ハウステンボス歌劇大劇場(以降「HTB大劇場」)に続いて、ハウステンボス歌劇団のスターについても記事にしてみましょうか~
5チーム(おそらくあえて「組」を使わず「チーム」にしている)のうち、私は3チームを体験しました。でね、最初の2チームを拝んだ時点では「若手のスターさん達について記事にするのはやめとこう」と決めていたんです。
なんというかその、宝塚と比較する事に意味がないと思いましたから。
ですので最初に福岡市(のはずれ)にあるレビューシアターで拝んだチーム奏(ハピネス)ではトップスターの夕貴まことさんについて述べました(記事はこちら)。夕貴さんはベテランで、その風格はOSKの桐生麻耶さんを思わせます。しかも桐生さんはトップを退き専科になりましたが夕貴さんはトップを張り続けているんです。年齢を詮索するなんて失礼ですがどんだけ忖度したって40を下回っているはずはなく、ひょっとするとアラフィフな私とさして変わらぬかもしれず、さらに私にとっては7年ほど前の歌劇初体験で拝んだ方だけあって現役であり続けてくれている事にひたすら感謝でした。
その後HTB大劇場で某チームの公演を2度観たのですが・・・トップスターを含めて皆さんお若いだけにどうしても「宝塚っぽい」な感じがしたんです。先述したハピネスには「熟年トップスター」という宝塚との超・差別化があったけれど、若いトップスターではどうしても「真似」っぽくなってしまう。大階段の最上段中央からせり上がってくる様子(HTB大劇場の大階段についての記事はこちら)などとても素敵だったんですが、どうにも落ち着いたというか控えめな雰囲気の方で、背負っている白い大羽根がくたびれていた事もあり地味さを感じずにはいられませんでした。
というわけで私なりにハウステンボス歌劇団を知った(知りきった)気分でいたのですが・・・
ハウステンボスでは大劇場の他に「アムステル広場」という屋外の小さな劇場でもショーをやっているんですね。
無料のショーが多いのですが、
歌劇団のショーは有料です。出演するのはまだ拝んでいない「チーム華(フラワー)」だそうで、500円というお手頃さもあり即購入しました。
現地に行って知ったのですがアムステル広場のショーは「撮影OK(しかも動画も!)」というルールなんです。そのためか40席のうち30席以上が事前にネットで売れており、当日券があったのはだいぶ後方の席のみでした。
ええっとね、まぁその、実のところ、さして期待せず着席したんです。
だけどね・・・
をを~
ってなほどに華やかでした、
トップスターの紫城けいさんが!
紫城は「しじょう」と読むらしい。名前だけだと和物が似合いそうな渋さですが、実際のお姿はか~なりパーッとした雰囲気。オーラが凄かった~!
なんかね、龍真咲さんに似ていると私は強く思いました。
というわけで愛用の双眼鏡越しにせっせと撮影に励みましたが手ブレしやすく、生でお姿を拝みたい気持ちもあったので良い画像がほとんどありません。
なんかね、紫城さんだけでなく2番手なのであろうスターさんもビジュアルが良く、
しかも全体的にスターさん達のダンスのキレが良かったです。
終演後もアムステル広場のそばの通路に佇んでいる人がそこそこいたので、お姉様ふたり組に「出待ちですか?」と話しかけたらそうだとの事。ここでも撮影OKだそうでお姉様達と頑張りまして、
これが1番うまく撮れていました。
お姉様達は紫城さんが大好きだそうで「今のトップの中で1番よ、絶対!」とまで言ってました。私はまだ拝んでいないチームが2つあるんですがそれでもきっと、紫城さんがナンバーワンな気がします。「花」ではなく「華」を使っているのは宝塚とかぶらないためでしょうが、それでもハウステンボス歌劇団の「チーム華」は事実上の「花組」であり、宝塚の花組のごとく最も注目される存在で、最も華やかなトップスターをあてがっているんでしょう。2番手以降や娘役にしたって厳選しているんでしょう。
そんな事を思いながらお姉様達と立ち話する事、およそ30分。その間に私が控えめに「紫城さんって龍真咲さんに似てません?」と伝えたら「そうでしょ!まさおに似ているのよね!」って。控えめにしたのはお姉様達が龍さんをご存知ないかもと思ったからですが余計な心配でした。全国どこにも歌劇ファンっているんですね。お姉様達は近隣に住んでおりパスポートを使って連日通っているんだそうです。HTB大劇場で話したお姉様達もそんな事を言ってました。たった2日来ただけですがハウステンボスはガラガラで、運営状態が良い雰囲気はありません。それでも歌劇団の存在によってシニア層を取り込めているんですね。
なので歌劇団の存在には意味があると私はすごく思います。
だけど5チームも必要だったかなぁ。5つのうちのハピネスは別格な夕貴さんが今後もトップであり続けるんでしょうが、にしても残り4チームに若手のトップを用意しないといけません。ハウステンボス歌劇団公式サイトを確認すると、ひとりでトップを張るのが厳しいのかツートップ制にしているチームもあります。
福岡市のはずれにあるレビューシアターといい、ハリボテで見栄っ張りなHTB大劇場といい、多すぎるチームといい・・・どうにもハウステンボス歌劇団の運営方針には首を傾げます。あくまで運営陣に疑問を持っているんですよ、スターさん達じゃなく。
コメント
こんばんは。
ハウステンボス歌劇団も色々と特色があるんですね。色んな面で「宝塚っぽく」なってしまうのはある意味仕方ないのかな?と思ってしまいます。最初のメンバーは元宝塚と元OSKですしね。講師にも元宝塚の方が居たと(今でも居るのは知りませんが)記憶してます。
現役の劇団員にも、元宝塚受験生が居るでしょうしね。
ただ、宝塚と違い撮影OKな場所があるのはファンとしたら嬉しいシステムですね。
以前テレビで、入待ち・出待ちの時に劇団員さんとファンが一緒に写真を撮ったり、サインをして貰っている場面を紹介していて羨ましかったのを覚えてます。
一路さんと安蘭さん、和央さんが歌った場面は一路さんは「トート」として歌っていたんですよ(^^)
私は初演の「エリザベート」を観ているので(和央さんは東京でのルドルフでしたが)再現されて胸アツでした。
たーさんの仰る通り、ある程度の年月を経ると当日と考えや感じも変わるのかもしれませんね。
皆さん外部を知った「大人」ですし。
ただ一路さんは本当に優しかったらしく
安蘭さんは逆にビックリしたと、ラジオ番組で語ってました。
翼和希さんは、テレビで見ていると小さく感じませんが女優さん相手なら当然ですよね。
一度は生で観たいので、東京で公演してくれないかな~と思ってます。
余談ですが、宝塚ファンだとやはりOSKやハウステンボス歌劇団にも興味を持つんですね(笑)
GINさん、はい、宝塚・OSK・ハウステンボスそれぞれ特色がありますね。そういえばハウステンボスにはトップ娘がいないようなんですよ、OSKにはひとりのトップスターにふたりもトップ娘がいるのに。
とはいえ「歌劇」としての特色は似たりよったりになってしまうんでしょう。男役がメインなのは3つとも共通しているし。
そうですね、歌劇を目指している方はまず宝塚を受験し、涙したらOSKやハウステンボスを検討するんじゃないでしょうか。でもって演出家もオギーは宝塚を退団後OSKをやっていましたし(今は離れている)、そのうちハウステンボスにも関わるかも?
そーなんです、アムステル広場の撮影OKは嬉しいサービスでした。「三脚は椅子の幅&目の高さまで」とルールがあり(開演前に何度もアナウンスされる)、実際そんな三脚を用意している観客も何人もいましたよ。私の二の腕くらいあるレンズの付いたカメラ持参の方もいましたし。スターさんたちがあちこち動きまくるので撮影技術を磨く場としても良さそう。一方でレビューシアターやHTB大劇場は買い物した客じゃないと撮影出来ないので不親切ですね。
まぁでも写真は結局、想い出です。舞台俳優はやっぱ、生で拝んでナンボですよ。
あら、以前は一緒に写真撮影したりサインをしてもらえたりしたんですかね?私も紫城さんのサインが欲しかった。「サインされた色紙」というモノが欲しいんじゃなく、自分のためにサインしてくれている姿をこの目で拝みたいんです。
きゃーん、なんで私、「シシィ」なんて書いちゃったんでしょうね???自分でもイミフです。先程追記の形で修正しておきました。教えてくださりありがとうございます。
GINさんは初演エリザベートを生観劇しているんですね。いいなぁ~、私は配信で観てハマり、円盤を購入しました。
ここでハマったのが一路さんとあと、香寿さん!香寿さんの声にはドツボ的にハマりました。そして何というか、取り立てて美形とか手足が長いとかではないけれどビジュアルもすごく好きなんです。その後ウィキりまして、香寿さんはもともと退団して大学に進学するつもりだったのに(すでに推薦合格していた)、ルドルフをやらせてもらえるとの事で進学を断念したそうですね。なのにルドルフをやらせてもらえたのは大劇場だけだったと知りました。そう、GINさんもおっしゃる通り東京では和央さんだったんですね。劇団も酷い事するもんだな、と思ったものですが、今となっては宝塚はこのくらいの事は平気でやると妙に納得しています。
そう、退団してからも長年生き残っているOG達は外部を知り、適応出来たのでしょう。
生き残るためには現役時代の怨恨なんぞどうでもいい、くらいに割り切っているOGもいるような気がします。
一路さんは本当に優しかったんですね。天海さんでもそういった話が出ていますね。だからこそ残れたんじゃないでしょうか。
翼さんですがはい、テレビの方が本当は向いているかも。宝塚なら朝美さんみたいな?
以前はOSKは新橋演舞場で公演していましたが、ころな後はさっぱりですね。ハウステンボスのごとくUSJと提携してUSJ内に劇場を作って常時公演したら新たな客層を取り込めるだろうにな、もしそうなったら私もパスポートを買うし。
ふふ、そうですね。宝塚ファンだとOSKやハウステンボスにも興味を持つでしょう。OSK公演に行くと宝塚グッズを手にしている方をしょっちゅうお見かけします。
私は歌舞伎も好きになりましたし、「女のみ」「男のみ」の舞台と相性が良いかもしれません。四季にはいっとき入れあげましたが冷めましたしね。
いつもありがとうございます。
今後もどうぞよろしくお願いいたします。
たーさん、はじめまして。
いつも、たーさん情報を参考にさせていただいてます。
今回コメントさせて頂きたくなったのは、紫城けいさんの後ろに写ってる二番手らしき方、一颯湊(いぶきかなた)さんですよね!
四年前、お誕生日旅行でハウステンボス歌劇団目当てに、ハウステンボスに行きました。
マイティファンのお連れが、マイティに似てるって、すぐに大好きになったのが一颯湊さんです。
私も、特に遠目でみるとマイティに見えました。
四年前ですから、お写真より可愛らしさが残ってる感じでした。
そして公演後、全く知らなかったのですが、お誕生日の人はチームの皆さんからハッピバースデーの歌のプレゼントあり、私も対面で歌ってもらいました。
感動で涙が出そうになりましたよ。
とても幸せな思い出です。
今でもされているのでしょうか?
10年前位に、ハウステンボス観光で休憩がてら入ったのが、歌劇団の公演でした。
余り素敵だと思わない場所で、とても素敵な人たちが公演されてて、何だかもったいない様な、印象に残ってまた観たいなって思ってました。
福岡の劇場も行きにくいし、関西でも公演する様にしてほしいです。
みなさん色んな場所で輝いてて、応援したくなるのは宝塚に限らずですよね。
また、たーさん情報教えてください。
よう2さん、はじめまして。せっかくお初コメントをくださったのに返事が遅くなりすみません。夫が単身赴任先から戻っていたためブログ管理出来ませんでした。夫は11月2日に有給を取って自宅で4連休をすごし先ほど(単身赴任先の)埼玉に向かうべく自宅を出ました。
はい、よう2さんのおっしゃる通り2番手の方は一颯さんです。にしても公式サイトの画像って参考程度にしかならないですねぇ、紫城さんにせよ一颯さんにせよ生のご様子はもっと華やかですもん。
よう2さんは4年前に歌劇目当てでハウステンボスに行ったんですね。そしてその時の一颯さんは水美さんに似ていたんですね。私が拝んだ一颯さんは黒髪だった事もあり水美さんとダブる雰囲気ではなかったかな?とにっかく紫城さんが龍さんに似ていました(私は龍さんを生で拝んだ事がないんでアテにならないんですけど)。
アムステルダム広場でのショーはほんの15分ほどであっという間でしたから、もっとチームフラワーを拝みたかったです。紫城さんにかなり注目していたのは事実ですが、一颯さんはじめチーム全体に華やかさがあったように思いました。
一颯さんは4年前もっと可愛らしい雰囲気だったんですね。スターさん達の成長を感じるのって楽しいですよね。私は7年ほど前にハウステンボスで歌劇を初体験しまして、この時すでにベテランな風格だった夕貴さんが現在も成長を続けている事をこの目で確認出来て嬉しかったです。優雅さんも拝みたかった〜
ハッピーバースデーの歌のプレゼントは今回もありました。
7年ほど前にもやっていたのでハウステンボスのこだわりなのかも。福岡のレビューシアターでもやっていました。
確か福岡に進出する際に愛知県のラグーナテンボスから撤退したんですよね、「九州に専念する」と。
とはいえ関西でも公演して欲しいですね。宝塚とOSKがありますが、だからこそ歌劇ファンが多いエリアなんですし。
はい、歌劇は宝塚だけじゃないし皆さん色んな場所で輝いていますから応援したくなります。
来年そうそうに夫の単身赴任が終わるので私のソロ活は控えめになるかもしれませんが、出来る範囲で観劇に励みます。
この度はお返事が遅くなり本当にすみませんでした。
今後もどうぞ宜しくお願いいたします。