ドラマ「JIN」を観て宝塚版を思い出す
初めて観たオリジナルの「JIN」
アマゾンのプライムビデオはもっぱら洋画専門で利用していましたが、今は日本の映画やドラマも観るようになりました。無料ってありがたいですね。
ここ数日観ているのが「JIN-仁-」。2009年のシリーズ1をすべて観まして、今日から2011年の完結編を観るつもりです。放映当時けっこうブームになっていた事は知ってましたし、個人的にも目の細い、薄い顔の男性が好きな私にとって主役の南方仁を演じる大沢たかおさんはどストライクだったんですが、当時子育て真っ盛りで、テレビも子ども向けばかり観てたんです。
初めての南方仁は龍真咲
そんな私が最初に観た南方仁は、龍真咲さんでした。半年くらい前に、楽天TVのタカラヅカ・オン・デマンドプレミアム(TODP)で、龍真咲さんの「JIN-仁-(2013年)」を観たんです。
「まさお節」に注目
配信された時、すでに私は龍さんの演技について「まさお節」と揶揄っているブログをいくつも読んでいたんですね。これだから大阪の人は、みたいな。なのでストーリーよりも「節」に注目して観ていたのを覚えています。
まさお節を感じず
私は関西人だから?
龍さんの南方仁ですが、クセといえばクセは、あるかもしれません。ですが私にとっては「個性の範疇」でした。私は関西人なので、非・関西圏の方々が「くどい」「アク」と感じるところに寛大、というところはあるかもしれません。
漫才の影響か、滑舌を重視
一方で子供の頃からテレビで漫才を見まくっていたからか、言葉の聞き取りやすさはとても重視するんですね。なので龍さんの滑舌の良さはとても好ましいものでした。聞き取りやすく、かつ、誰の声かハッキリわかる。こんな声が好きなんです。
作品次第?
オスカルと、ロミジュリも
TODPでは他に、龍さんがオスカル、蘭寿とむさんがアンドレのベルばらも観ました。
あと、円盤でロミジュリも!フリマアプリではやたら高額で手が出なかったのですが、リアル生活で「口を開けば宝塚」な感じで好きである事をアピールしていたら円盤を借りる事が出来て、楽しく観させていただいたんですね。
好みがわかれていたのでは
龍さんは美しく、滑舌が良く、やはり私にとっては「節」ではない、好きな声でした。私は宝塚好きになってまだ1年半で、現役時代の龍さんを舞台で観ていないのですが、現役時代の龍さんは好みがわかれるタイプだったんじゃないかなと思います。つまり、好きなファンはトコトン好きだったんじゃないかと。
「JIN」では、診療所に来たおばあさんに「大阪城でデートしたい」と言われた龍さんが「私は大阪出身ですので大阪城は何度も観ています!」って答えていたんですね。私はこうゆうの好きです。
いつかNOBUNAGAで判断したい
最も「まさお節」が炸裂していたらしい、退団公演の「NOBUNAGA」も観てみたいものです。TODPで配信してくれたらいいのにな。コロナ自粛後もやる気ナシでもう、TODPには失望・ガッカリしまくってます。
今、どうしているだろう
龍さんは退団後、2年ほどの芸能活動後に引退し、あっという間に結婚されました。ウェディングドレス姿見たかったな。私は目が細めの男性が好きで、宝塚の男役でもこの好みがあてはまるのですが、女性では目のパッチリした方が好きです。龍さんがお元気にすごされて、いつかまたお姿を現してくださったら嬉しいです。
感染症との戦い
この度テレビドラマの「JIN」を観まして、宝塚版はテレビドラマのごく初期のストーリーにならっている事がわかりました。コロリ(コレラ)が流行した江戸で、南方仁が21世紀の医療知識を用いて治療にあたっていました。
テレビドラマ版ではコロリの他に瘡毒(梅毒)や労咳(肺結核)が取り上げられており、人類にとって感染症がどれほどに驚異であったかを感じさせます。これらの病気はいずれも細菌によって引き起こされるため、抗生剤の発見によって治療する事が可能になりました。コロナはウイルスのため抗生剤が効きません。特効薬やワクチンが早く出来る事を祈っています。
コメント
仁、私も当時見ていましたよ~。
テレビドラマがとても面白かったので後から原作も読んだのですが結末が違うんですね。
宝塚版も結末が違うので結構原作者の方が柔軟なのかなと思っていました。
確かに、結末が違っても感動は薄れませんでした。
やはり、今だからの再放送、再評価なのでしょうね。
宝塚版の「JIN-仁-」といえば私はやはり初演の雪組大劇場版、音月桂さん主演の方を思い出すんです。
音月さんの雪組が好きでよく見ていたのですが、この公演は音月さん舞羽さんコンビの退団公演で仁が「この場所で生きていく」と歌う場面やヒロインの咲が言う「人の価値はどのくらい生きたかではなくどのように生きたかだと…」なんて台詞が当時ものすごく沁みたのを覚えています。(音月さんは劇団から期待されたより短期で退団された感じがありました)
今見ると彩風さんや彩凪さんの成長も感じられます…。
で、本題の龍さんですがおっしゃる通り好みが分かれる方だったと思います。個人的な印象だと「男役としてはときめかないけど(すみません)美人で歌はうまいしジェンヌのキャラとしては面白い」という感じでしょうか。最近のジェンヌだと紅さんに少し近いかもしれない。
月組時代は明日海さんと「まさみり」売りされていましたが、2人とも男っぽくない綺麗系ジェンヌというだけで全然キャラクターは違ったと思います。
下級生の明日海さんの方が絶対的に正統派で万人受けするタイプでした。
まさみりコンビは人気がありましたが花組のヤンミキやオサアサのように伝説コンビ!
今も2人が一緒に出てくるとファンが沸く!という感じには現在なっていないと思うのですが、そのあたりはこのコンビの結末含め、花組と月組の人事運びの差が出てしまった気がしてなりません…
私も関西人なのですが、龍さんの「まさお節」は関西弁とかそういう次元ではなく龍さん独自のものだと思います。好きな人は好き、受け入れられない人はとことん受け入れられない台詞回し。あの台詞回しと龍さんのキャラクターを知るという意味では「風と共に去りぬ」のスカーレットもいいかもしれません。そして「NOBUNAGA」は必見です。
純粋な演劇作品という意味では全然お勧めできないのですが(笑)なんというか…
当時の月組の混沌を感じる意味で必見です。
演出家の大野先生が何かを劇団に?観客に?訴えたくてこの展開にしたのか?
そうでなくても龍さんの希望でこのような作品になったのであれば珠城さんへは全然円満な引継ぎではないんだろうな…と思わせるカオスな作品で、なぜか一番印象に残ったのは朝美さんのくのいち女装でした。そういえばここでもこの次のグランドホテルでも朝美さんは女装していたのだった。似合っていました。私はこの作品へのたーさんの感想がかなり気になります。でも円盤を自腹で買って見てほしいなどとは絶対言えません(正直でごめんなさいTCAさん)
congaさん、私、音月さんの「JIN」、知らなかったんです。ホンマ恥ずかしいです。教えてくださりありがとうございます。円盤を探すべく先程フリマアプリに登録しました。出演者を見てみると永久輝せあさんもいて、彩風さん、彩凪さんとともに新人時代を観てみたい!ってめっちゃ思いました。
音月さん、舞羽さんは1年9ヶ月で退団されたんですね。この頃の雪組はちょっとバタバタしていた、といった事は小耳に挟んでいます。音月さんといえば以前「越路吹雪物語」を娘と見ていた時、ジェンヌ役で音月さんが出てきて、当時まだ宝塚を全く知らなかった私でも「おっ!すっごい宝塚っぽい人見つけてきたな!」って思ったんです。そしたらOG、しかもトップスターだったと知り驚きました。若く見えたので。トップの任期が短かったのは残念ですが、若いうちに他で活躍、という事もあると思いました。
私も龍真咲さんは男役としてより、「美人」としての評価が高いです。キャラは大阪系の紅さんとかぶりますね。紅さんもちょっと、独特の台詞回しを感じますので。でも「NOBUNAGA」や「風と共に去りぬ」の龍さんはもっとすごいんでしょうね。ビジュアルだと龍さんのスカーレットは抜群なんですが。これらもフリマアプリで登録しましたので、観たら感想書きますね!朝美さんの女装と歌声も楽しみです。そうそう探してるうちに「NOBUNAGA」は新人公演が暁千星さん主演だった事を発見したんです。こっちも気になりますー。
まさみりの「ロミジュリ」、役替りのどちらも観ましたが確かに明日海さんの方が万人受けだと思います。明日海ティボルト、美しかった。生で観たかった。あと恥ずかしい告白を続けますがヤンミキが安寿ミラさんと真矢みきさん、も知りませんでした。ありがとうございます。さすがにオサアサは大丈夫でした♪この時代も生で観たかった・・・
そうそう、幡野広志さんの「なんで僕に聞くんだろう。」読みました。たくさん学ばせていただき、今後の私の記事にも影響する事間違いなし、でした。ホンマご紹介ありがとうございました。
ただcakesでもチラ見で紹介されていた質問(お子さんふたりが不登校で悩んでるお母さんのです)の回答はちょっと、あまりにお母さんに冷たくて悲しかったです。書いている事は至極まっとうなんです。ご主人が出てこないところとかね。でも・・・私も同じアラフィーの母親で、育児でしくじりまくりですので他人事に思えないし、質問者さんをかばいたくなります。回答はお子さん向け、という事ではありましたけど、実際にお子さん達が読んでその後、この家族皆さんが幸せに向かっている事を祈っています。
いつもありがとうございます。今後もよろしくお願いいたします。