藤山扇治郎に直接謝罪した&「ニッキ熱海殺人事件」感想

その他観劇、鑑賞

北翔海莉さんへの執着をきっかけにご主人の藤山扇治郎さんが出演している松竹新喜劇を観るようになった私。はっきり言って感想記事は辛口というか冷やかしというか、手っ取り早く言うと悪口とげっすい憶測が多かったんですよね。
今後もずっとそのままになるような気がしていましたが驚くような展開を経て昨日扇治郎さんご本人に謝罪しましたので経緯を記事にします。
前回の記事で予告していた宙組エスカリエの感想はまた後日に。予定は未定ってやつですよ、予告記事を大劇場内でアップしてからホンマいろいろあったんです。

大劇場から帰宅すべく宝塚駅に着いた頃、夫から「今日帰り遅くなる。晩飯いらん。」とメールが届いたのが「いろいろあった」の始まり。私はこれ幸いと

心斎橋に向かいました。
読者さんから教えてもらっていた「熱海殺人事件」を観ようと思ったんです。有名なつかこうへいさんの作品だし、演出はかつて天下を取ったあのグループの錦織一清さんだし、ニッキが「フレッシュ5」と命名した扇治郎さんたち松竹新喜劇の若手さんが出演しているしで。

心斎橋駅の5番出口を背中に左に歩き、

ダイコクドラックを過ぎたら右へ。

やがて心斎橋角座が見えてきます。私はかつてOSK公演で通っていたので迷わずに済みました。いつの間にか近所に快活CLUBが出来ていたので寄ってみたんですが個室しかない(=料金が高い)ので利用はしませんでした。

あー、懐かしい~!

地下に降りるんやんなぁ~、
って、

えっ???

ものすごく困ってしまいました、当日の思いつきだったのでチケットを持っていなくて。開演まで2時間を切っているのにこれ???
撮影こそしたもののその後どうしたら良いかわからなくなっていました。

「おー、ここやここや」

たたずんでいた私の背後から聞こえてきた声。
振り返ると見るからに優しそうな男性3名がいて、カインド1号さん2号さん3号さんと呼ばせてもらいましょうか。
私はカインド1号さんに聞いてみました、「こちらの観劇ですか?」と。そして「はい」と答えたカインド1号さんに相談したんです、私も観たいけれどチケットがないと。
そしたらカインド1号さんが「聞いてみましょうか?」って。
(うひょ~、やったぁ私の思惑通りやん!)
って内心で喜びつつお願いしたんですけどね、なんとカインド1号さんが連絡した相手が他ならぬ扇治郎さんだったんですよ。声掛けした時にチケットを取り次いでくれたら嬉しいなという期待はあったけれど、まさか扇治郎さんに取り次いでくれるとは夢にも思っていませんでした。

で、しかもしかも、
扇治郎さんがわざわざ角座の入口前までチケットを届けに来てくれたんです。
もうめっちゃ爽やかな方で、これまで舞台でのお姿でイメージしていた「良い人」のまんまでした。
カインド3人組と扇治郎さんは相当仲良しらしいのが傍目にわかりましたよ、私ってめっちゃ持ってる!

扇治郎さんはカインド3人組だけでなく私にも話しかけてくれて、なんと
「何で(熱海殺人事件を)知ったんですか?」
ってド直球の質問が飛んできました。カインド3人組も興味ありげに私の顔をうかがっていて、下手な事は言わない方が良いなと私は
「奥様のファンなんです」
って答えました。そしたら扇治郎さん、
「そうなんですか~、伝えときますよ」
って。なので
「奥様の25周年公演に行きました、国立文楽劇場の。扇治郎さんも息子さんもいらっしゃいましたね」
と続けました。この公演ではどぶ席をあてがわれてブログでは何度となく愚痴っていたのに扇治郎さんの前では言いませんでした・・・

これまでアップしてきたあんな記事やそんな記事が脳裏をかすめて後ろめたい気持ちがあった私ですが表面上は取り繕えていたようです、私を純粋で善良なみっちゃんファンだと思ってくれたのであろうカインド1号さんが「写真写真!撮りましょ!」と言ってくれて、

記念撮影タイムに。
上の画像を撮影してくれたのがカインド1号さん、左端に写っている男性2人が2号さん3号さんです。

その後は「開幕まで解散」となり、

私はマックでお茶しました。心斎橋角座からちょっと離れているんですよね、徒歩5分くらい。
かなりうなだれていました。
これまでエスカリエを生観劇して中傷記事を書く人達にムカついていたけれど自分はもっと劣悪な事をしたなと思ったんです。
エスカリエを侮辱する人達について表向きは「価値観は人それぞれだから」って事にしていたけれど本音では「卑怯者め!おおかた大劇場ではしおらしくしていただろうに、ネットで匿名で暴言を吐くなんて」でした。だけど私なんか、ご本人を目の前にしてしおらしくしていたんですよ。ブログでは再三にわたり言いたい放題してきたのに。
私こそ卑怯者やわ・・・とね、落ち込んだんです。

だけどアラフィフのばばあですからやがて開き直り、
「今回の事はボツにしよう」
といったんは決めました。扇治郎さん直々にチケットを手渡してくれた事は記事にしないと決めたんです。チケット入手の経緯には触れずに熱海殺人事件の感想を記事にしよう、もし作品が気に入らなければ丸ごとボツにしようと思ったんですね。

でも決めた瞬間に気付いたんですよ。この決断は宝塚歌劇団や阪急阪神ホールディングスのお家芸である
「なかった事にする」
だと。
あんなに忌み嫌っていたのに自分も同じ事をしているなぁと気付いて、ちょっと自己嫌悪でした。

だけどやはり私はアラフィフのばばあですからやがて開き直ったんですね。
当たり前やん、自分にとって都合が悪い事はなかった事にして当然や、と。
今後も自分の事は棚上げにして劇団やHHホー、他人様の記事を非難するつもりでした。

というわけで開き直って角座に戻り、何食わぬ顔で着席。

こじんまりとした舞台といいパイプ椅子といい、OSK公演のために通っていた頃のまんまで懐かしかったです。

やがてカインド3人組も来ました。扇治郎さんは私をカインド1号さんの友達と思ったらしく席は4人で横並びに。このまま開演を待つはずでしたが・・・
カインド1号さんが優しかったんですよ。
よれよれのおばちゃんな私に「休憩なしの2時間半ですからお手洗い行った方が良いかもしれませんよ」とアドバイスしてくれたり(なのでマックで済ませていたが角座のトイレにも行き絞り出した)、

「良かったらどうぞ」と

お茶をくれたりで。

性悪ばばあな私もついに陥落。
カインド1号さんからお茶を受け取った際に「終演後、ちょっと話を聞いてもらって良いですか?」とお願いしました。開演3分前くらいの事です。

熱海殺人事件そのものについては後述します。
終演後、私は自身がブロガーである事、これまで何度となく松竹新喜劇に感じる不満やみっちゃんファミリーへの憶測を面白おかしく記事にしてきた事を伝えました。熱海殺人事件にしたって扇治郎さんのあら捜しをするつもりだった事も伝えましたし、にも関わらず思いがけず扇治郎さんご本人と対面した時は善人ヅラを通してしまい申し訳なく恥ずかしいとも伝えました。
カインド1号さんは「それで良い」といった主旨で決して私を否定しなかったけれど、果たして私の記事を読んでもそう思うかはわかりません。カインド1号さんは扇治郎さんとかなり長期にわたってお付き合いがあるそうですから、扇治郎さんの評価にあたり「舞台人としては華がない」を必ずセットにしてきた私の記事を読んで気分良くなるはずないんですよね。
その後はエントランスでお見送りをしていた扇治郎さんに話しかけて、カインド1号さんにしたのと同じ懺悔をしました。
この時ねぇ、、、扇治郎さん、
「良いんですよ、良いんですよ、気にしないでください」
って私の手をギューと握ってくれたんです。

私は結局、カインド1号さんにも扇治郎さんにもブログ名を伝えませんでした。
だから本当の意味で謝罪出来たわけではないんです。とはいえ私ほどに松竹新喜劇を記事にする宝塚ブロガーはそうはいないでしょうから扇治郎さんはいつか気付くと思います、自分に詫びてきたおばちゃんがどんな記事を書いてきたかを。
ブログ名すら伝えぬブロガーな私が「今日の2人での写真、記事に使って良いですか?」と聞いても扇治郎さんは「良いですよ~」と即快諾してくれたんですよね。なのでありがたく使わせていただきます。

とにかくもうびっくりのいろんな経験となりました。これもコメントで熱海殺人事件を教えてくださった読者さんのおかげです。ありがとうございました。

さて、せっかくなのでニッキ演出の熱海殺人事件そのものについても述べてみましょうか。
面白くなかったというよりイミフでした。ストーリーを追えなかったというよりは最初からイミフで。
これ・・・おそらくですが、観客が名シーンやストーリーを知っている事が前提になっているんじゃないでしょうか。
観劇歴が5年しかない私ですら名前くらいは聞いた事があるつかこうへいさんの作品ですもんね。初演からもう半世紀が過ぎていますし。そう、1973年の初演から50周年を迎えた記念であちこちの劇場で上演されているようです。
そんな歴史ある有名作ではありますが私は名前しか知らなかったし何の予習もしておらず、それゆえ理解が出来なかったんだと思っています。大音量すぎるBGMで叫ぶとか花束で犯人をしばくとか、私が最もイミフに思ったシーンのあれこれこそ半世紀続いている名シーンだと後で知りました。

正直なところ、予習しなかった自分を反省するというより「なーんにも知らない観客でもある程度は楽しめるようにして欲しかった」って気持ちの方が強いです。
あとストレートプレイなのは構わないのですがセリフが膨大すぎるのはしんどい、演者さん達も大変でしょうが観客だって大変なんですよ。私はもともと(演じる事なく)状況説明のセリフだけで済ませる演出が苦手だしね。松竹新喜劇はこの手の演出が多いんだから若手劇団員だけでやる自主公演くらい「セリフを減らして演じて魅せる」ようにして欲しかった。

私はダメっぽいです、ニッキ演出。

https://www.shochiku.co.jp/play/schedules/detail/tour-salarymannightfever/ よりお借りしました

2年前の秋に観た「サラリーマンナイトフィーバー(SNF)」もイミフ過ぎましたからね私には。宝塚作品の駄作ぶりをネチネチ書き連ねる事が好きな私ですが「ネチネチするのも好きのうち」なんですよ、本当に興味がない作品には文句を言う気力すらわかなくなることをSNFは教えてくれました。よくこんな作品が全ツ出来るもんだなと思うほどだった。
小中学生の頃に憧れまくっていたニッキを拝めたけれど経年変化を感じましたしね・・・そういえば渋谷天笑さんが甲斐甲斐しくニッキのお世話をしていましたよ。扇治郎さんは出ていません、当時1歳だった息子さんを甲斐甲斐しくお世話していたのでしょう。

アラカンのニッキですが熱心なファンがたくさんいるようです。SNFではニッキが出るなり40年前は少女だったであろう方々からの黄色い声がけたたましくあがっていましたし、熱海殺人事件もトークショーにニッキが出る初日と2日目は完売したそうですから(私が観たのはニッキ不在の3日目でわりと空いていた)。
40年前、少年だった頃のニッキの偉業ぶりは凄まじかった、アラフィフ以上の日本人でニッキを知らない人はまずいないでしょう。
だけど、それゆえにアラカンになった現在のニッキは脚本家としては裸の王様になっているかもしれません。あくまで私の感覚です。

以上、
中途半端ではあれ私なりの扇治郎さんへの謝罪と、忖度なしのニッキ熱海殺人事件についてを記事にしました。

コメント

  1. エマ より:

    ギャー!!すごい運を持ってますね!!
    良かったですね。
    なかなか出来ないことですよ。
    本当皆様優しい方たちばかり。お客様には優しくしてくださるんですね。

    私は、公の場で批判することと、その人を目の前にして傷つけていいことは別だと思っています。
    目の前に本人が現れたとき、舞台の感想を正直に言うこと、批判的な態度をとることは人間としてはたしていいのかと感じるのでたーさんも良い人と思います。

    わざわざブログのことを言うなんて良い人過ぎます。
    私なら言わないです(笑)。
    批判する人も彼らの舞台を支えているとご理解されているんだと思います。

    また、熱海殺人事件の阿部寛バージョンが大好きで鬼リピした私から言うと、
    セリフの洪水、役者の過剰すぎるほどのエネルギー溢れた熱演がつか芝居のいいところで、
    演出もつかさんがしないと魅力ほぼなし、な芝居だと思っています。

    一つ一つの意味を考えるより、その時に溢れ出す舞台と役者の生命力とエネルギーを感じ取ってつかさんの卑屈さや劣等感や悔しさが滾りまくった生々しい感情芝居を見るのが至高と。

    私もはるか彼方の記憶なのであんまりちゃんと覚えてないですけど、とにかくエネルギーに当てられて感動して泣きまくりました。

    つかさんの演出はもはや見ることはできないので、マウントになってしまい申し訳ありません。

    でも、私が若い頃感動した熱海殺人事件がいまだ上演され、たーさんがイマイチと感じられても見てくださって嬉しいです。

    • 関西の、たー 関西の、たー より:

      エマさん、はい、すんごいラッキーでした。カインドの皆さんも扇治郎さんもすごく優しかったです。

      >、公の場で批判することと、その人を目の前にして傷つけていいことは別
      これなんですけどね、その人を目の前にして批判的な態度を取る事が出来る人なんてそうはいないと私は思います。だけどネットでは言えちゃうんですよね。ヤフコメやブログで芹香さん達を果てしなく中傷する人達にしたってきっと、本人を目の前にしたらいい人ヅラする。私はそんな人間ではないと思っていましたが私もそんな人間でした、それがよーくわかりました。

      はい、普通なら言わないですよね、私もたいがいツラの皮がぶ厚いおばちゃんですから大抵のことにはシラを切り通すんですよ。だけど今回は良い人たちに囲まれて懺悔したい気持ちになりました。

      >批判する人も彼らの舞台を支えているとご理解されているんだと思います。
      はい、扇治郎さんはそう考えているんだと私も思います。私は自分のブログ名を伝えませんでしたが扇治郎さんはそこを追求しようとしませんでした。どんな事でも書いてもらって良い、のスタンスなのだと思います。

      んまー!
      エマさんは阿部寛さんのバージョンが大好きで鬼リピしたんですね。木村伝兵衛ですね、って事は大音量の白鳥の湖BGMで叫ぶ役ですね。有名なシーンだと後で知りましたが私には何がなんだかで・・・ただ阿部さんなら顔を眺めて、(何を言ってるかは聞き取れないけれど)声だけでも聞けると嬉しくなるのかも。典型的なモデル出身(=演技ではなくビジュアルだけで勝負する)俳優だった阿部さんはつかさんのもとで修行して個性派俳優への道を開拓したそうですね。

      >一つ一つの意味を考えるより、その時に溢れ出す舞台と役者の生命力とエネルギーを感じ取って
      となると演出がとても大切なのでしょうね。
      つかさんには劣等感や卑屈さがあったんですかー、対象は何だろう?と思ってウィキってみたのですが国籍かもしれませんね。
      ウィキってビックリ!つかさんの娘さんってば水夏希さんの奥さんだったんですね!きっと宝塚ファンにとっては常識過ぎるほどの事なのでしょうが私は知りませんでした。

      つかさんがベストでしょうが叶わない以上、他の演出家でも観てみたいとホンマに思います。
      私は演出家をあまり知らず、荻田浩一や上田久美子といった元・宝塚がパッと浮かびました。あと末満健一ですね、「イザボー」しか観ていないけれどこの1作で忘れられない存在になりました。

      エマさんぜんぜんマウントじゃないですよ、どうかお詫びしないでください。いつもいつもいっつも言ってますが必要ない方に限ってお詫びするんですよ、必要な方は決して謝らないのにw

      来年くらいまでは50周年記念が続くかもしれませんね。東京での上演がほとんどの中、心斎橋角座で観る事が出来て良かったです。
      関西でやるならまた観て観たいです。

      いつもありがとうございます。
      今後もどうぞよろしくお願いいたします。

  2. かなえ より:

    次の記事は宙組レポートかなと思っていましたが、まさかの展開でした。
    タイプの違う作品のマチソワ、しかも急な観劇のご決断おつかれではないですか?
    夜公演は主婦の方は参加しづらいですよね。
    演者さん、しかもたー様の気になるお方とのやりとり等驚きの展開でした。

    「熱海殺人事件」は7月5日から新宿の紀伊國屋ホールで公演があるみたいです。
    それから「銀ちゃんが逝く 蒲田行進曲完結編」というのが浅草で。こちらはニッキさんが演出と舞台への出番もあるみたいです。

    私は昨年末に「つか版 忠臣蔵」というのを見て少しつかこうへいさんが気になっていたのです。
    つか芝居というんですか、長ゼリフ。
    演者さんたちが大衆演劇の複数の劇団の方と、つかさんにゆかりのある劇団員さんでした。
    タイムリーにたー様の読者様のコメントを拝見して、演出家であるつかさんの存在の大きさを知りました。
    つかさんというと若い頃女優の熊井さんと結婚されて離婚。とお嬢様が宝塚娘役でトップスターだった。北区で一時期「北区 つかこうへい劇団」があったということ位しか知りませんでした。
    ニッキさんは今もファンの方が多いんですね。
    「アメブロ」と入れて検索かけるとブログがたくさんでてきて、びっくりでした。

    「レ・ミゼラブル」のキャストがでましたね。
    元宝塚の樹里咲穂さんと谷口ゆうなさん、森公美子さんがテナルディエ夫人ですが、樹里さんと谷口さんは先日「ヴィオレット」というお芝居で見ました。saraさんもでてました。
    橋本じゅんさんという方がオーディションがだめだったとご自分のブログに書かれていました。
    アンサンブルは男性が少し多いみたいですが、何名か出演予告の方のお名前を見て大変なんだなと思いました。宝塚歌劇団の方とはぱっと見て樹里さん以外いらっしゃらないみたいですけど、オーディション受けた方は少しはおられるのでしょうか。
    私は昔九州に住むんでいるときに博多座で見ました。
    プログラム引っ張りだして見ると、今もご活躍の方たちもまあお若い。
    1度位は見たいなと思っています。

    • 関西の、たー 関西の、たー より:

      かなえさん、はい、実にタイプが違いまくるマチソワでした。お芝居だけじゃなく劇場のタイプが違いまくっていましたしねー、あらためて大劇場の良さを感じましたよ。心斎橋角座に着いた時は完全クローズぶりにショックを受けて疲労感ドサッでしたがその後の急展開は実にラッキーでした、一気に元気になりましたw

      はい、紀伊國屋ホールでも熱海殺人事件をやっているようですね。こちらは「モンテカルロイリュージョン」というバージョンで少々設定が異なるようです。はい、蒲田行進曲の完結編も浅草でやるんですよね、ニッキ演出なので私としては微妙なのですが観たかったかも?関西ではやらなくて残念です。

      へー、「つか版 忠臣蔵」ですかー、去年の11月にやっていたんですね。キャストは私は知らない方ばかりですがつかさんにゆかりある劇団の方々なんですね。
      つかさんは長セリフが名物なんですかー、エネルギッシュな舞台が得意なのかな。
      私はつかさんの事をホンマ、名前しか知りませんでした。娘さんの愛原実花さんが水さんの奥さんだったなんてすごいですよねー、あと読者さんから教えてもらったのですが愛之助さんと婚約したけれど破局したそうで。

      はい、レミゼのキャストが出ましたね。これまた読者さんから教えてもらったのですが四季をやめたばかりの飯田洋輔さんがバルジャン入りしていて驚きました。
      ヴィオレット、私も観たかったけれどシアター・ドラマシティだから全席一律料金で高すぎて。saraさんはレミゼオーディションを受けなかったのかな、ま、ファントムをドタキャンしただけに有名作に登板するのは当面厳しいんでしょうね。
      橋本じゅんさん、調べてみたらちょくちょくテレビで観る方ですね。それでもレミゼオーディションで涙したそうで。何の役でのオーディションだったのかなぁ、公式ブログでも伏せていますね。
      はい、パッと見てわかるジェンヌOGは樹里咲穂さんだけですね。彩吹真央さんにも出て欲しかったなぁ、実力だけでなく美貌も素晴らしいですし。

      かなえさんは博多座でレミゼを観たんですね。当時の若手がベテランとなって今回も登板しているんですね。私は吉原光夫さんの四季時代を生で拝んでおきたかったです。洋輔お兄さんは一度だけですが怪人を生で拝んでいますからバルジャンも拝んでみたいです。

      いつもありがとうございます。
      今後もどうぞよろしくお願いいたします。

  3. かなえ より:

    ブログの話題と全く関係ないコメントすみません。

    先日音くり寿さん目当てで浅草の九劇という劇場で「ミュージカルコンサート」 を見てきました。
    全部で3回公演があり私が見た回と違う回で、元ジェンヌおふたりがご覧になっていてそのうちのお一人が、夏葉ことりさん(101期娘役)という方でした。
    どんな方なのかとネットで調べたら「笑顔真心親善大使」というタスキをかけた写真投稿がありました。
    アパホテルの親善大使?、ミスコンみたいでした。
    アパホテルの社長の次男さんの奥様が元ジェンヌさんで、その母親の方がやりて?な感じで図書館においてあるような本を書いておられます。
    「レ・ミゼラブル」キャスト発表で元歌劇団の方が
    おひとりだったので、私の大好きな音さんにも大きな舞台にたって欲しいとひそかに思っていたので、
    九劇の時のライブの写真を見てふりかえっていたところでした。

    歌劇団はやめた方のSNSをみても、やっぱり顔採用だなとふだん思っていました。

    • 関西の、たー 関西の、たー より:

      かなえさん、音さんのミュージカルコンサートについて以前もコメントくださっていましたよね。かなえさんが見た回と違う回では音さんの1期後輩の夏葉ことりさんが客席にいたんですね。先ほど検索しまして、陽キャラな感じ?お名前に夏を入れているのがすごく合っている印象です。若くて美しい事をフル活用していただきたいです。
      アパ社長さんは美人とは言い難いですよね。って事は次男さんもハンサムじゃない可能性が高いかな、容姿にコンプレックスがある人ほど容姿に恵まれた人と結婚したがる気がします。ジェンヌOGなんてトロフィーみたいなもんです。もっとも価値が激減してしまいましたけどね。めっちゃ余談ですが私の夫は上背こそないけれど顔立ちはけっこう整っているんですよ、だから嫁には(以後省略)。

      はい、レミゼのキャストにジェンヌOGがひとりしかいないのは寂しいですね。
      私も音さんに出てもらいたかったです。オペラ座の怪人にドハマリしていた頃は音さんのクリスティーヌが観たくてたまらなかった、音さんの歌声や若さがクリスティーヌにピッタリだから。

      ふふ、宝塚はそりゃあ顔採用でしょう。ちょっと前まで音楽学校の募集要項に「容姿端麗」って入れていたくらいだし。
      容姿端麗で若い(っていうか幼い)女の子達から搾取するだけ搾取して使い捨てるのが宝塚です。さらに悪い事に宝塚以外の世界で適応しにくい教育をしている。実力面では申し分ないOGでもなかなか活躍出来ない事には理由があるはずです。

      いつもありがとうございます。
      今後もどうぞよろしくお願いいたします。

  4. ◯るちゃん より:

    はじめまして。
    いつも読ませていただいています。
    数年前、たーの宝塚さんの正直な感想のブログに大変魅力を感じ、全て読ませていただきました。全て読み、ますます魅力を感じ、毎回、更新を楽しみにしています。

    今回、思わずコメントしたくなる衝動にかられました。それは、本人に正直に話さなくてもいいのではと思ったからです。たーの宝塚さんの正直な思いを読んで多くの方が共感し、モヤモヤがスッキリされている方も多いと思います。

    前の方のコメントのお返事を読ませていただきました。「今回は良い人たちに囲まれて懺悔したい気持ちになりました。」とのこと。たーの宝塚さんの正直さは、本当にすごいと改めて思いました。

    愛原実花さんですが、つかこうへいさんが亡くなられたトップの頃の宝塚の公演を観たことがあります。「こんな時も舞台に出られるのか!?」と驚いた記憶が鮮明に残っています。

    長々と失礼しました。
    読んでいただきありがとうございました。
    これからも更新を楽しみにしています。

    • 関西の、たー 関西の、たー より:

      ◯るちゃんさん、初めまして。このブログを始めて4年半が過ぎましたがお名前に記号を入れる方からのコメントは初めてです、覚えやすくて良いですね。

      私の記事を全部読んでくださったんですね、嬉しいしちょっと恥ずかしいです。
      宝塚というより観劇に縁のないままアラフィフになった私のブログは見切り発車で、宝塚や観劇の知識がないのに承認欲求はバカ強くて問題の多い記事も書いてしまいました。続けていられるのも読者さんのおかげです。今では迷惑なコメントは激減し、たくさんの励ましをいただけてとても嬉しいです。

      ◯るちゃんさんはコメントも読んでくださっているんですね。ありがとうございます。
      はい、扇治郎さんはキラキラな瞳だし写真撮影でピースするしで善良な少年のようでした。だからお友達も似た感じなんでしょうね。すさみきった私も一瞬、善良な人間になりたくなりました。今では元に戻ってしまったから定期的に扇治郎さんを拝みに行かなきゃいけませんね。

      はい、愛原さんは水さんとの添い遂げ退団公演期間中に父親のつかさんを亡くしたんですよね。
      舞台人は親の死に目に会えない、なんて聞いた事があるんですが本当にその通りになってしまいました。
      しかもその後は愛之助さんとの婚約と破局で波乱の人生です。退団が2010年、愛之助さんとの件が2011年、一般男性との結婚が2023年なんですね。

      全然長々じゃないですよ、今後も気軽にコメントいただけると幸いです。
      ちなみに読み方は「まるるちゃん」なのでしょうか?ホンマに忘れられないニックネームですw
      これからもどうぞよろしくお願いいたします。

  5. マリモーネ より:

    たー様

    思いもよらない展開にビックリして、すぐにコメントが書けませんでした(笑)
    扇治郎さんご本人に会えるなんて!
    私だったら完全に舞い上がって挙動不審になって終わります😅
    たー様は思った事をしっかりと告げられて凄いです!

    やはりと言うか、想像通りの良い方でしたね。
    その勢いで天笑さんにもお会い出来たんじゃないかとすら、図々しく思ったりしてしまいました。

    扇治郎さんに謝罪されたとのことですが、たー様のブログは決して誹謗中傷ではないと思ってます。
    北翔さん繋がりで気になって、しっかり舞台をご覧になっての感想なのだから。

    私も新喜劇はこのままでは先は辛いなと思いつつも、好きな演目もあるし、なんとか盛り上がって欲しいなぁと、OSKみたいに注目されて欲しいなと思ってるから、こうしてたー様とお話し出来るのが楽しいのです。

    多分、役者さんや、興行をうたれてる方々が1番悲しいのはスルーされる事。無関心が1番怖いんではないでしょうか。
    だから、良くも悪くも観て思った事を書いてくれるのって、きっと扇治郎さんは有難いと思って下さったのだと思います。

    さて、ニッキの演出は、かなりつかさんの影響を受けてると思います。
    影響受けたつか演出に、ニッキの昭和のダジャレみたいなあるあるみたいなネタをテンポ良く入れてくる感じ。
    新喜劇の台詞の3倍は喋るような気がします。

    つかさんのお芝居は、実は私はまだ演劇も良くわからない中学生の頃に熱海殺人事件を紀伊國屋ホールに観に行きました。(昭和の話です)
    本当にイミフ、なんだかわからないまま、光と音響の変化と役者さん達の捲し立てる台詞の熱量にビックリした記憶しかありません。

    ただ、あの頃の昭和は時代そのものがなんか熱気があったんです。
    学生運動は終わり、エネルギーをぶつけるものを探してた学生が演劇に向かった時代。だから、観ている観客もあの熱い舞台に物凄く熱狂したんだと思います。
    今と全然違いますもんね。なかなかそんな空気を作れないですよ。

    新喜劇の若手の5人がなぜ熱海殺人事件をやりたかったのか……なぞですが、色々と試行錯誤しながら、オワコンと言われる新喜劇を盛り返す逆転劇を見せて頂きたいです。

    • 関西の、たー 関西の、たー より:

      マリモーネさん、はい、思いもよらない展開でした。大劇場をあとにして訪ねた心斎橋角座は本当にちっちゃくて、しかも入口が完全閉鎖状態で随分ショックでしたよ。しかしながらその後の展開がすごすぎました。扇治郎さんが良い人だとは舞台を拝むだけでも十分にわかっていたつもりですが目の前で拝むとやっぱり違いますね、純朴な少年のようにキラキラとした瞳の方でした。

      しつこいけれど心斎橋角座は本当に小さくて、終演後にフレッシュ5の皆さんが狭いロビーでお見送りしてくれましたし近さがありがたかったです。
      天笑さんは左耳にピアスホールがあって、私の中での「若い頃はイキってたっぽい」な想像がパワーアップしましたwww

      北翔さんきっかけではあれもはや北翔さんより扇治郎さん達を拝んだ回数の方がだいぶ多いです。
      実は私が北翔さんを生で拝んだのはエリザベートのガラコン(梅芸メインホール)、OGコンサート(梅芸シアター・ドラマシティ)、そして25周年公演(国立文楽劇場のどぶ席)の3度だけなんですよね。
      一方で松竹新喜劇は倍ほども観ています。真面目な感想記事をアップしてきたつもりですが、みっちゃんファミリーをおちょくるような記事を書いてきたのも事実ですから扇治郎さんを目の前にすると申し訳なくてたまらなくなりました。

      はい、松竹新喜劇には良いところもありますよね。
      本来なら「おちょやん」がチャンスのはずでしたがダメでしたねぇ。関西制作ものは全国的なヒットにはなりにくいそうですがブギウギは大ヒットしたんですから何かしらの差、違いがあったはず。やっぱ曲やダンスのあるなしが大きかったのかな。

      はい、役者さんや興行主にとって「スルーされる」は最も辛いところでしょう。
      そして、誘惑の多い現代で関心を持ってもらうにはそれなりの覚悟が必要だとも私は思っています。歌舞伎はそのあたりかなり熱心かと。
      松竹新喜劇の問題点は、スルーされまくってヤバヤバなのに全く変わろうとしないところですね。
      冗長な脚本を令和アレンジしないし、良い人ばかりのお涙頂戴モノばかり・・・これでは強い刺激に慣れている現代人に刺さらない。
      フレッシュ5の皆さんはすごく頑張っています、だけど改革しようとはしないんですね。そうすれば追い出されてしまうのかな。

      あら、ニッキの演出はつかさんの影響が強そうなんですね。
      といってもニッキなりに自分らしさを追求したくもなるだろうし、そもそも今のニッキには若さがない。
      っていか今の日本に勢いがない。

      >あの頃の昭和は時代そのものがなんか熱気があったんです。
      はい、当時の熱気と熱海殺人事件の相性が良かったんでしょうね。演出するにも演じるにも観るにも若い人向けだと思いますし。って事は今ならインドでやると良いのかなぁ?
      私にしたって阿部寛さんが出演していた30年前に観ていたらきっと違う感覚になっていたでしょう。絶叫系マシンが大好きだったハタチ前後の私ならイミフをまるっと受け入れていたかもしれません。

      新喜劇のフレッシュ5が熱海殺人事件・・・確かに謎ですね。トークショーでは「新しい事へのチャレンジ」といった無難な事を言ってたかな、そして「皆さんに松竹新喜劇に来ていただきたいです」とも言ってました。
      だけどフレッシュ5に出来る事はごく限られています。原因は松竹や、松竹新喜劇の他の団員にあるはずだから。本気で盛り返すつもりならまず脚本を練り直さなくちゃ。あと直美さんに頭を下げて戻ってきてもらうとかゲストで良いので北翔さんを招くとか。
      だけどしないんでしょうね。息子さんのお披露目がみっちゃん公演だった事からしても松竹新喜劇に出るのは扇治郎さんだけなんでしょう。歌舞伎は子どもを舞台に立たせて集客しまくるのがデフォなだけに松竹新喜劇はもったいない事をしたなと思います。
      果たしてオワコンのままなのか逆転劇を披露してくれるのか・・・マリモーネさんと見届けたいです、今後もいろいろお話出来れば嬉しいです。

      いつもありがとうございます。
      今後もどうぞよろしくお願いいたします。

  6. ◯るちゃん より:

    丁寧なお返事に大変感激しました。
    仕事帰りに読ませていただき、疲れが吹き飛ぶような嬉しさです。ありがとうございます。

    「まるるちゃん」と読んでください。忘れられないニックネームとおっしゃってくださり、嬉しいような恥ずかしいような複雑な思いです。

    細々とブログを書いていて、当初は本名をニックネームにしていました。仕事がら、身バレは絶対にあってはならないと思うようになり、◯を入れました。◯が、余計にインパクトを与えていたなんて、自分でびっくりしています。

    たーの宝塚さんは善良で親切で丁寧で正直で探究心がすごくて、とても素敵な方だと感じています。誰もが心に持つモヤモヤやドロドロにフタをすることなく、真っ直ぐに向き合われていて、すごく魅力的だと思います。

    これからも更新を楽しみにしています。
    読んでいただき、ありがとうございました。

    • 関西の、たー 関西の、たー より:

      ◯るちゃんさん、お仕事お疲れさまです。
      お名前はやはり「まるるちゃん」なんですね。ブログを書いているとの事で検索してみました、ひょっとして10年ほどお休みのブログをお持ちですか?

      ◯るちゃんさんも身バレしないよう気をつけているんですね。私もです、だけど「たー」は本名から取りました。なぜ本名から「た」を抜き出したかってそれは「宝塚」と韻を踏みたかったからです。すごく平凡な思考回路なのでニックネームに記号を入れる発想は全く浮かびませんでした。

      ◯るちゃんさんは働いているんですね。私は長年専業主婦だし観劇歴もほんの数年です。取り柄がないぶん正直さは大切にしています。

      おかわりコメントありがとうございます。
      今後も更新を楽しみにしてくださるとの事、とても嬉しいです。
      どうぞ宜しくお願いいたします。

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