雪組は引き継ぎスッキリ!宙組と大違い

大劇場公演

大劇場千秋楽目前の週末、ようやく娘と雪組公演を観劇してきました。
そして初めて「入場認証」にチャレンジ!
保守的な私は、宝塚が公式サイトで入場認証をオススメしまくっても今まで通りまず発券機でチケットを出していたんです。今後も当面そうするつもりでしたが、娘が「入場認証で入ってみたい」なんて言い出しまして。
少々、不安がありました。

というのも・・・
今回の雪組チケットは、友の会の第2抽選で1枚当選し、その後先着順で同じ日時の公演を1枚購入したんです。
こうゆうのでも入場認証は対応してくれるのかな?と心配になりまして。

ま、正当に購入しているんですから、たとえ入場時にエラーになってもいいわけです。
正々堂々とピッ!ってしてもらいました。
そしたら
ンゴー、ジジジジジーって

なーんら問題なく、入場認証用のチケットが2枚、繋がって出てきましたw

席は私と娘、当然バラバラです。

抽選で当選した席はB席ながらそこそこ良かったものの、

先着順のB席はこちらw
めっちゃ端っこw
先着順の場合は「おまかせ座席」だったかな、席を選ばずに購入するので仕方ないといえば仕方ないんですけどね。先着順でも一応選ぶ事は出来るんですが、選んでいる間に売り切れてしまう気がしておまかせにしています。
本来なら若い娘がおまかせ席に座るべきのところを、私は優しい母親なので自分が座りまして老眼にムチうって観劇しましたwww

で、末席での観劇の感想ですが・・・
「fff」は途中まで暗い暗い、元旦からこれをやったのか?と不思議なほどに暗かった。
望海風斗さんの退団公演です。暗めで、かつ亡くなる役の公演が多いトップスターだったので退団公演くらいもうちょっとどうにかならないものかなと思っていました。
真彩希帆さんも喪服のような格好だったし。かと思えば肩をニョキと出したショッキングピンクのワンピース姿にもなったりで極端でした。

で、す、が、ちゃーんと終わりは明るくなっていましたね。
お正月にピッタリの明るい色調、退団公演らしいラストになったと思います。

ただ私はもう、ウエクミにさして期待しなくなりました。
宝塚が好きになり配信で観た、
「金色の砂漠」と「星逢一夜」があまりにも良かったし、
「翼ある人々」「神々の土地」「BADDY」も良くって、
配信ではなく生観劇するのが超・楽しみだったんですね。
ですが生観劇した「フライングサパ」も今回の「fff」もなーんか暗くて難しくって。
月組の「桜嵐記」はどうなるんだろ・・・小難しい内容にせず、個性的だけどわかりやすい内容にして欲しいなぁと切に願っています。

一方のショー、「シルクロード」はもう、胸いっぱいになりました。
観て良かった。ホンマ。

私は朝月希和さんがトップ娘になるにあたりなんかピンとこなかった上、「シティーハンター」が大劇場お披露目と知ってギョギョッ!としたんです。
週刊少年ジャンプをさんざん読んだ世代なのでシティーハンターに馴染みがあり、トップ娘が演じるのは槇村香しかいない気がするものの、あまりに朝月さんとイメージが合わなくて。

この度の雪組公演で観てもやっぱり、朝月さんに香は合わない・・・と心底思ったんです。

でもね!
ショーでの、彩風咲奈さんとラブラブしている姿が本当に良かった。
花組の柚香光さんと華優希さんが与えてくれたような多幸感を彩風さんと朝月さんからもいただいたような気がしたんです。
彩風さんと朝月さんがトップ夫婦としてこれからファンを楽しませてくれる・・・そんな期待を、B席の端っこに座っていても感じまくりでした。
だいきほ&さききわのシーンもたっぷりで本当に良かったです。
「これぞ引き継ぎだ」って。

そして、気付いたんですよ。
私はずっと、宙組に感じたモヤモヤを引きずっているんだと・・・
「アナスタシア」はご縁あって初日も千秋楽もソロ活で観劇し、さらに初日と千秋楽の合間の週末に娘との母娘観劇も叶いました。
ですが3度観ても、トップ娘が変わる事への引き継ぎを感じなくて。
千秋楽では組長の寿つかささんがサラッと説明していたけれど、本当にサラッサラーの、サラッ!
舞台ではトップスターの真風涼帆さんと次期トップ娘の潤花さんって接点、ゼロだしね。

突発的な人事である事は宝塚ド素人な私でも感じるけれど、にしても千秋楽での挨拶もこんなにもサラッとシレッとしているとちょっと受け入れがたいものがありました。
自分で理解していた以上にモヤモヤしていたのだと雪組公演を観て気付きました。

どうせなら、雪組がスマートな引き継ぎをしてくれたのだからそこに感謝して、宙組へのモヤモヤはいいかげん切り替えればいいのにね。
それでも言ってしまうと、真風さんと星風まどかさんは相性抜群の夫婦だったし、2番手スターの芹香斗亜さんとの3人でバッチリな、安定感ある公演で魅了してくれていました。永遠に続くとは思いませんでしたがにしても、まだしばらくは続くと思っていたんです。

心の準備ナシに大きな変化がドンとやってくるのは残念でたまりません。
なんか今後の宝塚人事に不安を感じてしまいます。

けれど、宝塚ファンが人事にハラハラするのってお約束なんでしょうね。宝塚のやり方というか。
そしてファンはハラハラの結果が気になり、目が離せなくなるんじゃないかと。
私ってばすっかりハマってしまって「『ホテル スヴィッツラ ハウス』、チケット当選しますように!」ってまだ応募していないうちから祈っています。

そうそう私は礼真琴さんのゲームキャラクターのような衣装や舞空瞳さんのおてもやんメイクにも随分ハラハラしているんです。こちらはすでにチケットをゲットしており、「ロミオとジュリエット」観劇が楽しみでたまりません。

コメント

  1. ますだ より:

    こんばんは!わたしも週末観劇しました。もしかしたらすれ違ってたかも??
    わたしはサパは見られていないのですが、他の上田先生作品は全部映像で見て「翼ある人びと」だけがピンとこなかった人間でした。クラシック音楽をわりと真剣にやっていた人間なので、上田先生のクラシック音楽モノは駄目なのかも…と贔屓の退団公演に際してかなり警戒していたのですが、席に恵まれたことも功を奏したか、警戒ゆえの事前の入念な準備のおかげか、大丈夫でした!たーさんが以前ブログに書いてらっしゃった京大の講演のレポートも漁って読んでみて、それも参考になりました。いつもありがとうございます!

    まあなんだかんだ言って、私もベートーヴェンが大好きだから楽曲群爆音で聴いてるだけで幸せだったのかもしれません笑(いやブラームスも大好きなんですけど)。でも脚本もよく練られていて、なるほどそうきたか、と感心しました。上から目線、笑。とてもいい新しいベートーヴェン像が提示されたと思いました。

    • 関西の、たー 関西の、たー より:

      あら~、ますださんも週末に大劇場に来てたんですね。キャトルレーヴには行きました?もし行ってて、宝塚とメゾンドフルールがコラボしたグッズが並んでいるコーナーの前で「欲しい」「高いからダメ」と言い争っている母娘を見かけていたらそれ、私と娘ですw

      ますださんは主催者側としての経験もお持ちだと以前コメントくださってましたね。クラシック関係でのイベントだったのでしょうか?
      普段はクラシックと無縁な、それこそ音符を読む事すら出来ない私ですが、せっかくなのでますださんがお好きなブラームスを聞きながらこの返信を入力しています。今はネットで気軽にこうゆう事が出来ていいですね。タイトルは「交響曲第1番」とありましたがこの曲もお好きですか?私にとっては正直、作業しながらBGMとして流すより集中して聴くほうが良さそうな曲です。

      私もfffは一応、事前にプログラムを購入して予習していたんですよ。ですが想像を遥かに超える暗さだったというか・・・私の観劇の感想って「かなりザックリ」でして。
      fffの望海さんはなんかこう、「ファントム」のエリック再来のような気がしました。才能に恵まれたものの苦しく辛い子ども時代をすごし、そのまま社会性に乏しく葛藤の多い、屈折した大人になったというか。
      なんかね、私は望海さんにもうちょっとスパッと明るい主役、例えば真風涼帆さんが演じるような役もやってもらいたかったような、そんな気がします。

      宝塚の観客は年齢も、教養レベルも価値観も皆、バラバラです。
      観客ひとりひとりがそれぞれ、上からだったり並行だったり下からだったり、あるいは斜めだったりの目線で評価したらいいと私は思っています。
      私はウエクミには次の月組ではパァーッとしまくりでお願いしたいけれど、そうじゃないニーズもあるだろうし、ウエクミ自身の希望もありますしね、いずれにしても観に行きますw

      京大の講演、パンとサーカスでしたっけ、あれは読者さんが教えてくれたんです。
      素人すぎる私の発言が危なっかしいのか、めっちゃ助けてくださる読者さんが数名いてくれましてホンマ感謝、感謝です。

      いつもコメントありがとうございます。
      今後もどうぞよろしくお願いいたします。

      • ますだ より:

        こんにちは〜。返信ありがとうございます。
        ああ、キャトルのあの母娘!って、嘘です笑。

        ブラームスの交響曲は4つとも好きです。1番4番は超有名、2番はガチの演奏経験あり。なのであまり聞き込んでない3番が、宝塚ソングでパンパンの携帯プレイヤーの中の唯一の交響曲でした(今はfff用にベートーヴェンです)。「翼ある人びと」はまさに3番で、冒頭でキタ!となったんですけどね。

        ブラームスの1番はBGMとして流すに適さないとのご感想、まさにそれがベートーヴェンが作った音楽の系譜ですね。ロマン派。

        上田先生とベートーヴェンときたら私はもっと悲劇を想像してました笑。最後は第九で終わって大団円だろうとして。期待値って、大事ですよね。うわさのサパも早く見ようと思います。

        • 関西の、たー 関西の、たー より:

          ますださーん、またコメントをいただいたので「だいもんの次はまこちゃんだ!」と今度はモーツァルトにしてみましたが、こちらはBGMにピッタリですねぇ。なぁんか作業がはかどる感じ♪ 今かかっているのは「魔笛 序章」とタイトルはいかついけれど曲調はいたってルンルンした感じだし。こうゆうのもまたひとつの、音楽の系譜なんでしょうね。
          余談ですが、中学だか高校で「おとーさん、おとうさーん」「ぼうやー、そーれーはー、さぎーりじゃー」と断片的にしか覚えていないもののすごく怖い音楽を聞いて確か魔笛じゃなかったかと思ったのですが、調べたら「魔王」でした。シューベルトだそうで。

          音楽の系譜は違いますがベートーヴェンもモーツァルトも、天才ゆえの苦悩があったようですね。
          難しい事はわからなかったけれど、望海さんの退団公演のラストが悲劇ではなくて、ホッとしました。

          サパの感想、ぜひお聞かせくださいね。私としては、今振り返ってみると「宝塚と思わずに観たら良かったのかなぁ」なんて思っています。
          汝鳥伶さんの若かりし頃を穂稀せりさんが熱演しているのと、とにかく夢白あやさんの大活躍ぶりが印象的でした。

          コメントありがとうございます。
          今後もどうぞよろしくお願いいたします。

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