私が薄顔の男性(男役)を好む理由

自己紹介など

一昨日ライブ配信で観た「Sweet Little Rock ‘n’ Roll」では、お坊ちゃんお嬢様な高校生たちが暇つぶし的に、クラスメイトのビリー(縣千さん)とシンディー(夢白あやさん)に嘘を吹き込んでいました。

ビリーには「シンディーはビリーの事、好きなんだって」
シンディーには「ビリーはシンディの事、好きなんだって」
と。
この嘘をきっかけにふたりはお互いを意識し、ドタバタしつつもカップルになるんですが・・・こんなの、お芝居だから成り立つんですよ。
少なくとも私は、こういった暇つぶしの嘘で悲しい経験をしました。
語ります~
宝塚と関係ないので、おヒマな方に読んでいただけると幸いです☆

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小学5年生だった頃の私は、女の子のみんなが好きになるような男の子が好きでした。
クラスメイトのヨシヒロくん。パッチリとした二重まぶたの大きな瞳が印象的な濃い顔のハンサムで、スポーツマンで快活で友達が多い男の子でした。

バレンタインデーにチョコレートを渡したい気持ちはありましたが私は「くせ毛・ブス・デブ」ゆえ、自粛するつもりだったんです。
だけどクラスメイトのサトミちゃん達数名がしつこく私に「チョコ渡したい子、おる?」と聞いてきたのでつい、ヨシヒロくんの名前を出してしまいました。

そしたら数日後・・・
「ヨシヒロくん、(私)ちゃんの事、好きなんだって」
ってサトミちゃん達が言ってきたんですよね。

私は、アホでした。
サトミちゃん達のたくらみに気付かず素直に喜び、浮かれて浮かれて、バレンタインデーにチョコをヨシヒロくんの家に届けに行ってしまったんです。
玄関にお母さんが出て、ヨシヒロくんは塾だとの事でお母さんに渡しました。

そしたらね・・・
次の日登校して教室に入ったら、クラスメイト達がこぞって私をバカにしてきたんです。
「おまえよくその顔で、ヨシヒロにチョコ渡しに行ったなー」
って。
そしてヨシヒロくんからは
「かーさんが受け取っちゃったけど、捨てたで」
とトドメのひと言・・・
傷ついて涙ぐむ私を眺めてニヤついているクラスメイト達の中にはもちろん、サトミちゃん達もいました。
明らかに私はいじめられていたのに、担任は何もしてくれなかったです。片親で、母は仕事を理由にPTAをすべてスルーし参観にもまともに来なかったから、「対応しなくても親から責められる事はない」と軽く扱われたのかもしれません。もっともこれは自分が母親になってPTA役員の力を知ってから気付いた事であり、小学5年生だった私にはただただ辛いばかりで、ヨシヒロくんもサトミちゃん達も先生も学校も、ぜーんぶ嫌になりました。
それでも登校拒否にはならなかったです。当時の住まいは古くて狭い文化住宅で、引きこもるスペースがなかったから。

渋々学校に通っているうちに囃し立てられる事はなくなりました。
だけど私はヨシヒロくんのような濃い顔立ちの快活な男の子が大嫌いになり、その後の男性とのお付き合いに大きな影響を及ぼしました。

ふふ、まだ続きがあるんですが、読んでくれます?

小学6年生になっても嫌な奴らとクラスは同じでしたが、朗報が!
ヨシヒロくんもサトミちゃんも中学受験する、と耳にしたんです。
貧しかった私は公立中に行く事が決まっていたので心底ホッとしました。

なのに・・・
公立中にいたんですよ、ヨシヒロくんが(サトミちゃんはいなかった)。
当時少年隊がむちゃくちゃ大人気だったんですが私は錦織一清さんのぱっちりした瞳や快活さにヨシヒロくんっぽさを感じて、薄いお顔な東山紀之さんが好きでしたね。
結局ヨシヒロくんとは高校まで一緒でした。

というわけで、
私の男性の好みはヨシヒロくんと真逆、つまり薄い顔で地味で寡黙な人になったんです。
だけどそういった男性とのお付き合いはなかなか大変でしたし、辛い失恋もして・・・で、濃い顔で口から先に生まれたような夫と結婚しました。

「宝塚の気まずい人事も時が解決していく」とコメントくださった読者さんがいましたが、私の悲しいバレンタインデーも時が解決しています。
今、テレビの「懐かしの映像」で見る少年隊はニッキが一番カッコ良いと心底思うんですよ。あのパッチリした目がなんとも素敵。それにダンスも、ヒガシももちろん上手いけどニッキが特別に素晴らしい!現在演出家としても活動していると読者さんから教えていただきまして、どんな演出なのかホンマ観に行きたいです。
宝塚やOSKの男役も、先に目が行くのは薄いお顔立ちの方ですが濃い顔の方も素敵に感じます。

以上・・・
本当はバレンタインデーの記事にするつもりだったんですが、甘小ロックのストーリーがストーリだったのでね、娘が塾から帰宅する前に記事にしてみました。

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