次期星組公演「柳生忍法帖」の主な配役が発表されました。と言っても、たった3人。
主役である柳生十兵衛は当然トップスターの礼真琴さんが演じるってわかりきっていましたし、マンガで予習していた私はトップ娘の舞空瞳さんが演じるのはおゆらかなぁ、他にいないしなぁと思っていたんです。宝塚のヒロインとして、舞空さんが演じる役として、どうかなぁなところはあるんですが。マンガの感想記事はこちら
そして、愛月ひかるさんの芦名銅伯には・・・
「えっ!あのビジュアルなのに!」という驚きと、
「そりゃそうだろうな」という納得が、
どちらも強いです。
ストーリー的に、愛月さんが演じるのは加藤明成か、芦名銅伯しか考えられなかったんですね。
どっちにしても悪役ですが、タイプが異なります。
正直どちらも、二番手男役が演じるタイプではないんです。
あくまでマンガから感じた事ですが、それぞれの特徴は、
●加藤明成
身体は大きいが、器は小さい。
立派な父親(故人)へのコンプレックスが強い。
女性への尊厳、ゼロ。
知力低い。
プライド高い。
●芦名銅伯
極端に小柄、そして老人。
復讐心旺盛。
不死身の妖怪(のはずだが死んだ)。
ずる賢い。
プライド高い。
なんですね。
それぞれの説明を付け足してみますと・・・
マンガでの加藤明成の下品ぶりは極まっています。
現在の月組公演「桜嵐記」に出てくるえろおやじ、高師直もたいがい下品ですが、マンガの加藤明成はもっとひどいです。宝塚アレンジが入るとは思いますが、女性をはべらせるシーンはあるような気がします。
加藤明成はとんでもなく器が小さい男なんですよ。えろではあれ武将としての能力に長けていた高師直の方がだいぶ立派です。
なので、出番は多いにせよ、加藤明成を二番手男役が演じるか?と思っていました。
というか、ジェンヌさんが演じるの?って感じで・・・
さんざんキャスト予想を外しまくっている私ですが懲りずに予想してみますと、出番が多いはずなので格としてもうここは、天寿光希さんではないかと。
自信度:★★★★★
6月12日追記
加藤明成は瀬央ゆりあさんかな、という気がしてきました。たった1日で気持ちがチェンジした理由はこちらの記事にまとめています。
そして、愛月さんが演じる芦名銅伯ですが・・・
マンガでは小男なんですよね。小さいんです。
しかも老人で・・・はっきり言って・・・キモい!
これまた、二番手男役がやるキャラではありません。本来は。
このビジュアルに寄せて宝塚でやるとなると、専科に頑張ってもらうしかないんですよね。台詞が膨大になるはずですし、候補筆頭は一樹千尋さんでしょうか。
とはいえ愛月さんが演じる事が決まったんですから、マンガのビジュアルはほぼ無視かと。
小柄→大柄
老人→オジサン
に修正されるわけですね。とはいえ妖怪のような雰囲気は必要なはずだから・・・
あれ?
大柄で、妖怪な雰囲気があるオジサンってこれ、「神々の土地」で愛月さんが演じたラスプーチンやん?
私は、気付いてしまいました。ふふふ。
きっと、愛月さんの芦名銅伯は、和製ラスプーチンなビジュアルになるんじゃないかと。
キャラとしても、
ロシア皇后に取り入り悪政に励んだラスプーチン。
会津藩主の加藤明成に取り入り己の復讐を果たそうとした芦名銅伯。
となんか、洋の東西の違いこそあれ似ています。
いろいろ書いてみましたが、マンガでのビジュアルは気にせず、愛月さんらしい芦名銅伯を楽しみにしています。
公式サイトの公演解説にもありますが芦名銅伯の娘が、舞空さん演じるおゆらなんですよね。
マンガでは「このふたりが親子ってオカシイやろ」な小柄な妖怪高齢ジジイと容姿に恵まれたセクシー美女なふたりですが、愛月さんと舞空さんが親子なら納得です。
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