夫とセディナ貸切公演に行ってきました。
事前に送られてきたチケットは、いつもどおりのシンプルなもの・・・宝塚友の会で購入すれば来場者3000万人突破記念のピクチャーチケットだったのになぁ。
夫はチケットがどんな状態かは全く気にせず、BB席の激安(2,000円)ぶりにご満悦。「こことひとつ前の列で1,500円も違うんやろ?すごい得やんな!」って。
もうね、夫婦そろって貧乏臭さがプ~ンプンw
お得な席でさぞ楽しい観劇になるかと思いきや・・・お芝居「柳生忍法帖」が終わった後の夫の表情は今ひとつ冴えない感じでした。
なんかムスッとした感じでね、会話禁止だとはわかっていましたが思わず「どしたん?」と聞いてしまいましたよ。そしたら「後で言うわ」って。
ショーが終わった後の夫は機嫌良くなり、大劇場を出るやいなや、あれこれ話しだしました。
「芝居の舞空瞳のあの役、なんやねん!せっかく歌がうまい子やのに歌が少なすぎるわ!」
「見た目にしても、しょうふみたいやないか!」
「出番が少なすぎやで!最後に出てきたのは帳尻合わせか?」
と、どうにも、大好きな舞空さんがお芝居で活かされてないように感じたようです。しまいには
「トップがやる役じゃないで!」
とまで言ってました。
夫とはロミジュリも、これまたセディナ貸切のBB席で観たのですが、この時に舞空さんを超ベタ褒めしていたんですね。
「ジュリエットの子すごいなぁ。かわいい、かわいい、ホンマにかわいい。しかもあんなにかわいいのに、歌もすっごくうまくって。ええ子やわ~!名前、なんて言うの?」
な感じで。そして名前を覚えたんです。
また、この時にもうひとりの瞳さんも覚えました。そう、有沙瞳さんです。
「なんや、池田泉州銀行の子、美人やのに歌うまいなぁ。あんな格好をさせられて気の毒やな」
と、乳母スタイルこそ気に入らなかったようですが、夫が有沙さんをしっかり認識したロミジュリ観劇となりました。
今回の観劇で乳母とは違う有沙さんを見るのが楽しみだったようです。なので
「有沙瞳は坊主のままやったなぁ。せっかくの美人やのに。歌もないし、出番が少なすぎるわ!」
とかなり残念がっていました。正確には坊主じゃなく、尼僧姿だったんですけどね。
夫の辛口評価はその後も続きまして、
「おい、愛月ひかるは退団するんやろ?今、ナンバー2なんやろ?なのに何で、瀬央ゆりあより先に死ぬんや。いただけないなぁ」
なんて事も言ってましたね。
私としては指摘の内容そのものより、夫が愛月さんや瀬央さんの名前まで覚えていたのが驚きでした。ついこないだまで男役は「あいつ」「そいつ」、娘役は「あの子」など代名詞で呼んでいたので。娘や私からちょくちょく情報を得るうちに一気に開花したのかな?
ショーは「普通に良かった」との事(なので機嫌が回復した)。
ひととおり夫の感想を聞いた後、私は「お芝居がイマイチで残念だったね」と伝えました。すると
「まぁ、礼真琴の歌は相変わらず良かったけどな」
って。
「礼真琴はモンスターやなぁ、うますぎるわ。明日海りおが一番だと思っていたけど、礼真琴の方が安定しているな」
「見た目や芝居などひっくるめた総合力だとやっぱり明日海りおかな、でも礼真琴もいい勝負やで」
と持論を展開していました。
夫はスポーツ、中でも野球がものすごく好きで、中継を観ては
「ここは絶対に代打を出さなアカン!」
「(選手名)、こいつは(球団名)時代に~な事があって、その時の監督は(監督名)で~」
と、試合や選手、監督についてあれこれ語るのが好きなんですよね。
宝塚についてはこういった事をしない人でしたが、今後公演やジェンヌさん、脚本家についてあれこれ語るようになるかも~
以上、夫の感想をサクッとお伝えしてみました。

夫に「私の双眼鏡、貸したろか?」と言ったのですが断られちゃった。

いっぺん、視野の違いを感じて欲しかったんだけどな。
夫いわく「俺ので充分に見えている。1万も高くて、しかもそんなに大きくて重たい双眼鏡なんかムダやわ」だって。
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