のお嬢様というよりはバリバリキャリアウーマンの方が似合いそうですね。
      天彩さんは和顔だからビジュアルそのものはハリウッド女優っぽくなかったかも?しかしながら存在感や演技力歌唱力はバッチリ娘2番手でした。
      水音さんは夢白あやさんを彷彿とさせる雰囲気だったように私は思いました。華やかな方ですね。留依さんは男役には見えなかったです!

      男役は軟弱に思いました?ふふ、そうかもw
      オリンピアーダのメンバーは路線であり、優しい系だったような気がします。
      桜木さんには私も陽キャラ、おぼっちゃまのイメージがあり、冷血なアギラールはどうかなぁとちょっと思いました。昭和っ子さんは初演を生観劇したんですね。私は円盤でしか観ていませんがそれでも遼河さんのインパクトがすごかったです。遼河さんは冷酷でありつつキャサリンには下心むき出しでもう、しびれましたねぇ。その点桜木さんは冷酷に励むあまり下心があまり出ていなかったような気がします。

      真風さんは安定感バッチリでしたね。優しいんだけど優男じゃない、宝塚ファンの理想の男を体現してくれていると思います。
      ホテルスヴィッツラハウスでは送り狼のごとく潤さんと深い仲になっちゃったけど、ネバセイではいつ???って感じでしたねwww
      宝塚にはダルレークの恋、アルジェの男、金色の砂漠などなど、やや過激な寝室シーンがある作品もそれなりにあるのにみんな子どもは出来ていなくて、そういったシーンが一切ないネバセイで授かっているんですから驚きますよねwww
      まぁでも真風さんならそうゆうのもアリです。

      初演ネバセイ、私は花總さんのああゆう役もいいなと思いましたよ。「退団公演だから通常営業っぽい作品にはせず個性的にしよう」な意気込みを感じますし。
      紫城さんはキツそうな方に見えます。なんか・・・このあたりの人事ってちょっと不思議ですね。サクッと大和悠河さんにならず貴城けいさんが落下傘トップ就任しているので。ああ貴城さんお元気かな。幸せだと良いのだけど・・・私はあの男は切り捨てるべきだったと思っています。

      次の小池モノははい、「グレート・ギャツビー」ですね。これ、もぉ、ディカプリオ版の映画では拒絶感いっぱいだったんです。すごくいやーーーな気持ちになりました。昭和っ子さんのおっしゃるとおり女性に執着する話でしたよね。執着しすぎですよぉ、あの女性にそこまでの価値があるとは思えないし。
      それでも配信で観た宝塚版では宝塚らしさを楽しませていただいて良かったです。流石の小池さん!
      きっと、月城さんもビジュアルで魅了してくれるんじゃないかと。
      ロマンス劇場での地味なウィッグじゃなく地毛でやってもらいたいです。色も明るくして欲しいけど、加美乃素仕様の黒になっちゃうかなぁ?

      いつもありがとうございます。
      ネバセイ、今度は自腹でおかわりするんですね。是非感想をお願いいたします。昭和っ子さんにとって亜音さんはどうです?そのあたりお聞かせくださいね。
      今後もどうぞよろしくお願いいたします。

  2. きなこ より:

    お久しぶりです。

    ネバセイのチケットが消滅してしまったので、今回は生観劇が出来なさそうな気がします。
    初演の時はヅカ離れしていましたので、詳しくは知らず、一度は観てみたいですが。
    感想読み漁りましたが、「フィナーレが良かった!」「コーラスが素晴らしい!」ばかりで、ストーリーを褒めているのは少なく感じました。

    宙組の人事は本当に読めないですね。
    私はそろそろ待たせ過ぎたキキちゃんにトップになって欲しい派です。
    そして真風さんですが、男らしい風貌なので、一般の芸能界で活躍するイメージが全く想像できません。なので、退団されて芸能界に行くより、専科に異動か寿だと良いなと勝手に思っています。

    別記事に書かれてあった亜音さんは目を惹きますね。
    夢千鳥で抜擢されてから認知度が上がり、人気も出てる気がします。
    私も夢千鳥で拝見し、スタイルとお顔が美しく、クセのないお芝居でしたから、帰ってすぐ彼女について調べました。

    雪はこの人を推すと決めたら、推してトップにしてくれますが、宙は容赦なくハシゴを外しますね。これから誰が推されて行くのか全く分かりません。

    • 関西の、たー 関西の、たー より:

      きなこさん、ネバセイのチケット売り切れちゃいましたね。しばらくずっと残っていたのに初日が無事にスタートしてから急に売れた感じです。
      配信はありますが生で観たいお気持ちすごくわかります。

      観劇の感想を書くにあたり「基本的に批判はしない」なスタンスのブロガーもいますね。ネバセイは「どこを褒めようか」の視点で観劇していたらコーラスの秀逸さやフィナーレのフラッグ振り振り祭について述べる事が多くなるかもしれません。私も振り振り祭、エエなって思ったんですよ。でも時間が短かったから、お芝居そのものをもっと短くしてショーとの2本立てにして欲しかったなと思いました。

      はい、宙組の人事はマジでわからないです。
      記事に書いた通り、キキロメロはすごく出番が多くて(おそらく大和悠河さんの時より多い)輝いていたけれど、トップ交代の雰囲気は全く感じませんでした。
      3番手の桜木さんすら同期が3人もトップスターになったのにどうなるんだろうでしょうね?ホンマ、わからない。
      わからないけれど・・・「2人とも通常任期」ってわけにはいかない気がします。

      真風さんは本当に男らしい風貌ですよね。
      私としては、お母様がダンス教室を運営しているそうなので真風さんも先生となり、九州で指折りの受験スクールのようになってくれたらなぁなんて願っています。
      受験スクールは東京に集中しているけれど、本来なら地方在住の受験生は出来るだけ地元で学べる方が便利なはずですから。

      夢千鳥は・・・私にとって忘れられぬほどに影響力の強い作品でした。
      竹久夢二が大嫌いになりました。彦乃のご両親にとって悪魔のような存在でしょう。たまきも苦労させられっぱなしで。東郷青児は夢千鳥ではさして悪い男ではないけれどその後ウィキってみたらこいつも大概、とんでもない男ですね。
      もちろん演じてくれたジェンヌさん達は皆、素晴らしかった。亜音さん山吹さんにとっては作品に恵まれた大抜擢だったと思います。
      バウなのにバウっぽくない力作だったかと。これがデビュー作だなんて恐るべし栗田優香!ナチスを安易に扱う年寄りのセンセイどもを駆逐して、どんどん新しい作品を作って欲しいです。

      宙は確かに、容赦なくハシゴを外す組かもしれません。
      愛月ひかるさんが典型ですよね。相当気合いを入れて育ててきたんだろうに、パッとハシゴを外したんですから。愛月さんは星組にいても宙組っぽさがありましたよね。非常に魅力的な方でしたが滑舌と歌唱力が良いとは言い難かったかもしれません。亜音さんには今後そのあたりのスキルアップを頑張ってもらいたいです。

      いつもありがとうございます。
      今後もどうぞよろしくお願いいたします。

      追伸:私が確認した限りエラーはなかったです。わざわざご連絡ありがとうございます。

  3. めい より:

    たー様お勧めの亜音さん@NEVER SAY GOODBYEを観たくて&春瀬央季さんの退団公演なので毎日、宝塚歌劇Webチケットサービスをみてますが、戻りは無いようです。

    3月8日のぴあ貸切B席のみまだ、ぴあで売ってますが残念なことにその日は熊本に旅行中です。

    以前から思ってますが、宙組って他4組の子会社みたいですね。

    組創設以来、生え抜きはトップどころか2番手さえ居ないのです。

    行けても3番手止まり。

    それより上(トップor2番手)に行ったのは早霧さんや愛月さんのように組替した人だけです。

    皆さん人事予想をされるとき、5組同列に新公主演回数とかバウ主演回数とか歌劇にポート掲載年度等で比較されてますが・・・

    宙組を他4組と同列に比較するのは空しい気がしてなりません。

    • 関西の、たー 関西の、たー より:

      めいさーん、私はネバセイで初めて春瀬央季さんを意識しました。天華えまさんに似ているなーって思ったんです。イケメンで背が高くてすごく存在感ありましたよ。なのに退団なんですから本当に残念です。
      こうゆうのってめぐり合わせですよね・・・穂稀せりさんもネバセイ退団ですが、群盗でお見かけして以来ずっと気になっていましたから。
      ネバセイにはまだ戻りのチャンスはある気がします。だけど生観劇出来なくても配信がありますし、配信の日が都合悪くてもそれもまためぐり合わせだと私は思います。

      宙組は子会社、ですかー
      生え抜きトップスターがいない事は知っていましたが、2番手すらいない事は知りませんでした。
      結成は1998年ですもんね、長年そんな感じなんですからそりゃあ子会社感ありますよー

      劇団って「○周年」が好きでしょう?
      2023年は宙組25周年、四半世紀記念なんですから、この時までにせめて2番手は生え抜きから誕生させたいと劇団は考えているかもしれませんね。
      今後がどうなるのか、私なりに見守りたいです。

      いつもありがとうございます。
      今後もどうぞよろしくお願いいたします。

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