カジノ・ロワイヤル 感想

大劇場公演

宙組「カジノ・ロワイヤル ~我が名はボンド~」を観てきました。長いタイトルなので以降「カジロワ」と呼ばせていただきます。

いつも通りキャトルでプログラムを購入したんですが、ん?なんかいつもより重い?
背表紙も少し厚めな気がしました。

帰宅して測ってみたら、
花組→300g
月組→287g
宙組→363g
と、やはり宙組プログラムは重かった!値段はどれも同じ(1,000円)ですがページ数が違うんですね。今回は「Adieu」のタイトルでスペシャルポートレイトが数ページありました。真風涼帆さんの退団公演ですもんね。

余談ですが愛用しているキッチンスケール、ステンレス皿を外せて便利です。

さて、
さっそく感想を述べます。ネタバレありますのでご注意ください。
と言っても今回、ストーリーそのものについてのネタバレ欲はないんです。元気いっぱいな作品かと。宝塚初体験の方に向いています。たくさんの学生さんも観劇していまして、ホンマこういった団体客にピッタリなんです。

だけど・・・
ちょっと宝塚ファンをしている私にはいろいろ「?」がありました。
まずねぇこれ、1本物にする必要あるかなぁ?
シャーロック・ホームズ(以降「SH」)と似ているんですがSHはデリシューとの2本立てでしたよね。カジロワを通常営業にしてSHを退団公演にする方が良かったんちゃうかと私は思います。

というのも、
SHとカジロワどちらも芹香斗亜さんが悪役なんですが、SHは幕間とショーがあるので芹香さんのお芝居での悪役ぶりを忘れる事が出来るんですね。だけどカジロワでは芹香さんがなんと、鷹翔千空さんに射殺されちゃうんですよ、あっけなく!フィナーレで芹香さんが歌唱指導してくれるから気持ちの切り替えが出来ないわけじゃないけれど、にしても次のトップスターなのにあんな死に方とは・・・と私は引きずってしまいました。

カジロワのストーリーって決して、ぎっしりじゃないんですね。イケコなら楽勝で2本立て仕様に出来たはずです。むしろ2本立てで良いストーリーを1本物にしたような気すらします。
トップスターの退団公演って基本的に2本立てで、ショーでとにかく盛り上げるのがド定番のはず。真風さんは長期就任だったので退団セレモニーも派手にやっていただきたいところです。なのに1本物で、しかも正直、SHよりかなりエコノミー仕様に感じるカジロワが退団公演になったのが私には不思議でした。

他にもあるんです、不思議が。
これねぇ、宝塚を知らない方に「今度トップスターもトップ娘も変わるんだけど、次のトップ娘は誰だと思う?」って質問したら、100%は言い過ぎでも97%以上の方が、

天いろみねり(たーの判断で意図的にひらがなを使っています)さんを

選ぶはずです。
超完全に、カジロワの2番手娘は、天いろさんでした。
芹香さんが運営するダークなナイトクラブの歌手として艶やかな歌声を披露しながら登場。その後もまぁ、目立つこと目立つ事。

でね・・・
瑠風輝さんが真風さんに天いろさんを紹介するにあたり、

「以前はル・シッフル(芹香さんの役)の愛人だったが、今は右腕だ」

なんて言うんです!「愛人」じゃなく「女」だったかな?にしてもまぁ、とにかく、例の報道を知っている身からすると意味深過ぎる。
しかもその後、芹香さんと天いろさんは「いかにも昔は付き合ってた感」をプンプンさせてしょっちゅう一緒に登場します。

そして天いろさんが最終的にくっつくのは桜木みなとさんなんですが、桜木さんのセリフに

「アナベル(天いろさんの役)は本当は優しいところもあるんだぁっ!」

といったのがあるんですよ。
あまりに、あまりに驚いて実際の表現を正確に覚えていないんですが、こんなニュアンスの発言をします。しかも叫び声。

舞台、特に宝塚には「知っている人だけが楽しめる裏メニュー」みたいなものが多くあるように思いますが、今回のみねりな裏メニューはワキ汗が止まらない内容でした。
この裏メニューがあまりにすごかったので、エリザベートを少々パクったわかりやすい「半裏メニュー」は私にとって大したことなかったです。

でねぇ、次にトップ娘になる、芹香さんの婚約者な春乃さくらさんですが、めっちゃ存在感うすうすでした。3番手娘のポジションではありましたが

潤花>>天いろみねり>>(超えられない壁)>>春乃さくら

ほどに存在感の格差がありすぎました。そもそも役の格差がありすぎるんですよ、路線娘っぽさがまるでない役で。はっきり言って春乃さんの役は本来なら(路線から外れた)ベテラン娘役が良さそうなんですね。
歌ウマと評判の春乃さんですが1幕では1度も歌わず、2幕では1度だけ10秒くらい歌ったかな?その10秒でも安心安全に歌ウマだとはわかりましたが、声を覚えられなかった。

天いろさんは・・・ただ歌ウマなだけじゃなく、声に特徴がありますね。お顔立ちもただ可愛いだけじゃなく個性がある。
春乃さんは歌ウマだし、美人だけど、歌声や顔立ちのインパクトが薄いんです。今回キツそうな目つきのメイクでしたが個性を出すためかなぁ?

やっとやっと、やっとやっとのトップスター就任な芹香さんの嫁として正直、物足りないです。

取ってつけたようなトップ夫妻になる事は否めないんだし、せめてカジロワにはプレお披露目っぽさが欲しかった。なのについぞ、フィナーレを含めて「キキさく」プレイはありませんでした。

というわけで、
あくまで私の感覚ですが、
真風さんの退団公演としても、
芹香さんの2番手ラスト公演としても、
春乃さんのプレお披露目としても、
物足りなかったです。良かったのは、天いろさんがまだまだ頑張ってくれそうなのがわかった事。

劇団はカジロワより次の雪組公演に気合を入れているような気がしてなりません。
109期生お披露目も、阪急友の会ご招待も雪組だしなぁ。

おかわり観劇予定ですのでまた感想を記事にするつもりです。

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愛用のキッチンスケールはこちら

2023年4月1日 追記
映画版を観てから2回目観劇し、だいぶ感想が変わりました。エイプリルフールの記事ではありますが嘘ではありません。

コメント

  1. やすみ より:

    たーさま
    こんにちは。
    カジノロワイヤルの感想ありがとうございます。
    退団公演はショートの二本立てでお願いしたいですよね。
    思い切り退団気分に浸りたいものです。
    任期長かったし、コンサートも2回連続でしていますね。
    ご本人の意思もあったのでしょうね。
    4月に見ますが、待ちきれずプログラムは先に入手しました。
    確かに通常より重く真風ファンが喜ぶ写真満載ですね。
    他のプログラムとの重さ比べの件、笑いました。
    いつもためになる記事をありがとうございます。
    本日は帝国劇場スパイファミリーへ、週末はジェーン・エアを見ます。

    • 関西の、たー 関西の、たー より:

      やすみさん、そうですね!コンサートを2度やってるからショーはなくてもええやん、なところはあったかも!
      ただやっぱ、大劇場でやる退団公演って特別なんですよね。はい、私もめいいっぱい退団気分に浸りたかったです。フィナーレではいちおう、お約束の真っ白衣装で登場してくれたりくれたんですけどね・・・

      やすみさんは4月に観劇予定で、すでにプログラムを購入したんですね。はい、持った瞬間「いつもより重い!」って思いますよね~。自分の感覚が正しいのか確かめるべく帰宅後に測ってみたんですが、応天の門プログラムの約3割増という結果には驚きましたよ~

      スパイファミリーはいかがでした?さらに週末にジェーン・エアですか~。
      どちらもジェンヌOGの方々が出演していますね、特にジェーン・エアは豪華!実力派お三方!あと密かに大澄賢也さんにもハッとしたりで。
      是非感想をお聞かせくださいね。

      いつもありがとうございます。
      今後もどうぞよろしくお願いいたします。

  2. 絵里 より:

    たーさん、こんばんは!

    カジノロワイヤル、そうなのですね(汗)シャーロックホームズのワチャワチャで置いてきぼりになって楽しめなかったので、そう伺うと不安です。
    トップの退団公演は放っておいても売れますし、退団公演はいまいちなものが多いというイメージですし、なるほどぉ……という感じです。

    春乃さんはカルトワインでもうまかったけれどやや地味かな?感がありましたが、キキちゃんディナーショーではなかなから良さそうな組み合わせと思いましたので次回別箱からを楽しみに見守ります。

    おかわりで感想が変わることも結構ありますし、私の初日はまだまだ先ですのでたーさんのおかわり観劇感想も楽しみにしています。

    • 関西の、たー 関西の、たー より:

      絵里さん、ふたつめにいただいたコメントを読みお名前を私の判断で修正させていただきました。申し訳ない事にここのコメントは読者さんは修正出来ませんから、今後もコメントにてお伝えいただければ私が対応させていただきます。

      はい、シャーロック・ホームズはかなりワチャワチャしていましたね、照明控えめな暗いシーンが多かったし。とはいえクライマックスではプロジェクションマッピングを使ってゴージャスでした。
      カジロワはだいぶ低予算かと。トップの退団公演は迷作になりがちなんて言いますよね、でね、低予算にもなりがちなんですか?

      カルトワインは配信すらしてくれず残念です。瑠風さんが大活躍と聞いていましたが春乃さんもなんですね。ストーリーも良かったそうで、本当に残念。
      えっ!!!芹香さんのDSに出てました???いやん、私は配信を観ていたのにサポートメンバーで覚えているのは風色日向さんだけで。先程ネットで春乃さんが出演していた事を確認しました。
      う~ん、言い訳になっちゃいますが地味というか華やかさ少なめというか、そんなタイプなのかな。宙組だと「夢千鳥」の配信で山吹ひばりさんが出た瞬間ドキューンってなったんですよね、そうゆうのが春乃さんにはなかったなぁ。覚えていないという事は歌唱や美貌に問題がないという事でもあるのですが。

      月末ですがおかわりしますのでまた感想を記事にするつもりです。東京にも申し込んでいますので当選している事を祈っています。

      いつもありがとうございます。
      今後もどうぞよろしくお願いいたします。

  3. こんちゃん より:

    関西の、たー様

    いつも楽しみに拝読しております。ライビュ専科の地方民です。

    カジロワの早速の観劇感想をありがとうございます。

    私は原作を読みました。原作には、ロマノフの遺産も学生運動もイルカの話もありません。著作権が切れている作品ですので、だいぶ小池先生のアレンジが入っているようですね。

    原作でも芹香さん演じるル・シッフルは、ソ連のスパイ監視組織「スメルシュ」のメンバーに殺されます。

    春乃さん演じるヴェスパーは、原作ではボンドの部下です。ボンドはヴェスパーと行動を共にするうちに真剣な恋に落ち、スパイをやめて結婚して平和に生きようと決意します。

    だが、ヴェスパーは実は、ソ連からイギリスの秘密情報部「MI6」に送り込まれたスパイで、母国の恋人を人質に取られています。

    ヴェスパーはボンドへの想いと、スメルシュからの脅しの板挟みになり、自殺してしまいます。

    ヴェスパーを原作どおりのキャラにすると、潤花さんの立場をくってしまうので、ヴェスパーは存在の薄い地味なキャラになってしまったのですね。

    天いろさんの役どころは原作にはいませんが、ゴージャスでぐいぐい前に出る、典型的なボンドガールっぽい役回りのようで楽しみです。

    • 関西の、たー 関西の、たー より:

      こんちゃんさん、流石ですね~、原作を読んだなんて!ふふ、宙組はロマノフが好きですね。学生運動はレミゼっぽいかな?イルカは元ネタ不明ですがイケコにとっては重要だったようです。旭川はめっちゃ内地で海に接していないけど、潤さんにはイルカのようなピチピチ感がありますね。

      あら~、芹香さんは原作でも殺されちゃうんですね。空回りしまくるキャラで最後には射殺されちゃって悲しくなりました。通常営業ならこうゆうのも良いんです、2番手ってそうゆう役回りだし。だけど長い長い時間をかけて、やっとラストを迎えた2番手なんですからもちっと良いキャラであって欲しかった。

      んま~、ヴェスパーは本来なら壮絶人生なキャラだったんですね。
      でね、なんかめっちゃ似ているストーリーを思い出しました。ブラッド・ピット主演の「マリアンヌ」という映画です。第2次世界大戦下の1942年、イギリス工作員カップルのブラピとヒロインはラブラブで娘も生まれるんですが、実はヒロインがドイツのスパイだったんですね。そして愛するブラピと娘を守るために自死します(自ら頭を撃ち抜く)。原作のヴェスパーはどんな自死を遂げるんでしょう?
      カジロワは第2次世界大戦後の1968年の設定ですからホンマ、かぶる~

      アナベルの天いろさんは確かにボンドガールっぽい。そしてハイローの純子ともかぶるかな。今思えばハイローの頃すでに、天いろさんはトップ娘から外れていたような気がします。

      いつもありがとうございます。
      今後もどうぞよろしくお願いいたします。

      • こんちゃん より:

        関西の、たー様

        いつも楽しみに拝読しております。ライビュ専科の地方民です。

        『カジノ・ロワイヤル』の原作のラストは、ボンドがヴェスパーを海辺のコテージへの宿泊旅行に誘います。

        ボンドがヴェスパーに意を決してプロポーズすると、ヴェスパーが涙をはらはら流して

        「嬉しいわ。ちょっと一人になって心を落ち着けたいの。」

        と言うので、ボンドが

        「すまない。驚かせてしまったようだね。俺も体が火照ったから、ちょっと泳いでくるよ。」

        そしてボンドがひと泳ぎしてコテージに帰ってくると、ヴェスパーは薬品を飲んで息絶えておりました。

        小一時間では書けなそうな長い遺書があったので、ヴェスパーはおそらく事前に遺書を用意して、ボンドとの最後の旅行に臨んだのでしょう。

        原作者のイアン・フレミングさんは、第二次世界大戦中はイギリス海軍秘密情報部で勤務していた方なので、ハニートラップとか拷問とか、スパイ稼業の過酷さや哀しみの描写にリアリティがあって興味深かったです。

        ブラピの「マリアンヌ」面白そうですね。今度探して見てみます。

        • 関西の、たー 関西の、たー より:

          こんちゃんさん、カジロワ原作のラストを教えてくださりありがとうございます。
          なんだぁ、ヴェスパーってとことん重要な女性だったんですね!もうむっちゃ驚きました。とはいえ陽キャラ100%な潤さんには向かないからデルフィーヌというキャラを作ったんでしょう。
          そうか、ヴェスパーも裏メニューだったんだ。宝塚版では地味な存在だけど原作では大物で、それゆえ次期トップ娘が演じるのにふさわしいってわけですね。

          原作者のイアンさんはそれなりの経歴ゆえスパイ稼業の表現にリアリティがあるんですね。
          あら!アマプラにカジロワの映画版(ボンドを演じるのはマーティン・キャンベルダニエル・クレイグという俳優)があるので観てみようっと(2023年3月18日追記 マーティン・キャンベルは監督であり、主役の俳優はダニエル・クレイグだと読者さんから教えていただきました。ご指摘ありがとうございました)。ビジュアルはショーン・コネリーの方がボンドっぽいかなぁ?
          ボンドが結婚を考える女性って死ななくちゃいけないんでしょうね。ボンドが幸せな結婚をしたら物語が終わっちゃうから。
          「マリアンヌ」もアマプラにありますよ~

          いつもありがとうございます。
          今後もどうぞよろしくお願いいたします。

  4. 昭和っ子 より:

    私も火曜日のソアレを観てきました

    久々に小池氏 案外トンチキ作品(笑)オリジナル小池作品風に感じました

    多分真風さんの歴史を語りたい為「007カジノロアイヤル」にしたのかな?って感じ

    途中でラスプーチンが出て来たのが特にビックリ
    あれは朝夏まなとさんのラスト公演でやはり話はロマノフ「神々の土地」
    ウエクミさんが怜美うららちゃんに 私の作品に出るまで退団はしないでって言った作品
    スッシーさんマリア大公?だったよね(最初の写真)
    その時に出てきたラスプーチンは愛月ひかるさんのヒット役
    でもその怪演がのちのちまで2枚目のイメージから離れていった

    まだ芹香さんは組み替えで宙組でなかったが今回同期の愛月さんのラスプーチンをまぁ扮しているとは言え
    なんか因果を感じます

    アナスタシアもアニメ版はラスプーチンが2番手の悪役 ミュージカルになってその存在は無くなるが
    小池氏がミュージカル アナスタシアにするならラスプーチンにしたかも

    007の方の感想 基本的にあまりありません

    真風さんは星組時代 美弥るりかさんが星組に居られた時までは必ず観てだのですが
    美弥さんが月組になられてからの作品は全くわからなく
    宙組に組み替えされてからの真風さんしか知らないので一概に真風さんの歴史は語れないが
    星組時代は頼りない大きな子ってイメージでした

    芹香さんの初めての新公主演の時は2番手でかなり真風さんが大きな失敗をハラハラしました
    その時の芹香さんは立派でした
    この作品「愛と青春の旅立ち」かなり著作権の問題で今は全くみられません
    ちなみにヒロインは音波さんです

    どんどん話がそれましたが
    真風さん
    本当ご苦労様って感じ
    コンビ2人は別々の道を行くのねって感じでしたね

    私は最後のパラシュートの場面 紫吹淳さんと映美くららさんの「薔薇の封印」を思い出しました
    この作品 小池氏の一本物3部主人公(紫吹)バンパイヤでした

    まぁ 真面目に小池パロディと真風さん思い出特集と思えば楽しいかも

    私がお好みの若手も居るしね

    でも今回は亜音くんはチョットキラキラ減って
    応天の藤原るーさん派(既に名前忘れた)の兄弟っぽい あそこまでクソ兄弟ではないが
    チャラ兄弟で残念でした

    私のお変わりはもう月末かも
    今回自力席が一枚も無いので次のチケットはあてになりません

    今週は 黒田育世さんの 「波と暮らして」と言う コンテンポラリーのダンスを観に行きます
    これに柚希礼音が出られます
    友人の付き合いですが
    多分私には合わないかも

    まあダンスは好きだから見てみないとどんなものか?わかりませんが 

    お初って感じです

    • 関西の、たー 関西の、たー より:

      昭和っ子さん、そーーーなんです、カジロワってけっこうトンチキってますよね。イケコなのに~
      はい、ストーリーよりも真風さんの集大成ぶりを重視したのかもしれません。宝塚を出たらたとえ舞台に出ても当て書きしてもらえる事はなかなかないでしょうし、こうゆうのもいいんですが・・・芹香さんが射殺されちゃうのがなぁ。

      原作にはないロマノフをしつこく出したのは「いかにも宙組」っぽいw
      はい、カジロワの最初の方で寿さんのマリア皇太后画像が出ていました。私は神々の土地は映像でしか観ていないんですが寿さんの女装がとても素敵でしたし、生で拝んだアナスタシアでもデコルテの美しさにウヒョ~となりました。
      ラスプーチンは愛月さんに分があったかな、だけどはい、あの熱演ラスプーチンゆえに愛月さんは別格になっていったんですね。
      さらに芹香さんが宙組に来て愛月さんの別格ぶりがいよいよ極まっていったんでしょうから、芹香さんがラスト2番手でチラッとではあれラスプーチンを演じた事には意味があるんでしょうね。ま、こうゆうのもある程度宝塚を知ってなきゃわからない裏メニューです。キョロキョロしたりコックリコックリしたり前かがみしたりな学生さん達にはわからなかったろうなぁ。

      真風さんって星組では「頼りない大きな子」だったんですか?なんかわかるような。
      配信で「オーシャンズ11」の新人公演の配信を観たんですが、真風さんめっちゃ頼りない!歌もかなりヤバかったかと。ただ芹香さんといい、若々しいふたりのフレッシュ感が眩しかったです。
      「愛と青春の旅だち」新公では芹香さんが主役だったんですね。私は映画のこれ、すごく好きです。曲も良いしね。音波さんがヒロインだし、なんと脚本がダーイシだし、出来たら宝塚版の映像を拝みたいんですが著作権問題ですかぁ~

      はい、真風さん潤さんは退団とともにサヨナラっぽい感じですね。学年が離れている事もありますが、潤さんのキャピキャピ(?)ぶりと真風さんには温度差があるというか。椅子にくくりつけられた潤さんが立ちがってピョンピョンする姿を眺める真風さん、男役から女性に戻ってマジで笑っていました。

      亜音さんはそうですね、ちょっとキラキラが少なめだったかな。一緒にいた風色さんの方がキラキラっていたような。風色さんマジでスタイルいいですよね、一時(「壮麗帝」の頃)ふっくらしていたけど今はすごく細いし。たしかにきょうだいそろってチャラっていましたね。

      私のおかわりも月末です。実のところもう気持ちが東京に向かっていまして、先日申込んだ第2抽選にどうか当たっているよう心底祈っています。

      柚希礼音さんが出演する「波と暮らして」、私もちょっと調べました。「ラストパイ」というお芝居とのセットのようですね。森ノ宮ピロティホールで。
      是非感想をお聞かせください。

      いつもありがとうございます。
      今後もどうぞよろしくお願いいたします。

  5. めい より:

    小池先生は演出や潤色等の加工は上手ですが、物語を一から作る才能は乏しいと思います。
    せっかく「カジノ・ロワイヤル」という原作があるのですからその話を元に脚本を書けば良作になったかも(と、偉そうなことを書いてますがまだ観てません)。

    私は小池先生の「PUCK」(涼風さん主演版)で宝塚嫌いが治ったので、先生の演出力には感謝してますが先生が話をつくったオリジナル作品にはがっかりさせられ続きです。なので来週観るのですが期待値低めです。

    オリジナル作中、最がっかりは・・・望海風斗さん退団時にスカイステージでインタビュー番組がありました。
    その中で花組時代に出演したドラマシティ公演「マインド・トラベラー」の話が。
    主演の真飛聖さんから
    「ドラマシティのチケット代知ってる?それに見合うことしてる?」
    旨を言われた・・・という話です。

    この公演、大変入りが悪かったのでこの話になったのかと思いますが、それを言うなら作&演出の小池修一郎先生に言ってほしかったですね。
    「先生、ドラマシティのチケット代知ってますか?それに見合う面白い脚本になってますか?」

    出演者は主演の真飛さんや相手役の華城さん、2番手の未涼さん等全員、熱演でよくやってました。
    でも話が面白くないのです。始まってすぐ寝てしまい脳の海馬がなんとか等と言ってたことくらいしか覚えてません。
    チケット代の定価は忘れましたが、サバキ(たくさん居ました)価格は3列目で3000円でした。2000円や1000円のもありました。ドラマシティは半分くらいしか埋まってなかったと思います。

    • 関西の、たー 関西の、たー より:

      めいさん、イケコはアレンジが得意でありイチから作るのは苦手なんですね。
      そういえばアサリにしたって、英語を日本語に訳す能力やセンスは素晴らしいけれどイチから物語を作るのは下手なのかな。アサリが鬼籍に入ってからも四季はオリジナル作が不発続きっぽいしぃ。
      それだけ「イチから作る」は大変なんでしょうね。そりゃあ、出来たものをアレンジする方が簡単ですもんね。

      はい、アレンジはそこそこにしていただきたいものです。
      私はワンスで、イケコが時に原作をまるっと無視したアレンジをする事もあるんだと学びました。私はカジロワの原作を読んでいませんがきっとワンスよりはだいぶマシじゃないかと。
      それでももっと、原作に沿ったカジロワにして欲しかった。
      ポーの一族が素晴らしい仕上がりになったのはやっぱ、原作にかなり忠実だったからじゃないでしょうか。

      「PUCK」は龍真咲さんのイメージでしたが初演は涼風さんだったんですね。しかも原作がシェイクスピアなんだ!真夏の夜の夢、なんて聞くと私はユーミンの歌を思い出します。

      「マインド・トラベラー」ってそんなにひどいんですか?スカステの番組詳細を見るとそれなりに良さそうな感じなのに。記憶喪失になった真飛聖さんは結局記憶を取り戻したんでしょうか?
      はい、客入りが悪いのは作品に問題があるからですよ。ジェンヌさんは皆さん努力していますもんね。
      開演早々すぐに眠くなるなんてある意味、不眠の治療に使えそう。

      ありますよね、「話がちっとも面白くない」って。私にとって生観劇した中でもっとも面白くなかったのは「夢現の先に」でした。どうにも面白くなかった。そういえば亜音有星さんが寝たきり(いわゆる植物状態)設定だったなぁ。だけどマインドは自由で、マインドの中で鷹翔さんと交流するようなストーリーだったかと。まさにマインドでトラベラーしていたかも!うわっ、マインドものはハイリスクだ~

      昔はサバキさんがたくさんいたんですね。先日のカジロワではトップスター退団公演ゆえひょっとして?と例の看板のところを確認したのですが、どなたもいませんでした。
      私はネットで5万10万の超高額転売をする人がどんな顔しているのか拝んでみたいです。きっとあの看板じゃなく、別のひっそりとした場所で待ち合わせるんだろうなぁ。

      いつもありがとうございます。
      今後もどうぞよろしくお願いいたします。

  6. comugi より:

    たーさん
    こんにちは。
    私も「カジロワ」観劇しました。
    色々思うところがありましたが、読者さんとのコメントやり取りで、「風色さん」にコメントされているのを見てむずむず話しに入りたくなりました。
    私、没落貴族のすっしぃ一家が登場した時、2人の息子の内、風色さんに目が行ったんです。あんな若手イケメンいたかなー?と。チャラ度合いもとってもキラキラ。パンフで確認して、風色さんかーーーと。前の宙組公演では、キキちゃんにくっついていたオールバック(確か)の印象しかなかったんですけど、今回はよかったですね。対となる潤花3姉妹の下の妹たちとの並びもよかったです。最後はしどりゅうにもっていかれましたが。
    しどりゅう、前回から骨太の役(大食い、からのCIA)がついてますけど、個人的には「フライングサパ」のサイボーグのような透明な感じのお役がよく似合ってたと思います。ウエクミ先生の采配ですね。マリア皇太后の役をすっしぃさんに最初にしたのもウエクミだし、やはりウエクミ先生はちょっと宝塚から遠いところに立ってみてたのでよかったんでしょね。次に来る先生に期待したいですけどね。

    • 関西の、たー 関西の、たー より:

      comugiさんもカジロワ観劇したんですね、感想をありがとうございます。
      はい、風色さんめっちゃイケメンでしたね。そう、チャラ度合いも板についていました。
      私はハイローの風色さんもかなり華やかだと思いましたよ。ひっつめ髪ではありましたが高身長でスラッとしたプロポーションが抜群で、芹香さんの隣りにいても決して劣っていなかった。
      今回はハイローの時と真逆のキャラですが、前髪をチャラチャラさせて雰囲気づくりがお上手でした。飛ぶ鳥を落とす勢いな亜音有星さんとセットだったのに風色さんに軍配が上がりましたね。
      そしてそう、最後は紫藤さんに持っていかれました。

      はい、私もサパの紫藤さんすごく好きでした。サイボーグみたいなキャラがよくお似合いでしたね、顔やプロポーションが素晴らしいのもサイボーグっぽさの演出に合っていたし。
      そう、ウエクミはジェンヌさんの個性を引き立てるのがうまかった。寿さんにマリア皇太后も本当にナイスで、私は寿さんで真っ先に思い浮かぶのがマリア皇太后のデコルテです。こんなにも美しいデコルテを男役ゆえ隠し続けていたなんてもったいないと心底思いました。

      そうです、ベテランで組長な寿さんに女装させちゃうなんて、宝塚ラヴ☆な先生方には出来ないはずです。
      宝塚に執着がないウエクミだからこそ出来たのでしょう。

      ポストウエクミはユカタンに期待しています。万華鏡百景色はショーですし、なんせトップスターが超保守的で代わり映えしないスタンスではありますが、ユカタンならどうにかしてくれるかもしれません。

      いつもありがとうございます。
      今後もどうぞよろしくお願いいたします。

  7. ランキングから来ました。 より:

    たー様、ブログはランキングで見つけてずっと拝見している一ファンです。
    以前 匿名を名乗り2度ほど、他のブロガーのたー様のブログ対する記述関して
    コメントをしてます。

    上のコメントお返事に、映画のボンド役者さんのお名前あがってますが、多分監督の名前で、
    役者の名前はダニエルクレイグだと思います。

    私も、なにか素敵な名前を名乗って、たー様のブログにコメントしたいのですが、思いつかずでした。
    宝塚の話題やお出かけレポート、読者さんとのコメントの交流等楽しく拝見しています。
    また名前を決めてコメントさせていただきたいです。
    よろしくお願いします。

    • 関西の、たー 関西の、たー より:

      ランキングから来ました。さん、この度はご指摘ありがとうございました。先程コメントを訂正したので確認いただけると幸いです。

      以前も匿名で2度ほどコメントくださったんですね。ふふ、他のブロガーが誰なのかわかりますよ、ここしばらくおとなしいかな?

      名前なんですが、迷っているうちは決めなくて良いと私は思います。
      匿名のままでも、その都度違う名前でも良いのではないかと。ただ、違う名前だと過去のコメントを検索出来ないんですよね。ちなみにランキングから来ました。さんのIPはその都度変わるらしく、IPで過去コメントを検索する事は出来ませんでした。

      名前が決まらずコメントを躊躇するくらいなら適当な名前や匿名のままでコメントいただけると幸いです。
      この度は本当にありがとうございました。
      こちらこそ今後もどうぞよろしくお願いいたします。

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