「東京公演の抽選にも申し込んで良い?」「 ええよ」

宙組公演の発表を受けて夫と私の感情は正反対に向かいました。
発表前は2人並んで「わからない」の位置にいたけれど、発表後は直ちにそれぞれに背中を向けて「観たくない」と「観たい」に突っ走った。私が「2枚で申し込もうか?」と尋ねた時の夫は首を振り「俺はええわ」と即答しました。
続けて
「(夫が子どもの頃スターだった某野球選手OB)の娘やしやっぱ辛いわ、俺には無理」
って。

夫も私も超・即決でしたから本当は発表前からそのつもりだったんでしょう。だけどお互い「わからない」としていたのは20年以上かけて築いてきた夫婦円満の秘訣ってやつですかね?発表前から相手の腹を探ったり発表後に相手の意思を否定したりせず、お互いを尊重しました。

ただ・・・
今回の私は夫を尊重して終わりにせず、夫が決して望まない事を承知で「東京公演にも応募したい」とお願いしたんです。
だってだって、

宙組特別公演
■主演・・・芹香斗亜、春乃さくら
◆宝塚大劇場:2024年6月20日(木)~6月30日(日)<一般前売 未定>
◆東京宝塚劇場:2024年7月20日(土)~8月25日(日)<一般前売 未定>

https://kageki.hankyu.co.jp/news/20240413_4.html より引用しました

大劇場での期間がむちゃくちゃ短いんだもん。こんなの関係者だけでソールドアウトでしょ。
東京もそうかもしれない、だけど期間が長いし応募だけはしたいと思ったんです。
でね、夫はあっさりOKしてくれました。

「あんな・・・」
「なんや?何が欲しいねん?いくらや?」
「お金もかかるねんけど時間もかかるねん・・・ごめんやけど宙組公演の東京公演の抽選にも申し込んで良い?」
「大劇場でやるんやろ?」
「たった10日しかやらないからまず当たらないわ、東京やとひと月以上やから。」
「当選しても直前に中止になるかもしらんやん?」
「可能性は十分にあるわ。というか当選するかわからへん。だけど応募しておかないとずっと後悔しそうやのよ。応募してハズレたのと応募すらしなかったのでは違うし、それに・・・」
「なんやねん、はよ言えや。」
「キキ、これきりでやめるかもしらんやん?」
「ん・・・わかった。ええよ、当たったらええな。」

東京公演に当たるかはわからないけれど、良い夫には当たりました。

コメント

  1. めい より:

    ほんと、大当たりの良い夫さまですね。何でも話し合える夫婦というのは、あまり居ない気がします。
    仲悪いを通り越して「うちは家庭内離婚やねん」と、ずっと言ってる友達も居ます。その友達は公務員を勤め上げた人で、たっぷり退職金も入り、親の遺産で買った自分専用の別宅マンション(何度か遊びに行きましたが駅から見える3LDKの良いマンションです)も持ってます。なので高校生だったころからの気の知れた間柄でもあり基本、人さまの生活には口を挟まない主義の私ですが「そんなんやったら離婚したら?ここに引っ越したら良いやんか」と、思わず言ってしまいました。因みにその夫も大企業サラリーマンでした。でも、いろいろ理由があって離婚は難しいのだそうです。聞くと、そらまぁとりあえず現状維持で良いかもね~と答えざるをえませんでした。

    そこまで行かなくても、どケチな夫(妻の入院費用をケチる人)とかも居ます。このどケチ夫には今でも怒り心頭です。妻に給与額とかボーナス額とかを教えず毎月、一定の金額を渡すだけなんて!聞いたときはアタマにきました。家政婦扱いじゃないですか!私の友達がその妻で専業主婦でした。彼女が癌になったときも入院費を出し惜しみ「個室は高いから」で、大部屋で入院生活。結局2021年に亡くなってしまい、ものすごく悲しかったです。小学校からの友達でした。
    そういうあれやこれやがあるので、仲良いご家族や優しい夫の話題に癒されます。

    宙組、観られたら良いですね。私はまぁ、どっちでも良いかな?と思います。

    • 関西の、たー 関西の、たー より:

      めいさん、はい、大当たりの夫です。昨日の夕食では、まだ当選したわけでもないのに東京公演について「帰りは夜行バスにするけど行きは新幹線にしたい」と伝えたところ「もうババアなんやから往復新幹線に乗ったらええやないか、俺のEX-ICカードを使えばええんや」と言ってました。

      今はママ友の付き合いをやめた私ですがかつては周囲にいましたよ、「あいつ(ご主人)はATMやねん」と言ってたママ友が。そういえば私の母も「まこと(私の父)は大嫌いやったけれど幼かったあんた(私)のために10年離婚を我慢した」としょっちゅうこぼしていました。そんなん、私に言われても迷惑なだけなんですけどね。

      私の父は今回のめいさんのコメントに登場する後者(どケチ夫)のタイプでした。とにかく自分の事しか考えられない人だった。家族に使うお金は惜しむけれど自分が贅沢するのは大好きで見栄っ張りでした。おおかたどケチ夫さんも自分に使うお金は惜しまないタイプなのでは?妻(めいさんの小学校からのお友達)が癌になったのに医療費をケチったそうですが、このテのタイプはえてして、自分が癌になったらめっちゃお金をかけるし妻の看病(毎日のお見舞いなど)を当然だと考えるんですよ。
      あとお友達さんは子宮頸癌だったりしませんか?もしそうなら夫婦生活によるウイルス感染が原因ですからどケチ夫さんが元凶である可能性があります。

      高校生からのお友達さんについてははい、現状維持で良いように私も思いました。離婚するには結婚するよりエネルギーを消耗すると言いますしね。
      離婚しないのなら「長生きした方が勝ち」です。先に死んだら遺言書を残していたって遺留分の25%は大企業リーマンだった夫さんのものになります。逆に夫さんを見送れば最低でも夫さんの遺産の25%は相続出来るんです。たとえお金の話を抜きにしても長生きした方が勝ちですから、お友達さんにはどうか元気でいて欲しいです。
      本当なら小学校からのお友達さんにも長生きして欲しかった。夫にさんざん虐げられた上に夫より先に亡くなったのでは完敗になってしまいます。ご遺族やお友達、そして誰よりもご本人にとってさぞ無念だったはずです。

      私は本当にラッキーでした。それに甘えすぎず「原則、夫ファースト」を心掛けます。
      はい、せっかく夫が許してくれたのですし宙組公演を観たいです。ここで大劇場・東京とも全部ハズレると相当ショックでしょうね、覚悟しておくつもりですが。

      いつもありがとうございます。
      今後もどうぞよろしくお願いいたします。

      • めい より:

        友達は乳癌でした。乳癌は対処しやすいほうの癌と言われてますが、悪性だったんです。夫は大学院を出て大手メーカーの研究所勤めでした。化学系の研究所は工場併設のことが多く、茨城県の田舎に住んでました。家を新築した後「遊びに来てね」と何度も言われたのに東京から遠いし、結局行かなかったのを今では後悔しています。お家を見せたかったかもしれないのに。私が上京すると特急に乗って東京まで来てくれる優しい人でした。

        宙組、ほんとに観たい人だけにチケットが行くと良いですね。世の中、おかしい人も居るので迷惑な掛け声とか止めてほしいです。昔、姿月あさとさんトップ時代に上演中に銀橋に上がった人が居ました。障がいのある男子中学生だったかと記憶しています。銀橋に姿月さんひとりの時でした。怖かったでしょう・・・ファン嫌いになるのも仕方ないですね。劇団にはチケットの売り方、上演時の安全配慮等、十分気を付けてほしいです。

        • 関西の、たー 関西の、たー より:

          めいさん、お友達は乳がんだったんですね。しかも悪性だったんですね。
          はい、「化学系の研究所は工場併設のことが多く」ってまさにかつての武田薬品工業がそうでしたね。とはいえ大阪が本拠地だった頃は十三だったので立地がすごく良かったんですけどね。ホンマに十三は特別なエリアでした。

          お友達がご存命のうちに茨城県のお友達の自宅に遊びに行かなかった事を悔やんでいるんですね。これといった観光地や特産品が思い浮かばないし、物理的な距離も気になる県ではあります。
          お友達からするとめいさんに会うために茨城から特急で東京に来るのは楽しかったんじゃないでしょうか。リフレッシュになるし、東京には楽しいレジャーがいろいろありますから。単に「東京に行く」では難色を示すであろう夫氏を説得する事も出来たでしょうし。お友達とのたくさんの思い出が東京にあるのは素敵な事だと私は思います。

          宙組のチケット、どうなるでしょうね。なるようにしかならないです。
          あら、姿月さんには大変な事があったんですね。はい、さぞ怖かったことでしょう。いつからか合理的配慮だったか、障害者も楽しくすごせるようにする法律が出来たんじゃなかったでしたっけ。で、車椅子の方が映画館で、映画館のスタッフさんに自分を抱きかかえて一般人向けの座席まで運ぶ事を要求したんでしたっけ。本人としては合理的配慮を求めただけだったのでしょう。ですがスタッフさんが要望を断ったのでSNSで晒し者にするつもりが逆効果だったような、そんな顛末だったかな。誰でもイージーに発信出来るようになった事にはメリットもデメリットもありますね。
          銀橋に上がった中学生の件は学校のイベントだったのか家族のレジャーだったのか、いずれにせよ中学生本人ではなく計画した側に責任があります。万一の事があれば皆が不幸になってしまうのだから権利ばかり主張せず出来る範囲で楽しむ方が良いと私は思っています。

          この度の宙組公演はマスコミが入り込んでしまいそうだから劇団の配慮が必要ですね。もっとも、内部にマスコミと通じている人が複数いるようなので完全に防ぐ事は無理でしょうが・・・

          いつもありがとうございます。
          今後もどうぞよろしくお願いいたします。

  2. あかね より:

    たーさん

    宙組再開の話題とくれば・・・やはり登場させて頂かねば!!ということでお邪魔致します(笑)
    素直なお気持ちを、取り繕わず記事にして下さってありがとうございます。たーさんがチケット確保に参戦されること、嬉しく拝読しました。

    ご遺族はパワハラを認めて謝罪する、それ以上のこと、退団や公演中止は元より望んでいませんでした。裁判も望みませんでした。理由は分かりません。
    そして先日合意されました。複雑なお気持ちを抱えながらも、ご遺族が合意して下さったことに感謝しながら、有難く宙組を観たいと思います。

    他の方のブログもざっと拝見しましたが、劇団やパワハラ上級生(といわれている方々)に前置きで不満や注文を散々述べつつも、皆さん結局は見たいんだな、という印象です。素直に見たいって書けないのは分かりますが、上から目線で「見守る」というスタンスが多いのが気になりました。その点たーさんは、ダイレクトに「見たい」という気持ちを表現されているのが、やっぱ違うなって思いました(笑)。
    ※余談ですが、ブロガーさんには「みんな思っていると思いますが」という枕詞を使って、先日の記事の名古屋市民の方ではないですが「自分の意見が総意」的な発言する方が多い気がします。

    週刊誌記事で悪の権化となった芹香さんがどんな風に登場するのか、宝塚ファンなら興味はありますよね。変わらず好きな人はもちろん見たいし、嫌悪を抱く人も気になると思います。嫌い嫌いも好きの内ですからね。話題性は花月雪トップさんのサヨナラ公演以上かと。そこに芹香さんは、どう存在するのでしょう。直で観て、感じたいですね。舞台の熱量は嘘をつかないから、組子との関係も記事通りなのか分かるかなと思います。でもきっと配信でしか見れないでしょう(泣)

    ご主人を当たりって明言できる関係性、素敵ですね~。たーさんは正直な方だし、ご主人をちゃんとリスペクトしてるし、それがご主人にとって安心感を与えていい関係につながっているんじゃないでしょうか。ウチも素直に言いたいことを言い合って、妥協点で着地するパターンです。
    ご主人の宙組を「辛いから見ない」というのは、何がどう辛いのかなと、ちょっと気になりました。

    それから、以前の同じ穴の貉の記事にも、深く同意していました。宙組だけを蔑視する発想は悲しいです。故人の妹さんも「宙組は特にひどいけど宝塚にパワハラは当たり前」的なことを書いておられましたし。芹香さんは真っ黒だけど自分の推しはシロみたいな、そんな単純に線引きできる世界じゃないと思うのです。
    また、上級生を叩いて下級生が可哀そうと言う方が多いのも違和感があります。前にもコメントしましたが、手を差し伸べる人間がいなかった(少なすぎた)のも悲しい事故の一因かと。見て見ぬ振りも、加担に近いものだと思います。実情として、槍玉に上がらずとも関係ありませんと言い切れる組子がどれだけいるでしょう。だから芹香さんがこの作品で引責退団はないのではないかと、希望的観測を持っています。桜木さんがすぐ次でお披露目公演は・・・どうなんでしょうか??
    いずれにしろ、芹香さんがどう登場するのかで決まるかもしれませんね。群盗の時のような、圧倒的スターオーラをまとって、組子と熱い舞台を見せてくれるのか。それとも冷めるような舞台しか見れないのか。私は前者であって欲しいと願っています。

    って、ここまで午前中に下書きして、もう一回読み直してから後で投稿しようと思っていたら、新しい記事がアップされていて、それが私が書いた内容への答えみたいな記事で。ちょっとびっくりしました(笑)
    長くなって申し訳ないのですが、コメント欄の開放ってメンタル的にご苦労があるでしょうね。芹香さん擁護的な記事をアップさている方は、軒並み攻撃的なコメントで荒れてしまい、人気ブロガーさんだった方は心身に不調をきたし開店休業になっていらっしゃるし。読み手としては、自分と意見が合わない方にわざわざ攻撃に向かう気持ちが分かりません。きっと「べき思考」が強いのでしょうね。共感できるブログに遊びに行くのが、精神的に正解だと私は思っています。たーさん、いつも受け入れてくれてありがとうございます!

    • 関西の、たー 関西の、たー より:

      あかねさん、以前のやり取りで私は
      >ご遺族は今も、「大切な家族の命は決して戻ってこない」の状態のまま
      >そこから少しも動いていない
      とお伝えしましたし、この頃は自分の時間を進める事をためらいました。
      今もご遺族のお気持ちはそのままなのだろうと思っています。その事を十分に承知の上で私は「自分の時間を進める」と決めました。

      発信を気軽に出来るようになったと同時に嫌がらせも気軽に出来るようになり、それゆえ世の中に発信が溢れかえっているわりに本音はほとんどないんですよね。
      私も、宝塚ファンの多くが宙組公演を観たいと考えていると推測しています。他組を観ている方は特に。
      だけどその本音を漏らすとバッシングされかねないから言わない、あるいは自ら率先して宙組をバッシングして世間から嫌われないようにしているんじゃないでしょうか。

      発信を続けている人のすべてに「自分の存在を多くの人に知ってもらいたい」という欲求があるはずです。
      ただし何を重視しているかはそれぞれで、「好かれたい」あるいは「嫌われたくない」気持ちが強ければどうしても発言は日和見になります。だって自分の気持ちより世間の目が大切なのだから。
      私は自分の気持ちを大切にしているし、それよりも重視しているのは夫の気持ちだけです。世間にビクビクするよりよっぽどラクですよ、夫にさえ気遣いしていれば良いのですから。

      だけど発信者の多くが(ラクではない)世間からの反応を重視しています。
      だから他人を巻き込んだり、あたかも自分が世間の総意であるかのような口ぶりをするんです。
      他組の観劇を続けているくせに宙組を異様に蔑視する宝塚ファンがいるのは、宝塚ファンである事を世間から責められないための免罪符が欲しいからです。
      あとね、上から目線的な発言も世間から自らを守るためなんですよ。「見守る」はようは「様子見する」くらいの意味でしょう、ですが「見守る」と言う方が自分も守れるような気がするんですよね。私も過去に使ったかもしれませんから今後は使わないようにします。

      私は夫にだけは配慮しています。いや・・・夫だけじゃないですね、ブログ運営しているからにはサーバー会社に、ブログ村に登録しているからにはブログ村に、広告収益を得ているからにはグーグルにも配慮をしています。あと世間への配慮だってしていないわけじゃないんですよ、ただし優先順位としては最底辺です。

      夫の「(芹香さんを)辛いから見ない」はお父さんの影響でしょう、子ども時代のスターでしたから。夫にとって芹香さんはいつまでもその人の娘なんです。
      そして、芹香さんの行動に大きく影響したと思われる真風さんも夫は受け入れられなくなりました。現役時代は再三に渡り「カッコ良い」と褒めていたのに。コンサートに誘ったけれど有耶無耶な返事しかしないので断念し、私だけ行く事にしました。

      私も夫からの影響を受け、群盗を観に行った時は相当に色眼鏡で拝む気マンマンだったんです。
      だけどそう、芹香さんの圧倒的なオーラに感動しました。今思えば真風さんがいなかったからかイキイキしていたようにも思います。
      この度のショーのみの公演がどうなるかはわかりません。ハローグッバイを想像させるタイトルではありますがそのあたりもわかりません。
      私にとって恐ろしいのはただひとつ、「チケット全敗」だけです。

      コメント欄の開放ですがそーなんですよぉ、メンタル的にご苦労が絶えないんですよぉw
      ですが良い事もたくさんありました。初期が最も辛かったですがだんだん落ち着き、この度の芹香さんの件での荒れはありません。コメントを承認制にして不躾なコメント主を駆逐し続けている効果が出ています。
      開店休業状態になってしまった宝塚ブログの管理人さんも、現在コメントが荒れている宝塚ブログの管理人さんも、どちらもとても良い人なんです。そして、そうゆう善人なブロガーを狙って攻撃する人がいるのが現実です。

      あかねさんと私はだいぶ感覚が合うように思います。
      だけどいつも合うとは限りません。お互いのスタンスを大切にしてすごしましょうね。
      いつもありがとうございます。
      今後もどうぞよろしくお願いいたします。

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