甲子園でのタイガース戦チケットを入手出来なかった我が家ですが夫の提案で選抜に行く事になりました。「屋根がある席が良い」な私のリクエストに応じた夫のチョイスは3,900円の中央指定席上段。なんと当日の3試合すべてを観戦する権利がありコスパ良好です。
だけど、
私にとって観客マナーは良好じゃなかった。
グッタリ・ガッカリ・疲労困憊。観劇でもいろんな迷惑客に遭遇したけれどこの度の甲子園で経験した方々はスケールが違っていました。
夫にもムカついたし。
なのに、
最後の最後で超ハッピーに観戦したんです。そのあたりをそのまんま記事にします。
チケットは今どきのQRコードで、ピッしてもらう際の係員さんの「再入場出来ません」の案内がしつこかったですね。
荷物検査は一切なし。後になってムカつきポイントのひとつになりました。
その後はマイ座席に向かったんですがとにかく階段が多かった。夫いわく「リッチな席」だったのに。急斜面で危険といえば南座の3階席が浮かびますがそれより危険な席でしたよ、手すりも一切ないしね。
それでも到着すれば(屋根があるゆえ)日焼けの心配なく(正面ゆえ)スカッとした見晴らしである事を気に入り、

大劇場ではBB席でも大活躍する双眼鏡を使ったって球児の顔をしっかり拝む事は出来ませんでしたがまぁ許せる範囲でした。
そう、座席についた当時はワクワクしていたんです。危険な階段ですが現時点の私には問題ないし、折りたたみテーブルの穴にペットボトルが入らないと私が言ったら「こうしたらええねん」と

夫がお見本(?)してくれて楽しかったし、お日柄も良くホンマにワクワクしていたんです。
そんな私のワクワクをぶった切ったのが前列にドカッと座った2人の男性でした。それぞれを「クロツバさん」「クロキリさん」と名付けます。仲良し友達っぽい2人はとても体格がよく、それは構わなかったのだけど

まずクロツバさんの帽子のツバが邪魔で邪魔で。
この画像ではわかりにくいんですがツバをわざわざめくりあげていたんです。劇場ならスタッフさんが飛んでくるような邪魔ぶりでした。
しかも試合が盛り上がると思いっきり前かがみになるんですよね。基本的に前かがみで、大事なところになるとさらに思いっきり前かがみ。
隣りに座っていたド派手な髪色をしたクロキリさんもなかなかの前傾姿勢でした。しかもね、手にしているプラスチックのカップに何が入っていたと思います?プロテインシェーカーのような蓋付きプラスチックカップだったんですがクロキリさんが蓋を開けるなり私のもとに強いアルコール臭が届きました。消毒用?いいえ、嗅ぎ慣れた芋焼酎の臭い。
その後クロキリさんは足元をゴソゴソして、
こんなデザインの立派な卓上ポットからお湯をコポコポ。
ある程度飲むとまたも足元をゴソゴソして、
まさにこれ!
これをカップに入れて、卓上ポットからお湯をコポコポ。
もーれつなペースで飲みまくるクロキリさんはやがて声がもーれつに大きくなっていきました。
去年大阪ドームに行った時も思ったんですが観戦にアルコールってつきものなんですね。劇場でも販売はあるけれど幕間でチビッと飲むくらい。それが観戦だと観ながらグビグビだし、大声で話す(ってか怒鳴る)のも、トイレに行くのも自由。大阪ドームは簡易ではあれ荷物検査があったのである程度の抑止になっていたんでしょうが今回は持ち込み飲酒し放題の無法地帯でした。
あとね、大阪ドームよりお酒の販売に気合いを入れているように思います甲子園は。
どこに気合いを入れているかってそれは「売り子さんの容姿」。
明らかにスーパードライの売り子さんが若さも美貌も良好なんですよ。僅差がマルエフで、その後は他のアルコール飲料→ソフトドリンク→(だいぶ下がって)食べ物という美貌ヒエラルキーになっていました。若いけれどお世辞にも顔が美しいとは言えない上にすんぐりと恰幅の良い女の子が食べ物を売っていて娘を思い出しました。
でもってスーパードライガールズは対応がスーパーカインド。おっさんじいさんの相手がうまい。
「かわいいなー、学生さん?」
「はい」
「(甲子園の所在地である西宮市にメインキャンパスがある)カンガクやろ?カンガク」
「ふふー、どうでしょうね?」
「なんやなんや言わんかいなーそのくらい」
「ふふ、お支払いはどうされます?」
「何を勉強しているんや?」
「ふふー、何だったかな?お支払いどうされます?」
他にも「彼氏おるんか?」といった完全セクハラもありここどこやねん?きゃばくらか?な感じ。こんなやり取りが周囲で繰り広げられていたんです。
目はクロツバさんの視野妨害ハラスメント、
鼻はクロキリさんの芋焼酎スメルハラスメント、
耳はおっさんじいさんによるスーパドライガールズへのハラスメント・・・
ハラスメントまみれすぎて第1試合はほとんど観戦出来ませんでした。なので試合終了後に夫とトイレに向かいつつ文句を言ったんですが冷たい返事で、
「そもそも球場には帽子はアカン、前かがみはアカンなんてルールはない」
「むしろ俺は大劇場で驚いたわ、そんな注意があったから」
「ここは球場や!だからお前も好きなだけ前かがみになったらええんや、前の人に文句を言うんじゃなく自分で工夫しろ」
「うんこならまだしも芋焼酎の臭いなんて大したことないわ!おっさんじいさんにしたって甲子園の売上に貢献しているんやないか」
って。追加のハラスメントですよまったく。さらに甲子園カレー食べたいって言っても「もったいない」で却下。幸いだったのは女性用トイレが男性用トイレより随分と空いていた事くらいで、ガックリと肩を落としつつ階段を登り座席に戻ろうとしました。
なのにやたら詰まっていたんです私の座席に向かう階段が。
どうしたんだろうと先に目をやると「ヨボヨボおばあさん」。後期高齢者の中でも後期な感じ?150センチあるかないかの小柄で、とにかくヨレヨレで、フラフラしながら階段を登っていたんですよ。息子であろうおっさんがそばにいたけれど階段が狭いので完全にサポートするのは難しい状態でした。
「このバカ息子め!なんでこんな危ない座席を買ったんや!!(心の声)」
たぶん私だけじゃないですよこう思ったのは。
幸い転倒する事なく着席したんですがなんと私の真後ろ。「ああ疲れた」「お茶でも飲もかー、バッグに入ってるから取って」と、ビジュアルのヨボヨボヨレヨレのわりに話しぶりはシャキっとしていたのが印象的でした。
第2試合は何としても楽しもうと思った私。
夫に教わった「球場での観戦ルール」で前かがみになったり夫の側に寄ったりと工夫を繰り返していたら第1試合よりは視野を確保出来たし楽しくなってきました。
がっ!!!
そんな私は背後から肩をパンパンとけっこう乱暴に叩かれたんです。
ビックリしつつ振り向くとヨボヨボおばあさん。そして
「あんたのせいでちっとも見えない」
「まっすぐ座って、まっすぐ!」
と私に怒鳴りつけてきたんですよ。
私はもーーーれつに腹が立ちました。
怒りの度合いは低い順にヨボヨボおばあさん、母親の暴挙を静止しない息子、
そして誰よりも夫!!!!!!!
自分が教えた球場ルールで嫁が困っているのに黙ったままだったから。
それでも私は、夫に怒り心頭でありながらもヨボヨボおばあさんに「わかりました、気をつけます」と返事しました。私が怒れば周囲は絶対に私が悪者と判断するくらいのヨボヨボでしたから。
そして私はブログ運営で散々経験した「つけあがりの法則」をここでも経験したんです。不躾なコメントを寄越す人に情をかけて丁寧な対応をするとロクな事がなかったんですが、甲子園でもつけあがったヨボヨボおばあさんが背後から「また斜めになった!」「見えない!」とブツブツと文句を言い続けてきたんです。
私はさらにさらに怒りまくりました。
夫に。
そして怒りで煮えたぎりながらも解決策を練っていました。
するとピーン!!!
夫を肘でつつきごく小声で「席をかわって」と伝えたんですよ。すると夫は「お、おう」と立ち上がり、少し後ろを向いてヨボヨボおばあさんに会釈して私と位置をかわりました。
嫁を侮辱しているばあさんに会釈なんていかにも夫らしい。これまで何度となく見てきた「私を侮辱する義母を叱らない(どころか義母を気遣う)夫」と同じですから。
そして私の目論見通りヨボヨボおばあさんはその後一切文句を言わなくなりました。
夫にしたって小柄なヨボヨボおばあさんの視野を遮っていたはずなのに夫には文句を言わなかった、私の推測通りに。
私の推測は・・・
このおばあさんは急斜面の階段を登って疲れきっている。
何かしら文句を言うはけ口が欲しいものの、(諸悪の根源であるはずの)息子に当たるわけにもいかず、ターゲットに選んだのが私だったんだろう。
たまたま前の座席にいた「女」だから。
だから男である夫と座席をかわれば黙るだろう。
でした。
男尊女卑は実は女性にも浸透しています、特に高齢者には。
結局第2試合もほぼ観戦出来ませんでした。
ただし第1試合の時とは異なる決心を私はしていました。
夫とトイレに向かいつつ
「私は帰る」
「私はあんたが言う球場での観戦ルールを受け入れられない」
「前の人に視野を塞がれ、他人が飲む焼酎の臭いをかがされ、おっさんじいさんが若い売り子にセクハラする声を聞かされ、さらには後ろの人からあたかも私がすべて悪いかのように文句を言われる・・・こんなルールはまっぴらや」
「あんたが残るのは自由だけど私は帰る」
と伝えたんです。
そしたら夫は「そんな事言わず第3試合も一緒に観ようや、俺は(私)ちゃんと一緒に観たい」って。そして「私は観たくない、あんなやつらが周囲にいたら第3試合も楽しめないに決まっている」と話す私を遮るように
「そそそ、そうや!」
「甲子園カレー食べようやー!」
「な?美味しいカレー食べて気持ちを切り替えよ!」
と小走りで売店に向かいました。
卑怯な奴ですホンマ。義母が私にイヤミを言った時も夫はこんな感じなんですよ、義母を叱る事なく義実家を出てから普段は買わないリッチな食品やお酒で誤魔化そうとする。
仕方なく待っていたんですが、戻ってきた夫が差し出す甲子園カレーに「ん?」

「なに?あんたこれ先に食べたん?」
「ちょっと味見しただけやん」
「はぁ?普段ならまだしも今は怒ってる私の機嫌を取るために買ったんちゃうん?なのになんで先に食べてるねん!綺麗な状態での写真も取りたかったのに!!」
マジあたまおかしくないです?
私の怒りぶりに夫は慌てて「もういっこ買ってくるわ!」と言ったんですがふと思いつき「きつねうどんにして」と伝えたら、

「はい!味見してへんで!!」って。
なので「先に食べえや。今日のあんたの愚行をブログにするついでに画像を晒したるわ」と伝えたら「か、顔は勘弁してなぁぁ」って言いながら

バツが悪そうにうどんをすすっていました。油揚げを丸ごと食べようとしたので慌ててストップをかけましたよ、私は大豆製品を積極的にとるようにしていますから。
これで私は気持ちに区切りをつけました。
罰ゲームはやらせすぎたらアカンのです。それにやらせた限りは許さないと、関係を続けるつもりなら。
腹を括った私は座席に戻りました。観戦を楽しむ事を完全に諦めて。
そしたらね・・・
いなかったんです誰も。
私を苦しめた面々がみんな戻ってこなかった。
観客の3分の1ほどがいなくなっていたように思います。
そして私は第3試合を徹底的に楽しむ事が出来ました。
「生」の良さを堪能したんです。
はっきり言って私はテレビ中継での観戦が苦手なんですが生観戦は楽しいですね。テレビ中継ではうるさく聞こえがちな応援演奏だって生観戦なら身体の右側や左側からズンズン身体に伝わってくるし。

夫おすすめの球児くんを双眼鏡越しに撮影したりも。

ごく短い間でしたがナイターモードにもなり、あんなにもあんなにも苦しんだのがウソのように充実した観戦となりました。
帰る前にトイレに向かったら

こんなポスターがあって現在の花組の「二枚看板」がうまくいってない(と私は強く思っている)事を思い出しましたよ、私は宝塚ファンで宝塚ブロガーですから。ポスターを眺めつつマジマジで早く大劇場に行きたいと思いました。
ただし・・・次に大劇場に行って月組公演を観る前に夫婦でタイガースの2軍球場に行く予定で・・・おそらく客層は甲子園のと似たり寄ったりでしょうから頑張らないと。そのためにも健康でいなきゃ。
以降はオマケ。
私は大豆製品を積極的にとるよう心がけています。ソイプロテインを飲むとやたら調子が良いのでホエイプロテインも飲んでみたんですが明らかにソイが身体に合っているのでいろいろ調べて、

大豆製品のイソフラボンを自分の腸内でエクオールにする事が出来ているのか検査したんですね。エクオールってのは女性ホルモンに似た働きをするいわば「更年期お助け成分」だけど体内で作れるのは2人に1人くらいって。そんな成分が

つくれていました
な結果でしたから頑張って大豆製品を食べています。検査時はさして大豆製品を食べていなかったから今の私の腸内はもっとエクオールでいっぱい・・・なはず。

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