前回の記事の通り私は選抜を観戦しに行った甲子園で一部の観客マナーにうんざりしたんですよね。なので「日鉄鋼板SGLスタジアム尼崎 ゼロカーボンベースボールパーク(以降「SGLスタジアム)」でタイガースの2軍戦を観るのが憂鬱になっていました。
がっ!
随分と平和で楽しかったです。

最寄り駅である阪神電鉄「大物(だいもつ)」駅のすぐ近く(ほぼ敷地内)にマックスバリューがありたくさんの観戦客で賑わっていて、

マックスバリュー(看板はイオン)からちょっと歩き、

こんな看板を拝んだ先はやたらめっちゃ綺麗な遊歩道になっていました。この遊歩道ですが、

「SGLスタジアムを作る際に徹底的に開発し直したんやろな」という感じで阪神沿線というより阪急沿線っぽかったです。桜が植樹されているのもとても印象的でした、桜の名所が多い阪急沿線を意識しているのかもと。

遊歩道沿いの住宅にしたって阪神沿線というよりは阪急沿線にあるかのような高級低層マンション。ただ、

(高架になっているとはいえ)線路と近すぎるかなぁ?阪神沿線っぽさを垣間見たかもしれません。
さして長くない遊歩道の先にSGLスタジアムがありました。入場するにあたり荷物検査があり並んでいたので待っている間「SGLの由来ってなんやろ?」と調べてみたらビックリ!
「SGL」は、ゼロカーボンに貢献する、環境と人にやさしい日鉄鋼板株式会社の新素材で、Superior(スーペリア・上質な)・Special(スペシャル・特別な)・Super(スーパー・超越した)の頭文字であるSとガルバリウム鋼板の略称であるGLから成っております。
https://zerocarbon-bp.hanshin.co.jp/park/sgl_stadium.html より引用しました
へ?つまり上質でスペシャルでスーパーなガルバリウム鋼板って事?
ふーん。。。
ガルバリウム鋼板っていわば「進化したトタン」なんですよね。鉄の板(鋼板)のメッキ部分をアレンジしています。

メッキが進化しているとはいえ本体は鋼板、ようは鉄です。鉄といえば「夏は暑く冬は寒い建材」ですから屋根だけならまだしも外壁にも採用すると光熱費アップは避けられません。あと火事になったらたちまちグニャリです。ただしお手頃価格ではありますから悩んでいました、夫の実家の敷地にマイホームを建てようかという話になっていた時は。
私はSGLの由来を知るなり腕時計を眺めました。義父名義の土地へのマイホームづくりは断念したんですよね、経済リスクがあまりに高い事がわかっても夫は話を進めようとしたけれど私が断固拒否したんです。相当ショックであったろう義父の形見の腕時計を夫ではなく私が愛用しているなんて天国の義父はどう思っているでしょう。
とまぁ、阪急と阪神の因縁や義父と私の因縁を振り返っていたので荷物検査の順番まであっという間でした。検査には拍子抜けでしたよ、観客がカバンのファスナーを開けてスタッフさんに見せるフリをして、スタッフさんが中を見たフリをするだけだったから。スタッフさんは一応口頭で「缶とビンはないですか?」と言ってたけれど、(一部の)野球ファンのマナーは地に落ちていますからきっと持ち込んでいる人がいるだろうと私は思ったし実際そうでした。
球場は綺麗でスカッとした景観が良かったです。ただしこの度の座席はイマイチだったかな、夫は「ファームの球場やしどの席も屋根なんてないやろ」と言ってたけれど、

実際はネット裏にはちゃーんと屋根があったし椅子にしたって背もたれ大きめだったから。そんなネット裏を「あそこに座りたかった」と眺めながら、

屋根なしの内野席に設置された簡易椅子に座りました。夫いわく「球場としては十分に立派や」だけど私が評価出来たのは1段ごとにけっこう高さがあったところくらいかなぁ、前席の観客が帽子をかぶったままでも問題ないので。全体的に大劇場など各種劇場や甲子園よりもゆとりのある座席配置だったかと。
そして座席配置よりもゆとりがあったのは観客そのものでした。
全然観戦に気合いが入っていない。緊張感がない。
夫いわく
「結局は2軍の試合やから」
って。たまにすんごい歓声が飛んだりもしましたが1軍で活躍していた選手だそう。タカラジェンヌならどんなに下級生であれ路線外であれ大劇場の表舞台に立つ事が出来るけれどタイガースの選手はプリンシパルしか表舞台に立てないし不調になればたちまち表舞台から追い出されるんですね。観客や景観がすっごくのどかな一方で2軍の選手は皆きっと必死で真剣でしょう、表舞台に立ちたいだろうし2軍すら追い出される可能性もあるでしょうから。

球場の背後で阪神電車(車両は近鉄デザインのものも多い)がけっこう頻繁に走り音が凄かったので選手の気が散らないかちょっと気になりました。

電車部分の切り抜きです。ほんま頻繁に行き来するので電車好きのお子さんなら喜びそうですよ、大人なら2000円かかる内野指定席も子どもなら500円ですから家族連れが多いのも納得です。劇場と違っておしゃべりもトイレも自由だし。
そうそう、

スーパードライガールズは甲子園と同じショッキングピンクな服装で甲子園と同じく若く美しい女の子ばかりでした。私にとってはアサヒビールの企業姿勢にショッキングになる事実で、チューハイの売り子は若さしかない女の子ばかりで老若男女問わず着用出来そうな黄色い服装だった事と合わせて忘れられません。
この度のスーパードライガールズの売上は渋かったんじゃないですかね?甲子園にいたようなハラスメントじいさんおっさんはおらず平和だったけれど買う客もあまりいなかったし、

持ち込んだ缶飲料をタオルに包んで口に運んでいた客もいましたし。やったらキョロキョロしていたのは監視員を警戒してでしょう、それゆえ背後の私が「あの人ヘンやなー」と注目したんですから皮肉です。
というわけで、
甲子園でのショックを引きずり相当な覚悟をもって向かったSGLスタジアムですが、
立地、
球場そのもの、
私自身に実害ナシだった、
と十分に楽しむ事が出来ました。

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