「双曲線上のカルテ」感想、良い点も悪い点も

その他の宝塚

まだまだ暑いけれど、

撮影した画像を見直すと空にほんのり秋っぽさがあるかも?
この度はエスカレーターで地下に降りシアター・ドラマシティに向かいました。和希そらさんの2度目の東上主演作品である「双曲線上のカルテ」を観劇するために。

改札に向かって右側が「ファンクラブコーナー」になっていまして、「和希そら」「SORA CLUB」の案内を掲げた人が何人もいました。
でね、「縣千」「夏美よう」の案内を掲げている人もいたんです。
私は思いました。
「あれ?あがちゃんは休演してるはずじゃあ・・・ま、本物のファンってのは推しが不在でも観に行くんやろ」
って。
なので気にせず改札に向かったところ

携帯の電源を切るよう、お願いの案内がありました。
紙でも案内が配られて、さらに館内放送でも何度も繰り返していました。なんでも災害訓練のメールが一斉送信されるそうで、マナーモードじゃだめ、必ず電源を切るようにと、そりゃあもう入念な案内で。
私は思いました。
「ここまでしつこく案内すりゃあ大丈夫やろ」
って。

結果はラッキーとアンラッキー、どちらもありました。
開演早々出てきたのはなんと、縣さんだったんですよ。後列末席ではありましたが双眼鏡を使っていますし、代役の眞ノ宮るいさんではないとすぐにわかりました。後で確認したらなんと、私が観た公演から縣さんが復活したそうで。
これはラッキーでした~、何をラッキーと思ったかは後述します。

で、アンラッキーだったのはそう・・・
ピロピロリ~♪
ピロピロリ~♪
シリアスな舞台に集中しているさなかの、災害訓練メールの着信音。
あれほどにもしつこく案内があったのに携帯の電源を切っていないアホがいたんです。それも4人はいましたね。シアター・ドラマシティの座席数は898席だそうですから約5%0.5%(9月3日追記 計算を間違っていた事をお詫びしますとともに、コメントでのご指摘に心より感謝いたします)ですよ、宝塚ファンの5%0.5%は日本人でありながら日本語を読めず聞き取れないと証明してしまいました。実際、大劇場でもどれほどに「前かがみにならないで」「帽子をとって」といった案内があっても守れない人が5%0.5%くらいいそうです。

さて、
ぼちぼち公演そのものの感想を述べましょうか。ネタバレたっぷりなのでお気をつけください。

まずは良いところから。
なんといっても「きっちりしたフィナーレ」があったのが良かった。和希さんの最初の東上「心中・恋の大和路」が辛気臭いラストのまま幕を閉じたので(感想はこちら)、この度の宝塚らしいフィナーレはホンマありがたかったです。
ヒロインの華純沙那さんも良かった。ほどよく可愛らしく技術力もある方で、この「ほどよく」が大切ですね、あくまで男役を立てるのであり男役を食うほどに目立ちはしない事が。かなり小柄っぽいのも和希さんの相手役として申し分ないでしょう。

あと私にとっては、縣さんが復活してくれたのも本当に良かった。とにかくビジュアルが良かったですから。演じるキャラはカタブツで面白みがないしテンプレっぽさもあります、だけど縣さんのあの顔とプロポーションなら楽しめるんですよ。ホンマ「舞台の男(役)は、大きいイケメンが正義」です。
縣さんの休演中に代役を務めた眞ノ宮さんは本来の看護師役で出演していましたが、すごくメイクが濃いのが気になりました。プログラムでも濃いアイメイク姿の写真が載っていますが舞台ではさらに濃厚で、小さく華奢な身体とのバランスが取れていなかったように思います。眞ノ宮さんの方が技術面、特に歌唱は縣さんよりずっと良いでしょう。それでも私は縣さんの復活が嬉しかったです、まさに「眼福」でしたから。
ちなみに縣さんの歌は相変わらずドヘタで、歌ウマな和希さんとのハモリは破綻していました。

歌ヘタな路線男役、として縣さんと双璧な(と私は思っている)咲城けいさんも出演しているんですが、ソロ歌唱はひとつもなかったですね。これも良かったんちゃいます?

ここから悪いところに入りましょうか~、ネタバレが本格的になりますからマジで気をつけてください。
咲城さんが出た瞬間、私は「何これ?変な髪型やな」って思ったんですよ。前髪の多くが極細のコテでクルンクルンに巻かれておりどうにも似合っていなかった。夏美ようさんも同じような髪型で、夏美さんには似合っていたんですけどね。
でもこれ・・・意味があったんです。なんと咲城さんは夏美さんの非嫡出子だったんですね。医師であり病院長でもある夏美さんがホステスの希良々うみさんともうけた子で、しかしながら夏美さんは長年知らないままだったんです。

この夏美さんの設定が「婿養子」なんですね。ありがちぃ。
「白い巨塔」の財前五郎と同じなんですよ、優秀な医師だけどお金がないから裕福な医師の娘と結婚したってやつ。で、夏美さんも財前も妻に頭が上がらないからホステスと不倫して憂さ晴らししちゃう。
でもって和希さんが死の病を患っているのもまんま、財前と同じです。経緯は異なりますが最後に死んじゃうのもね。
山崎豊子「白い巨塔」→1963~65年の連載
(双曲線上のカルテの原作である)渡辺淳一「無影灯」→1971~72年の連載
この近さって偶然ですかね?渡辺さんが自分の作品に財前のキャラを借用したくなり、まるまるパクるわけにもいかないからふたりに分散させたのかもしれないと私は思いました。原作を読んでいないので完全に想像なんですけど。

ただ、「白い巨塔」と「双曲線上のカルテ」は「子ども」に関しては決定的に違っています。
財前は子無しのまま絶命しましたが、
(2023年9月7日追記 財前には子どもがふたりいる事をご指摘いただきました。記事を訂正させていただきますとともに、コメントをくださった読者さんに心より感謝申し上げます。)「双曲線上のカルテ」では夏美さんも、そして和希さんも子どもを作っているんです。
夏美さんは本妻との間に娘の野々花ひまりさん、不倫相手との間に息子の咲城さんをもうけます。そして長年別々に生きてきたのに、うまいこと、重病を患った野々花さんの命を咲城さんが骨髄提供をして救います。ちょっとご都合主義的すぎますね。

そして、死の病を患いヤケクソ気味だった和希さんが子どもをもつ経緯はもっとずっとご都合主義です。

いいですか?
物語のシメを盛大にネタバレしますよ、

和希さんは金持ち令嬢の野々花さんには、男女の仲でありながら心を開かずむしろうんざりしていました。だけどピュアな華純さんには本気になるんです。
しかしながら残された時間は少ない。
それで・・・

華純さんを故郷に誘い、
観光がてら故郷にある湖に案内して、
母親に紹介までして、
華純さんに「俺は用事があるから先に帰ってて」なんて言って、
でもってでもって、

湖に身を投げる

んですよ。
飛び込む演技はなく説明だけですけどね。その後「湖底に沈んだ和希そら」を表現したのであろう演出はあります。

はぁ?
これって愛している人にやる事か?
むしろ究極の嫌がらせちゃうか?
華純さんの身になってみぃ、愛する和希さんが案内してくれた、和希さんの故郷にある湖で、和希さんが自死なんかしたら一生トラウマやんかっ!

私はこう思うのですが・・・
お芝居では「ダーイシ的ご都合主義」がまかり通っていました。華純さんはトラウマどころかこの地に住み、和希さんが身を投げた湖の周辺で咲くひまわりを愛で、和希さんとの子どもを育てているんです。

以上、私にとっての「悪いところ」でした。
とはいえ極端に不幸な人はいない終わり方でしたし、その後ただちに素敵なフィナーレに突入するので文句のある観客は少ない気がします。

私としては、大好きな和希さんがせっかく2度も東上主演したのにいずれも和希さんが死んで終わっているのが寂しかったです。あとやはり、抜群の歌唱力と私にとって200%好みなお顔立ちな和希さんではあれ、男役としてはどうにも小柄だと思わずにいられませんでした。

コメント

  1. 雪見だいふく より:

    眞ノ宮るいくんの代役素晴らしかったです。ビジュアルも黒髪でメイクも薄めで堅物なランベルト先生に合ってました。本役に戻ったらいつもの眞ノ宮るいくんでしたね。
    縣くん。正直ビジュアルもいつもの縣くんでランベルト先生かと言われたらオリジナル感もなく、お芝居、歌共に残念でした。
    東京までに成長してくれてる事を期待しています。

    • 関西の、たー 関西の、たー より:

      雪見だいふくさん、世の中は不平等です。縣千さんは歌ヘタで大根だけどとにかく華やかなので「いてくれるだけで良い」となる。少し前の話ですが、歌ヘタで大根だけど超絶美人な娘役はあっという間に宝塚を去り玉の輿に乗りました。
      やっぱ人は見た目が重要なんですよ。

      あとはご縁ですね。もし私が見た公演でも眞ノ宮さんがランベルトを演じていたら、眞ノ宮さんへの気持ちが変わっていたかもしれません。だけど実際は私の観た公演から縣さんが復帰していましたし、私は縣さんのビジュアルに魅了されたんです。

      公演の場が東京に移っても縣さんの歌や演技力が劇的に良くなる事はまずないでしょう。それでも縣さんは東京でもあのビジュアルで多くの観客を魅了するでしょう。

  2. アスター より:

    いつも楽しく拝読しています。
    和希そらくんの公演、やっと当選して先日生観劇してきたばかりです。私の観劇日は眞ノ宮るいくんだったのですが、『歌劇』の絵と文コーナーで、面白い文章を書く人だなあと、注目していたので今回初めてその演技など観ましたが、フェルナンド先生の物真似シーンでは結構な笑いを取っており、真面目な人間性との対比などもよく出ており、良かったと思います。

    たー様のこちらの記事で縣くん復帰を知りました。なので、急遽今日のライブ配信を見ることにしました。情報ありがとうございます。

    開演中のメール音は本当に迷惑ですよね。ただ一つ気になるのですが、その時は満席でしたでしょうか。満席なら
    5%ではなくて0.5%ではないでしょうか。細かいことで申し訳ありません。

    • 関西の、たー 関西の、たー より:

      アスターさん、この度はコメント及びご指摘をありがとうございます。先程記事を訂正しましたので確認いただけると幸いです。はい、バウホールはパツパツに満席でして、メール音を出していた人の割合は約0.5%が正しいです。

      アスターさんも生観劇して、その際は眞ノ宮さんのランベルトだったんですね。私が観た縣さんのランベルトはビジュアル以外に良かった点を思い出せないので眞ノ宮さんのランベルトも観たかったです。
      ちなみに眞ノ宮さんはランベルトをしている時でもオペダンサーをやっていましたか?和希さんがチェーザレ(桜路さん)を手術する際、いかにもトートのようなビジュアルで登場するダンサーです。

      アスターさんは今日の配信を観る事にしたんですね。縣さんのランベルトについて感想をいただけると幸いです。

      こちらこそこの度はありがとうございました。心より感謝申し上げます。
      今後もご指摘などいただけると嬉しいです、私は真っ当なご意見やご指摘にはキッチリ対応しているつもりです。
      今後もどうぞよろしくお願いいたします。

      • アスター より:

        関西の、たー様

        先ほどは失礼しました。早速に訂正してくださり恐縮しております。重箱の隅をつつくようで、とても迷った上でコメントさせて頂いたのですが、対応してくださりありがとうございます。
        やはり、『非常識な宝塚ファン』の数は極力少ない方がいいですね。今後はゼロを目指しましょう。

        今日のライブ配信、感動ものでした。夢千鳥あたりから和希そらくんが気にはなっていたのですが、今日の配信でどうも私は和希そらくんに堕ちてしまったようです。何といっても、そらくんご自身の『眼』がとても綺麗なのです。それにメイクだの照明だのが加わるものですから、もうノックアウトですよ。
        お訊ねの縣くんは、(ああ〜、こういうお医者さん、いるなあ〜)と思うほどのハマりようだったと思います。

        また、オペダンサーですが、うろ覚えなので間違ってたらごめんなさい。
        そもそもの手術台シーンの振り付けが違うような気がしたのですが…
        今日の配信では手術台からトート閣下が出てきてびっくりしました。私が見たトート閣下はどこから出てきたのか、覚えていないのですが、ダンサーの方は眞ノ宮るいくんではなかった気がします。
        記憶違いかもしれません。
        あやふやですみません。

        • 関西の、たー 関西の、たー より:

          アスターさん、訂正した記事を確認してくださりありがとうございます。重箱の隅じゃないです、伊達巻くらいには目立つ、あってはならないミスでした。
          「常識・非常識」は人それぞれなので私はこの言葉を使う事を避けているんですが、あれほどにシアター・ドラマシティが「電源をオフに」とお願いしているのに無視した人達はシアター・ドラマシティやあの場にいた他の観客にとって非常識と言っても良いでしょう。
          ただ私は、非常識ゼロを目指したいと思っていません。他人に働きかけるのは面倒ですからね。他人の非常識な振る舞いを見て自分がそうならないように気をつけるまでです。

          「双曲線上のカルテ」ライブ配信の感想をありがとうございます。
          和希さん素敵ですよね。私も和希さんの顔が大好きなんです。目ヂカラがありますし、あの細さがたまらない。厚めな唇とのバランスも丁度よいし。そして映像だと和希さんの良さ感じやすいと思います。やはり生の舞台ではどうしても小さく見えてしまうし、椅子に腰掛けた時に見える靴のかかとの高さに驚いてしまうんです。

          縣さんの役は育ちが良く、それゆえ真面目だけど融通が利かない医師でしたね。はい、似たようなタイプがあちこちにいそう。縣さんは演技力控えめですがそれゆえあのキャラがフィットしていたように思います。生で拝んだ私としてはとにっかくビジュアルが良かったですね、ボンボン育ちの医師っぽさがすごくありました。

          代役の間はオペダンサーのシーンもだいぶ違っていたようですね。
          私が観た時も眞ノ宮さんは手術台にいて、シーツを掛けられた状態で怪しくモコモコ動いていた後にガバーッ!と立ち上がっていました。様子はまさに「トート閣下&トートダンサーズ」。
          ランベルトとの掛け持ちは厳しいでしょうから眞ノ宮さんが代役の間はダンサーズだけでやっていたのかもしれません。

          一度しか観ていない舞台なんですから記憶違いがあって当然です。アスターさんはリアル生活でも謝る事が多いんじゃないですか?
          コメントには人格が出ています。お詫びが必要ない人ほどしょっちゅう謝り、お詫びが必要な人ほど決して謝らない傾向があるんですよ。
          ここは私のブログなんだから、私を不快にするコメントを寄越す人は私にとって非常識と言っても良いでしょう。
          だけどゼロになる事を願ってはいません。人の振り見て我が振り直せ、なだけです。

          ありがたい事に親切な方が多く、私が盛大な記憶違いや勘違いをしているとたいていコメントで教えてもらえます。
          アスターさんからも今後もご意見やご指摘をいただけると幸いです。
          にしてもこの度の計算ミスは恥ずかしかった、特に今回の記事では他人をアホだと罵っているだけに、自分が小学校レベルの計算が出来ぬアホである事を披露してしまったのがホンマ恥ずかしかった。今後同じミスをしないよう気をつけます。

          この度は本当にありがとうございました。
          今後もどうぞよろしくお願いいたします。

  3. おかちゃん より:

    関東大震災を覚えて大切だなと思う訓練です。
    事前にわかっているからあえてスマホは電源から切るようにと看板で説明して、会場ではアナウンスもおこなわれているのにスマホが鳴りましたか。ありゃりゃ。

    観客のマナーで演じる側のやる気が失せてしまうってのを大々的に告知が必要なのかしら。
    規則を守ってる人には特に悩ましい少数派ですね。
    で、どんな時も完璧は無いのだと言うことの証明ですね。
    ある講談師の公演でやたらとスマホ鳴るとやる気無くなるからねと舞台始まってからも前置きの時間にチクチク説明。講談が始まってから結局終演まで鳴らない。講談師が終演の挨拶の時に、今日は本当に鳴らないからのりにのってしゃべりました。電話が鳴らないお陰で良い舞台になりましたって言うのを聞いた客席もたたえあうように拍手。講談師が言うに前置きで言ってたって本当に鳴らないなんてめったに無いんだからって。
    なんともはや。

    • 関西の、たー 関西の、たー より:

      おかちゃんさん、はい、関東大震災からちょうど100年ですもんね。
      この度の「電源を切ってください」のお知らせは今まで経験した事がないほどに入念でした。マナーモードではダメだと何度もアナウンスがありましたし。
      それでもスマホが鳴ったんです。パーセントの計算を間違えた私がこんな事を言うのもなんですが、ほんま、アホがいるんですね。つまみ出して欲しかった。

      そう、どんな時も完璧はないんですね。ルールを守らない人はどこにでもいます。

      おかちゃんさんは「観客100%がスマホの電源オフ」の公演を体験したんですね。さぞ良い舞台だったんでしょうね。
      私はふたつの体操教室に通っており、うちひとつの教室の先生がとにかく「スマホの電源を切ってください」と念押しするんですがそれでも鳴る事が少なくないです。
      しかも持ち主が放置しがちだから悪質ですよ。スマホが鳴っているのに誰もロッカーに向かわず、教室中に実に気まずい空気が流れちゃう。

      ルールを守らない理由は「守ってもメリットがない」もしくは「守らなくてもデメリットがない」からです。
      おかちゃんさんが経験した「客席もたたえあうように拍手」は「守ったらメリットがあった」になりますから、その場にいた方々は今後も電源オフを心がけるようになるかもしれません。
      とはいえ日本は悪い事をした人に甘いですし、ルールを守らない人は増え続けるような気がします。

      いつもありがとうございます。
      今後もどうぞよろしくお願いいたします。

  4. GIN より:

    たーさま「双曲線上のカルテ」のレポありがとうございます。私は青年館公演を観劇予定なので参考になります(^^)  
    この作品、以前に中居正広さんが主演でドラマ化された時も同じ結末だったので原作が発表された当時は「そうゆう結末」が評価された時代なのかな?と勝手に思ってます。

    携帯の電源OFFにしない人は「何で?」と思いますよね。100歩譲って「つい、ウッカリ」という人は中には居るかもしれませんが、観劇された日の様にしつこい位にアナウンスされているのに本当に不思議です。

    私設FCでの取次チケットは、劇団側が「払い戻しする」と発表しない限りはキャンセル不可なのでご贔屓様が休演でも観ると思います。どうしても観劇が叶わない時は代理を探す必要がありますし、代理が見つからない時はキャンセルしても返金されませんしね。
    私が経験した限りでは公演していてもキャンセル可能だったのはコロナが流行し始め、「公演はするけど観劇を希望しない人はチケット代返金しますよ~」と劇団からアナウンスがあった時だけです。

    今日は神奈川県民ホールで雪組の全ツーを観劇してきました。
    3階席だったので見下ろす感じでしたが、それでも客席降りは見る事が出来ました。やっぱり客席降り・客席出は良いですね\(^o^)/

    • 関西の、たー 関西の、たー より:

      GINさん、青年館で「双曲線上のカルテ」を観る予定なんですね。是非感想をお聞かせください。
      以前も中居さん主演でドラマ化された事を教えてくれていましたね、申し訳ない事にすっかり忘れていました。砂の器にせよ、中居さんはシリアスなドラマにも挑戦していたんですね。

      私にとってあの結末はイマイチですよぉ。どう考えても恋人にキツすぎるから。渡辺淳一さんにせよダーイシにせよ「女は好きな男の子どもを喜んで産み育てる」と思い込みすぎているんちゃいます?全く違うわけではないけれど、子どもの父親が責任持って養育してくれる事が前提です。

      携帯の電源についてはホンマ、呆れちゃいました。
      これねぇ、「不思議」ではないんですよ。行動には理由があります。どんだけしつこくアナウンスされても電源を切らない事にも理由があるんです。
      例えば・・・電源をオフにしたまま観劇後もオンにするのを忘れてしまい、大事な電話がかかっていた事に気付かず相手に迷惑をかけてしまったとするでしょう?
      こういった経験をすると人によっては電源をオフにするのが嫌になるかもしれません。観劇中に着信音が鳴っても恥ずかしいのは一瞬で、特定されて嘲笑されるわけでもなく、劇場からつまみ出されるわけでもない。それならアナウンスを無視してでも大切な電話に備えたい人もいるでしょう。
      アホがアホな事をするにも理由があるんです。私もアホゆえいろんなウッカリに悩まされていましたが、行動分析でだいぶ防げるようになりました。

      私設FCの取次チケットはやはり、基本的にキャンセルNGなんですね。私設FCじゃなくてもそうですもんね。
      何ヶ月も前にチケットを買わせておいて随分ですよ。チケトレがああも不便なままでは今後も二次流通サイトはなくならないでしょうね。

      今日は神奈川県民ホールで雪全ツを観たんですか~
      昨日配信されていましたがソロ活だったし見合わせました。やっぱ基本的に生がいいです、どんな末席であれ生にしかない感動ってありますから。
      客席降りがあったんですね。はい、今後もどんどんやってもらいたいです。

      いつもありがとうございます。
      今後もどうぞよろしくお願いいたします。

  5. 調和の霊感3の6 より:

    関西の、たーさま

    ご無沙汰しております。
    コメントはほとんど拝読させて頂いていますが当方暑すぎてもう思考停止でぼーっと過ごしております。冷汗

    携帯の電源切らない人結構いますよね。
    私はかなり以前ですが映画見に行った時に2列くらい前の人が上映中、携帯開いてメールか何かをチェックしてるのに遭遇しました。携帯開いたら明るいのなんのって(本人はその明るさに気が付かない?)マジ迷惑、やめてくれー!って思いました。

    双曲線上〜は配信も都合が合わず観られませんでした。

    原作は中居くんのドラマみてから読みました。ドラマは2001年なんですよね。ガンの本人告知がほぼ当たり前になってる時代なので、本人に告知しない昭和の時代、ちょっと時代錯誤あるんじゃないかな?(白い巨塔にしても)と思いつつ、まあ告知せず騙し続ける、患者も駄目だとわかりつつ騙された振りし続けるのもわからなかもなかったですが。

    でもなー、そんな体になっても自分の遺伝子残したいってどうなんだろう?
    確か遺書には妊娠した恋人倫子とお腹の子は婦長に任せばなんとか力になってくれるだろう…と書き残していた様に記憶してます。
    (小説は確か遺書残して死んだところで終わって、ドラマも一応そこで終わっだけど、この後スペシャルで続編があり、明示されてないけど倫子(竹内結子)が5歳くらいの男の子育てながら、主人公の恩師と交流しながら懐古している…という内容で放送していたような?記憶違いならお許しを
    もしかしたら双曲線上〜もそれを意識して華純さんが子どもを育ててる設定にしたのかも。)

    それにしも小説のラスト、婦長に丸投げを読んで、はー?それ無責任やない、なにほざいてる意味不明、身勝手すぎやん?
    こう言った男の身勝手ぽいの押し出してくるのが渡辺淳一ワールドなのか?というわけであんまり好きではありません。(初期の小説「白夜」は医師としての経験とかも書かれていて結構面白かったんですけどね)

    ここからはおまけの戯言です
    ドラマで使用された挿入曲、カバレリア・ルスチカーナ間奏曲、ドラマの悲しい結末を予感させつつ全てを浄化するような美しい旋律が心に沁みます。
    まあこのオペラの内容は自体なんですが。
    うえくみの手掛けたのレポートしてはりましたね。

    マスカーニの間奏曲は秀逸で大好きな曲なのでウォークマンにも入れてます。

    では長々と失礼しました。
    今後もよろしくお願いします。

    • 関西の、たー 関西の、たー より:

      調和の霊感3の6さん、ご無沙汰しております。
      すみません、またやってしまいました。新しい記事をアップする前にコメントチェックするのを忘れてしまったんです。本当に申し訳ないです。

      今動画サイトでカバレリア・ルスチカーナ間奏曲を聴いています、なんかめっちゃ聴いた事ありますよこれ!ホンマすっばらしい旋律ですね。
      中居さん主演のドラマで使われていたんですか~、双曲線上のカルテでは流れていたかなぁ?覚えておらずすみません。

      あら!中居さん主演のドラマでは中居さんが竹内さんの妊娠を知っていて、それでも自死しちゃったんですか~、しかも遺書に子どもの事を書いていたなんて。
      ひどいなぁ、双曲線上のカルテではそのへんあやふやでした。おそらく和希さんは知らなかった事になっているんじゃないかと。

      白い巨塔との違いはやっぱ、作者の性差ちゃいます?山崎豊子は女で、渡辺淳一は男って事。男は女の母性を神格化しがちですから。
      私としては、、、
      死の病を患っているとはいえ出来る限り生き延びるようにストーリー展開して欲しかった。
      「それではドラマチックじゃない」というなら、出来る限り生きると決断していたけれど不慮の事故で、それこそ恋人をかばうような形で死んでしまうとか、そんなのが良かったです。

      渡辺さんの美学的に「男はがんで醜くなっていく姿を周囲の人に晒したくない」なんてのがあったのかもしれませんね。
      とはいえご自身は前立腺がんを患ったそうですが自死なんぞせず最後まで治療して天に召されたんちゃいます?享年80歳ですから長寿だったかと。

      さて、
      携帯の電源を切らない人っていますよね。
      だけどさすがに、観劇中にスマホをチェックする人は私は遭遇した事がありません。
      調和の霊感3の6さんは映画館で遭遇してしまったんですね。本当にお気の毒です。

      はい、、、案外自分では気付かないのでしょう。暗い館内でチェックするスマホがどれほどに明るいかとか、かぶりっぱなしの帽子やアップスタイルの髪型がどれだけ後列に迷惑をかけるかとか。前傾姿勢する人もいなくなりませんね、南座や歌舞伎座の3階席には前傾しまくる人がたくさんいます。前傾すりゃあ花道にいる役者が見えるんだから、劇場の構造にも問題があるんですよね。大劇場の銀橋は横にかかっているから助かります!

      まだまだ暑いけれど、今後雨が降るたびに涼しくなりそうですね。
      酷い台風が来ない事を祈っています。

      いつもありがとうございます。
      この度は記事アップに集中しお返事を後回しにしてしまいすみませんでした。
      今後もどうぞよろしくお願いいたします。

  6. 財前五子 より:

    こんにちは。『双曲線上のカルテ』、ほんとに『白い巨塔』によく似てますね!
    すみません、『白い巨塔』ファンなので一点、財前五郎、子供います、二人。
    長男が一雄で次男が富士雄だったかな。長男が妻に似ておっとり、次男が財前に似てやんちゃで「パパのようなお医者さんになる」と言ってました。パパが亡くなってもおじいちゃんが金持ちだから私立の医大でも行けるだろうなあと思いながら読んでいました。
    (別にコメントとして承認していただかなくてもいいので、お知らせまででした)
    いつも楽しく読ませていただいてます。これからもどんどん思ったことを書いてください。

    • 関西の、たー 関西の、たー より:

      財前五子さん、こんばんは。
      白い巨塔の財前五郎に子どもがふたりいる事を教えてくださりありがとうございます。先程記事を訂正したので確認いただけると幸いです。打ち消し線を入れたので文章がチグハグになってしまいましたがそのままにしています。

      私は適切なご指摘にはただただ感謝しています。この記事ではパーセントの計算方法まで間違えてしまい、ご指摘をいただかなければ他人をアホだと罵る私こそ大アホである事を証明し続けるところでした。
      訂正したところで間違えた事には変わりないけれど、今後同じミスはしないはず。戒めのためにも基本的に過ちは晒し続けています(例外はありますが)。
      今後も記事作成に励みますが似たようなしくじりをやってしまうかもしれません。その際はご指摘いただけると幸いです。

      いつも楽しく読んでくださっているとの事、ありがとうございます。嬉しいです。
      この度はコメントを本当にありがとうございました。
      今後もどうぞよろしくお願いいたします。

  7. かずこ より:

    たー様こんばんは。

    私は最初いつも暑さ寒さを語りますが、先週からかなり過ごしやすくなってますね。
    お彼岸なんで墓まいり行きましたが、まあまあの天気で良かったです。

    実は、いつかこの公演についてコメントしたいと思ってました。
    とはいえ今回の公演はチケットがとれず、配信も予定があり残念ながら拝見出来てません。

    ちょうど私は、2012年の初演をバウで観劇してました。
    当時ファンだったジェンヌさんが出演されてて、再演の知らせには懐かしかったです。

    ただし、内容は原作者と演出家のご都合主義が満載で、正直1回で十分。何回も観たくない内容だったような。

    とはいえビジュアルは格好いいので和希さんは似合う役。二番手役は縣さんにぴったり。
    今回の演出家さんがどの位改変できたのか気になるところです。

    私は、石田先生は宝塚の作家としては好きでないけど、良いところもあるとも思ってます。
    多くの出演者にできるだけ台詞と出番をつくってくれて、尚且つちゃんとストーリーはある作品は作れる方だと思います。壬生義士伝なんか私的に良い石田先生です。

    で、何を言いたいかというと、私は初演のこの公演で月城かなとさんを舞台で初めて認識したんです。3人口のチンピラ役で少し台詞あったような。とても美人なんで印象に残りました。
    今だと華世京さん位の学年でしたが、当時の月城さんはマジ無名の若手でした。

    今のトップさんの中ではスター扱いは遅かったと思います。永久輝さんのほうがよほど早く抜擢されてたような。スター扱いされてたら咲城けいさんの演じた役だったと想像します。

    この公演が再演されることを思い出して、真っ先に月城さんを思い出したのです。
    私の一方的な思い出話なんですけどね。

    折しも、月城さんの来年の卒業が発表され、月日の早さを感じます。
    ちょうど2年前、博多座に行ってました。月城さんと海乃さんのプレお披露目公演ですね。
    10月の博多は、台風にぶつからなければ最高に良い時期です。

    私は今回博多は行かないのですが、最近たー様が記事にされてる国立劇場は検討してます。
    まだ一度も足を運んでないし、記念観劇ですかね。
    伝統ある劇場だと思うので、周りの風景ともども体験したいです。たー様も是非。

    • 関西の、たー 関西の、たー より:

      かずこさん、こんばんは
      天候って大切ですよね。はい、ここ2日ほど過ごしやすいです。せっかくなら明日海さんのコンサートの時も過ごしやすかったら良かったのにこの日は小雨&ジメジメでした。
      かずこさんはお墓参りに行ったんですね。まぁまぁの天気だったそうで良かったです。

      かずこさんは初演の「双曲線上のカルテ」を観ていたんですね。感想をありがとうございます。
      ふふ、やっぱ初演でも原作者とダーイシのご都合主義がてんこ盛りでしたか~www
      再演もほぼ初演と同じちゃいますかね?ダーイシの許可があったとはいえなかなかまるっとアレンジするわけにもいかないでしょう。ウエクミならそうゆう事をしたかもしれませんが。
      ストーリーはさておき、はい、この度の再演はキャストのビジュアルが役にすごくフィットしていました!和希さんは全体的にはどうしても小柄なんですが顔と歌が素晴らしいし、トータル的なビジュアルは縣さんがとにっかく良かった。夏美さんと咲城さんの髪型がおそろいになっていたのも良かったですw

      私はダーイシ、好きですよ。確かに宝塚らしさに乏しいところはあるかもしれません、妊婦が好きだしねぇ。
      だけどパーッと楽しい作品をきっちり当て書き出来ますから、ダーイシは。
      壬生義士伝は原作が原作だし望海さん主演だったしで主役が死ぬのは避けられなかったけれど、このご時世にヨーロッパのせんそうネタ、ましてなちすなんぞを持ち込む演出家よりよっぽど良いですよ。

      さて話を初演「双曲線上のカルテ」に戻しますと、
      月城さんが出演していたんですね!確認しました。言わなくて良いんでしょうが一番下に夢華さんのお名前もありました・・・
      再演で咲城さんが演じたアントニーオは、初演では彩凪さんだったんですね。ふふふ、ふたりしてプロポーション抜群で華やかで、そして歌唱が苦手なんですね、ふふ。
      初演は2012年だったって事は11年前ですから、当時の月城さんは今だと95+11=106期の華世さんくらいの学年になるんですね。
      永久輝さんの方が早くに抜擢されていたんですね。確か月城さんと永久輝さんのふたりでバウW主演していませんでした?配信を観たのですが演出がグダグダだったような。2期違うのにダブル主演だったんですから永久輝さんの方が早い抜擢だったわけですね。

      観劇の思い出なんて一方的で当たり前なんですよ。「十年一昔」って言うくらいですから11年前もそれなりに昔ですが、当時の月城さんがパッと浮かんだなんてよっぽど強い思い出だったんでしょうね。
      私は当日券のBB席で拝んだ「ファントム」での永久輝さんがとても印象的でした。とにかく体幹が素晴らしく、独楽のようにクルクルクル~と回転してピタッ!っと止まっていたんです。そしてあのクールなお顔・・・あれから5年過ぎましたが、今後もう6年過ぎたって良い思い出として私の中で残っているでしょう。今後、永久輝エリックの可能性もゼロじゃないしね。

      永久輝さんのトップスター生活はこれからですが、月城さんは卒業を発表されました。ふたりがタカスペで共演しないままなのが残念ですね。

      かずこさんは月城さんのトップお披露目を生観劇したんですね。私は配信で観ました。当時の私は自分が博多座へ行くとは夢にも思っていませんでしたよ、ご縁があったので楽しみにしています。そーーーなんですよー、台風が心配なんですよねぇ・・・

      国立劇場はチケットを入手しやすそうですし、今月と来月で同じチケット代なら来月がお得のように感じます。
      ただここ、歌舞伎を上演するにあたりイヤホンガイドなどはあるのかな?ま、4000円の席ならなくても良いか。かなり古いそうですし音響は国立文楽劇場くらいかもしれませんが、座席に応じた価格設定をしているので許せます。
      私も出来れば行きたいです。歌舞伎座は今後も存在し続けるけれど国立劇場はなくなるんだしね。

      いつもありがとうございます。
      今後もどうぞよろしくお願いいたします。

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