美園さくらが教えてくれた事

ジェンヌさん

美園さくらさんの舞台復活が報じられたのは24日。デスホリかぁ、なんか中途半端です。自身が出ているわけでもない月組作品なんて。もうすぐ月組デスホリでヒロインを演じた海乃美月さんが退団するんですからそれを待っても良かったはずなのに。

だけどデスホリどころじゃないほどに中途半端なのは美園さんの学歴。
慶応大学大学院に進学してメンタルヘルスを研究して今春修了したそうですね。

退団後は芸能活動から距離を置き、慶応大大学院に進学。メンタルヘルスを研究し、今春、同大学院を修了した。

https://news.yahoo.co.jp/articles/aa8f52a0cad57bba2e09a9fbaf0ffcd73785c8f8 より引用しました

Yahooニュースに記事提供した産経新聞が「修了した。」と書いたからには必要な単位を取得し、修士論文を提出したのでしょう。
時系列にすると
2011年4月 音楽学校入学
2021年8月 退団
2024年3月 大学院修了
になります。
中卒ではなく高校出身で、しかもウィキによると高校2年で合格した事がわかるので音校入学時に17歳。入学から13年すぎた現在は30歳、いえいえ誕生日が6月17日なので今月31歳になったはずです。
本当に不思議なんですよ。音校時代に高校卒業資格を得ていたとしても修士になるにはまず学部生として4年をすごし、それから大学院生として2年勉強しなくちゃいけません。退団して2年7ヶ月で修士になるなんて不可能なんですよ。

となると
下駄を履かせてもらった
って考えるのが自然です。
ようはメッキとか付け焼き刃とかな高学歴じゃないかと。

6月26日18時30分 追記
美園さんはジェンヌ時代に通信制で大卒資格を取得しているのだそうです。
コメントにてご指摘いただきました。また、メンタルヘルスの専攻は宝塚の経験あってこそなのだそうです。非常に丁寧にご指摘くださった方に心より感謝申し上げます。

でね、メッキでも付け焼き刃でもロンダでも良いのだし、美園さんにはわかっているはずです。
研究者としては通用しない
と。
ジェンヌになる前に数学検定で賞をもらうほどだったのですから相当に地頭が良い方です。だけど勉強するにあたりとても大切な10代半ばから20代半ばの10年間を宝塚に捧げたのですから、この10年を勉強してすごして来た方々の学力に届くはずがないんです。10年20年かけるならまだしも、たった2年そこらで追いつくはずがない。

美園さんはインテリ業への転身を図ったけれど大学院に通って困難である事を痛感し、舞台復活を決心した。
と私は想像しています。
そもそも数学が得意だったはずなのに数学との縁が薄そうなメンタルヘルスを選んだ事からしてガチ学力での勝負が難しかった事を示しているようにも感じます。

そして思うんです、ジェンヌ経験があるからこそのメンタルヘルス専攻じゃないかと。
美園さんは宝塚に感謝しているといった発言を繰り返しているようですが、トップ娘時代後半の様子を生観劇した方なら素直に受け取る事は出来ないはずです。私は何度も大劇場で「凍りつくような空間」を感じました。

美園さんは教えてくれたんです、ジェンヌさん達がどれほどに貴重な時間を捧げているかを。どれほどに才能があっても他ジャンルでの活躍の可能性を大いに狭めてしまう事を。
そこまでして選んだ「ジェンヌの道」では高校にも大学にも行けず、恋愛もアルバイトも出来ず、ひたすら芸に邁進している・・・だけでなく陰湿なハラスメントにも耐えなくちゃいけない。
劇団は口先で改革を謳っているけれど、高学歴なおっさんやじいさんが中卒の女の子達を閉鎖的な空間に閉じ込めて搾取している限り、女の子たちが不適切な方法でストレス発散しようとするのは避けられないと私は強く思っています。

美園さんが専攻したメンタルヘルスについてもっと突っ込んだ事を知りたくて調べてみたら・・・

「うっ!」

ま、まさかここで「マインドフルネス」を目にするとは・・・
本来なら自身の癒しに活用する手法なのに、芹香斗亜さんや松風輝さんは本来の手法だけでなく「マインドが足りない」としごきの言葉にも使っていたとゴシップ誌に載っていました。ゴシップ誌の内容が本当なら、芹香さん達は誤った使い方をしていたんです。間違いすぎるほどの間違い。
芹香さん達だって地頭は良いはず。時間をかけて学ぶ機会があれば間違いは起こらなかったはずなのに。

美園さんよりさらに年上な芹香さん達ですが、出来ることなら退団後にメンタルヘルスを専攻して欲しい。東宝芸能なりにとりあえず所属しつつ大学院で学ぶ、そんな環境になる事を願っています。

コメント

  1. AsaGo より:

    美園さんは、在団中に通信で学び、大学卒資格で大学院に行かれているなずなので、2年で修士は問題ないと思われますが…

  2. りょー より:

    こんにちは
    いつもブログを楽しく読ませていただきます。

    今回の記事に対して少しお伝えしたいことがあったのでコメントさせていただきます。
    今回コメントするにあたり、再度昔の記事等を確認しましたが、誤りがありましたら、申し訳ございません。

    美園さんの進学の件ですが、退団されてから大学進学されたのではなく、在学中に通信制の大学に通われていたそうです。
    流石にトップ娘役に就任してからは多忙で休学されていたそうですが、退団されたあと単位を取り切って学士を取得し、その後慶應大学大学院に入学して2年で修士を取得されました。
    また、メンタルヘルスを専攻にされたことはタカラジェンヌ時代の経験を踏まえてと明言されています。とくに舞台とメンタルヘルスの関係について研究されていたとインタビューで答えていたかと思います。

    急なコメント失礼いたしました。

    • 関西の、たー 関西の、たー より:

      りょーさん、いつもブログを読んでくださっているとの事、ありがとうございます。
      ご指摘をありがとうございます。
      先に他の方からあいさつもなく指摘され、カチンときて追記のみの対応しかしませんでした。
      これから打ち消し線で訂正します。

      夫の帰宅が迫っておりまして、せっかちなお返事になり申し訳ございません。
      この度はご指摘をありがとうございます。
      どんな訂正にすれば良いか、お勧め案があれば教えてください。私は親切な方からのご指摘やアドバイスには素直に従います。
      今後もどうぞよろしくお願いいたします。

      • りょー より:

        おはようございます。
        昨日はお忙しい中、ご返信下さりありがとうございます。

        当時美園さんが退団直後に大学院に進学されたことを知った私の気持ちとしては、忙しいタカラジェンヌをしながら、(トップ娘役になってからは休学されてたとはいえ)それまでも新人公演や小劇場でヒロインをしながら単位をとっていたことに驚きと共に同じ人間として心から尊敬の気持ちがありました。

        私はたー様に訂正案をお伝えできるような立場にありませんが、もし良ければ「美園さくら 大学院進学」と検索していただければ今もいくつか当時のインタビュー記事がございます。
        そちらをお読みいただき、たー様のお気持ちを綴っていただければと思います。
        私と同じ思いにならなくても、たー様のブログなので感じたことを書いていただければと思います。

        長文失礼いたしました。

        • 関西の、たー 関西の、たー より:

          りょーさん、おはようございます。
          「美園さくら 大学院進学」での検索をおすすめくださりありがとうございます。
          「美園さくら」だけだと新聞は産経が一人勝ちでしたが、「大学院進学」を加えるとAERAが上位にヒットしました。産経よりよっぽど丁寧で、こちらがYahoo!ニュースになれば良かったのにと思いましたよ。でもAERAの記事は2022年7月のものなんですね。当時はYahoo!ニュースにもなったのかな?

          私も美園さんを人として尊敬しています。
          そして、美園さんにもご都合があるんだとも思っています。

          AERA記事には通信制大学に通っていた事は載っていても大学名は伏せていますね。おそらくずっと内緒のままでしょう。
          あと慶応大学院生になって起業に興味を持ったそうですが2年後に違う選択をしたわけです。
          何より、、、自死する若者が多い事をAERA記事では嘆いているのに、宝塚で起こってしまった事に口をつぐんでいます。
          責めるつもりは一切ありません。ただただ美園さんにもご都合があると推測しています。

          今、大劇場にいます。やっとのエスカリエ生観劇です。
          タイミング良くAERA記事を読めて良かったです。本当にありがとうございます。
          今後もどうぞ宜しくお願いいたします。
          末筆ですみませんがAERA記事をリンクしておきますね。
          https://dot.asahi.com/articles/-/15073

  3. エマ より:

    たーさん、こんにちは。
    美園さくらさん、芸能活動されないのかと思っていましたので嬉しいニュースでした。

    私もネット記事を読んで、美園さんが在団中に大学進学されたと知って
    本当にすごいな、素晴らしいなとリスペクトしています。
    才能のある方は娘役トップにもなって大学の勉強までできるのかと。

    また、在団時のことを機にメンタルヘルスに進まれたとのことでバランスの取れた方、との印象も持ちました。

    美園さくらさんが和を乱すような頑固な方、という評もあったそうですがIQが20違うと話が噛み合わないという説もありますし。

    誤解されないように言っておくと、私は珠城りょうさんのスケールの大きい存在感、温かみのある台詞回しなども大好きです。

    昨年の事件の際、先見の明も勇気もある美園さくらさんが劇団の内部事情を日経でボコボコにしたらどうしよう、立ち直れない…とちらっと心配していたので、何も言わなかったのでホッとしました。

    舞台に美園さんが立たれるということで、元々その予定だったのかな?とも思いますが、実力を多いに発揮してほしいと思います。
    楽しみです。

    ル・グラン エスカリエの感想、楽しみに待ってます!

    • 関西の、たー 関西の、たー より:

      エマさん、こんにちは。
      私はひとつのYahooニュース記事だけ読んで感想を記事にしたので思い込みが入りすぎてしまいました。丁寧なご指摘をいただけて幸いでした。

      音楽学校時代に高卒資格を取れるはずなのに実際は取らないというか取れない生徒がほとんどだと聞いた事があるんです。
      それだけ芸に邁進しているなら良いけれど、実際は予科生の頃は本科生にしごかれて本科生になったら予科生をしごく事にたくさんの時間を使っているような想像をしてしまいます。
      こういった想像をしていたから、高卒資格だけでなく大卒資格まで現役時代に取るジェンヌさんがいるとは想像出来ませんでした。

      社会人になってから大学院でメンタルヘルスを学ぶ人ってほぼほぼ、自分が何かしらメンタルヘルスの危機を経験しているからなんですよ。
      私もやろうとおもえば関西で学べるチャンスがあったんですがやらないままで、当時の友達が社会人(というか主婦)大学院生になりました。違う選択をしただけに疎遠になり後追い出来ていないけれど幸せになっていると良いなと思っています。

      そう、知的レベルが違いすぎると話が噛み合わないし、複数の人がいる環境なら多数決です。美園さんは知性が高すぎて不利だったんでしょうね。
      でね、知的レベルが同じなら話が合うかというと必ずしもそうじゃありません。珠城さんとの不仲については知性の問題ではないでしょう。一緒にいるだけで何の努力をしなくても楽しい人とどんだけ努力しても楽しくない人っていますよね、そんな感じだったんじゃないかと。ようは相性ですね、合う・合わないの。

      不仲なトップ夫妻であった事は広く知れ渡っているし、ひょっとするとゴシップ誌などから打診があったかもしれません。きっと誘うのがうまいと思うんですゴシップ誌の記者って、実際誘われるがままに応じて内部事情をリークしている現役生もいるんだし。
      美園さんは懸命な選択をしたと私は思っています。
      AERAでのインタビュー記事の感じ、美園さんは本気で芸能活動から去るつもりだったのかも?だけど大学院生を経験したからこそ舞台への思いを再認識したんじゃないでしょうか。

      すみませんー
      エスカリエ感想ですが後回しにしました、昨日大劇場で「次の記事で感想を述べますね。」って記事をアップしましたがその後、実にいろいろあったんです。
      この土日は家族サービスが忙しくなるかもしれないのでエスカリエ感想は気長にお待ちいただけると幸いです。

      いつもありがとうございます。
      今後もどうぞよろしくお願いいたします。

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