[OSKの円盤]感想をかなり、率直に

OSK

OSKから円盤が届いた

OSK円盤、再生前からいろいろ感じた

思ってたより早い到着

「7営業日以内に発送」との事でノンビリ待っていたOSKの円盤が3営業日ほどで届きました!

公演中止になったチケットの返金は3週間ほども待たせたくせに~(笑)

「春のおどり」DVDにはちゃんと特典の「海神別荘」のDVDが添付されてましたよ~

特典のアピール不足

こんな案内も入ってました。

買った人に案内を添えるのも良いのだけど、大盤振る舞いのプレゼントなんだから商品説明ページや、それこそトップページで大々的にアピールしたらいいのに・・・特典を知らず別々に注文したお客さんがいるかも?とちょっと心配してます。

差し替え収録

この案内に、「一部楽曲は音声を差し替えて収録しております」と記載がありますね。宝塚の円盤でもある事なのでさして気にしてなかったのですが・・・後にこの文章の重みをズドーンと感じたのです・・・

映像クオリティへの不安

到着を喜びつつ、不安もありました。コメントでOSKの円盤のクオリティについていろいろ教えていただいていたので、だいぶ覚悟してはいたのですが、覚悟の範疇を超えるほどにロークオリティかも???って。

びびりながら、DVDを取り出したのですが・・・

「!!!!!」

まさかのDVD-R

こ、これって、DVD-Rやん!!!

もうね、再生前に、むちゃくちゃ驚かされましたよ!

宝塚の円盤、というか、市販品の円盤はほぼすべて、「円盤-ROM」です。CD-ROM、DVD-ROM、BD-ROM、ですね。裏面が銀色です。

手持ちのパソコンやレコーダーで自作すると、「円盤-R」になります。「円盤-RAM」などもあるのですが省略しますね。基本的に「-R」ですので。Rは裏面がこの画像のように青みがかった色になっていて、記録した部分とそうでない部分に色の違いがあります。画像の円盤の外側が8ミリほど、中央部分と色が違いますね。

円盤-ROMは「プレス」という工程で作成されます。大量生産すればするほどコスパが良く、円盤-Rよりも品質が安定しており、耐久性も上です。

500枚なり1000枚なり作成するなら、円盤-ROMの方がメリットが大きくなるはず。「春のおどり」はOSKにとって最も重要な公演のはずなので、その円盤がRなら、他の公演の円盤もRのはずで、OSKの円盤の生産数はさしてないと思われます。そして、生産数が多くないのに、在庫がそこそこあり、半額セールになっているんだと推測出来ます。

とまぁ、再生前からいろいろ感じさせてくれましたが、気を取り直して再生しました。

「春のおどり」(2019年 大阪松竹座)

私はDVDにしたのでDisk1とDisk2にわかれています(Blu-rayだと1枚)。ショボめですが一応、チャプターも付いていました。これにCDがついた円盤3枚セットでした。

まずは、Disk1「春爛漫桐生祝祭(はるらんまんきりゅうのまつり)」からスタート!内容を超ざっくり言うと「和モノのあれこれミックス」です。

「引き」画質が悪すぎ

言っていいですか???

言っちゃいますよ???

画質、かなり、ヤバかったです・・・

特に、「引き」って言うんですかね、舞台全体が映っている画質がかなり、ヤバヤバです。

音質はマシ

とはいえ音質は決して、悪くなかった。なので、Disk1を見終えた時は、「特価だし特典もあるから、おすすめ出来るな」って思ったんです。

でも、でもね・・・

ショーは差し替えまみれ(怒)

Disk2、こちらはショーの「Storm of APPLAUSE」(以降「ストアプ」)なんですが、これがね・・・

差し替えまみれ!!!!なんですよ(涙)宝塚の円盤でも差し替えはありますが、ストアプの差し替え、ひどいです!差し替えの方が多いんちゃう???レベルに差し替わってる。

ショーなのにほとんど歌を聞けないんですよ。もうむっちゃ悲しかった。なのでオススメ度は一気に瀑下がりしました。

ガッカリ状態で、CDを再生。

CDの存在の意味

多すぎる差し替えをフォローするためにCDが付属している事がわかりました。

DVDでは差し替えられている音声もほぼ、CDには入っています(1曲だけはDVDにもCDにも入ってません)。音質はごく普通。

桐生麻耶の声は春野寿美礼と似ている

CDにもメリットはありましたよ。映像がないぶん、音声に集中しますので。トップスターの桐生麻耶(きりゅうあさや)さんのお声に癒やされました。

桐生さんの歌声って、春野寿美礼さんと似てるように私は感じます。CDで聞いてさらにそう感じました。

そういえば舞台のストアプの出だしの桐生さんの衣装って、春野さんの「アプローズ・タカラヅカ」のプロローグのキンキラキィィィンな衣装と似てるかも。桐生さんはさらに、マントまでキンキラでした。

歌唱力そのものは春野さんが上ですが、おそらく春野さんより年上でしょうに(あくまで私の推測です)、現役で、トップスターとしてこれほどに歌えるなんてすごいです。しかも桐生さんってダンス、すごくキレがいいんですよ。身体が大きいのでダイナミックさが半端ないし。175cmだから、真風涼帆さんと同じですね。

差し替えさえなければ・・・

総合的に言うと、内容は良いんです。ただ、映像技術面と、あとやっぱり、Disk2の差し替えがありすぎなのが残念でした。

気を取り直して「海神別荘」DVDを再生しました。やっぱりDVD-Rでした。

「海神別荘」(2019年 南座)

こちらはDVD1枚で、チャプターもなし。そうそう、ブックレットもないんです。これは「春のおどり」も同じ。音声の差し替えはなかったですが、お芝居なんだから当然かな。

かなり難あり(特に音声)

いいですか?

またまた、言っちゃいますよ?

やっぱり・・・かなり・・・技術がロークオリティでした。「春のおどり」より悪かった。特に音声が悪かったです。コメントで教えていただいていた通り、カメラマンと思われる咳が、すっごく大事な場面でゴホン、ゴホッゴホ・・・しかも、ゴホゴホの音は大きいのに、スターさん達の声がしっかり拾えていない!!!

お芝居は素晴らしい

悲しいんですよ。

だって、だってね、

お芝居そのものは、すごーく、良いんですよ!!!

約1時間、とても充実した内容です。日本が誇る文豪、泉鏡花の原作だけあってストーリーが非常に素晴らしいんです。

その素晴らしいストーリーを、OSKスターさん達が熱演しています。トップスターの桐生さんと今回のヒロインの城月れい(きづきれい)さんはどちらも歌上手で、一番最後のおふたりでの歌唱シーンなんてもう、むちゃくちゃ心打たれましたよ。

ほんまに、残念です。スターさん達がこんなに素晴らしいんだから、頑張っているんだから、ちゃんとした映像・音声スタッフで支えてもらいたかった。

そういえばBSで宝塚が放送された際、たくさんの宝塚ブログでNHKの映像技術がとても評価されていましたね。私は宝塚の円盤とBSの差は特に感じなかったのですが、この度OSKの円盤を観て、技術の差ってものすごくあるんだなとホンマ、痛感しました。

「お値打ち」か「耐えられない」か

なんか、オススメしたいのかしたくないのかわからないような記事になっちゃいました。私としては、悪いところも含め買ってみて良かったです。お値打ちでしたしね。

ただ、他の方にオススメかどうかとなると・・・

「半額以下のお手頃価格だから試してみて」とも、「宝塚の円盤やBSに慣れている人には耐えられない映像品質かも」とも、どっちも言いたくなります。

コメント

  1. 匿名 より:

    お忙しい中レビューありがとうござきました〜。なるほどです。
    娘さんは喜んでました?^^

    • 関西の、たー 関西の、たー より:

      おはようございます〜
      娘はとても喜んでいました。円盤の品質を目の当たりにしてよりいっそう、生で観劇したい気持ちが高まったようです。
      いつもありがとうございます。
      今後もよろしくお願いいたします。

  2. まりりん より:

    なるほどー。ゴホゴホ入ってたんですかあ。?カメラマン顔面パンチ?の刑ですね。私は昔から興味はあるもののホームページ見るぐらいです。そう言えばOSKとかSKDってむかーし小学生のときかな?テレビで観ました。今はBSとかで放送したりするんでしょうか? 

    • 関西の、たー 関西の、たー より:

      まりりんさん、続けてのコメントありがとうございます。ヒロインが花道から登場する、とても大切なシーンでゴホゴホゴホ・・・本当に残念でした。ホームページはプロによって作られていると思いますが、私としてはSSL化していない事がどうしても気になります。
      昔、宝塚のテレビ番組はあったような気がしますが、OSKやSKDについてはわからないです。現在BSで放送してくれるのも宝塚だけのようです。ホント、宝塚はメディアをうまく活用していますよね。
      せっかくコメントいただいたのに、お返事が遅くなりすみませんでした。今後もどうぞよろしくお願いいたします。

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