「OSK」中止前に観劇したのであらすじ紹介!愛と死のローマ

OSK

花組のローマもの「アウグストゥス」の前に、OSKのローマもの「愛と死のローマ」がある事を以前ご紹介させていただきました

私、観劇したんです!!!で、当初は「良かったです!是非皆さまも!ゼヒゼヒ!」といった誘いまくる記事を書くつもりでしたが、残念ながらコロナウイルス対策で中止になってしまったため、あらすじも含め、様子をご報告させていただきます。

2月27日に始まったばかりなのに、29日から千秋楽(3月3日)まで中止となったんです。本当に残念です。

場所、劇場の雰囲気など

場所はハルカス内の一角

「愛と死のローマ」の公演地、近鉄アート館はハルカスの中にあります。天王寺駅隣接。

立派に見えるでしょう?

でもね、

あくまで、8階のフロアのうちの、一角、そんなところでした。しかも、開演30分前にならないと、中に入る事は出来ず、ご覧の通り照明すらついていませんでした。

入館が始まると、だんだんにぎやかになってきました。販売コーナーも充実していました。

プログラム、等身大パネル、アルコール

プログラムは1500円。背表紙にホッチキスが見える製本です。あれ、こないだ買った宝塚音楽学校 第106期生 文化祭のプログラムも同じ製本方法で、確か、700円だったような・・・

分厚さは違いますが、ページ数はほとんど変わりませんでした。紙質が違う感じ。

座席表のとなりにアルコールが置いてました。座席表の通り、席数はそんなにありません。

主役の楊琳(やん りん)さん、舞美りら(まいみ りら)さん、他、スターさん達の等身大パネルがありました。正面を向いている舞美さんですが、彼女は横から見た鼻がまさに「神が与えし美鼻」なんですよ。

楊(やん)さん、魅力まみれ!

舞台ですがもうね、とにかく、楊(やん)さんの魅力まみれでした!

ウィッグではなくリアル髪で登場!

主役の楊(やん)さんですが・・・

プログラムもパネルもポスターも、この髪型なんですね。ウィッグ。

でもね・・・舞台の楊(やん)さんは、リアル髪だったんです!!!!!!!

楊(やん)さんのスターブログで紹介している画像です。ね?カッコいいでしょう?

舞台の楊さんはもっともっともーーーっと、カッコよかったんですよ!!!もうね、メロンメロンになりました。

武装姿が良かったのに

衣装もね、引きずった感じの紫の衣装より、グラディエーターのラッセル・クロウみたいな武装姿の方がすっごくカッコよかったんですよ!!!なのにプログラムにも1枚も写真がない!!!どうして?単純に、撮影に間に合わなかったのかな・・・ああ楊さん、お願いですのでスターブログにあの武装姿をアップしていただきたいです・・・

かわいい地声、カッコいい男声、歌上手

楊さんは声もとてもカッコいいんです。少年のような高めの声も、渋い低い声も自由自在。歌もすごくお上手です!

なのに地声はすっごく可愛い女の子そのもの!

PR動画での声は地声ですね。この動画で、ちょっとでいいから、あの男声もご披露いただきたかったぁ。リアル髪姿ももっと見たいです~

楊さんについてはかつて記事にしましたので、良ければ読んでやってください。

この記事では「ナンバー2」と書いてますが、その後、楊さんはトップになる事が決まりました!本当に嬉しいです。おめでとうございます。

あらすじ

本当は実際に観劇していただきたかったのですが中止となったため、あらすじをご紹介させていただきます。あくまで私の解釈です。

第一幕

カエサルは武術だけでなく人身掌握術にも長けており、ローマで勢力を伸ばす。

そんなカエサルを、元老院のメンバー(今の日本でいう国会議員)は快く思っていなかった。しかし元老院のメンバーの中で、ブルータスはカエサルの味方だった。また、ブルータスの姉、セルウィリアはカエサルにメロメロ。セルウィリアはカエサルにとって、いわゆる「ワンオブ彼女」だった。

「英雄色を好む」のまま、女ったらしでもあったカエサル。しかし決して、付き合う女性たちに「愛している」とは言わなかった。

一方のエジプト。クレオパトラは弟と婚姻し、夫婦でエジプトを統治していたが仲違いして弟に破れた。そんな時にカエサルがローマからやってきたので、色仕掛けを試みる。

めいいっぱい着飾り、寝具にくるまって部下に担がせ、カエサルの前で転がり出てくるクレオパトラ。その美貌と勇気にカエサルはノックアウトされ、そのまま男女の仲に。

第二幕

あくまで利用するだけのつもりでカエサルを誘惑したクレオパトラだが、やがて本気で愛するようになり、「ふたりで最高の船旅に出かけましょう」とカエサルに提案する。

女ったらしとはいえあくまで統治が一番大切だったカエサルなのに、クレオパトラの提案に乗り、腹心の部下に統治を任せて半年ものラブラブ旅行に。

その旅行中、カエサルはクレオパトラに心を込めて何かを伝えるのだが、急な雷雨でかき消され、クレオパトラには聞こえなかった。

旅行が終わったふたりはローマへ向かい、人前でもイチャコラ。元老院のメンバーはカエサルのやりたい放題しまくる姿を妬み、暗殺を計画する。

セルウィリアは、愛するカエサルがクレオパトラにぞっこんでもはや自分はアウトオブ眼中である事を痛感。深い悲しみはやがて、激しい怒りに変わる。かつてカエサルを尊敬していたブルータスも暗殺計画に加わる事に。

カエサルはクレオパトラへの手紙を書いてから、新たな戦いの場へ向かう。しかし出発前に元老院のメンバー達にめった刺しにされ、絶命する。セルウィリアもその場にいて、死んだカエサルの姿を見てざまぁみろ顔。

その頃、クレオパトラはかつてないほどの胸騒ぎに苦しんでいた。そんな時、カエサルからの手紙が届く。

カエサルからの手紙を読むクレオパトラ。手紙に書かれていたのは、カエサルがこれまで決して、女性に伝えたことのない「愛している」の言葉だった。カエサルはラブラブ旅行中のあの雷雨の時にクレオパトラに直接「愛している」と伝えたが、雷雨にかき消されクレオパトラには聞こえなかった。この事をずっと気にしていたカエサルは、生きて帰れるかわからぬ旅立ちの前に、改めて「愛している」と手紙で、クレオパトラに伝えたのだった。

ー完ー

ミエミエなのに泣けた

まぁ、ぶっちゃけ、メロドラマです。

他にも、かつては親友だった宿敵の死などもあったのですが、基軸はカエサルとクレオパトラのメロドラマです。

しかし主役おふたりが本当に美しく、お芝居も歌も上手で、ミエミエの展開なのに最後のシーンで泣けてきました。

死んだはずのカエサルが何故か生き返って、胸騒ぎに苦しみつつ手紙を読むクレオパトラの前に現れるんですね。こうゆう「悲惨な死を遂げたものの、最後で生き返る」の展開は宝塚で慣れていたので違和感なかったです。

いっぽう、宝塚に慣れているゆえ、舞台上の大道具のたぐいの低予算さがやたらと目に付きもしました。衣装は頑張っていましたが、やはり、予算の違いを感じました。

それでも、OSKのスターさん達そのものの魅力は、なんら遜色ないものでした。

たった2日間で終わってしまったのは、本当に残念でした。どうにかして、どこかで再演してもらいたいです。

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