「殉情(帆純・朝葉)」感想

その他の宝塚

バウでやる作品って基本的に若手の生徒向けな印象です。この度の「殉情」で役替り主演する帆純まひろさんは99期でとっくに新人公演を卒業しているんですから果たして若手と言えるのか?

とはいえ確かに、多くの低学年の生徒が頑張っている作品ではありました。ヒロインはこれまで私が存在を認識していなかった朝葉ことのさん。103期なんですね。どうも花組の路線娘役というと星空美咲さん(105期)と美羽愛さん(104期)ばかり目立っている(=劇団がアゲアゲしている)気がしまして、朝葉さんのような実力派がなかなか注目されない気がします。朝葉さん、めっちゃ熱演でした。

以下、ネタバレあります。
いつもは演じたジェンヌさんの名前を使いますが今回は登場人物の名前でネタバレってみますね。

裕福な薬屋に産まれたお琴ですが子どもの頃の病がもとで盲目になり、丁稚の佐助がいわば「お世話係」になります。お琴は佐助に感謝するどころかワガママを増幅させていまして、お琴が悪いようですが実際は佐助のせいでもあるんです。「いつまでも離婚しないDV夫とその妻」の男女逆バージョンみたいなもんですよ。
何故か春琴抄をウィキっても「耽美主義」だの「マゾヒズム」だのしか出てこないんですが、お琴と佐助の関係は典型的な「共依存」。お互い相手を苦しめながら泥沼にはまり込むと同時に、かけがえのない存在になっています。

2人は子どもまでこさえるんですが、どちらも頑なに認めないんですね。ここまでこじれた共依存になってしまったのは「お嬢様と丁稚」という身分の違いが大いに影響しています。実際は佐助を好いており自ら望んで関係を持っておきながらつまらぬプライドを優先し「私は高貴な身分なのだから下男なんぞとそんな仲になるはずがない」と主張するお琴もアホだし、お琴のこんなアホアホプライドを理解しすぎてお琴のために「子どもは僕の子じゃない」と言い張る佐助も愚かの極み。せっかくお琴の両親が応援してくれているんですから、ここで佐助が「子どもは僕の子です」と白状してふたりで所帯を持ち育児に励めばその後の悲劇は起こらず、幸せな家庭になっていたでしょう。
でも・・・そんなラストじゃあ春琴抄は、後世に読みつがれる文学作品にはならなかったんですよ。とことん文学にうとい私でもそれはわかります。

三味線のバチで額を殴られて出血しても耐えた佐助。美談のようですが実は、お琴が真っ当に生きるチャンスを奪いました。ここで佐助がお琴を許したからお琴は同じ事を峰果とわさん演じる利太郎にもやってしまいます。おぼっちゃんで穀潰しな利太郎はそもそもお琴を心底好いているわけではなく、レジャー感覚で盲目の美少女をモノにしたかっただけ。なのに顔に傷をつけられたんですから立腹し、陰湿な手段でお琴に復讐します。
ここが佐助にとって最後のチャンスでした。火傷で醜くなった私の顔を見るな!と騒ぐお琴を説得し、忍耐強く付き添っていれば良かったんです。いつかお琴は自分に佐助が必要である事を認め、これまでの傍若無人なふるまいを悔いたでしょうから。
なのに・・・佐助は自ら盲目になり、お琴に「盲目になって良かった、あなたの世界がわかった」宣言するんですよね・・・
共依存なカップルや親子などは今の日本でもそこかしこにいそうだけれど、ここまで極める人はそうはいないでしょう。

帆純さん朝葉さんの熱演といい脇を固めるベテランといい、良いお芝居でした。
「心中・恋の大和路」アゲインな絶望的なラストになるかもと心がザワつきましたが、軽めではあれショーもありましたし(もちろんふたりともお目々パッチリ状態)、カーテンコールもやってくれて、ご挨拶もあり、気持ち良く帰路につく事が出来ました。

だけど・・・
愚かなお琴と佐助に集中したかったのに、「令和のカップル」が邪魔をしたんですね。
原作がお琴と佐助のお墓を現代人がお参りするシーンから始まっているらしいので、宝塚版でも令和の学生カップルと指導者の郷土史研究家がお墓参りしているシーンから始まるのは構わないんです。だけど次に出てくるのはラストで良かったんじゃないですか?
途中でも2度ほど令和のカップルと研究家が出てきて、お琴と佐助の世界をぶち壊したと私は思っています。

しかもね、お家事情を出しすぎですよ。
「殉情」は平成版が2度(2002年・2008年)あり、脚本・演出はダーイシです。この度の令和版はダーイシを監修・脚本として名前を残しつつ、潤色・演出は竹田悠一郎さんという方になっています。タケユーはどうしてもダーイシをアゲアゲしたかったらしく、劇中の令和カップルのデートでダーイシのイラストのポスターを使っており、さらには令和カップルに「石田先生だ!」だったかな、セリフでまでダーイシを登場させているんですね。
私からすりゃあもう、興ざめ。お琴と佐助の世界に浸っていたい最中にとことん腰を折られました。私はダーイシけっこう好きなんです、だけど春琴抄の中盤に、ヒゲ面ダーイシのイラスト入りポスターは見たくなかった。

しかも令和カップルが手にしているマグカップには
おしゃれていこく
だったかな、こんな文字が添えられた王冠のイラストが付いていたんですよね。
全ツの「Fashionable Empire」を示している事はわかったんですよ、だから腹が立ったんです。梅芸公演は超チケ難で入手出来なかったので・・・

というわけで、春琴抄ワールドを壊された上に全ツのチケットを入手出来なかった悲しみが蘇った私としてはいよいよ、あの中途の令和カップルは不要でした。次のタケユー作品には「上への媚び感」がない事を祈っています。

Bitly

愛用の双眼鏡です。

コメント

  1. うみひこ より:

    たーさん
    こんにちは。
    同じ公演をご覧になっていたんですね。お席はどのあたりでした?自分は紫門ゆりあさん・飛龍つかささん・若草萌香さんが並んで座っている近くの前から8列目の上手側でした。バウホールは見やすいですね。

    共依存なるほどー。私は両親が物分かり良すぎだと思いました。結果若い2人に必要な経験・試練を与えずダメにした。登場人物では番頭さんが一番まともだったような。

    令和のカップル、確かに存在が中途半端ですね。なぜ彼らが春琴・佐助の生き方を知ってカップルになったのかがピンときませんでした。Never Say Goodbyeのように子孫がストーリーテラーでも良いように思いました。自分を捨てた先祖のことを少しだけ理解するというかんじで。これは谷崎潤一郎さんに言うべき話ですが。

    お蘭の詩希すみれさんはいかがでした?
    彼女があんなに妖艶な役が似合うなんてびっくりしました。セリフも滑らかで、歌も上手いし。

    朝葉ことのさん実力ありますね。この複雑なヒロインを演じた力量はさすがです。なにしろ堂々としている。エリザベートのゾフィーかマダムヴォルフでもやれそうな。

    利太郎の峰果とわさん、実は三味線が一番上手いんじゃね?と思いました。観劇していたいた飛龍さんも喜んだだろうなー。

    • 関西の、たー 関西の、たー より:

      うみひこさん、おはようございます。

      あの時、バウに紫門さん飛龍さん若草さんが来ていたんですか???いやん、知らなかったぁ。私は真ん中列くらいの下手の端っこにおりました。はい、バウは見やすいですね。

      お琴の両親は良くも悪くも優しいキャラでしたね。はい、甘やかしすぎたかと。とはいえ佐助まで盲目になりふたり丸ごと面倒を見たのはお琴の両親なのでしょう。美風さん羽立さん、せっかくの歌ウマ夫婦なのに歌ってくれなかったなぁ。
      番頭さんは丁稚上がりと推測出来ますから、厳しい世界を生きてきたなりのキャラなんでしょうね。

      あの令和カップル、お琴と佐助の生き方を知ってカップルになったんでしたっけ?ガーガー騒ぎ、無駄に目立っているのがイヤでそのあたりしっかり観ていませんでした。そうですね、お琴と佐助には子どもがいるんですから子孫という設定ならまだ、納得出来たのに。もっともふたりの子どもは赤ちゃんのうちにもらわれたんですから、もらわれた先の両親が本当の両親だと思っているんでしょうけど。
      谷崎潤一郎の原作ではもっと納得いくように現代カップルを登場させていたように私は思うんですよね、なんせブンゴーだし。ただただタケユーが調子に乗ってしまったんじゃないかと思っています。

      お蘭の詩希さん、美人で歌ウマでしたね。お顔だけで判断すると朝葉さんよりお琴に向いていたかもしれません。おふたりとも103期ですかー。私は殉情を観るまで詩希さん(17番)も朝葉さん(7番)も知らなかった。103期というと主席の花束さんは今の雪組公演で退団しちゃうし、4番の夢白さんは雪のトップ娘になるし、19番の白河りりさんは新人公演主演したけれど今後どうなるかはわからない。皆さんいろいろですね。

      朝葉さん本当に実力派ですね。ただ、お琴は宝塚のヒロインっぽくないキャラだから、こういった役での評価が高いと別格コースになるような気がするんです。はい、ゾフィーやマダムヴォルフですね。あとカルロッタとか。

      帆純さんも峰果さんも三味線を生演奏していましたよね?峰果さんは朝葉さんに「雪」を演奏するように命じられて、「ゆ~きやコンコン」の方の「雪」を演奏してくれていましたね。はい、同期の飛龍さんもさぞ喜んでいた事でしょう。

      いつもありがとうございます。
      もうひとつのコメントにもお返事させていただきますね。
      今後もどうぞよろしくお願いいたします。

  2. めい より:

    チケット持ってたのですが、雪組と時間が重なり手放してしまったので、ご感想ありがたいです。

    初演星組(佐助、絵麻緒ゆうさん&春琴、月影瞳さん)を観ました。
    再演の雪組(佐助、絵麻緒ゆうさん&春琴、紺野まひるさん)やワークショップ宙組(佐助、早霧せいなさん&春琴、和音美桜さん)も観ましたが初演が好きなせいか、再演する度にコレジャナイ感が増してしまいました。

    この作品、周辺の人々のアクが強いんですが、再演重ねる毎にやり過ぎ度が増す利太郎等、受け狙いで全体のバランスが変になっている気がします。

    初演の利太郎役、千珠晄さんは大変面白い役づくりでしたが物語の一部としての面白さでした。
    再演以降の利太郎役は箙かおるさんは気持ち悪さが勝ってしまってました。
    宙組版の寿つかさ利太郎さんは、自分が目立てば良しでやり過ぎ。不快でした。

    現代パートの2人も初演は謙虚に大人の講釈を聞く雰囲気で、本筋のお芝居の邪魔まではしてませんでした。
    初演は全体のバランスがとれて完成度が高かったから好評を得られ、再演に繋がったと思います。面白ければ良いで受け狙いに走るのでは興覚めです。
    初演については映像化がされてないようで残念です。

    話変わりますが初演時、絵麻緒さんは台本を読んで「せっかくの主演なのに台詞は「へえ」とか「すんまへん」ばかりで宝塚の主演男役としてこんなのは気に入らない」旨を石田先生に伝えたとか(WOWOWの「スターの小部屋」か何かで聞きました)
    すると石田先生は「ぶんちゃん、こういうのを言っても真ん中感を出せる人こそ主演男役なんだよ」みたいなことを言われた。
    絵麻緒さんははっきりものを言う人で面白いです。

    • 関西の、たー 関西の、たー より:

      めいさん、雪組と被っていたので殉情のチケットを手放したんですね。初演や再演を観ているめいさんが令和の殉情をどう感じるか知りたかったなぁ。私はとにかくカップルがイヤでしたよ、スマホ片手に「動画作成が上手くいかない」と騒いでいてねぇ。初演の現代パートの2人は謙虚だったんですか、もうそれだけで「初演の方が良かったんだろう」と想像出来ます。

      利太郎は再演を重ねる度にやり過ぎ度が増していたんですね。箙かおるさんは気持ち悪さが勝っていたんですかー、原作の利太郎に寄せすぎたのかも?私は原作を読んでいないけれどキモいキャラだと思うんです、利太郎って。
      峰果さんの利太郎は「どこか憎めないキャラ」だっただけに、最後の最後でああいった復讐をするのでバランスが悪かったかもしれません。

      確かに佐助は「へぇ」「すんまへん」が多いですねw
      絵麻緒さんはダーイシに「気に入らない」って伝えたんですかー、はい、ハッキリものを言う方なんですね。
      ダーイシの返しが良いです。夢介にせよ巌窟王にせよダーイシは肩の力が抜けまくっていて、下品だったり端折りすぎたりしていても何か憎めない。
      だけど殉情の真っ最中にダーイシの髭面イラストのポスターは見たくなかった。何故この大切なところで令和のアホカップルが出てきて、ダーイシのポスターに注目する?私にはこの演出を全く理解出来ませんでした。とはいえ劇場内に笑い声がこだましていたから、多くの観客にはウケていたのかもしれません。

      いつもありがとうございます。
      今後もどうぞよろしくお願いいたします。

      • めい より:

        タカラヅカニュースで帆純さん初演「殉情」初日の様子をみました。ほんの少しの映像での感想ですが・・・まぁ、観なくても良かったです。
        その最大の理由は、ヒロインの顔が大き過ぎで、容姿主義の私には受け入れ難いです。
        初演の月影さん、再演の紺野さん共に、小さいつくりもののような顔で綺麗でした。特に月影さんは手も小さくて手引きされるところ等、春琴抄の世界を堪能できました。小さい綺麗なお人形さんのようなお嬢様が、キツいことを言うから絵になるのです。

        絵麻緒さんがはっきりものを言う方なのは前にも書きましたが「私の相手役はそこに居る誰よりも綺麗じゃないと嫌」とか「私のふたりの春琴はどちらも満足な春琴だった」と言ってました。

        月影さん、紺野さんの次に見た春琴は和音美桜さんでした。和音さんはとっても歌が上手く声も良く好きなんですが・・上記の理由でこの役には向いてないと思ってしまいました。
        和音さんの名誉のために書かせていただきますが、別の役だと誰も超えられないくらい素晴らしかったです。「NEVER SAY GOODBYE」のラ・パッショナリア等。退団後の「レ・ミゼラブル」ファンテーヌは、厳しい外部ミュージカルファンにも「ファンテーヌは和音さんの日を観たい」と言われるほど。
        東京宝塚劇場20周年記念のブルーレイ中でも、ほんの少し歌うだけで段違いの歌上手さんなのがわかります。
        https://item.rakuten.co.jp/hmvjapan/12109687/

        他の役では、お蘭役の方のほうが春琴に向いてる気がして利太郎さんは、まぁ合格な気がしました。顔に変なペインティングしてないだけでもマシな気がします。
        主役の帆純さんは、綺麗な方ですね。最初、ぱっと彼女が映ったときは「観たほうがよかったかも」と思いました。

        • 関西の、たー 関西の、たー より:

          めいさん、そうですか、殉情のヒロインが気に入りませんでしたか。私はさして容姿主義ではないつもりですが、それでもメタボなラウルや痩せ過ぎたピアンジに「もう見なくていい」と思いましたので、やはり容姿へのこだわりもあるんですよね。なのでお気持ちわかります。

          私も春琴抄って、お琴が目の覚めるような美少女でないと成り立たない物語だと思うんです。そもそもずっと目をつむっているだけで不利なのですから、その不利を十分に埋め合わせてなお余りあるほどの美少女じゃないとお琴っぽくないんですよね。容姿の美しさとワガママ三昧な性格がアンバランスなキャラです。

          絵麻緒さんはふたりの春琴どちらにも満足したんですね。そしてめいさんも満足したんですからよっぽど月影さん、紺野さんのお琴は美しかったのでしょう。
          和音さんはキツそうなお顔立ちですよね。お琴はキツい性格だけどお顔は美少女(かつ優しそう)である事が前提になっているので、見るからに意思の強そうなお顔立ちの和音さんには不利だったのかもしれません。

          お蘭の詩希すみれさん、本当に美女でした。演技も歌唱もバッチリ。プログラムではお蘭ではなくアンサンブル軍団のひとりとしてしか写っておらず残念です。
          にしても宝塚では舞妓や芸妓がたくさん登場しますが、ホンマに顔面偏差値が高い!めいさんがお気に召さなかったお琴にしても十分に可愛いかと。実物の舞妓、芸妓はこんな事ないですから。南座での五花街芸舞妓公演でリアル芸舞妓をまとめて拝んだ私が言うんですから間違いありません。

          利太郎は合格ですか、うーん、峰果さんは本当に最後の手前までは愛されキャラだったんですよね。私は利太郎はもっと感じ悪いキャラの方がフィットしていると思いました。
          以前の利太郎は顔にペインティングしていたんですか?私はいれずみを彷彿とさせるものはかなり苦手です。本来なら今は、映像としてはご法度なはずなんです。いわゆる「ブイシネマ」でいかにもモロな物語でも、誰一人いれずみ姿じゃないし。指をカットするシーンはあったりするのにね。

          帆純まひろさんははい、美しい方です。「原作の佐助はブサイク」なんて噂もありますが、宝塚では美しい方に演じてもらいたいものです。一之瀬さんバージョンが楽しみ。

          いつもありがとうございます。
          今後もどうぞよろしくお願いいたします。

  3. 昭和っ子 より:

    「殉情」「フィレンツェ」を立て続けに見て

    改めて「殉情」は文学だなぁ!って思いました

    「フィレンツェ」は柴田作品でもごく初期 まだ柴田氏も若手だったのか?かなり迷走作品 
    ライブ配信をご覧になったらその頃は出演者も熟れてきていい作品になってるかも知れないが

    私は初日を観てしまったので見た時は全く理解できませんでした

    私は星風まどかさん目線のファンだからかも知れないが

    柚香光さんとの愛は感じない
    水美さんとは偽りの関係
    永久輝さんは過去の男(ただセリフだけ)
    さらに四バツ未亡人

    柚香さんの相手役は星空さんみたいな感じ
    星空さんは目も見えるお金持ちだし若いしでも気の強いかなりわがままお嬢様

    聖乃さんに至ってはなんか一人明るい話に関係ない存在

    でもなんかみんな上手くいかない話

    最後は兄弟(柚香、水美)愛?

    若き日の柴田くん詰め込みすぎだよって言ってあげたい

    最初に柴田の墓でも出て来て あの演出家もこんな時代があったんだと竹田氏や熊谷氏が語って欲しい(胸に竹田、熊倉ってワッペンでも付けた 若手のが出たら笑える)

    そんな場面は当然無いが最後まで和めない作品です

    まあ柚香、水美、星風が涙、涙なのだから名作かも?

    まぁ私の私感だからなじめてる人も沢山おられるかも?私は楽しくないと宝塚じゃないってタイプのファンだから
    ショーで満足してきました

    ター様が殉情を選択されたのは正解です
    全ツはライブ配信もライブビューイングもあるから
    全ツってあるとこにはあるんですよチケット 劇団にはあまりチケットは来ないが各劇場はかなり大変みたい
    そんな風に考えたら関西組は梅芸一択だから厳しいですね

    コロナ前は滋賀県や三重県に来たら行きました
    直接劇場に電話してチケット確保しました

    よく私が富山や金沢に行くのはその為 日帰り出来る範囲でまあ地元の名産も食べられる楽しみもあります

    • 関西の、たー 関西の、たー より:

      昭和っ子さん、「フィレンツェ」はゴチャついているんですね。若かりし頃のシバターの迷作なんですかー。アルジェの男が1974年で翌1975年がフィレンツェに燃えるだから、てっきりフィレンツェも安心安全なシバターワールドだと思っていました。

      みんな上手くいかない話なんですか~
      有名ブロガーさんは「初演を知らない人にはわからないかも?」といった記事をアップしていましたね。
      このところ全ツと言えばシバターですが、まだまだネタ切れしていないのにどうして迷作を採用したんだろう。
      プロローグでシバターの墓参りをするタケユーにクマクラ・・・良いですね!ナオコやサッシーも呼ばなきゃw 引率する指導員はダーイシでしょうかww

      星空さん、ホンマにむちゃくちゃアゲアゲされていますね。私には彼女がすでにベテランに見えまして、プリッとしたフレッシュさを感じないんです。「PRINCE OF ROSES」ではヒロインは星空さんでしたが2番手の美羽さんの方がプリッとしていて可愛らしく見えました。一之瀬さんバージョンの殉情のヒロインですのでしっかり拝ませていただきます。

      柚香さん水美さん星風さんが涙、涙ですか・・・作品に入り込んでいるのもあるでしょうし、今後花組は相当ゴタついてきそうですからそのあたりを憂いてとか、私はそんな事をゲスゲスしちゃいそう。
      ああ、生観劇したかったな。ショーは先日の大劇場公演の焼き直しですが、大劇場バージョンで女装して大活躍だった帆純さんが不在なのですし全ツバージョンではまた異なる雰囲気なのでしょう。

      ふふ、梅芸公演こそ転売価格がつり上がっていますが、宮城公演はその気になればチケット入手出来そうですねw ちょっと遠いなぁww
      宮城かぁ、私は学生時代にバイクで蔵王の御釜に行ったんです、天候に恵まれとても綺麗でした。あと宮城ってこけしでも有名でね、ホンマいろいろ懐かしい。もうバイクには乗りませんけど。
      昭和っ子さんは富山や金沢への全ツ遠征の経験があるんですかー、私もこのあたりまでなら考えても良かったかな。私なら日帰りにはせず地元観光も組み込みそうw
      滋賀や三重なら日帰りも出来そうですがやっぱ私は泊まりたいかも。外泊大好きなんですw 

      いつもありがとうございます。
      もうひとつのコメントにもこれからお返事させていただきますね。
      今後もどうぞよろしくお願いいたします。

  4. 昭和っ子 より:

    ちょっと訂正です

    まどかちゃんのパメラは本人が✖︎4ではなく
    死んだ公爵の四人目の妻らしい そして死んだ原因がパメラが殺したという疑いが

    って設定らしい??

    どの人も本音とタテマエみたいなセリフだからあやふや
    ライブ見られる前にパンフレット読んで下さい

    • 関西の、たー 関西の、たー より:

      昭和っ子さん、殉情を観た時にちょうどフィレンツェ初日だったんで、買おうと思えばプログラムを買えたんですよね。だけど「生観劇出来ないしシバターだからわかりやすいだろうし」と買わなかったんです。さっき娘にラインして頼みました。大学からの帰りに買ってくれるはず。梅田のキャトルは21時まで営業なので助かります。

      いつもありがとうございます。
      今後もどうぞよろしくお願いいたします。

  5. かずこ より:

    たー様 こんにちは。ご無沙汰してました。

    すっかり秋の季節となり、木枯らしが吹き、寒いです。
    私は、風邪の引き始めみたいな症状が3日くらい続いていて、保温に努めて週末の観劇をきちんと迎えたいです。

    こちらの公演、スカステニュースで帆純さんの美貌と話の面白さに興味をもち、ちょうど配信日が観れる状況だったので、自宅で拝見しました。ほんと観て良かった。

    多分若いころの自分だったら最後の結末が怖いので避けてたかもしれませんが、このふたりはお嬢様と奉公人の関係を超えた間柄でもあったのがわかったし、フィクションとして面白いお話でした。

    そして、登場時からふたりは信頼しあっているんだなって伝わります。
    1幕ラストの、照れながら琴が羽織りを佐助にプレゼントして、佐助がすごく嬉しそうな表情して歌う姿に、悲劇に巻き込まれず幸せになってほしいなっておばちゃんは思っていまいました。

    帆純さんは、美貌だけでなく歌も芝居も良かった。朝葉さんも手堅く舞台を支えていたと思います。バウ公演など私には無縁のものなので、配信はありがたいです。

    もともとは石田作品なのですよね。私は初めて拝見しましたが、主役コンビの恋愛模様はきちんと伝わり、石田先生にしては良い作品かと。まぁ令和カップルのところはもっとなんとかしてほしかったですが。竹田先生が石田先生の下品さは薄めていたのかも。

    あと、利太郞役は、目立つ役なので、助演スターさんが演じてほしいかも。
    綺城さんや飛龍さんあたり。

    こうしたお姫様と下僕カップルのお話って、宝塚に時々ありますね。

    ロマンス劇場では月城さんが海乃さんにしもべ呼びされてましたし、金色の砂漠では明日海さんが花乃さんに踏み台にされてたのを思い出しました。
    上田久美子先生は、もしかして春琴抄参考にしてたかもですね。
    後先考えず破滅的な行動に走るカップルは、現実では困るけど、舞台では面白いです。

    私は、着物は自分で着れないけど見るのは大好きで、ヒロインがいろいろ綺麗な古典柄の振り袖で出てくるので見ていて楽しかったです。
    子どもの成人式でも赤の古典柄にしました。
    たー様の娘さんも、もう成人式の着付けの予約されました?
    振り袖、旦那さまも喜ぶと思います。

    南座のレポートも面白かったです。私も行ってみたいです。
    飲食OKは助かりますね。私は、先月の検診でひっかかるところがあり、塩と油の多いものは控えてます。持ち込むとしたらおにぎりとお茶でしょうか。

    私は歌舞伎や松竹の観劇レポも好きですよ。歌舞伎会にも入ってますし。
    先月おばあさんのお姫様でがっかりしたので、若手女形さんがヒロインしているお芝居が観たいです。梅枝さんや米吉さんとか、綺麗な女形さんも認識したので、おばあさん姫のかたはおばあさん役で活躍してほしいです。

    たー様も風邪など引かぬよう、お元気でお過ごしください。

    • 関西の、たー 関西の、たー より:

      かずこさん、こんにちは。コメントいただくのはひと月ぶりですね、その間も遊びに来てくださっているようで本当にありがとうございます。
      風邪の引き始めみたいな症状は落ち着きましたか?ここ半月ほど寒暖差が激しいですよね、どうぞご自愛ください。

      帆純さんの殉情をライブ配信で観たんですね。
      はい、フィクションとしては素晴らしい話だと思います。佐助の選択は、私は、どれもこれも間違っていると思うんです。ですがこういった決断だったからこそ文学作品として残っているんでしょう。
      私は佐助が歯痛(虫歯かな?)で腫れた頬を、お琴の冷えた脚で冷やすシーンがとても印象的でした。で、その後、主従関係を超えた間柄になったような演出でしたね。娯楽作品作りに専念していると思っていたダーイシがあんな演出をしたのか、タケユーのアレンジなのか・・・気になりました。
      かずこさんはタケユーがダーイシの下品さをマイルドにしたと考えているんですね。私はダーイシの「下品」「終わりよければすべてよし」な傾向がけっこう好きなんですよw 一方で「忖度」にはかなり敏感に反応するので、この度のタケユーにはダーイシに媚び媚びやなぁと嫌気がさしてしまいました。

      利太郎は私は峰果さんもフィットしていたと思います。そういえば飛龍さんってどこか峰果さんと似ていませんか?私はどちらかというと利太郎には専科さんがやっても良かった気がします。それにしても綺城さん、花組におかえりするんですから大注目ですよね。

      はい、「金色の砂漠」には春琴抄っぽさがあるかもしれませんね。あと、他の読者さんのブログで教えてもらったんですが「嵐が丘」をモチーフにしている可能性がありそうです。インテリのウエクミなんですから和の春琴抄と洋の嵐が丘の良いところをミックスするなんてお手の物だったんでしょう。しかし人付き合いは苦手だったかもしれませんね、世渡りベタというか。せっかくの地位を捨てるなんてもったいない。

      かずこさんも振袖に注目していたんですね。私もでして、特に帯の結び方に注目していました。
      かずこさんの娘さんは真っ赤な振袖で成人式を迎えたんですね。うちはつい先日、中古で振袖一式を購入し着付けも予約しました。中古ゆえ総額は15万ほどで、とりあえず内金を1万払っていまして、長襦袢に新しい半襟を縫い付けてもらってからまとめて受け取る予定です。受験前に娘と「難関国立大に合格すれば誂える、不合格なら中古」と約束していたのでその通りにしました。そうそう、着付けにあたり「通常の着付けはメイクやヘアセット込で15,000円だけど成人式の時は3倍くらいになる」と忠告されたので速やかに了承したんですよ、私は阿吽の呼吸より明確に伝えてもらう方が好きですね。
      かずこさんの娘さんは赤の古典柄だったんですね。うちの娘は薄いピンクで地味めな古典柄で、袖が短ければ訪問着みたいな感じ?私はかなり保守的なので「洋柄不可、レース不可、演歌歌手みたいな牡丹柄不可、蝶も避けて欲しい」と予算をケチるくせにいろいろ注文を付けてしまいました。

      南座のレポート、喜んでくださりとても嬉しいです。
      かずこさんの「持ち込むとしたら」のおにぎりとお茶ですが、これだけだと血糖値が上がりやすい(=眠くなりやすい)ので、タンパク質や脂質も少々摂る方が良いかもしれません。
      そうそう、昨日は大阪松竹座に行ったんですがここではまだ客席での飲食が許されておらず、臨時の飲食コーナーが用意されていましたが喫煙コーナーのすぐそばだったので臭くて悲惨でした。
      お芝居「日本怪談歌舞伎」そのものは楽しかったです。現代と室町時代をミックスさせており、現代モードは不要だったかなぁ? だけどガチ歌舞伎の要素がたくさんあり見応えありました。ヒロインの中村壱太郎さんは若く美しい女形です、しかし鼻がドカッと大きいので好みがわかれるかな?
      米吉さんはNHKで放送された「義経千本桜 すし屋」で観まして、美しい方だと思いましたがややふっくらかも?梅枝さんはまだ拝んだ事がありません。今後もいろんな若い女形を拝みたいです、にしても若い頃のタマ様は超別格だったんでしょうね。

      お互い元気でいましょうね、ホンマ、健康第一です。
      いつもありがとうございます。
      今後もどうぞよろしくお願いいたします。

タイトルとURLをコピーしました