マジで新人公演?みんな上手だったぁ

新人公演

新人公演の感想を言いたい放題してみます。
主要キャストが実力派揃いで、とにかく上手かった。
素質ある面々なのでしょうがそれだけじゃなく、コロナで中止になる可能性がある中、大劇場と東京宝塚劇場合わせてたった2度しか演じない役のために必死でお稽古してくれた事がよーく、わかりました。

月組新人公演「桜嵐記」感想

「スカピン」は、いかにも新公

スカステ難民な私は、楽天TVのタカラヅカ・オン・デマンドプレミアム(TODP)に入っているんですけどね、

今の配信、けっこう太っ腹なんですよ。
珠城りょうさんが主演した、2010年の月組スカーレット・ピンパーネル新人公演がリストに入っていました。スカステでは当たり前な新人公演の配信ですが、TODPでは珍しいです。

なのでさっそく観たところ、いかにも「シンコーです!」な感じでした。
素敵な歌がたくさん詰め込まれた作品ゆえ歌唱力がモノを言うところがあり、シンコーぶりが出やすいのかもしれません。
パーシーの珠城さんがとても可愛らしかったです。
あとショーヴランの紫門ゆりやさんがまた、可愛らしい。この可愛らしい方が11年後に「桜嵐記」で怖い顔したえろじじい、高師直になるんですからねぇ。

このスカピン新公はきっと、いかにも宝塚的なのでしょう。

「桜嵐記」は、即戦力揃い

しかし!
今回の月組新人公演「桜嵐記」は、主要キャストがみーんな、めっちゃ、お芝居上手で歌上手だったんです!!
即戦力ぶりがすごくかった!!!

アドリブでも貫禄、風間柚乃

まずしょっぱなの楠木正儀(老年)の風間柚乃さん(100期)に、貫禄がありすぎました。
風間さんは入団8年目で、コロナの事があり特例として新公の「入団7年目まで」のルールから外れた出演ではありますがにしても、上手すぎました。
どこらへんが上手って、「えー、緊張しています」なんて言っちゃうところ!当然アドリブなわけで、本当に緊張しまくっていたらこんな言葉出てこないですから。

I’ll be backのメンバー大抜擢

なんせ同じ日の本公演も観ましたので、鈍い私でも本公演のショーの第4章「I’ll be back」に出ていた7人のうち新人公演対象の学年である5人がこぞってメインキャストに起用されている事に気付きました。
前述の風間さんと、主演である楠木正行の礼華はるさん(101期)、正行の弟の正時の一星慧さん(102期)、名脇役ジンベイの柊木絢斗さん(102期)。最年少の瑠皇りあさん(103期)は足利尊氏でした。

みなさん演技も歌もとても上手!
礼華さんは四條畷の合戦の際、頭から外して床に置いた烏帽子がパタンと倒れましてね、これ、本公演の珠城さんは3度観て3度とも倒していなかったのでさりげないところで技術力の差はあるんでしょう。
正時だってそりゃあ、本公演の鳳月杏さんは飛び抜けて実力派ですから比べたら歴然としているんですよ。
にしても、新人って感じじゃなかった。
あと、皆さん若く美しいビジュアルが素晴らしかったですね。個人的には一星さんの顔にグッときています。背もすごく高いし!

大楠てらの姿に、輝月ゆうまを

背が高い、といえば大楠てらさん(102期)。楠木正成を演じていました。
とてもお上手で、そして私は何故か、本公演で正成を演じている輝月ゆうまさんをやたらと思い出したんです。
輝月さんは月組生え抜きでしたが「桜嵐記」が終わると専科に異動するので、本公演でもずっと気になっていました。

暁千星と似た声質、彩路ゆりか

暁千星さんも月組生え抜きで、おそらく、次期月組ナンバー3になるのでしょうが、にしてもその後スムーズにはいかないような気がしてなりません。
そんな暁さんが本公演で演じた後村上天皇を新人公演で演じた彩路ゆりかさん(103期)もまた、すごかったんですよ。
だって、彩路さんの歌声って暁さんと区別がほぼ、つかないんです。
声質が暁さんと似ているし、歌が上手いのもソックリ!「ほんの少し、ごくちょっと調子悪い暁さん」として替え玉でイケます!お公家様な衣装だし、双眼鏡がなければ見分けも付きません!
名前だけ聞くと娘役っぽいですが男役なんですね。

きよら羽龍の歌!お芝居!

娘役っぽい名前の男役もいれば、男役っぽい名前の娘役もいるんですねw
ヒロインを射止めたきよら羽龍さん(104期)。

私がイメージする「新人」ないし「ヅカの一般的な娘役」として異常も異常な芝居上手で歌上手でした。目がクリッとしているお顔なので、衣装は和モノより洋モノの方が似合うかも。

天紫珠李は

天紫珠李さん(101期)は男役から娘役に変わり、成績も良いですしね、よく観ればあちこちで抜擢されまくっているんですが・・・なーんか、私には印象に残りません。
新人公演では弁内侍(老年)として出演していまして、老年らしい落ち着いた演技ではあったと思います。

老年といっても(おまけ)

楠木正儀と弁内侍は、若い頃と老年でキャストが別れていますが・・・
史実を調べてみると老年といっても、アラ還なんですよね。現代のアラ還に「あなたは老年」なんて、言えないですよねぇ。
アルツハイマーの根本的治療薬も出てきたそうですし、今後は元気な100歳がますます増える超高齢化社会になるんでしょう。なんか「老年」について、考えてしまいました。

新人公演も是非、ライブ配信を!

久しぶりの新人公演、本当に素晴らしかったです。

本公演やバウ、外箱のライブ配信が当たり前になりつつあるのに、新人公演にはそうゆう声が聞こえてきませんね。スカステでは必ず配信するのでしょうが、タイムラグがあるわけで。
新人公演も是非、ライブ配信していただきたいです。

コメント

  1. おかちゃん より:

    新人公演が充実したものだったのですね。IAM …のとき本公演並みにすごかったので組の雰囲気が良いのだなと思ってます。ひとりはみんなのためにみんなはひとりのためにでお芝居は出来上がるので。

    やっとこさ観劇してきました。
    ああチケット確保してたの全部使って自分がみたかった。肩に力をいれずにみられるから回数を通ってみたかった。ってみてる回数が半端でないのに節穴の目の私なのですが。

    るおりあちゃんあげてきましたね。さくらちゃんのディナーショーで知ったかたも増えたみたいですが、すんばらしくオーラのある方です。ってタカラジェンヌの皆さんとても美しい人ばかりなのでそこから抜けるのは大変でしたね。
    本公演のパレードではWトリオつとめてましたよ。柊木さんも芝居巧者ですよね。このお二人はほとんど地元という地域出身でタカラジェンヌになっているので私も誰なりとお知り合いにつながる方々。頑張ってほしいです。

    • 関西の、たー 関西の、たー より:

      おかちゃんさん、はい、新人公演すごーく楽しかったです。本公演とは違う良さがあってハマって、まるで義務のように早朝から並びに行っていた頃がホンマに懐かしい。IAFAの新人公演も並びました。思いがけず寒かったんですよね。ああホンマ懐かしい。
      おっしゃる通りお芝居はひとりはみんなのため、みんなはひとりのためなんですよね。だけど一方で競争もある、厳しい世界なんだと思います。

      桜嵐記、観劇に行ったんですね!報告ありがとうございます。
      「観ている回数が半端でないのに」とは、まさか普段は1公演2ケタ回数観劇とか?私は主人に「同じ公演を2度も3度も観る必要ないやろ」って呆れられていまして、星も花も月も3度観たので宙はA席とBB席で一度ずつの合計2度で我慢しておこうと思っています。どうしても、一度では、寂しい。

      瑠皇さんの「るおりあ」、かわいい!今後楽しみです。柊木さんは「みよっしー」?本名由来かな?ホンマ、おふたりとも関西ですね。
      おかちゃんさん、誰なりとお知り合いにつながるんですか?いいなぁ。

      はい、ジェンヌの皆さん美しい方ばかりなので、I’ll be backに選ばれるのはすごい事だと思います。新人公演の学年ではないですが夢奈瑠音さんもめちゃんこ美しかったです。長身で腕脚長くて、しかも顔がむちゃくちゃ小さいんですよねぇ。私は基本的にザックリとしか覚える事が出来ないんですが、ここの章はむちゃくちゃ印象に残りました。とにかくカッコよかった。

      いつもありがとうございます。
      今後もどうぞよろしくお願いいたします。

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