私は「嫌な事からは逃げる主義」でして、
6月に阪急友の会から夏のご招待が届いてもずっと放置していたんです。
休会したので私にとって最後のご招待になるんですが（そのあたりを書いた記事はこちら）、舞台チケットに応募するわけでもなく、飲食に利用するわけでもなく。
もうとことん嫌気がさしていましたし逃げたかったんですよ、この会からも、この会に過度な期待をして身の丈に合わぬチャレンジをした自分からも。
ですがいざ有効期限である9月末が迫ると
「やっぱり使おう」
な気持ちになりご招待券を財布に入れました。使わないまま権利放棄しても良いような気がしていたけれど本気でそう思うならシュレッダーにでもかけておきゃ良かったんですから、自分なりに使うタイミングを待っていたのかもしれません。
もう舞台のご招待は無理で（応募締め切りを過ぎていた）、残されたのは飲食のご招待のみ。複数のお店から選べるけれど私は迷う事なく
「英國屋」のワッフルセットに狙いを定めました。
だって、飲食のご招待は通常ご招待券1枚につき1人ぶんなのに、英國屋だけは2人ぶんいただけるんですもん。一番オトクだと思いまして。
本当なら夫と行きたかったなぁ。阪急友の会への毎月5,000円の積立金を払ってくれたのは夫なんですから、せめてもの罪滅ぼしをしたかった。
ですが単身赴任中の夫とのスケジュール調整は難しかったのでソロ活する事にしました。
英國屋は主に近畿地方でチェーン展開している喫茶店です。私が子どもの頃からありまして、当時喫茶店チェーンの最高峰だった「珈琲の青山」の次くらいに英國屋は高級な存在でした。私は貧乏だった子ども時代のリベンジをするのが大好きなので社会人になってから珈琲の青山にも英國屋にも何度か行きましたよ。結婚後はとんとご縁がないままでしたが、いつの間にか珈琲の青山はなくなってしまいました。
この度向かったのは阪急グランドビル内の英國屋。このビルにはキャトルレーヴ梅田も入っていまして、
ご覧の通り、飲食店フロアにポツンとキャトルレーヴがあるんですよ～
キャトルレーヴは29階、英國屋は30階です。
英國屋の外観はこんな感じ。ワッフルの掲示がありましたが、
手書きで価格訂正されていたのが気になりました。ワッフルセットはプレーンだと1,260円、デコがあると1,660円なんですね。
中に入るとそこそこお客さんがいましたが、「お好きな席へどうぞ」との事だったので紫外線がキツそうな窓際のカウンターを避けて2人用テーブルに腰掛けました。
注文を取りに来たのは若い男性スタッフさん。左手でボールペンを使っていたのでサウスポーなのでしょう。サウスポーくんに夏のご招待券を見せて「使えますか？」と確認したところオッケーだったのでマロンとバナナのチョコレートワッフルにしました。
オーダーの時点で招待券を渡すシステムになっていまして、しばらくするとサウスポーくんが
招待補助券を持ってきてくれました。
その後待つ事3分ほどでしょうか、
ワッフルとコーヒーが同時に到着。
シャレた柄やな、ブランド物かな・・・かといって底を覗き込むわけにもいかないので
自撮りモードで撮影してみたらウェッジウッドでした。ウィキによると1759年にイギリスで創業されたものの2009年に経営破綻し、その後はロイヤルドルトンやロイヤルアルバートといった有名英国陶磁器ブランドとともに「WWRDグループホールディングス」なる会社の一員になったらしいです。もともとはライバル同士でお互いしのぎを削っていたブランドが仲間になったわけで、阪急電鉄と阪神電鉄が阪急阪神ホールディングスになったようなもんですね。
味は極めて普通でした。
ワッフルってイーストを使うタイプと膨張剤を使うタイプがあるんですが英國屋のは典型的な後者ですね。香りからしてベーキングパウダーだけでなく重曹も使っているはずです。味わいとしてはそうですね、回転焼きやたい焼きの皮に似ていると思います。
ようは普通なんですよ。焼き立てでもないし、これでセット1,660円は高いなぁ。Wi-Fiや電源があるわけでもないしね。
なんて思っていたら隣のテーブルのお客さんが去ったので何となく顔を向けると
あら？おかわり1杯タダなん？
サウスポーくんが通りかかったので確認したら招待券を使った私でもオッケーとの事でありがたくおかわりをいただく事に。
あー、良かった。私がいたテーブルにはこの案内がなかったのでもらわないまま帰るところだった。ふふ、一度はご招待の権利を放棄しようとすら思っていた私ですがやっぱり性根がドケチです。
おかわりのコーヒーと一緒に渡された伝票に夏のご招待券が挟まれていました。
もう私のもとにご招待券が届く事はないのですし最後にじっくり眺めておきました。6月の記事では「この先どうするかわからない」と再び阪急友の会に入る可能性がある事をほのめかしていたけれど、今の私は「再入会はない」の心境です。
食後はレジにいた（サウスポーくんではない）男の子に伝票を渡して「ごちそうさまでした」と伝えて終わり。この男の子はホールにも出ていましたが、長い髪をかろうじて後ろにまとめていたもののボッサボサ。しかもベストがパツパツでお腹が飛び出ていました。やっぱ見た目って大切です、男の子の長髪や太身は構わないけれど喫茶店のホールをやるからには髪をキッチリまとめて欲しいしお腹をすっぽり覆うベストを着て欲しい。私がいたテーブルを担当したのが短髪で細身なサウスポーくんで良かったです。
英國屋を出た後はエスカレーターで29階に降りて
キャトルレーヴに寄ってみました。長い間閉鎖されっぱなしだったドアが開いており嬉しかったです。
補助券は別の英國屋で使うつもりでしたがまた阪急グランドビルにおじゃましても良いかな。出来れば夜に来て、カウンターで夜景を楽しみたいです。
私にとっては絶縁寸前の阪急友の会ですが、ご招待の内容にご興味がある方は
阪急友の会公式サイトの会報誌のページ
にどうぞ。
コメント
英国屋だと17番街のお店を利用しています。しれっとモーニング無くなり悲しいです。
梅田でもしもお手洗いをお借りしたいならこちらのビルの物は宝塚大劇場のように洗面所に加えてお化粧直し専用の場所がありますよ。いらないかもの情報でした。
おかちゃんさんは17番街の英國屋を利用しているんですね。あら、以前はモーニングがあったのになくなっちゃったんですか～。
とはいえいっぺん行ってみたいです。お手洗いがゆったりしているのは嬉しいですね。もっとも私、化粧は眉毛だけなんですけどｗ
32番街の英國屋は23時まで営業しているのに17番街の英國屋は20時までのようですね。って事は大劇場でのソワレ後だと難しいかな。
いつもありがとうございます。
今後もどうぞよろしくお願いいたします。
こんにちは。
実は私、テーブルウエア関係が昔大好きで、今はそれほどではなく自分が所有しているわけでもないのですが、ウエッジウッドの話題でコメントさせていただきます。
以前宙組のシャーロック・ホームズの舞台の時、ロンドンの下宿屋の室内の小道具、カップアンドソーサーがウエッジウッドのフロレンタインターコイズだったみたいなんです。
多分配信か映画館で見ていたのですが、あっと思いました。
宝塚歌劇団って、小道具にもお金かかっているんだなと妙に感心したことを、覚えています。
「愛するには短すぎる」を配信視聴しました。
彩風さんと朝美さんが衣装がよくお似合いで、ラルフ・ローレンの広告のモデルさんみたいと思いながら見てました。
特に彩風さんが、スタイルがよいので目の保養になりました。
全国ツアーで宝塚歌劇をはじめて見る演目としてふさわしい作品だと思いました。
夢白あやさんが美しくて、うっとりでした。
かなえさん、こんにちは
かなえさんは昔、テーブルウェアが大好きだったんですね。今はそれほどでもないとの事ですが、宙組シャーロックホームズの観劇で「昔取った杵柄」なチェックが入ったんですね。私も今は釣りをしませんが以前は好きだったので、高そうな釣り竿はなんとなくわかりますｗ
フロレンタインターコイズ、おしゃれですね。
宝塚は衣装や装置の豪華さが目立ちますが小道具だってお金をかけていますよね。目利き出来る人がたくさんいるんでしょう。
「愛するには短すぎる」の感想をありがとうございます。
彩風さんだけでなく朝美さんもかなり注目されていたようですね。
はい、彩風さんはプロポーション抜群ですよねぇ。私が一番好きなのはやっぱ、オデッセイでのダルマです。今のところブロマイドを買ったのはこの写真だけですし。
ビジュアルって大切ですよね。
トップ夫妻も男役2番手も美しく、さらに全ツ向けストーリーだったんですね。
私は「生なら観たかったけれど配信なら観ない」とワガママぶっこいてしまい後悔しています。
いつもありがとうございます。
今後もどうぞよろしくお願いいたします。