吉例顔見世興行、忖度ナシの観劇感想

歌舞伎・芸舞妓

歌舞伎界にとって超・重要な興行である「吉例顔見世興行」。「きちれいかおみせ興行」って読みます。って偉そうに言うけど、私も4ヶ月ほど前までは読めなかったんですよw

宝塚は1日1公演か2公演ですよね。南座も通常はそうなんですが、吉例顔見世興行は
第一部(10:30~)
第二部(14:30~)
第三部(18:00~)
の3公演なんですね。大劇場公演の時間配分で言えばマチソワにさらに新人公演もやるようなもんですよ。
しかも一部から三部の公演いずれも別々の演目で、登場する役者も異なるんです。もちろんチケット代も別w
私は第一部のチケットしか入手出来なかったのですが、本当に楽しみにしていました。

第一部は舞踊「晒三番叟(さらしさんばそう)」とお芝居「曽根崎心中」。
舞踊はさておき、お芝居にはふりがな、いらないですよね?
「そねざきしんじゅう」ってみんな読めますよね?歌舞伎や演劇に興味ない方でもいっぺんくらいは聞いた事ありますよね?
そんな有名なお芝居を、三等席からとはいえ生観劇出来るなんて・・・ワックワクでした。

宝塚はお芝居→ショーですが、歌舞伎は逆で舞踊→お芝居です。
舞踊はとても楽しかった。
主役は私に「若く美しい女形」を初体験させてくれた中村壱太郎さん。壱太郎は「いち太郎」じゃないですよ、「かず太郎」ですからね。私にとって壱太郎さんはもう、「かずちゃん」ですw
十月花形歌舞伎GOEMONで初めてかずちゃんを拝み、今月あたまの大阪文化芸術祭で2度目、そして今回の顔見世興行で3度目。
かずちゃんは和モノ美人というよりは、愛嬌あるラブリーさが魅力の美しい女形です。現在31歳なんですが幼児のようなあどけなさすら感じさせます。
そんなかずちゃんが、晒三番叟では「引き抜き」と呼ばれる高速衣装替えを何度もやってくれました。宝塚で言う「早変わり」ですね。
そしてクライマックスはなんか、新体操みたいだったんですよ!
晒(さらし)って、忘れていましたが布なんですよね。でね、かずちゃんは持ち手を付けた長~い晒をヒラヒラ~ッ!!!と華麗にフリフリしてくれたんです。もうホンマ、新体操のリボンのごとく。

たった20分ほどで舞踊は終わってしまいました。ああーん、もっと観たかったぁ。
休憩時間はかずちゃんの余韻にひたりつつ、ルンルンとお芝居を待ちました。

でね・・・
ハッキリ、言いましょう。
私のテンションはこの休憩時間がマックスだった、って。
お芝居では正直、下がってしまいました。

「心中」がつくタイトルですから悲劇である事は明白。
しかし、しかし・・・
この度の吉例顔見世興行の曽根崎心中にはもうひとつの悲劇があったのですよ。
それは、

アラカンが25歳と19歳を演じる悲劇

です。

トップスターはかずちゃんの父親で、62歳。演じる徳兵衛は25歳。
トップ娘はかずちゃんの叔父、60歳。演じるお初は19歳。

トップスターとトップ娘は実の兄弟です。父親は坂田藤十郎という大物歌舞伎役者で、母親は何と、扇千景さん。
今回の舞踊やお芝居は坂田藤十郎さんの追悼なんですね。坂田さんはその昔、曽根崎心中を250年ぶりに再演するにあたり大貢献したそうです。
なので・・・
坂田さんの息子ふたりがお芝居でトップスターとトップ娘を演じ、
孫のかずちゃん(トップスターの息子)と虎之介さん(トップ娘の息子、かずちゃんの従兄弟)がお芝居前に舞踊を披露してくれるのは、由緒正しい、正しすぎるほどにまっとうだとは、わかっているんです。

でも・・・
もうどうにも、ビジュアルを受け入れる事が難しかったです。
トップ夫妻があまりにも、あまりにも高齢で。
愛用している双眼鏡が観えすぎてしまうんですよw
なので途中から降ろしていたんです。降ろしても、トップスターのちょいメタボぶりが三階席からでもよくわかりました。

それでも愛機を復活させたシーンがあったんですね。
それは、曽根崎心中の見せ場である、縁側のシーン。
縁側に腰掛けるトップ娘が生足をニョキと伸ばし、この足を縁側の下に隠れているトップスターがガッシと掴んで、首をクイッと乗せるんですね。「俺はお前と心中する」の合図です。
周囲の人達にバレないよう会話は出来ず、顔を合わせる事もなく、しかしこのジェスチャーでしっかり、ふたりだけの合図をするんです。

イヤホンガイドが念入りに「見せ場です」って説明するから・・・「よし!ここは双眼鏡越しに観ておこう!」と思ったんですよ。

だけど・・・
トップスターはちょいメタボですから、縁側の下でほふく前進する姿にエレガントさがない。
トップ娘の生足は、念入りにおしろいが塗られていたけれどどう忖度しても年齢を隠せない。

ちょいメタボなトップスターがトップ娘の年齢を隠せない生足に首をかけた時、トップスターの丸顔ぶりやたくさんのシワが目立ちまくって・・・
若い男女の決意
には、とてもとても、観えなかった。
愛機を降ろし、その後終演まで二度と上げる事はありませんでした。

ものすごく良い演出ではあるんです。
宝塚でもやって欲しいと思いました。真っ先に浮かんだのは望海風斗さんでしたね。現役トップスターだと月城かなとさん。トップスター以外だと柳生忍法帖の影響か綺城ひか理さん、天華えまさんが浮かびました。

そう、とにかく・・・影のある役を演じるのが上手く、そして何より、美しい人にやってもらいたかった。

先にも述べた通り、この度の曽根崎心中は坂田藤十郎さんの追悼なんですね。
曽根崎心中で大フィーバーを果たした坂田さんは当時、22歳。トップ娘ぶりはさぞ美しかったんでしょう。
でもその後、84歳まで演じたそうで・・・それは素晴らしい功績ではありますが、身内であるはずのイヤホンガイドが「(超高齢でもトップ娘を演じ続け)絶賛されました」といった説明をするのは自画自賛すぎるんじゃないですか?

私に言わせると、84歳の演じる19歳なんて、無理がありすぎる。
初演ごろの坂田さんは、歌舞伎に興味がなかった人を熱狂ファンに変えるほどのパワーがあったのでしょう。
ですが高齢になってからは新規ファン獲得は厳しかったはずで、良い時代から知ってくれているファンあっての大絶賛だったのではないでしょうか。

先にこのお芝居を観劇した読者さんがね、コメントで、

>後何年かしたら壱太郎くんと虎之介くんの従兄弟同士で見てみたいです

と、書いてくれていました。
もう本当に、その通りです。しかし私は「何年かしたら」なんて言いません。すでにかずちゃんは31歳ですから、19歳のお初を演じるにあたり急いで欲しいくらいです。虎之介さんは現在23歳ですから25歳の徳兵衛にピッタリだし。

歌舞伎は血筋主義だから、人事でモメる事がありません。
それにほんの一世紀前まで日本人の平均寿命は50歳ほどだったようなので、世襲制にしても随時、若い歌舞伎役者が活躍していたはずです。しかもやるお芝居は人間のドロドロてんこ盛り。
大衆ウケするお芝居を、家族で安定した状態で供給し続ける・・・それゆえ歌舞伎は長く続いたのでしょう。
しかし時代は長寿社会。
お芝居の設定は若い主人公のままなのに、役者が高齢になっても演じ続けているのが現在の歌舞伎なのかもしれません。
観客だって長寿になっているんですからある程度は忖度でイケるはず。ですが、そう遠くない将来は?

千秋楽が迫るのに空席がけっこう、あったんですよね・・・

いろいろ書きましたが今後も歌舞伎観劇を続けるつもりです。お芝居そのものが本当に楽しいので。人間同士の駆け引きや裏切りは現在に通じますし、何故か高確率で登場する遊女達も楽しみですしね。
曽根崎心中の若くてアホい男女はちょっと、ロミジュリっぽいかも?もっと他に対処法はあるはずなのに何でそう極端な選択をする?ひとえに若さゆえか・・・みたいなところがね。
だからこそ若く美しい演者にやってもらいたかった。

今後の歌舞伎観劇はキャストの予習をしておきます。
イヤホンガイドに甘えて予習ゼロがスタンダードになっていましたが、演目の登場人物とキャストの年齢のバランスを調べて、ミスマッチな場合は相当腹をくくってから挑む事にします。

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コメント

  1. こんちゃん より:

    関西の、たー様

    いつも楽しみに拝読しております。ライビュ専科の地方民です。

    たー様の忖度ないご意見、とても参考になります。そうですね、そもそも江戸時代の平均寿命を考えたら、当時の花形役者たちはエネルギー溢れる若者がメインで、60歳を過ぎて舞台の第一線で役者をしていること自体レアだったでしょうね。

    近松門左衛門が見たらびっくりするのではないでしょうか。近松門左衛門が生きていたら、50代、60代を迎えた役者たちに宛書で芝居を書くのでしょうが、今の時代、近松門左衛門のような格調高い文体で新作歌舞伎を書ける、三島由紀夫のような作家もいないでしょう。

    お父さん世代が本拠地の歌舞伎座で生涯現役で、本来若者が主役の芝居を演じ続け、息子たちは歌舞伎の世界では「別箱公演」みたいな扱いの「花形歌舞伎」に出たり、体力がいる舞踊の世界ですみ分けているのでしょうが。

    若い世代を取り込むために初音ミクと超歌舞伎をやって、そこで興味を持った若者がいて、ワクワクして歌舞伎座に行って、60代コンビが演じるロミジュリっぽい話をイヤホンガイド無しで見て「面白い!」と思ってくれるのか・・・落差があり過ぎですね。

    座付き作家がわんさかいて、どんどん新作を書く宝塚ってすごいところだと思います。

    • 関西の、たー関西の、たー より:

      「宝塚 ライビュ専科の地方民のブログ」管理人こんちゃんさん、吉例顔見世興行にご興味あるようでしたのでひょっとしたら南座に遠征するのかな?と思っていました。早いもので今日、千秋楽ですね。

      はい、江戸時代は歌舞伎役者に限らず、60歳まで生きる人はかなり少なかったと思います。
      あら!近松門左衛門は享年、69歳なんですね!これは当時かなりレアだったでしょうね。今の日本では古希オーバーの人なんてちっとも珍しくないけれど、もともとはここまで生きる人は「希(まれ)」だったからこんな呼び方がついたらしいし。
      こんちゃんさんは近松門左衛門の文章を読んでいるんですね。そして近松の文体は格調高く、その後の小説家で近松のように表現できたのは三島由紀夫くらいなんですね。あら、三島さんってばタマ様にぞっこんだったらしいですし、歌舞伎とゆかりある方なんですね。

      はい、この度は坂田藤十郎さんの追悼なのだから・・・かずちゃんと虎之介さんで曽根崎心中したって良かったと私は思います。坂田さんにとってむっちゃかわいい孫たちだと思うんですよね。
      かずちゃん父&叔父は、九平次や徳兵衛の叔父を演じたら良いんだし。

      花形歌舞伎って、そんな意味だったんですね!教えてくださりありがとうございます。
      そうかなるほど、「若手トップスターが別箱で頑張る新しいスタイルの歌舞伎」みたいな感じなんですね。
      じゃあ私は今後も積極的に花形歌舞伎を観ます。生観劇したGOEMONはフラメンコなど織り交ぜておりすごーく意欲的な作品でしたし、松竹が動画サイトで無料配信したオグリもすっごく良かったし。
      ただGOEMONも、トップ娘が高齢だったんですよね・・・トップ夫妻は何としても若手にやってもらいたいものです。
      とはいえ愛之助さんも49ですから、ピッチピチに若手ってわけでもないんですよね。

      私は生身の人間が好きなので獅童さんの超歌舞伎のバーチャルトップ娘はフィットしなかったけれど、三階席の雰囲気からして普段は歌舞伎と縁のなさそうな人もそれなりにいたように思うんです。
      なので試みとしては良いと思います。ただ、はい、バーチャル好きな方々が普通の高齢役者歌舞伎を観たら、おかわりはなさそうですね。もともとリアル(三次元)より二次元が好きなのでしょうから、高齢リアルは厳しいと思います。

      宝塚は残酷だと思う事が多々、あるのですが・・・
      結局は消費者(観客・ファン)が、若いジェンヌさんを好んでいるという事なのかもしれません。

      人はトシとればとるほど、若さのありがたみを感じるんでしょう。少なくとも私はそうです。
      若い人達を拝みたいのは人としてごく自然だと思っています。
      宝塚の座付き作家にしたって、若い人をどんどん入れて欲しいです。

      いつもありがとうございます。
      今後もどうぞよろしくお願いいたします。

  2. おかちゃん より:

    歌舞伎ブログになっても良いんじゃないんですか?と思うほどに充実な内容をありがとうございます。演目と演じる役者のその微妙なところの感想があると、歌舞伎鑑賞する時、とても役に立つ人いると思います。

    歌舞伎役者は生まれたときからご贔屓がおられるので役者が年齢を重ねても贔屓の人にはおそらく役者を応援なの。演じる演目の役との年齢差なんて気にもならないのだと思います。なってるのかな?
    顔見世興行の座席に空席があったのですね。団体客をいれることが難しいためにそういうことになってしまったのかもしれないなあ。

    私は上方の歌舞伎役者をまだ覚えていないのですが、中村壱太郎さんは星組元トップの紅さんが徹子の部屋に一緒に出演だったことがあり、こんな人がいるんだなと思っていたの。
    こちらのブログでどなたのことか、わかったので今後は注目したいと思います。

    が、私は基本はシネマ歌舞伎鑑賞が多いので上方の役者をみることはないんですが。

    歌舞伎は江戸時代からの芸能で歴史があるから今でこそ敷居が高くなっていますが、俗なものです(笑)。

    これからもあれこれ楽しまれていることをお知らせください。

    • 関西の、たー関西の、たー より:

      おかちゃんさん、はい、歌舞伎界の贔屓さんは役者さんを生まれた時から応援しており、役柄の年齢とどんだけミスマッチでもオッケー!である事は想像に難くないです。
      だけど、観客のうちそういった筋金入りのファンは果たしてどのくらいいるんでしょうね?
      訳知りファンのみ観劇出来る公演ならシワシワの19歳もありかもしれませんが、実際は誰でもチケットを買えるんです。諸事情を知らぬ私には大変ショッキングで残念でした。

      宝塚でも、ジェンヌさんヒエラルキーを把握していないと楽しめない作品ってありますよね。
      私は観劇デビューが遅かったからか、ある程度ヅカ事情を把握してからもあまりにも初心者に不親切な作品は好きになれないんです。
      ただ歌舞伎を観る事により、宝塚はそのあたりだいぶマシである事に気付きました。
      南座の空席、それなりにありましたよ。もともと感染症対策で座席を開けて販売しているんですが、座れるはずの席にもそこそこ空席がありました。それこそ1階の良席でも。

      かずちゃんは紅さんと一緒に徹子の部屋に出演していたんですね!
      はい、かずちゃんは要注目ですよぉ~
      曽根崎心中でも歌舞伎らしく遊女が複数出ていて、若そうな子もいましたが私の目にはハッキリ言って美女には見えなかった。血筋を重んじるので容姿は後回しになっているんでしょうね。かずちゃんは血筋と容姿を兼ね備えた、しかも若い女形。ホンマ貴重な存在です。

      おかちゃんさんはシネマ歌舞伎鑑賞がお好きなんですね。私はいつまで観劇三昧出来るかわからないので、「生き急ぐ」ならぬ「観劇急ぐ」っていうんでしょうか、生観劇に励むつもりです。そして記事を書きますw
      ホンマ、宝塚と歌舞伎は相性良いですね。似ているところも、全く違うところも楽しいです。 

      いつもありがとうございます。
      今後もどうぞよろしくお願いいたします。

  3. ゆう より:

    こんにちは。楽しくブログを拝見しております。
    私は観劇の頻度としては歌舞伎がメインになりますので南座のことにふれてくださり嬉しくなりました。
    曽根崎心中、10年ほど前に壱太郎君と、お祖父様である藤十郎さん、それぞれのお初を間を空けずにみることができたのです。歌舞伎を見始めてまだ数年の私にはホントにラッキーなことでした。
    壱太郎くんはお初に近い年齢、本当にお可愛らしく、瑞々しいお初でした。
    藤十郎さんをみた時には、やはり最初はシワ、たるみ、メタボ感と、たー様に近い感想を持ちましたが、演技をみるうちにやはり色気やにじみ出てくる感情の差が歴然とみえました。これが芸ということか、と忘れられない舞台になりました。
    歌舞伎はやはり長年芸を培い、極めていくということ、その芸をみる、長く応援する楽しみがあります。壱太郎さんもお祖父様の芸を目指して日々精進していることと思います。
    また、芸が受け継がれるのを目撃することもあります。壱太郎君、虎之助君のコンビを私も楽しみにしています。
    宝塚と歌舞伎、似ているようで違いもあり、たー様もこれから歌舞伎を見続けてくださるとのことでブログも楽しみに待っています。長くなりましたが、感動できるお芝居にたくさん出会えますように。

    • 関西の、たー関西の、たー より:

      ゆうさん、歌舞伎メインに観劇しているんですね。
      南座は文句なしに素晴らしい劇場だと私は心底思っています。大阪松竹座の重厚な雰囲気も好きなんですが、南座は重厚なだけでなく華やかさも特別ですよね。中が明るく、足腰さえ丈夫なら三階席後列でも十分に楽しめるのも好きです。

      はい、壱太郎さんは2010年にお初を演じたそうですね。さぞラブリーだったんでしょうね。
      ゆうさんはこの時の壱太郎さんだけじゃなく、藤十郎さんのお初も間を空けずに観劇されたんですね。両者それぞれの魅力を満喫されたゆうさんがとても羨ましいです。
      私は大劇場公演の本公演と新人公演を間を空けず(というか当日中)に観た事がありまして、同じ役でも演者が違うと随分と印象が異なる事に気付きました。それぞれに良いと思ったんです。
      とはいえ宝塚だと本公演と新人公演の年齢は、開いていても10歳ほど。なので藤十郎さんと壱太郎さんの年齢差でもそれぞれの良さを理解出来るか、正直、自信がありません。

      なんというか・・・私は3年前の宝塚観劇デビュー当初も、ひたすらジェンヌさんの実力や美貌にこだわっていて、これらが優れている事だけを判断基準にしていました。
      今はあの頃よりだいぶ、ジェンヌさんそれぞれの諸事情を踏まえながら観劇していまして、実力や美貌だけではない良さも重んじているつもりです。しかしながら万年初心者もようなところもあり、あまりにも忖度前提のお芝居は好きではなかったりします。

      歌舞伎は今年の夏に観劇デビューしたばかりなので、お家柄や諸事情への配慮がいたらず、ただただ目の前で繰り広げられるお芝居に感じた事をそのまま、記事にしました。開き直りと言われたらそれまでですが、本当に思った事そのままです。今後も観劇を続ける事により心境に変化があるかもしれませんし、ないかもしれません。いずれにせよその時思った事をそのまんま、記事にするつもりです。

      はい、宝塚と歌舞伎には似ているところもあり、全く違うところもありますね。
      私は「人の業」に注目するのが好きです。宝塚を好きになったのもこういった性分だからだと思いますし、この性分ゆえ歌舞伎との相性も良さそうな気がします。
      そうそう、ここしばらく「歴代の中村雁治郎」がマイブームになっていたんです。初代は生い立ちといい、美貌と実力を妬まれて毒物を飲まされ声がしわがれた事といい、お芝居よりドロドロした人生だったようですね。現在の四代目からは高学歴になっている事にも注目しました。鴈治郎の名が直系で続いている事にも。こういった事を調べて楽しめるのは歌舞伎ゆえですね。

      ベテラン歌舞伎ファンの方からすると、この記事には不快な表現があったはずです。
      不快に感じ、そのまんま私にぶつけてきた歌舞伎ファンもいます。
      だけどゆうさんのように丁寧にコメントしてくれる方もいます。
      結局はコメントって、何のファンであるかは関係なく、その人そのものの人間性が出ているんですね。

      この度はコメントありがとうございました。
      今後もどうぞよろしくお願いいたします。

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