早花まこのOG連載、終わっていた

ジェンヌさん

ジェンヌOGが関係している読書サイトとして「cakes(すでに終了)」と「考える人」を取り上げた私は、勝つのはcakesだろうと思っていました。やたら真面目な連載ばかりの「考える人」は新潮社が運営する立派なサイトだけど面白みに欠けているから、俗っぽい内容の連載ウェルカムな「cakes」が生き残ると強く信じていたんですよね。だけど実際に終了したのはcakes。運営にも俗っぽさがあったのかな?それは不明ですが、ここで連載を持っていた天真みちるさんについては出来る範囲で調べ(当該記事はこちら)、自分の中でのブームがひとまず落ち着きました。

なので今後は「考える人」の早花まこさんの連載「私、元タカラジェンヌです。」を追いかけようと思ったんです。この連載、なかなかに不定期な更新ゆえ放置していました。不定期ぶりや早花さんの綴る読みにくい文体について私はこの記事この記事で述べています。
とはいえ2月の更新(登場するOGは美城れんさん)以降、さすがに10月の現在まで更新ナシって事はないだろうと久しぶりにチェックしたんですが・・・

連載、終わっていました。
まとめますと、

ー2021年ー
4月6・7日 早霧せいな
4月27・28日 仙名彩世
6月1・2日 香綾しずる
8月17・18日 鳳真由
10月26・27日 風馬翔
ー2022年ー
2月21・22日 美城れん
7月7・8日 煌月爽矢
8月30・31日 夢乃聖夏
10月5・6日 咲妃みゆ

以上9名のOGを取り上げて終わったんです。
10月の風馬さんから次の美城さんまでおよそ4ヶ月、それから煌月さんまでも4ヶ月以上かかっているのに、その後の夢乃さんと咲妃さんは急に早めの更新になっています。私の勝手な推測ですが煌月さんの更新の時点で終了を決めたんじゃないでしょうか。早霧さんで始まった連載なのですから、奥さんだった咲妃さんで終わらせるのも納得です。ちなみに、煌月さんからの3人では文面がだいぶ読みやすくなったように私は感じます。

鳴り物入りで始まったと思われる連載なのに、あっけない幕切れでした。
終わりの挨拶がないのも何とも残念ですよ。連載スタート前には「はじめに~私、元タカラジェンヌ見習いです~」という気合い充分なご挨拶をしているんだから、シメにしたって早花さんご自身のお気持ちを連載終了後のご挨拶として載せても良かったように私は思います。

早花さんはnoteという投稿サイト(運営元はcakesと同じ)に自分のページを持っているんですが、ここでは

「私、元タカラジェンヌです。」、ついに最終回となりました。
こんなにたくさんの素晴らしい方々に取材をすることができて、誰よりも私自身が学び多い日々でした。
(中略)
こんなに多くの学びを得たのに、相変わらず成長の見えない自分を反省する日々ですが、これからも一生懸命頑張ります。最終回まで書き続けられたのは、読んでくださった皆さまのおかげです。
言葉にしてくださった方々も、心でエールを送ってくださった方々も、そのお気持ちが大きな励みとなりました。
有難うございました。
この記事の連載を通して、読んでくださる皆さまと出会えたことに、心から感謝しております。
これからも、どうぞよろしくお願いいたします!

https://note.com/maco_sahana/n/n74054c3c5a77

こういったご挨拶がありました。
更新のスパンが非常に不定期だった事、たった9名のOGで終わった事についてはスルーなんですよね。具体的な反省点を述べず、今後何に取り組むかも述べずじゃあ、「これからも一生懸命頑張ります」と言われたって説得力がない。これが私の感覚です。
あとねぇ、新潮社への感謝の言葉がひとっつもないのも残念でした。きっと新潮社は早花さんの連載を「考える人」での目玉な長期連載にするつもりで支えてきたんじゃないかと思うので(もちろんあくまで私の空想です)。

というわけで天真さんに続いて早花さんも私にとって「私の感覚と全く異なるジェンヌOG」でした。だからでしょうか、今後もOG、特にフリーで活躍するOGを追いたいです。

コメント

  1. めい より:

    大昔は退団後、結婚する方が多かったらしいですが近年は芸能の世界で引き続き・・という人が多いですね。
    最近はずっと男役のまま?のような人も居ますし。

    早花さんは書くことに道を開きたかったのでしょうか・・・OGへのインタビュー記事だけでは難しい気がします。
    皆さん、ほぼ現役の生徒さんにしか関心がありませんから。

    以前、自ブログに書いた鳥原ゆきみさんのように宝塚では役に恵まれなくても劇団四季ではヒロインとして活躍する人も居て様々ですね。
    https://ameblo.jp/creativecolors/entry-11839994486.html

    この頃は花組トップ娘役暗黒期でした。というか、花組はトップ娘役調整組なのかも。宙組がトップスター調整組で。

    • 関西の、たー 関西の、たー より:

      めいさん、そうですね、昔は「花嫁修業」みたいな要素もあったかもしれませんね。しかし技術をとことん極める必要性が高まり、特に男役は最低でも10年はかかるんですから婚期を逃してもおかしくないわけで・・・はい、退団後も男役のままな雰囲気の方もいますね。

      退団後、劇団で極めた事と全く違うジャンルで活躍したいOGは複数いるようです。早花さんは物書きになりたいように思います、しかし実際はコンスタントに書き続ける事が出来なかったわけです。
      大きなチャンスを逃したんじゃないですかね?
      確かにほとんどの宝塚ファンは現役だけを好みますが、私のようにOGにも興味を持つタイプもちょっとは存在しているでしょう。継続は力なり、なんて言いますし、もし早花さんが何年もOG記事の連載を続けていたら書籍化も夢ではなく、他のOGとの差別化に成功してそれなりの立場になる可能性もあったように私は思います。
      だけど早花さんはやる気いっぱいのスタートを切ったのにすぐに息切れし、あっけなく連載を終わらせてしまった。新潮社が業を煮やして打ち切り宣言したのかも?私としては早花さんがOG記事を放置しておきながら他の読書サイトに記事を出したり「歌劇」の連載を続けていたのが何とも理解不能でした。

      島原ゆきみさんの記事、読ませていただきました。出雲綾さんがパッとしないまま四季を退団した印象が強かったんですが、成功したOGもいるんですね。教えてくださりありがとうございます。

      過去に花組トップ娘暗黒期があったんですね。雪組もゴタついていましたよね。そして令和の現在はどの組も人事が暗黒っているような気がします。
      「トップスター調整組」な宙組はようやく動きがありましたがまだ次のトップ夫妻を発表しないし、花組もいろいろですよね。ホンマ、どうなるんだか。確かに花組はトップ娘の添い遂げがほとんどなさそうだし、調整組なのかもしれません。

      いつもありがとうございます。
      今後もどうぞよろしくお願いいたします。

      • めい より:

        鳥原さん以外にも「ライオンキング」のナラをされた大平敦子さん(宝塚時代は千紘れいかさん)も居られます。

        大鳥れいさん(元花組トップ娘役)は「アスペクツ・オブ・ラブ」に客演。

        真瀬はるかさん(元花組)は四季に所属されたことをブログで発表されました。
        https://ameblo.jp/ga-manase/

        私のお気に入りの月影瞳さんは「アイーダ」のオーディションを受けられたんですが、受からなかったみたいです。
        月影さんは元トップ娘役なのでニュースになりましたが、退団後オーディションを受けたOGは他にも居ると思います。

        • 関西の、たー 関西の、たー より:

          めいさん、宝塚を卒業して四季に所属した方は複数いるんですね。真瀬さんについての記事読ませていただきました。いつもありがとうございます。
          大鳥れいさんも客演したんですかー、なんか、出雲さんも正式な所属ではなく客演だったという声もありますね。客演だとオーディションがすごく厳しそう。それに、実力だけはないものもあるかもしれません。
          月影瞳さんはアイーダとはご縁がなかったようですが舞台で活躍しているようですね。

          私は音くり寿さんが客演でクリスティーヌをしてくれたらなぁ、なんて思ったんですが音さんはすでに他のミュージカルへの出演が決まったそうです。
          お声といい歌唱の実力といい童顔ぶりといい、四季が好むクリスティーヌだと思ったんだけどなぁ。
          四季って作品そのものだけでなくキャストが重要ですよね。オペラ座の怪人は大好きだけど、いつまでも好きな人が出てくれなくて気持ちがダウンしています。音さんが出てくれるなら行くのになぁ。

          いつもありがとうございます。
          今後もどうぞよろしくお願いいたします。

  2. 昭和っ子 より:

    早花まこさんの記事なのにあまり関係ない

    花組「殉情」の初日を観て来た話です
    まぁ 以前に見たのが早霧せいなさんのバウの作品で早霧さんが早花さんと同期と言う事でこじ付けました

    この作品谷崎潤一郎氏の文芸作品で過去映画や宝塚でも名前を変えて大地真央さんなんかもされてたとか?

    私は映画のポスターを幼少期に山本富士子さんって方がされてるのを見て  なんと綺麗な方って子供心に思い
    その後 姪が小学校の頃山口百恵さんに夢中でおじいちゃん(私の父)に奈良の映画館に行ってきたって話を姪から聞きました
    三浦、山口コンビ時代です

    しかしその「春琴抄」と「殉情」が同じものだと知ったのは もう15年以上前のバウワークショップの時
    この年は各組の若手がバウワークショップをされていて
    私はあまり宙組に興味のないのにチョット他の組のお知り合いのジェンヌさんがそのワークショップのシリーズに出られるから
    参考の為見てやろうって気持ちで観ました
    (当時はワークショップのチケットは簡単に取れた)

    多分全組制覇したかも?

    その中で「殉情」は私の想像以上にきつい作品でした(石田作品)

    蓮水ゆうや➕すみれ乃麗
    早霧せいな➕和音美桜

    今回は帆純まひろ➕朝葉ことの
    なんだかまろやかになってました

    多分前回の早霧、和音コンビがあまりにもハマりすぎ 和音さんの演技力の凄さが印象的すぎて!
    和音さんは宙組でなければ多分トップ娘役としてもパーフェクトと思いましたが
    新公卒業後いつのまにか退団されました

    その後は東宝のミュージカルではかなりしっかり役が
    同じミュージカルやお芝居で活躍されてる吉原光夫さんと結婚され
    しばらく休演されていましたが
    出産後また舞台で復帰されてるみたいです

    そうそうネバセイで留衣さんのされてた役の初演版の方です

    そんな訳で「殉情」の感想と言うより和音さん賞賛みたいになりましたが

    今回の帆純、朝葉さんのバウは演出が竹田氏になったのもあるのか?もう一つの現代カップルも絡めて男女の恋愛の感情を強めたのか
    話は辛いものですが
    背景も綺麗で帆純さんは真面目で優しい男、朝葉さんは綺麗な春琴というより可愛い春琴って感じでした

    あの役が飛びっきりの美人さんがしたたら案外イヤミかも 丁度いい雰囲気でした

    一ノ瀬さん版も見たいのですが 残念ながらチケットもないし暇も無い
    配信は我が家は見られないから
    またいつかスカステを待ちます

    宝塚は退団した娘役は本当に実力がないと厳しいですね

    外に出るなら年齢も必要 ダメなら早く見切りをつけるのもその人の人生かも知れませんね

    黒木瞳さんは現役時代知りませんが当時はお芝居、歌共にダメって言われてとか?
    高卒ですが抜擢が早かった
    スクリーンで花が咲い見たいですね

    檀れいさんはかなり学年が上がってからトップになられたが
    歌とダンスはダメでも容姿は抜群
    やはり退団後はスクリーンで活躍されて
    アップに耐える美貌は素晴らしい

    音クリちゃんは東宝のミュージカル(大きな舞台では無さそう)
    が決まって関西に来るならみたいですね

    今月は全ツ後(梅田)東京へ行きます
    一路真輝さんの芸能生活40周年コンサート

    ゲストは朝夏まなとさんです(東宝芸能繋がり)

    私は見ませんが日替わりで瀬奈じゅんさん安蘭けいさんもゲストがあるそうです

    • 関西の、たー 関西の、たー より:

      昭和っ子さんは初日に「殉情」を観たんですね。私は昨日バウに行ってきました。はい、1982年に「愛限りなく」というタイトルで大地さんが主演していたそうですね。その後「殉情」になったそうで。山本富士子さんが琴を演じたのは1961年「お琴と佐助」、結婚前の三浦・山口コンビ主演は1976年の「春琴抄」ですね。

      過去の「殉情」は、昭和っ子さんにはキツかったんですかー、和音さんのお琴、迫真の演技だったんでしょうね。はい、退団後も舞台で活躍して吉原さんと結婚したんですよね。吉原さんは朝ドラにも出て大活躍ですね。休演していたのは育児のためじゃなかったでしたっけ?
      宝塚OG、それだけでは舞台での活躍を続けるのって難しそうです。和音さんは生で拝んだ事はありませんが退団後も舞台に立ち、四季出身の吉原さんと結婚したんですからどれほどに実力派だったか想像出来ます。宝塚って言ってみると、あんまりにも実力があるとかえって出世しにくい気がしません?特に娘役は。留依さんにとって、和音さんが初演ネバセイで演じたラ・パッショナリアを演じる事は大変な名誉だったでしょうね。

      この度の朝葉さんも演技派なお琴でした。ええっとその、お琴って宝塚のヒロインという感じではないのでそのあたりは気になるのですが。
      全体的には良いお芝居でしたが、現代版カップルが話の途中にも出てくるのが私は何ともイヤでした。ネバセイみたく最初と最後だけで良かったのに。ユーイチは「PRINCE OF ROSES」でデビューかぁ、こちらも生で観ましたが特に不満はなかったのにな。
      悲惨な話のはずなのにどん底ではない終わり方でしたね。「心中・恋の大和路」アゲインになるかもとヒヤヒヤしていましたが、良い終わり方でした。

      私は一之瀬さんバージョンも観ます!美羽さんは104期ですが、103期の朝葉さんより花組娘役として有名ですよね。さて実力はいかに?朝葉さんはホンマ、演技や歌唱が申し分なかったですからねぇ。
      ただ、ビジュアルについては本来、お琴は究極の美女(美少女)がやるべきだと私は思っています。昭和っ子さんは「飛びっきりの美人さんがしたらイヤミかも」って言うけれど、その通り!イヤミになるほどの美人がしなくちゃあのストーリーは成り立たないような気がするんです。

      檀れいさん!まさに現役時代の檀さんこそお琴にピッタリだったのでは。確か舞踊のお免状を取っているはずですがダンスはパッとせず、歌唱となるとさらに・・・ですが、とにかく美しいですから。はい、舞台より映像向きな方ですね。
      黒木さんはちょくちょくバラエティに出てきますね。なんかもう、現役時代に酷評を受けてショゲまくったとか、それを大地さんが助けてくれたとかのエピソードは飽きちゃったかも。

      音さんは「ファースト・デート」というミュージカルに出演するんですね。どうも東京だけっぽいです。その後は関西にも来る作品に出てもらいたいです。

      昭和っ子さんは花全ツを観劇するんですね。殉情が地味めなキャストだからでしょうか、日にちも少ないですし全ツは超チケ難ですね。私は家族で配信を観ます。
      一路真輝さんのコンサート、いいですね~。なるほど、事務所つながりでまぁ様ですか。宝塚時代のつながりより重要かもしれませんねw
      瀬奈さんに安蘭さん・・・豪華なゲストですね。私は一路さん目当てベルばら45を生観劇しまして、正直、歌はもうパワーダウンしているように感じたんです。だけどコンサートって歌だけ楽しむものではないですよね。さぞ熱い雰囲気なのでしょう、是非感想をお聞かせください。

      いつもありがとうございます。
      今後もどうぞよろしくお願いいたします。

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