記事のタイトルと内容のバランスが気になるブログを考察

最初にお伝えしておきます。
今回の記事ではひとつの特定の宝塚ブログを取り上げています。
私は「当該ブログ」を真面目に考察して、

こういったブログもアリだな

と判断しました。
決して否定するのではなく、肯定的な気持ちを込めて記事にしている事を強くお伝えしておきます。

また、「当該ブログ」の特定は出来ないようにしましたので内容がわかりにくくなっている事と、「このブログですか?」といったコメントには答えられない事もご了承いただきたく、先にお伝えしておきます。調べた手段についても秘密です。

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「当該ブログ」はおそらく、収益第一主義で運営されていると私は推測しています。
それがアカンってわけじゃないですよ、私だって収益を得ており、それがなくては続いていませんので。
ただ私はプライドも重視しているんですね。承認欲求でもあるんですがプライドの方がフィットするかなぁ。たとえばタイトルをつけるにしても「センセーショナルなタイトルで流れ者の読者を掴み目先の収益を得たい」気持ちと「地味なタイトルでも必ず訪ねてくれる常連の読者を増やしたい」気持ちが葛藤するんですよ。ふふ、常連の読者についてあえて「得たい」じゃなく「増やしたい」にしたんですがわかりました?すでにそういった読者がある程度存在していると私は信じていますw

そんな私にとって、「当該ブログ」は調べるほどに(葛藤なく)収益を重視しているように感じました。
というのも、

1)タイトル強めで中身は軽め、しかもコタツ記事ばかり
2)にほんブログ村の人気カテゴリーを狙うのはブログ収益の基本
3)ドメインが宝塚と無関係
4)トップレベルドメインではなくサブドメイン
5)ドメイン取得が5年以上も昔だしテーマも古い
6)アドセンスにはだいぶ以前に合格したのでは
7)同じサブドメインで他カテゴリーの記事をアップした痕跡

なんですよね。以下、それぞれについて述べてみましょう。

1)タイトル強めで中身は軽め、しかもコタツ記事ばかり

「当該ブログ」は私にとって「やたら刺激の強いタイトル」と「スカスカな内容」の記事ばかりです。まぁそのこれは、ヤフーニュースにアップされているプロが書いたはずの記事でもあるあるなんですけどね。
ただ「当該ブログ」の記事はいわゆる「コタツ記事」ばかりなんですよ、ネットから得た情報をつなぎ合わせただけで元手がほとんどかかっていません。ヤフーニュースならペラペラ記事でも(嘘か本当か不明ですが)一応、取材をした体裁になっています。
宝塚ブログ運営って真面目にやると舞台観劇(チケット代や場合によっては遠征費)、スカステ視聴(利用料)、関連書籍に目を通す(書籍代)、などなど元手がかかりがちです。それでも採算度外視で宝塚を楽しみオマケでブログを書いているのが多くの宝塚ブロガーでしょう、もちろん私も。
だけど収益第一主義のブロガーならそうはいきません。ゆえにコタツ記事を量産する事になります。

2)にほんブログ村の人気カテゴリーを狙うのはブログ収益の基本

ブログで収益を得るにあたりいろんなテクニックが紹介されていまして、私もかつて張り切ってあれこれ読んでいました。
で、テクニックには「ランキングサイトで人気のあるカテゴリーを狙う」ってのがあるんです。無料で自分のサイトを多くの読者に紹介してもらえるんですもんね。
ブログ村はおそらく「まずブログ運営を楽しみ、その内容にフィットしたブログ村のカテゴリーにあてはめて欲しい」と考えているのでしょう。しかし実際はブログ村が有名になりすぎて「ブログ村の人気カテゴリーにあてはめて、収益を得るためのブログを運営する」事が珍しくなくなったんです。ブログ村で宝塚は代表的な人気カテゴリーですから、ここに参入してセンセーショナルなタイトルのコタツ記事を紹介しまくればチャンスがあると考えるのは何ら不思議じゃありません。

3)ドメインが宝塚と無関係

ブログは大別して「ブログサービスの利用」「自身でサーバやドメインを契約」の2タイプがあります。前者ですとドメインを自分で設定出来ない事が多いのですが、後者だと間違いなく出来ます。
ゆえに後者タイプの宝塚ブログには「takarazuka」「zuka」といった宝塚の臭いプンプンな単語が練り込まれたドメインが使われている事がほとんどです、私のブログも「ta-takarazuka.com」だし。
ですが「当該ブログ」のドメインにはヅカっぽさが一切ありません。しかもドメインに属性がなく、汎用性がありまくりなんです。
さらに、

4)トップレベルドメインではなくサブドメイン

なんと「当該ブログ」はトップレベルドメインじゃなくサブドメインで運営されているんですよね。
ええっとね、トップレベルとサブの違いは

ta-takarazuka.com(トップレベル)
ta-takarazuka.com/flower/(実在していませんがもしあればflower部分がサブ)

です。私のブログの場合トップレベルドメインがあまりに宝塚なので汎用性が低い(っていうかほぼない)けれど、万能な単語を使ったトップレベルドメインを使っていたら

(万能な単語).com/takarazuka/
(万能な単語).com/restaurant/
(万能な単語).com/zoo/

などなど、サブドメイン次第でいろんなカテゴリーのブログを運営出来ます。
さらに「当該ブログ」はこのサブドメインすら万能すぎる単語なんですよ。どんなカテゴリーのブログにも使えるような。
というわけで「当該ブログ」はカテゴリーに拘らず収益を得るために運営されているっぽいんですよね。
さらに突っ込むと、
管理人はだいぶ前から複数のサブドメインで複数の(カテゴリーの違う)ブログを運営しているんじゃないか
と推測しました。
どうもこの推測は当たっているような気がします。というのも、

5)ドメイン取得が5年以上も昔だしテーマも古い

「当該ブログ」のトップレベルドメインは5年以上も前に取得されているんです。ドメインをキープするにもお金がかかりますから、維持費以上の収益を得ているからこそ更新を続けるのが自然じゃないかと。
しかも使っている(Wordpress運営用の)テーマが「をを!」と声を上げてしまったほどの懐かしのテーマで、私がブログ運営を始めた2019年にすでに新規でチャレンジするブロガーは選ばない状態になっていました。
テーマを新しいものに変えないのは懐かしのテーマを使い慣れているとか、抱えている記事が多いためテーマを変えるリスクが怖いとか、そんな理由があるような気がします。
よって、「当該ブログ」管理人は相当年数ブログ運営を続けており、それなりに収益を得ていると思われます。あくまで推測ですけど。

6)アドセンスにはだいぶ以前に合格したのでは

私の環境では「当該ブログ」は記事の行数より広告の幅が広いです。
でね、ブログ全体の特徴として、この内容では現在のアドセンス審査に通らないでしょう。私はGoogle AdSense のヘルプコミュニティを適宜チェックしているのですが、ここの「サイトの承認」を読むと審査は厳しさを増す一方だと感じずにはいられません。
また、現在のグーグル様はトップレベルドメインでの運営をほぼ必須にしています。その上でサブドメインも運営し収益を得るのはOKなんですよね。しかし「当該ブログ」はトップレベルドメインを一切運営せずサブドメインだけ運営しています。
って事は相当前の、申請するとほぼ合格していた時代にトップレベルドメインとサブドメインでアドセンスを始めて、やがてサブドメインだけでの運営に切り替えたような気がします。あくまで勝手な推測ですよ。

7)同じサブドメインで他カテゴリーの記事をアップした痕跡

余談ですが「当該ブログ」は最初は宝塚じゃないカテゴリーでスタートを切っていました。すでにその記事は削除されていますがその痕跡を得ました。
ホンマに勝手な推測ですが、他カテゴリーでスタートしたもののビュー数(=収益)がふるわなかったので宝塚に乗り換えたのかもしれません。

・・・

以上、3000字超えで述べまくってみました。
「当該ブログ」管理人はそれなりの年数をかけて継続的にブログ収益を得るテクニックを磨いており、成功しているように感じます。
最後にもう一度強く述べておきますが私は「当該ブログ」管理人に敬意を払っています。

コメント

  1. かほ より:

    たー様、こんばんは。
    このタイミングでこの記事…やっぱりすげぇ…と思いました。

    特にその手の(?)ブログは、先月の騒動が起きてからより活発になっているように見受けられます。
    かといって別に犯罪でも何でもないんですけどね。
    ただ、宝塚にかなり思い入れのあるファン&たー様のような、良質なブログのファンである身からすると、ちょっとね…と思ってしまうのも事実です。

    たー様が書かれている通り、本当にその対象に愛情を持っていて活動していると、どうしても労力や出費が増えます。
    自分の話になってしまうのですが、私はとある副業をやっております。完全歩合の個人プレーなやつです。
    ブログではないのですが、やはりそこも収益第一の人と、そうではない人がおり。
    収益第一の人たちも努力をしているし、決して犯罪者でないことはわかっていますが、過度な収益の追及によってお客様、プラットフォームに関わる他のプレーヤーにしわ寄せが行っているのが現状です。だから好きになれない。

    私もどちらかといえば、プライドも大事にしたいタイプです。社会貢献性というか。
    ですので、ユーザーの射幸心を煽ったり、期待させて引っ張ったりは極力しないように。
    かといって収益は捨てないように…というバランスに、かなり気を配っております。

    何が言いたいかって、人や物とのかかわり方って、その人のモラルが出ますよね。
    たー様のブログは、コメントを書いてないだけの隠れファンがめちゃくちゃ多いんだろうなぁ…と思います。

    • 関西の、たー 関西の、たー より:

      かほさん、こんばんは。
      そーですかそーですか、やっぱりすげぇですか私~、きゃっほー!まぁその確かに、心の中にしまったままでも良い事かもしれませんね。

      はい、そーなんです、かの騒動を気にこの手のブログが急増した気がします。そしてそう、犯罪でも何でもないんです。
      ゴシップ誌にしたって宝塚への愛は微塵もないのにここぞとばかりに便乗していますしね、普段は宝塚に接していないブロガーが参入を試みたっておかしくないです。
      愛がなく収益を念頭にしている事は記事からビシバシ伝わってきます。

      そう、ホンマに好きな事なら労力や出費が伴いますよね。それゆえに得た経験を私は記事にしているわけで。
      かほさんは個人プレーの副業をしているんですね。個人プレーでありながらも他の同業者の様子が垣間見えるのはストレスですよね。
      なんていうかなぁ、こうゆうのは真面目な人や思いやりがある人がソンをするんですよ。

      自分がプライドを大切にしていると、プライドを放り出して好き放題している人にカチムカになる時も出てきます。
      だけど自分も好きでプライドを重視しているんだし、好き放題している人からするとプライド重視派はうっとおしいかもしれません。
      それぞれお互いを理解する必要なんてないんですから、それぞれのやり方で良いんですよ。

      私の口癖になっていますが「行動には理由がある」んです。
      ご褒美を得られるから続けられるんですよ。で、ご褒美にも「端的なご褒美」と「高尚なご褒美」があります。端的なご褒美は金銭とかご馳走とかで、高尚なご褒美はプライドなどの満足感ですね。
      どちらを重視するかは人それぞれです。ほとんどの人が端的なご褒美と高尚なご褒美をバランス良く得るように心がけていると私は思っていますが、どちらかのご褒美のみ追求したって良いんじゃないかと。

      確かに文章にはモラルがにじみ出ますね。
      私は今後も自分のモラルでブログ運営を続けますし、その結果として「表」ではなく「隠れ」のファンが多いのだとしたらそれでオッケーです。

      いつもありがとうございます。
      今後もどうぞよろしくお願いいたします。

  2. かなえ より:

    興味深い話題提供ありがとうございます。

    私は、たー様のおっしゃるブログ、3〜4位同じ管理人が管理しているのかなと思っていました。
    前からあったらブログに新たに追加したような。
    管理人の名前も、ブログランキングの住人を借りてきている感があります。(私の感想です)
    文体も似せているというかよせているというか。

    宝塚の分野もお金になるんですね。
    世の中、いろんな方がおられるのですね。

    たー様はランキング上位なのに、コメント欄開放されて誠実にお返事くださり、ありがたいと思うと同時に対応するのに困る事もあるのではと思います。

    • 関西の、たー 関西の、たー より:

      かなえさん、申し訳ないんですが当該ブログについては触れないでおきますね。
      ブログ全般の話としては、そう、宝塚をターゲットにすると収益ゲットのチャンスがあります。宝塚ブログひとつでは金額は決して大きくなりません、それでもブログ村の人気カテゴリーで上位ランキング入りするブログを10ほども運営していればまとまった金額になるかと。

      そう、いろんな人がいます。
      実際に観劇せず煽りタイトルだけで宝塚ブロガーを続けるのは難しいように私は思うんですがどうなるでしょうね。

      ブログ村に登録している以上、ランキングはやはり気になります。しかし順位にこだわるとプライドと本心の葛藤が激しくなるのでマイペースであり続ける事を優先しています。
      あと運営にあたり記事よりもコメントを大切にしているつもりです、時々記事のアップに夢中になりコメントを見落とす事があるので説得力ないんですけどね。
      この「大切にしている」ってのは「すべてのコメントに生真面目な対応をする」って意味ではありません。「届いたコメントの内容に見合った対応をする」って意味です。
      届いたコメントによってスルーする事もあれば塩対応な返事を付ける事もあります。
      かつての私は対応に困った事がありました、相手をする価値のないコメントにも真面目に向き合っていましたから。今はそれをやめたので困る事はなくなりました。

      いつもありがとうございます。
      今後もどうぞよろしくお願いいたします。

  3. 福岡のミホ より:

    たーさま

    こんにちは。
    今回の記事、とても納得です。
    たーさまの当該ブログと私が「なんじゃこのペラペラは。二度と開かないわ〜」と感じたブログが同じかどうかはわかりませんが。

    なるほど、収益目当てなんですね。
    スッキリいたしました。

    • 関西の、たー 関西の、たー より:

      福岡のミホさん、はい、同じかはわからないですね。すみませんが特定につながりかねないコメントは控えておきます。
      ただし「収益目当て」は言い切っちゃいますねw

      ブログ村の人気カテゴリーであれ宝塚はハードルが高いはずなんです、宝塚への愛がないと読者が付かないから。だけどあの事があって注目度がアップし、宝塚ブログにチャレンジする宝塚に愛のないブロガーが増えたような気がします。タイトルだけ羅列するブログ村の特徴を活かすべくとにかくタイトルがキツいんですよね、おそらくいろんなカテゴリーで似たような事をしているでしょう。

      この手のブロガーが宝塚カテゴリーに残り続けるのか淘汰されるのか、それは私達宝塚ファン次第です。

      いつもありがとうございます。
      今後もどうぞよろしくお願いいたします。

  4. どさんこ より:

    たー様、こんばんは。
    いつもたー様の記事を楽しみにしております。

    たー様がこの度書いてくださった記事はまさに今、私が疑問に思いモヤモヤしてたことの答えそのものです!いきなりブログが出てきたと思って過去記事を遡ってみたら、宝塚とは無縁の記事ばかり…、これはどういうことだろ?と考えていたのです。
    ありがとうございます。

    本当はもっとたくさん書きたいのですが、文章が出てきません。思った事をきちんとした文章にするのはとても難しいですね。
    いつも読みやすく、分かりやすく、書いておられるたー様を尊敬します。

    これからも記事を楽しみにしています。私もたー様の「常連」でいます!

    • 関西の、たー 関西の、たー より:

      どさんこさん、お初コメント(ですよね?)をありがとうございます。

      いろんな人がいますし、行動には理由があります。ど素人の一般人でもブログで収益を得られるようになったんですから、それを最優先するブロガーが出てくるのは避けられません。

      特定につながる事は避けたいんですが私の感覚をちょろっと述べてみますと、
      ・(記事に書いたように)ドメインに特徴がない
      ・ニックネームに特徴がない(検索しても特定出来ない)
      ・画像を使わない(ようは手抜き)
      といったナイナイ尽くしのブログ・ブロガーには気をつける方が良いかもしれません。

      面と向かって話し合っても7割も伝わらないそうですから、文章だとさらに伝わりにくくなりますよね。それでも文章にして披露する事が大切だと私は思っています。
      自分の文章を披露するって本意が伝わらないリスクがあるばかりか、誤字脱字、計算ミスに名前ミスといった恥ずかしい経験を繰り返す事になるんですよね。それでも経験を重ねていくうちに洗練されていくと私は信じています。深刻な誤りがあっても真面目さと素直ささえ伝われば助けてくれる読者さんがいるとも信じていますし、実際そういった経験を私は繰り返しています。

      私のブログの常連でいてくださりありがとうございます。
      この度はコメントをありがとうございました。
      今後もどうぞよろしくお願いいたします。

  5. 名無し より:

    鋭い考察ですね。
    5個ほどあるという噂ですよ。

    • 関西の、たー 関西の、たー より:

      あら、そうなんですね。って事はいつか宝塚カテゴリーから撤退し他に乗り換えるかもしれませんね。生観劇や円盤購入といった投資をせず、そして何より宝塚に愛憎入り交じる感情を込める事なく、煽りタイトルのスカスカ記事だけな宝塚ブログを収益源にし続ける事は難しいと私は思っています。

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