七月大歌舞伎 感想 堀川波の鼓・祇園恋づくし

歌舞伎・芸舞妓

七月大歌舞伎(大阪松竹座)

大阪松竹座に行ってきました。
この度の七月大歌舞伎は昼の部、夜の部と分かれていまして、私が観劇したのは夜の部。

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歌舞伎を記事にする度にしつこく書きますが、イヤホンガイドは欠かせないですね。イヤホンガイドさえあれば予習不要だし、今回の演目では初心者である私の不安な気持ちを払拭して励ましてもくれました(後述します)。マジで、プログラムは買わなくて良いのでイヤホンガイドは借りましょう!700円です!

個性が真逆なお芝居、二本立て

堀川波の鼓(ほりかわなみのつづみ)
祇園恋づくし(ぎおんこいづくし)
いずれも1時間超えですね。宝塚の公演はお芝居とショーの二本立てかお芝居の一本モノですが、七月大歌舞伎はお芝居の二本立てになります。
でね、二本立てのお芝居の個性が真逆でした。かたや重くて暗くてテンポ遅くて、もう一方は楽しくて明るくてテンポ良し。観客を飽きさせないための工夫かもしれません。

堀川波の鼓

まずは堀川波の鼓(ほりかわなみのつづみ)。近松門左衛門もの。
近松は実際の出来事をベースにした作品作りが得意だったそうですが、何ともやるせないストーリーなんですよ。
めっちゃ現代バージョン&超あらすじで言うと・・・
鳥取在住の私が娘にピアノを習わせていて、京都からやってきたピアノの先生が自宅に来てくれた時にお茶ではなくお酒でもてなし、酔った勢いであらぬ仲になっちゃって、東京での単身赴任から戻ってきた夫が激怒し、私は自害して許しを請うた。そんなストーリー。産まれたからにはいつかは死ぬわけですが、自分で短刀を胸に刺して夫に介錯されるなんてイヤですよぉ。

このお芝居の配役はもともと、
片岡仁左衛門さん→夫の小倉彦九郎
中村勘九郎さん→不倫相手の鼓の先生、宮地源右衛門
でした。
仁左衛門さんが帯状疱疹で休演したため勘九郎さんが不倫相手から夫に昇格、そして本来キャスト入りしていなかった隼人さんが不倫相手となりました。

勘九郎さんの頑張りが凄まじかったです。どちらかというと三枚目キャラな印象でしたが、登場するなり舞台がシーンとするような存在感がありました。しかもね、メイクがめっちゃ、にざ様ってた!大物二枚目歌舞伎役者たる風格がありました、ホンマ。

そして隼人さんが超・超・チョー美男子!夫がいてもこんな美男子を目の前にしたら気持ちがグラつくのわかるわ!な水も滴る美男子です。

勘九郎さん、隼人さん、いずれも双眼鏡を眼に食い込ませて拝むべき歌舞伎役者でした。
脇を固める壱太郎さんや千之助さんも良かったですね。千之助さんなんてまだ22歳だし!

78歳のにざ様の休演で一気にメンバーが若返ったんです、が・・・

不倫妻であるお種を演じる扇雀さんがどうにも、おばあさんでした。
扇雀さんはアラカンなのに若い女性を演じるのが好きなんでしょうか?去年末の吉例顔見世興行の「曽根崎心中」では19歳のお初を演じていましたし。

その時の記事がこちら。
歌舞伎ゆえ血筋命でね、それゆえのキャスティングだとはわかっています。それでも私の感覚では受け入れる事が難しいビジュアルでした。
同じ事がこの度の「堀川波の鼓」でも起こってしまったんです。夫をにざ様が演じていればお種の扇雀さんのおばあさんぶりとのバランスが取れていたかもしれませんが、にざ様の代役を努めた勘九郎さんは40歳ですし、不倫相手の隼人さんなんか28歳ですからねぇ。

しかもこの作品、重くて暗いだけじゃなく、すごくテンポが遅い。
おばあさんなビジュアルとはいえ扇雀さんのお酒の飲み方はとても色っぽかったです。だけど3度も4度も繰り返されると飽きます。ゆったりした所作だしね。
松竹新喜劇のテンポが遅かったり、同じ演技を繰り返すのは歌舞伎を参考にしているからなのかもしれません。

というわけで、令和でも不倫妻は民法上罰せられますが自害する必要はないし、若い妻を高齢の役者が演じるビジュアルはキツかったしで何とも言い難いお芝居でした。勘九郎さん隼人さんの超美貌が眼福ではあったのですが。

でね・・・

はぁぁ、次のお芝居もこんなのなん?と不安になっていた私の耳元で、イヤホンガイドが囁いてきたんです!
幕間になるなり、一生懸命、

「次のお芝居は楽しいですよ!」

といった説明を続けてくれていました。そう、不安になっていた私を励ましてくれたんですよ。
イヤホンガイドを心の頼りにして次のお芝居を迎えました。

祇園恋づくし

タイトルに祇園が入っている通り、京都が舞台のお芝居。「堀川波の鼓」は不倫相手が京都から来ているし、二本立てどちらのお芝居も京都がらみなんですよね。とりわけ「祇園恋づくし」はなぜ南座でやらなかったのか不思議なほどに京都ざんまいでした。

キャストはこちら。イヤホンガイドの言う通り楽しかったです。ギャグでしたね、ギャグ。松竹新喜劇でやっても良さそうなストーリー。

目玉として、早替わり(ひとり二役)があります。
中村鴈治郎さん→京都の商売人のダンナとおかみさん
松本幸四郎さん→江戸っ子の職人と祇園の芸妓
でね、年功序列ですから鴈治郎さんの名前が上になっていますが私の感覚ですとダントツ、幸四郎さんが楽しかった。

鴈治郎さんも幸四郎さんも男性と女性を演じるんですが、鴈治郎さんはメイクはそのまんま。一方で幸四郎さんは肌の色から塗り替えて「江戸っ子→芸妓→江戸っ子→芸妓→江戸っ子」と早替わりするんですから見ものでした。
しかも幸四郎さんの芸妓姿、めっちゃ美人でしたよ。

幸四郎さんというと・・・珠城りょうさんさんも出演していたテレビドラマ「マイファミリー」に出演していました。正直、あんまり良い役じゃなかったでしょう?主人公の二宮和也さんを信用し切る事が出来なかったわけだし。

でも「祇園恋づくし」の幸四郎さんはキラキラでした。江戸っ子ぶりも芸妓ぶりもビジュアルが良くて楽しくて、事実上の主役だったんです。

テンポも良いしね、こちらはホンマ、歌舞伎初心者の方も十分楽しめるかと。もちろんイヤホンガイドは欠かせないですけどね。

ちなみに鴈治郎さんは去年末の「曽根崎心中」よりさらに、ひとまわり大きくなったかな・・・この度の二役はどちらも体型はさして重要じゃあないんですが、こんなに太っても許されているのは歌舞伎の「血筋至上主義」だからかなと思わずにいられません。

歌舞伎は血筋至上主義

あくまで私が分かる範囲ですが・・・

歌舞伎って家族運営なんですよね。血筋主義。
血筋が良い鴈治郎さんや扇雀さんはトシとっても太っても良い役を演じるし、血筋がパッとしていないと思われる隼人さんはあんな超絶美男子なのに端役。亀鶴さんは鴈治郎さん扇雀さん達と血縁なんですがだいぶ遠いため、あんまり良い役がつかないんですね。この度も悪役だったし、去年末の曽根崎心中でも悪役でしたから。

ゴシップ的な話だと、千之助さんのイケメンぶりは母親似なんですね。このお母さんめっさ美人なんですがなかなか変わっていてね、孝太郎さん(にざ様の息子)と婚姻中に有名カメラマンと熱愛して孝太郎さんと離婚したのに、カメラマンの死去をきっかけにやたらとマスコミに出て「私は愛されていまーす♪」アピールに励んでいるんです。
しかも本まで出したんですよね、何故か著者は林真理子さんだったりしますが。

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私は読んでいません。美人の気持ちなんて全くわからないし。
にしてもにざ様はこの本、読んだのかな・・・
出版の時期と、帯状疱疹で休演が決まった時期が被っているような気がして・・・

復活してくださって嬉しいです。ある意味私は、貴重な代役バージョンを楽しませていただきました。

コメント

  1. こんちゃん より:

    関西の、たー様

    いつも楽しみに拝読しております。ライビュ専科の地方民です。

    楽しい記事をありがとうございます。堀川波の鼓も祇園恋づくしも、上演されているものを見たことは無いのですが、たー様のレポートで舞台が目に浮かぶようです。

    林真理子さんが近著で、なにやら梨園のタブーを書いて物議をかもしているらしいことは知っていたのですが、仁左衛門さんの一家のことだったんですね。画像の千之助さんの表情が心なしか幸せ薄そうにみえてしょうがありません。

    堀川波の鼓は、忠臣蔵の時代の作者、近松門左衛門が書いたもの、祇園恋づくしは昭和のだいぶ現代に近い時代に書かれ、上演されたもののようですので、

    江戸の古典オブ古典悲劇と昭和の喜劇だったら、祇園恋づくしのほうが現代の観客にもすんなり受け入れやすそうですね。

    私もNHKの歌舞伎の映像を見る時は、音声副解説だよりです。歌舞伎は時間の都合で、全3幕とか全5幕の話の第3話だけを上演したりするから、舞台で説明されない背景が多いし、

    江戸の価値観と現代の価値観の違い、男女関係や、特に「殿さまの家の名誉のために、家臣である私の子供に犠牲になってもらいます」という思考で我が子を殺すシーンは、この歳になって見ていると自分の息子のことを思いだして・・・

    (桜姫東文章も、桜姫が1歳くらいの我が子を殺すシーンが辛くて、後編の感想記事はUPしませんでした)

    幕間に「次の演目は楽しいですよ!」とフォローしてくださるのは凄いサービスですね。

    いっそ宝塚でも、音声補助イヤフォンで、今回の「巡礼の年」なら「1848年、諸国民の春ね」とか、急に言われても「?」な歴史背景についてフォローしてくれたら親切かもしれない、と思いました。

    • 関西の、たー 関西の、たー より:

      こんちゃんさん、宝塚以外の記事はとにかくビュー数が少なく、しかも「OSK>歌舞伎」なんですよね。歌舞伎と松竹新喜劇はどっこいどっこい。それでも宝塚以外の観劇感想も記事にしていますので、応援コメントいただくとすごく嬉しいです。ありがとうございます。

      私も林真理子さんの近書についてヤフーニュースで小耳に挟んでいたものの、孝太郎(にざ様の息子)さんの元嫁の感覚は私には全く理解出来ませんでした。こうも自分を正当化するか?ちゅーかお前黙っとけ!って思ったんですよ。でもブスが美人を避難するとブスが負けるので黙っていただけですw
      でね、忘れていたけれど・・・千之助さんを観たら「まぁ!なんて美少年!父親に似てないわ、めっちゃ母親似や!」って思ったんです。にざ様はイケメンだけど息子の孝太郎さんはそうでもないんですよね、なのにその息子の千之助さんが美少年だなんて!

      はい、画像の千之助さんはどこか寂しげな表情ではありますが、役柄かもしれません。この度の千之助さんの役は不倫妻の養子でね、養子と言っても不倫妻の実の弟なんですね。夫妻に子どもがなくて養子にしたんです。で、武家とはいえ芸事も出来なければ、と鼓を習わせて、その先生が・・・というワケ。千之助さんは自分の姉から母親になったお種と先生が出会うきっかけを自分が作ってしまった事を深く悔いるんです。実際は千之助さんはちぃっとも悪くないんですけどね。

      もうホンマ、江戸の古典オブ古典悲劇の価値観は私にはわからないです。それでも古典として残るだろうし、たまにはこういったガチ歌舞伎も良いかなと。昭和に出来たギャグ歌舞伎とセットになっていてちょうど良いですよ。私ね、風の谷のナウシカもホンマは観たいんです。今東京の歌舞伎座でやってるんですよね。

      NHKで歌舞伎をやってます?BSです?うちは地上波しか観れないんですよねぇ。
      はい、歌舞伎は基本的に音声解説がないと素人はまず、理解出来ないですよね。生の舞台を最初から最期まで観てもイヤホンガイドが支えだから、途中だけの放送しか観ないとなるとわけがわからなくて当然ですよ。

      東姫は・・・はい、母親が子どもを殺しておいて何が大団円やねん!ですよね。しかもその理由が、我が子の父親が仇だったと知ったからだなんて。男だけ殺しときゃいいのにってマジで思います。

      でねぇ、こんちゃんさん、イヤホンガイドがこういった現代人のモヤモヤもちゃーーーんとわかってくれていて、時代背景など説明してくれるんです。
      堀川波の鼓では妻が死んだシーンで終わりますが、実際に起こった原作の元ネタでは夫が不倫相手を成敗したんだそうです。「姦通罪」と言って、妻が他の男とデキたら、夫は妻も不倫相手も成敗する事が法律として認められていたそうですよ。でね、「姦通罪は昭和22年までありました」なんて事も教えてくれちゃう。もうイヤホンガイド、マジで神!しかもどの人も声が良い。

      ふふ、そうですね、宝塚もイヤホンガイドがあったら楽しいでしょうね。
      ストーリーの解説だけでなく、配役の秘密とか羽根のルールとかも教えてくれると楽しそうw

      いつもありがとうございます。
      今後もどうぞよろしくお願いいたします。

  2. 昭和っ子 より:

    松竹座は七月大歌舞伎なんですね

    松竹座はジャニーズもよくやりますよね
    我が家からは一番近いのが新歌舞伎座
    そこから二駅行ったら松竹座
    新歌舞伎座という割に歌舞伎が少ない
    ビルの8階位にあるから情緒が乏しい劇場だから?
    やはり松竹座の方がいいのですかね

    ター様がOSKや歌舞伎をご覧になってる頃
    私はドラマシティで「Mバタフライ」を見てきました

    内野聖陽さん主演です
    とても重いお芝居でした

    「カルトワイン」が消化不良の幕引きだったのに 同じ劇場に何事もない様に座っている
    私はなんと変な気持ち

    この作品も不倫ですが
    チョット違う 男女?男男?
    私の御贔屓さんが内野さんの奥さん役ですがこれはフランス人なので不倫?に関してはあまり悩まない
    もちろん内野さんもフランスの外交官ですからフランス人(どう見ても日本人に見える)

    不倫相手は京劇の女優?男優?(中国人)

    ドラマシティなので音声ガイドはありません
    私の事だからプログラムも買いません
    本当!何がなんだか状態

    まぁ最後まで見たらわかりました

    めちゃくちゃ長くてその大半は内野さんのお芝居

    相手役の京劇女優岡本圭人くんは「男闘呼組」の岡本健一さんの息子さんらしいが やはりジャニーズの方ですが
    なんと凄まじ演技

    この作品を説明するのは難しいですが
    フランスの外交官が京劇のスターに惚れて同棲して子供迄に作るが
    実は京劇のスターは男性
    更に中国毛沢東のスパイ?

    終演後 アフタートークが有り、演出家の方と京劇の方の話を聞きなんとなく納得

    3時間以上あるこの作品9割方 内野さんのセリフ

    東京では国立小劇場でされてたらしく
    東京から来られた方が
    「劇場が大きくで迫力あるわ!」

    私の御贔屓さんは3時間中5〜10分位の出番
    内野さんとのキスシーンもあります(笑)
    岡本くんのオールヌードもあります
    なかなか引き締まった身体でした(そこを見る私は腐女子)

    歌舞伎やレビューはやはり上品ですよね

    「Mバタフライ」が下品ではありませんがやはり深く重い作品でした

    この作品何年か前四季でもされたらしいですが
    映画でジョンローン?ラストエンペラーをされた方がこの京劇の女優?をされていたらしいです

    1960年位の中国って文化大革命?の頃でしょうかね

    ター様もどんどん色んなエンタメの分野を制覇されて行くようですが
    私も頑張って色々観劇します

    しかし明日から暫く旦那と一緒に遠出します お互いソロ活族だから気まずくならない事を祈ります
    楽しく無い(涙)

    • 関西の、たー 関西の、たー より:

      昭和っ子さん、返信が遅くなり申し訳ありません。
      はい、滝沢歌舞伎だったかな?ジャニーズも歌舞伎をやっていますよね。チケットすぐなくなるみたいです。
      新歌舞伎座がお住まいから近いんですね。そうですね、ここは歌舞伎はほとんどやっていないようですね。演歌歌手の二本立て(お芝居とショー)を頻繁にやっている印象です。

      「Mバタフライ」、昨日が千秋楽だったんですね。内野聖陽さん主演ですかぁ、NHKの朝ドラ「ふたりっ子」でとても存在感ありましたね。ええっともう、25年も前だぁ。内野さんは当時すでに演技派でした。
      特に休演はなかったようで良かったです。そうですね、カルトワインと同じシアタードラマシティですよね。

      重いお芝居だったんですかー
      確かにポスターからしてそんな雰囲気、、、内野さんのそばにいるのは昭和っ子さんの御贔屓さんではなく岡本さんですね。ええっと、女装した京劇女優、しかもスパイだそうですが、それでも子供が出来たんでしょうか?
      男闘呼組、懐かしいですね。少年隊の大ヒットを受けて男闘呼組や少女隊が出てきたように記憶しています。ジャニーズには芸能人二世がたくさんいるけれど(京本政樹さんの息子さんとか)、親もジャニーズというのは珍しいかも。あら、オールヌードがあったんですか?私なんて四季劇場でラウルのすけすけちくびにビックリしているくらいですから、全裸なんて拝んだら気絶しちゃうかもw

      四季でも「Mバタフライ」をやっていたんですね。四季はあんがい露出が多いんですよね。で、外部の俳優さんをけっこう使うようです。にしてもジョンローンを招聘するのは大変だったでしょうねぇ。

      内野さんの出番がとても多かったんかー、もともと舞台俳優だったんですし、先も書いた通り25年前にすでに実力派だったし、その後東宝エリザベートでトートを演じたんですよね。で、一路真輝さんと知り合ったそうで。おふたりの娘さんはジェンヌないし女優にならないのか気になります。
      御贔屓さんはせっかく内野さんの奥さんなのに出番が少なかったんですね。それでも存在感ある妻だったんだろうと想像します。

      歌舞伎やレビューは意図的なくらい、露骨に性的な描写を避けているかもしれません。
      歌舞伎は花魁だの郭だのをテーマにするのが大好きなのに、あからさまな描写はないんですよね。堀川波の鼓でも、不倫シーンは舞台が暗転しているあいだに観客が勝手に想像する事になっていました。

      観劇デビューが遅かった私ですが、もう若い頃には戻れないんですしね、今からやれる事をしたいです。
      単に楽しい作品も好きだし、歴史の知識や語彙が増えるといった教養アップの特典がある作品も好きです。

      今もご主人と一緒ですか?一緒なのにお互いソロ活?
      是非、どんな連休だったかお知らせくださいね。
      うちは夫は今日から3連休かと思っていたら、昨日有休を取っていたんですよね。それで昨日はパソコン出来ませんでした。
      もう19日までずっとパソコン出来ないと一度は覚悟しましたが、先ほど夫が実家に向かったため時間が出来ましたw

      いつもありがとうございます。
      今後もどうぞよろしくお願いいたします。

  3. めい より:

    ほんと、イヤホンガイドは優れものですね。
    最近は全然行ってませんが、昔は娘(海老蔵さんが新之助さんだった頃ファンでした)のお供で行ってました。
    自ら進んでの観劇ではないので、イヤホンガイドが無かったら寝ていたと思います。

    思えば・・・子供の頃から親に連れて行かれたり(宝塚や映画や競馬や野球)、娘のお供で宝塚や歌舞伎や四季へと~なんとなくの観劇が多かったです。

    話変わりますが、汐風幸さんが月組在団中、仁左衛門さんを客席で見かけたことがあります。
    舞台で玉三郎さんと共演されているときも、美しかったですが大劇場の通路を歩く仁左衛門さんもため息もののカッコよさでした。
    汐風さんが少しでも父親似だったら・・と、思いました。

    • 関西の、たー 関西の、たー より:

      めいさん、返信が遅くなり申し訳ありません。
      夫が1日早く連休スタートしたため付き合っていました。今は夫は実家に向かっています。そのまま泊まってくれてもいいんだけどなw

      めいさんは海老蔵さんが新之助さんだった頃、娘さんのお供で歌舞伎観劇していたんですね。
      海老蔵さんねぇ、一度は生で拝みたいなぁ。今、東京の歌舞伎座の公演は2部が海老蔵さん主演なんですよね。一部は猿之助さん主演でこれまた興味ありありだし、3部は何故かナウシカ!風の谷の!これも観たいです。やっぱ東京の方が充実しているんですね。

      はい、歌舞伎は言い回しがとにかく特殊で、わからない単語も多いからイヤホンガイドがないと楽しめないです。
      もうホンマ、かゆいところに手が届くように解説してくれます。

      汐風幸さんは男役スターだったんですね。今は片岡サチさんとして活躍されているそうで、「片岡」の名前の重さを改めて感じます。
      面白いですね、汐風幸さんは男役スターだったし、お兄さんの孝太郎さんは女形をよく演じているようですからw
      正直ね、この度観劇したお芝居の限りではありますが孝太郎さん、特別にイケメンでも演技派でもなかったかな。汐風さんのお顔は孝太郎さんに似ているのでしょうか?
      孝太郎さんは「堀川波の鼓」で、兄の妻の不倫のせいで婚家から離縁された女性を演じていました。ギャーギャー騒ぐおばちゃんみたいな感じ。
      一方で息子さんの千之助さんは抑え目演技だったし、何よりイケメンなんです。女性っぽい顔つきですから孝太郎さんより女形が似合いそうだしね、ホンマ将来が楽しみです。

      歌舞伎役者は歌やプロポーションやダンスやで勝負出来ないから顔がとても重要ですね。
      仁左衛門さんはすごくイケメン!といっても私はまだ、生で拝んでいないんですけどね。めいさんが「ため息もののカッコよさ」と褒めるんですから相当だったんでしょうね。隼人さんもね、きっと、めいさんのお眼鏡にかなうイケメンですよー!

      いつもありがとうございます。
      今後もどうぞよろしくお願いいたします。

  4. かずこ より:

    たー様こんにちは。かずこです。

    最近は四季にもはまっているようで、歌舞伎には興味無くなったのかなぁと少し寂しく感じてました。なので7月の松竹座の歌舞伎の記事嬉しかったです。

    以前、希望のOSK公演が貸しきりで無理なら松竹座行こうかと考えてました。
    その後、月組の公演中止が決まり、もうそちらに行くのはキャンセルしました。
    残念ですが、現地で中止を知らされるより良かったと思ってます。

    仁左衛門さんの休演は残念でしたが、今回の出演メンバーは豪華だなぁと思ってました。

    勘九郎さんは昨年末、隼人さんは5月の歌舞伎座で拝見してて、3階席でもカッコ良さは十分伝わりました。
    白浪のときは若手俳優さんたちがメインで楽しかったですね。

    ベテラン俳優さんに関しては、仁左衛門さんみたいに高齢でもかっこ良いかたはそうそういないと感じます。
    名門というだけで、見た目イマイチな役者さんも結構いらっしゃいますよね。
    そうしたかたの出番が多いと、イヤホンガイドがあっても睡魔に襲われました。

    そして、千之助さんも美男ですよね。お母さん知らなくても母親似とわかる。
    女形姿もお綺麗です。
    お父様は、地味ですが脇を締める女形さん。滑舌がとても良く、品のあるおばさま役者。

    お母様のことは、本の出版から存じてましたが、私も美人の気持ちはわかりませんね。
    再婚相手のかたに、早々と逝かれたのはお気の毒ですが。

    歌舞伎、確かにテンポ遅かったり、ビジュアルのキツいベテランがメインキャストだったりするので演目は選びますが、面白いところもあるので、時々は私も行きたいです。

    月組公演、予定通り無事観劇出来るとよいですね。
    個人的には、1月のロマンス劇場は仕方無いとはいえ、たー様がご観劇出来なかったのが残念。小柳先生、今の星組のとは真逆に落ち着いた作品でした。

    暑い日が続くので、気をつけてお過ごしください。
    宙組公演も、無事ゲット出来ますように。

    • 関西の、たー 関西の、たー より:

      かずこさん、アラフィーになるまで観劇に無縁だったからでしょうか、とにかくあちこちに気が向いてしまいます。オペラ座の怪人はキャストがクラスターってしまったらしく公演中止や突然のキャスト変更が続いており気になって仕方がありません。

      七月大歌舞伎は午前の部も観たかったんですが午後の部がやっとでした。相変わらずイヤホンガイド頼みではありますが良い経験になりました。
      かずこさんは月組公演初日延期をきっかけに関西への遠征を断念されたんですね。はい、こちらに到着してからではなくて良かったです。

      はい、歌舞伎に興味があるなら「にざたま」は絶対に生で拝むべきだと思いこの度の七月大歌舞伎を楽しみにしていたんですが、にざ様は休演でした。とはいえ勘九郎さんすごく良かったです。隼人さんもイケメンだったぁ~、マジでたまげるほどに美形でした。
      かずこさんは去年12月の大歌舞伎で勘九郎さん、今年5月の團菊祭で隼人さんを観たんですね。どちらにも橋之助さんが登板していたんですね。去年夏の南座公演ではタマ様と橋之助さん(っていうか中村3兄弟)が共演していたんですよ。タマ様が高齢な事もあり3兄弟の若さが弾けていました。今年の夏はタマ様と愛之助さんでして観に行く予定です。生のにざ様もいつかは拝みたいです。歌舞伎を好きな気持ちが続いていますのでどうにかなると信じています。

      ふふ、そうなんですよ歌舞伎って名門というだけでビジュアル難な方がめいいっぱい出てくるんですよね。それが歌舞伎のルールだから従わなくちゃいけないとはわかっているものの、若手やイケメンもおるんやから重用して欲しいと私は思ってしまいます。
      はい、千之助さんは美男子ですね。隼人さんのようなキリッとした男らしいイケメンというより、女形がとても似合いそうな美男子。かずこさんは千之助さんの女形姿を経験済みなんですね。私も拝みたいです。
      孝太郎さんははい、脇を締める女形さんですね。直系なのににざ様→孝太郎さん→千之助さんでお顔が全く異なっているような。

      月組公演楽しみです。1月のロマンス劇場は娘の大学受験とモロかぶりでどうにもなりませんでした。随分と尽くしたのに玉砕して今も涙がちょちょぎれてきます。ライブ配信は観ましたが、2018年のファントムから続いていた「大劇場公演の連続生観劇」が途絶えてしまったのは残念でした。
      でね、ライブ配信の感じ、ロマンス劇場もあまり好みではなかったんです、申し訳ないです。私はどうもナオコとは相性悪そう。星組公演ほどではないですが月組公演もあまりに設定がファンタジー過ぎたというか。原作映画をアマプラで観て予習していたのですがまずこちらがしっくりこなかったので宝塚版でも引きずってしまったのかもしれません。

      宙組公演は娘のU25枠に便乗するつもりでしたが考え中です。
      ま、どうにかなると思っています。
      私のために願ってくださりありがとうございます。とても嬉しいです。
      毎日暑いですね、無理せず乗り切りましょう!

      いつもありがとうございます。
      今後もどうぞよろしくお願いいたします。

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