OSKの近松TRIBUTE、向かう電車で中止を知った

OSK

本当に申し訳ないのですが、読者さんとのコメントでは「療養を終えても休養を」と呼びかけていた私なのに自分は療養明け早々、さっそく観劇を再開するつもりでした。
もちろん無理は禁物なのじっくり考えたんですよ。昨夜ギリギリまで自問自答し「大丈夫!」と判断したんです。

行くと決めたのはOSKの前トップスター、桐生麻耶さん主演の「近松TRIBUTE」。
私はOSKの中で桐生さんが一番好きです。というか、宝塚を含む男役の中で一番好きかもしれません。辛い時や寂しい時に決まって桐生さんが頭に浮かぶんですよ。ぎゅっと抱きしめてもらって「たーちゃんは頑張ってるよ、ヨシヨシ」と慰めてもらいたくなるんですよね。桐生さんってホンマ、包容力を感じさせる方なんです。

地味に、監修が中村扇雀さんである事も気になっていました。つい先日、吉例顔見世興行で拝んだばかりですしね。高齢の歌舞伎役者アルアルですが現在のせんちゃんはこの写真よりだーーーいぶ、シワッシワ。声もシワがれていてまるきりお婆さん。なのに演じるのは最高ランクの遊女で・・・(感想記事はこちら

桐生さん主演とかせんちゃん監修とか、そんなお芝居の千秋楽が、私の療養が明けて早々にあったわけです。行きたい気持ちが強く、それでも体調優先でギリギリまで考えて、

昨日のけっこう夜遅くにチケットを買いました。
本来なら今朝決めたかったんですがOSKって「当日券は500円アップ」という悪習があるんですよね。それで昨夜遅くに買ったんですが前列の良い席がまだ残っていて「千秋楽なのに・・・」な気持ちになっていました。
OSK、ダメですねぇ。チャンスを逃した。
悪習とはいえプライドやメンツもありますし、なかなか当日券の割増をやめるとは言い出しにくいのでしょう。しかしながらコロナは大きなチャンスだったんですよ。コロナを理由にすれば「このような状況でもお客様にお気軽に当日の観劇を楽しんでいただきたく、当日券の500円増しは撤廃しました」と胸を張って発表出来たのに。
コロナ前からOSKはチケットが余りがちで、当日券の割増によってさらに客足が遠のいていると私は思っていました。当日券はむしろ値下げしなくちゃアカンのちゃう?
OSK運営陣の決断力のなさにガッカリです。お芝居そのものは決して悪くないだけに(宝塚のような駄作はないような気すらする)、余計に残念。

とまぁいろんな事を心の中で愚痴りながらチケットを買い、今日は張り切って近鉄アート館に向かったんです。

ちょうど電車が来たので飛び乗り、「さぁてしばらく暇だな」とメールチェックをしたら・・・うわっ!!!

こんなメールが届いていたんです。
油断していました。
私はけっこう慎重な性格で、「当日の中止もあり得る」と観劇予定日の朝に公式サイトで確認するようにしていたんです。
なのに今朝はしていなかった。今朝だけはしていなかった。
バタバタしていたというのもあるけれど、ころなからの回復で舞い上がっていたんですね。療養が終わるなり華々しく観劇する自分をイメージして酔っていたというか。

無性に観劇したい気持ちになり、いっそ京都に向かおうか?なんて気にもなったんですよね。しかし南座での吉例顔見世興行も、京都劇場で始まったばかりのノートルダムの鐘も、今日は休演日。
しょんぼりと帰路についたのでした。

何か・・・何か、観劇したいです。
25日から忙しくなるからその前に何か観劇したい。
実現出来るかわかりませんが頑張ります。

さて、
今回の記事そのものが宝塚と離れたオマケみたいなもんですが、さらなるオマケ。

あと数%の嗅覚回復を願って飲み始めました。
亜鉛を勧めてくださった読者さんに心より感謝申し上げます。種類が多すぎて選ぶのが面倒くさくなり(?)、オールインワン的なサプリにしましたw

Bitly

うちの近所のドラッグストアでは150粒で1,800円くらいしたんです。
アマゾンの300粒入りの方が随分とお得だったんですが、急いでいたのでドラッグストアで買いました。

顔も名前も出さない専業主婦な私なのに、療養を発表して以降多くの読者さんからお気遣いのコメントをいただきまして本当に嬉しいです。ありがとうございます。

コメント

  1. すももんちゅ より:

    たーさん、初めまして!
    すももんちゅと申します。
    OSK、私は見に行った事ありませんが。
    当日券が500円アップするのは悪習ではないと思います。
    むしろ、500円アップするから早めに買ってね。と言う事だと思うんです。
    なるべく、早目のうちに券を捌いておきたいと企業なら思いますよね。
    当日券安くしてしまうと、もちろん安いほうがいいファンの皆さんは
    当日まで買い控えするでしょう。
    そうなると、券がどれぐらい売れるのか当日まで分からなくなります。
    そうすると企業的に立ち行かなくなるような気がするんですが(^_^;)

    • 関西の、たー 関西の、たー より:

      すももんちゅさん、初めまして!
      はい、当日券が500円アップする理由はおっしゃる通りだと私も思います。決して珍しい事じゃないしね、先日行ったベルばら展でも前売券だと200円安かったですし。
      このやり方で早目に券を捌けるならそれでいいんです。ですが、OSKはコロナ前から運営が危なそうなんですね。ホンマにチケットが売れていません。
      お芝居は案外ストーリーはしっかりしていますが、舞台装置にせよ衣装にせよ随分と低予算さを感じさせます。公演終了後に販売する円盤にしたって画質も編集も音声も非常に悪く、なのに値段だけは立派だったりするんですね。

      コロナ前から危なそうで、そしてコロナでさらにもっと危なくなった気がします。ここの最大の魅力はこじんまりとしていてスターとファンの距離がとても近い事だっただけに、接触や近づく事がNGになったコロナの打撃は相当大きかったでしょう。

      もうずっと前からヤバかっただろうに、コロナの打撃があっても古い習慣をやめない。
      あくまで私の推測ですが今後もOSKはいつどうなるかわからぬ綱渡りの運営になるような気がします。

      コメントありがとうございました。
      今後もどうぞよろしくお願いいたします。

  2. まりも より:

    たーさん、体の調子もほぼ戻られ、無事に回復されたとのこと、本当に良かったです。

    OSKの公演中止、とても残念でしたね。OSKは私は一度も観たことがないのですが、今回の公演のポスターをみると、みなさん美しい方々ばかりですね。観てみたいなー。
    宝塚と違って、当日でもすぐに観に行ける気軽さがいいですね。

    昔、小学生の頃、確かSKD(松竹歌劇団)の「春の踊り」や「秋の踊り」を観に連れて行ってもらったことがありました。あまりよくは覚えていないのですが、すごく華やかな舞台で感動した記憶があります。
    その頃からレビュー好きだったのかな。無くなってしまって残念です。

    ノートルダムの鐘、京都公演、早くも明日から、加藤迪さん達、新メンバーの登場ですね。達郎さんも登場するし。
    今回からの新演出で、フィーバスのエスメラルダへの情熱が増し増しみたいですね。エスメラルダも新しい方のようで、私も観てみたいなー。
    明日か明後日の前売のチケット、納得のいくS席か、C席、取れるといいですね。取れたらきっと観にいかれるのでしょう?でも無理はしないでくださいね。

    今年の春、清水さんの歌声に癒され、今回は加藤さんの歌声にまた元気を貰えると良いですね。話し自体は決して明るい話しではないですが、でもアンサンブルの他にクワイヤもいて、最初の歌声から素晴らしいです。
    ただ劇団四季もアナ雪や美女と野獣など公演中止が出ているので、要注意ですね。今は、仙台公演も始まり、京都も始まり、公演数も増えているので、キャストの調整が大変そうですね。公演を掛け持つとそれだけコロナが広がる可能性も高まりますし。

    今年春の頃、たーさん、京都にはもう当分行きたくないようなことを仰ってたけど、今では、歌舞伎の南座を始め、すっかり京都通いも日常になりましたね。
    私もあの頃は娘が家を出て遠くの大学に行ってしまい、寂しさMAXだったなー。

    私の今年の観劇は、26日の劇団四季の「人間になりたがった猫」で終わりです。家の近くの文化会館での上演なので楽ですね。
    それ以降の観劇の予定は今のところ入っていません。最近寒くなったせいか、出無精になってしまって。
    なので、お正月は家でスカステでも観ながらのんびり過ごすつもりです。
    たーさんは年末年始、色々とお忙しそうなので、くれぐれも体調に気をつけてくださいね。

    • 関西の、たー 関西の、たー より:

      まりもさん、はい、今朝は牛乳の乳臭い香りがけっこうわかった気がします。お昼ごろにコーヒーを飲むつもりでして、とても楽しみです。

      OSKの公演中止は本当に残念でした。自宅を出る前のチェックを忘れていたのは本当に迂闊でしたね。御園座でのエリザベートが18日から千秋楽まで中止になった事を知っていたし、まだまだ中止のリスクはあるとわかっていたはずなのに。

      ええっとね、実際の所、宝塚に慣れているとOSKはあらゆる面で低予算ですし、スターさん達にしても宝塚受験経験者が少なくないんですね。全力でオススメする事は正直むずかしいです。私自身、ちょっと冷め気味ですね。とはいえ桐生さんはとんでもなく別格なので今後も細々ながら観劇を続けるつもりです。2月の春のおどりもおそらく観に行くでしょう。
      まりもさんはSKDのレビューを観たことがあるんですね。もともと宝塚とSKD(ないしOSK)のレビューは内容がかなり異なっていたようですが、そんな感じはしました?
      私がOSKを観るようになった頃はすでにOSKが宝塚に寄せている状態でした。オギーなど宝塚にいた脚本家を使うくらいだし。

      ノートルダムの鐘のキャストにはとても驚きました。もう年内は加藤さんは登板しないと思っていただけに。
      今日、いちおう明日の公演にチャレンジしてみますがどうかな?「納得出来る席」の「納得」をどこにもっていくかが難しいですね。おそらくC席はないでしょうからS席でチャレンジしなくちゃいけないし。
      22日には予定を入れたし、23日は歯科クリーニングだし、24日も予定が入りそうなので年内は明日しかチャンスがありません。
      美女と野獣だけでなくノートルダムの鐘も新演出なんですね。って事は低予算化って事かな?ま、私は前の演出を知らないのでオッケーです。

      ノートルダムの鐘のキャストを見てみるとオペラ座の怪人のプリンシパルの名前がけっこうありますね。
      驚いたのが男性クワイアの山口泰伸さんで、私が一番好きなピアンジです。まじで声量アリアリ。ノートルダムの鐘ではいかにクワイアに気合が入っているかが伺えます。女性クワイアにも高居洋子さんがいるしね、カルロッタに名前がある方です(たぶん大阪では登板していない)。アンサンブルの岩城あさみさんはクリスティーヌだしなぁ(これまたおそらく大阪では登板していない)。

      はい、四季も中止のリスクはありますよね。キャストの移動距離があるほどリスクが高まるからもう清水さんは大阪に戻らないんだろうなぁ。一方で大阪四季劇場と京都劇場はマジでアクセスが良いので掛け持ちするキャストさんがたくさんいそう(そして当面はノートルダムの鐘に気合いを入れるっぽい)。
      加藤さんはどこで何しているのかわからず気がかりでしたから、ノートルダムの鐘でお名前を発見して本当に嬉しかった。ホンマね、四季も結局はキャストなんですよ。

      はい、一時は深刻な京都嫌いを患った私ですがあっさり回復しましたw
      あまりにも魅力的な地です。私の自宅からは十分に日帰り圏内だし、へそを曲げて行かないのはソン。
      今も娘の大学受験の失敗は私の中で大きな傷になっています。京都の滑り止め私大も受けさせておけば良かったと思っているし。だけど娘の受験と京都の魅力は全くの別物です。

      まりもさんも娘さんの受験でいろいろ大変でしたよね。
      ある程度大きくなった子どもってあまりに離れていると寂しいしあまりにそばにいても煩わしいしで、関わり方が難しいかもしれません。

      年内の観劇は26日の人間になりたがった猫で終わるんですね。自宅そばの劇場だと楽ですよね。もっぱらファミリーミュージカルとの噂なのでほのぼのとしたラストなのかな?是非感想をお聞かせください。

      寒くなると出不精になりますよね。こうゆう時にスカステがあると楽しいでしょうね。
      はい、うちは年末年始がバタバタしますのでどうにか乗り越えようかと。その前に夫と海鮮三昧な旅行をするつもりなので楽しみにしています。

      お互い元気でいましょうね。
      いつもありがとうございます。
      今後もどうぞよろしくお願いいたします。

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