羽立光来ゆかりの地、再訪

旅行・グルメ

アラフィーにもなると辛い事のひとつやふたつあるもので、私は昨日ひとりで四国に日帰りしてきました。
体力とお金を使ってメンタルに負担をかけるイベントで、いつもは同行してくれる夫も仕事が休めないって。

気乗りしなかったけど、私は遅刻が大嫌いなので早起きして向ったんです。ああホント私って真面目!
で、最寄りのインターに到着しさぁ降りようって気合を入れたのに・・・
何故かETCのゲートが開かず、産まれてこのかた聞いたことがないほどに激しくビービーピーピー、ものすんごい爆音を鳴らしながら「出られません」「お待ち下さい」な表示を出しまして。
もうほんま、心臓に悪かった。
で、誰もいないように見えるインターの出入口付近のどこにいたのか、ワラワラとおじさん達がやってきて、「どこから入ってきましたか?」なんて尋問モードに!さらに心臓に悪かったよぉぉぉ。

結局、ETCカードをおじさんに渡したらチェックしてくれて、こんな控えをくれただけで終わりました。どこから入ったのか、どこを通過したのか、わかるらしいですよ。正直に素直にすべて伝えた私が疑われるはずありません。
なんかETCカードの接触が悪かったとかタイミング的に読み取れなかったとか、そんなんだったらしいです。

にしても、
ね?関西から四国に、朝8時台に到着するのってすごいと思いません?
早起きしたしゲートではトラブルだしでもう、この時点でかなり疲れました。

それでも私は真面目だから用事をこなしたんです。
そしたら思いの外、早く終わりました。
私がいる方が良いけれど、いなくても済んだ用事でね、なーんか、スッキリとしない。
そんな気持ちで運転していたら・・・

私の中のむらむら、というかむずむずというか、何か楽しい事をしたい気持ちがこみ上げてきたんです。「終わりよければ全てよし」作戦とでも言うか。

で、

あ、そうだ!羽立峠にまた、行ってみよう!

と思いつき帰り道、津田寒川インターで降りてみる事に。
「羽立峠」あたりは羽立光来さんの名前の由来の地域で、以前行って「何もない」って思ったんですがまた行ってみようかと。「PRINCE OF ROSES」で羽立さんのお姿を拝見しましたし。

インターから羽立峠はかなり近いはずですが、目立つ建物が周囲にない、いわゆるルーラルな道で迷ってしまいました。ナビがあるのに・・・
で、ウロウロしていたら、

たまたま通りかかったこのうどん屋さんに目が釘付けになり、駐車場にインせずにはいられなかったんです。
名前がすごいんですよ。
まはろ
とな?

マハロは「ありがとう」。
アロハ(こんにちは)の次に有名なハワイ語です。
な、なにゆえ四国の、それもうどん屋さんがハワイ語?

私は無難が大好きで、新婚旅行はハワイにしました。
あの頃は「もう私もだいぶトシを取った」と思っていたし、「いろいろ苦しい事辛い事があった」と思っていたんですが、今の私からするとあの頃はまだまだ若かったし、うーんと幸せだった。
ちょうど気が滅入る用事をこなしてきたからか、思いがけず目に入った「まはろ」の文字にシンミリしてね、で、このプレハブ小屋なお店のどこがどうハワイなのか気になって、入ってみました。

そしたら!
ハワイとは関係ないとても落ち着いた内装で(私とした事が撮影を忘れてしまった)、14時を過ぎておりランチタイム終了な雰囲気でしたが店員さんは気持ち良く私を中に案内してくれました。

「一番おすすめを」とオーダーしたら・・・

見るからに美味しそうなうどんがやってきました!

わかります?
透明感ある麺で、四面が凹んでいるんです。
思わずつゆを付けずに口に入れてみたら・・・

うっ!
うまいっ!!
ムッチリ、シコシコ!!!

下品な言葉を使うのは避けたいんですが、このうどんは

「こりゃすげぇ!うめぇぇぇ!」

な表現が合っているような気がします。
小麦粉の香りと味が口の中にふわ~っと広がりもう、天国。
いや、ハワイか。

つゆも天ぷらも、もうむっちゃくちゃ美味しいうどんでした。
そうか、ここは香川。うどん県なんですね。
プライドを感じましたよ。

これほどに美味しかったのにお値段、880円。お会計中も余韻に浸っていて、レシートをくれなかったけどオッケーって感じ。
関西で同じうどんを食べようと思ったら1000円じゃ足りないんじゃないですかね?
って、高速代やら考えると関西に同じうどんを出してくれる店があるならそこで食べる方がいいに決まってるんですけどねw

道に迷うのも悪くないなぁ~、なんてつぶやきながら羽立峠へ。
うどんのまはろから、10分くらいかな。
と言っても・・・

相変わらず、寂れた感じ・・・
関西人としては「明石焼」のお店がどれほどのクオリティなのか気になりますが、閉店していました。

この「羽立峠休憩所」からもう少し東に進むと、

羽立峠、の看板が。
やはり、なーんにも、ありません。
前に来た時も「わざわざ来たわりに・・・」という気持ちはあったんですよねw
ま、このシンプルさが良いんですよ。羽立さんも通った道かもしれないし。
ジェンヌさん達はみんな、頑張ってますもん。
しんどい時、ジェンヌさんゆかりの地に行くとホンマ、元気になります。
しんどいと、ついつい「自分ばっかりこんなメに」って思ってしまいがち。そんな時にジェンヌさんに触れると(触れた気になると)、もっとずっと頑張っている人たちがたくさんいるんだ!って心底励みになるんです。
それに、普段の生活ではなかなかお目にかかれない風景も新鮮でした。
この写真にもすこーし写っていますが、もうちょっと東に進むと海が見えてくるんです。
しばし、海を見ながらのドライブを楽しみました。

このまま、大鳴門橋のそばまで海沿いの下路をドライブしよう!
なんて気持ちになったんですが・・・
30分ほどして、異変が!

もう、どうしようもなく、眠くなったんです。
早朝ドライブ&うどん県のハワイうどんの影響でしょうか。
運転が危ないレベルに眠くって。
なので下路ドライブを取りやめて高速に乗り、最初のPAで休憩を取りました。
席をガコッと倒してね、うたた寝しようかと。
そして即、寝落ちしたのですが・・・

ルルルルルー
ルルルルルー

はっ!
と携帯の呼び出し音で目覚めたら、なんかあたりがちょっと、薄暗い・・・

「ママ?どこにいるの?」
ひぃぃぃぃ、姑より怖い、娘からだ!

私は、私は、、、
まだ、四国だよっ!

そーなんです、うたた寝のつもりが何時間もトップリ、眠りこけていたんですね。
お陰で脳内はスッキリしていましたが、「晩御飯までに戻る」と娘に伝えていたのでどう言い訳しようかあれこれ考えながら急いで帰宅しました。

というわけで・・・
楽しかった、羽立峠へのドライブでした。

私は今後もトシを取り続けるわけで、10年後20年後に今の私を振り返ったら「あの頃はまだまだ幸せだった」って思うかもしれません。もうこの頃には、ひとりでこんなに長距離運転、出来ないでしょうしね。
「悔いのないよう、今出来る事をやろう」と決意新たに今後をすごします。

コメント

  1. はっちゃん より:

    たーさん。

    このところブログが更新されていなかったので少々心配しておりした。

    日帰りで四国へ!?
    なぜ四国?…と思いながら読ませて頂きました。

    私の両親は四国(香川県)出身(^^)

    関西に出てきたあと、里帰り出産をして出生届を出したため、私たち姉妹は「香川県うまれ」ということに。
    しかし育ったのは奈良県、という。。。
    出身を聞かれる度に説明するのが面倒ですが(´-ω-`)

    …で、単身、車で日帰り四国をしてしまうたーさん。
    凄い。凄すぎます(; ゚ ロ゚)
    私、ずっと行きたいところがあって。
    そこへは一人で行きたいんです。
    一人で集中してやりたいことがあるんです。

    …が、信州なので日帰りは厳しく、一人旅行なんて許されない(ように思う)
    =娘に非難される
    →一人だけずるい
    →私達の食事はどうすんの?
    →私達を放って行くの?

    母親という領域に位置する人は、自分だけの個の世界を持ってはいけないんだと言われているかのような、心に縛りを感じるんです。

    …こうした(暗黙の)攻撃に対処することを考えただけでドーンと重くなるので行動に移せずにいます(´-ω-`)
    今年こそは…と思っていた昨年はコロナ。
    …2021年の今年こそはやってみたい…と思いつつ。

    まずは「姑より怖い娘」…に、我が心が打ち勝たねばです。

    頑張ります。

    • 関西の、たー 関西の、たー より:

      はっちゃんさーん、娘さんとの関係、マジで私もそんな感じなんですー。
      そーなんですよ、私だけの個の世界を持っちゃダメって圧が、すごくって。娘はこのブログも敵視して何かと「またブログ?」「ママはブログの方が大切なんだ!」ってつまらない事を言うし、夫にしても「(娘)はママが大好きなんだから、相手してやって」って言うしで。

      それなりに配慮しているつもりでも、もっともっと配慮しろってもう、無制限なんですよ。なので私が自分で限界ラインを決めなくちゃって思っています。
      で、ここのところなにかのタガが外れたんでしょうかね?以前もひとりで四国に行きましたが、日帰りの予定だったのに帰り道に突如「大塚国際美術館に行く!」と決めて鳴門のビジネスホテルに泊まったりもしました。
      こういった突拍子もない事をランダムにやる方が、娘や夫も私がこうゆう母親であり妻だと覚悟出来ていいかも、って開き直っています。
      今度は四国での用事の後に淡路島を楽しみたいなんて思っているのですが、淡路島ってお得なお宿、なさそうですね・・・

      はっちゃんさんは戸籍上は香川県生まれで、実際のところ奈良育ちなんですね。
      私も生まれと育ちの場が違っています。広島県生まれで(母の実家)、兵庫育ちです。祖父母がともに鬼籍に入ってからとんと広島には行かなくなりましたが、また行きたいです。

      はっちゃんさんの行きたいところ、信州のどこなんでしょうね?
      私は若い頃行きました。現地のお蕎麦屋さんで初めて「蕎麦湯」の存在を知りとても驚きました。
      大王わさび農場にも行きました。
      でもはっちゃんさんは農場やそば目当てじゃなさそうですね。どこだろう?

      ひとりで行きたい、ひとりで集中してやりたい、すごーーーくわかります。
      そして、家族がそれを許さないってのもホントすごーーーくわかります。
      今年こそは!と決心した去年がコロナでダメになってしまって、残念ですね。
      2021年の今年こそは!が叶うよう、お祈りしています。
      私にとっては東京行きになるんですが、なんかもう私の中では決定事項だったりしますw

      ともに頑張りましょう!
      いつもいつもありがとうございます。
      今後もどうぞよろしくお願いいたします。

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