3回目ジーザス・クライスト=スーパースター感想 四季でもキャスト次第

劇団四季

宙組大劇場公演の第2抽選は今日だけですね、私は申し込みました!自分に出来る事はそれだけですから後は祈るのみです。

祈りつつ・・・ジーザス・クライスト=スーパースター(JCS)3回目観劇の感想を述べてみます。
JCS京都公演は4月20日が初日で、5月14日にプリンシパルの多くがチェンジしました。チェンジ前に2回観て満足したつもりの私でしたがジーザスに加藤迪(かとう すすむ)さんの名前を確認するなりチケット購入せずにはいられなかったです。なんせ加藤さんは私にとって最高のラウル(「オペラ座の怪人」の2番手)でしたから。
JCSのヒロイン、マグダラのマリアが「キャッツ」のグリザベラで有名な江畑晶慧(えばた まさえ)さんに変わった事にも強く魅力を感じました。

こんな感じに変わりまして、
で・・・真っ先に率直な感想をお伝えしますと、

チェンジ前の方が良かった

です。
どうも劇団四季は初日のキャストに気合を入れるようですね、でもってその後のキャスト変更でニューフェイスやチャレンジなキャストをもってくる感じ。

まぁその、加藤さんは想定の範囲内ではありました。
・ビジュアルは神永さんが圧倒的に有利
・加藤さんは確かな実力者だが、持ち味である「真っ直ぐな歌声」はジーザスでは活かしにくい
と思っていたしそのまんまだったんです。
そしてメイクによってさらに魅力減だったかなぁ。私は加藤さんの細い目が好きだしラウルではアイメイクがないままで魅力的だったのに、「ノートルダムの鐘」のフィーバスでは目の周りにグルッと真っ黒くてぶっといアイラインを引いていて変なアイメイクだったんですよね。ジーザスはフィーバスよりはマシでしたが上まぶたに太すぎる黒いアイラインを引いていました。
アイメイクをする時って顔全体のベースメイクがとても大切。濃いアイメイクをするならベースメイクも入念にしなくちゃいけないんですよ。なのに加藤さんはベースメイクに工夫がないのにアイラインだけグイッとぶっとくて真っ黒でしたから悪目立ちしていたんです。ユダの佐久間仁(さくま じん)さんが凝ったベースメイクをしていて顔全体の陰影を大切にしているだけに余計に加藤さんのメイクのダメダメぶりが目立っていました。

ちなみに1・2回目観劇で拝んだ神永ジーザスは「おいらは素の顔が良いからメイクの工夫はいらんねん」な感じでメイクっぽさがないんですよね、そしてマジで顔が良いのでメイクを工夫しなくても実に実に神々しいジーザスだったりします。とても整っていながら個性も強い顔が素晴らしい、ジムでもザクでもなくガンダムでありシャアザク・・・ってわかりにくい表現ですかねすみません。
それにね、神永ジーザスって
「肩の力が抜けきった神々しさ」
がまた魅力なんです。
決してイケメンであろうとしない、神々しくあろうともしない、まさに「ありのままのジーザス」。
そんな神永ジーザスを拝んでいたからかすすむジーザスには随分と「イケメンでありたい」「神々しくありたい」なリキみを感じました。
ま、タイトルロールになってまだ間もない加藤さん36歳と10年ほどもジーザスを演じている神永さん40歳ですから違いがあって当然なんですよね。今はまだ神永ジーザスを意識せずにはいられないであろうすすむジーザスですが今後メキメキと加藤さんらしさを極めてくれるように思います、四季の方々は宝塚よりうーんと成長が早いですし。
私は加藤さんのお顔立ちや歌唱力はジーザスよりユダに向いていると思うんですよ、歌い甲斐のある曲が用意されているのはジーザスではなくユダなのですし。だけど加藤さんがジーザスを演じたいのならそれがベストです。

わりと想定内だったすすむジーザスに比べて「想定外」だったのが江畑さんのマグダラのマリアでした。けっこうガッカリだったかなぁ。
まずもってビジュアルにマグダラのマリアっぽさがありません。見るからに若さがない上にけっこうふっくらな方なんですね。荒野に住みズタ袋のような衣装で食うにも困るほど貧しいはずのマグダラのマリアなのに存在感というか貫禄がありすぎました。
貫禄がありすぎて、ジーザスとマグダラのマリアの関係は本来「友達以上恋人未満」なのに江畑さんはジーザスの母親に見えてしまった。大劇場で観た月組エターナルボイスの白雪さち花さんを思い出しましたよ、英かおとさんの奥さん役だったけれど母親にしか見えなかったです私には。
考えてみればグリザベラは「若い頃は人気のしょうふだったが老いて嫌われ者になった」設定なんですよ、だからグリザベラで高評価な江畑さんが「ついこないだまでしょうふだった」設定であろうマグダラのマリアを演じるのは無理があるんでしょう。

歌唱力は抜群だったけれど歌声にも貫禄がありすぎて、マグダラのマリアに欠かせない「戸惑い」がなかったので私が戸惑ってしまいました。マグダラのマリアはたくさんの男を知っているはずなのにジーザスに出会い初めて愛を知って戸惑っているんですよ、畏れすら感じるほどの戸惑いなんですよ。なのに江畑マリアは貫禄で押し切ってしまった。しかも最も大切なソロ「私はイエスがわからない」の最後の「♪愛して~る~♪」の「る~♪」は高音のはずなのに低音になっていたのも残念でした。ここの高音を出せないのならグリザベラの「メモリー」も厳しいはずなのになぁ。
初回と2回目の観劇で拝んだ守山ちひろさんのマグダラのマリアが私にとって完璧すぎるほどに完璧だったんですよね。若くて細身で美人すぎないビジュアルといい澄み切った歌声といい抜群で、2回目観劇の際の私ってば守山さんの「私はイエスがわからない」を聴きながら涙しちゃったほどなんです。心が洗われる感じで鼻からツツーッと。なのに同じ曲でも江畑さんには「すごく上手いねんけど・・・」とテンションが下がってしまいました。

やっぱね、役によっては「ベテラン過ぎるとアカン」ってあるんですよ。
宝塚なら「うたかたの恋」のマリーや「ファントム」のクリスティーヌね。いずれも16歳の小娘なんだしおバカっぽさがあるくらいでちょうど良く、ベテラン風を吹かせてはアカンのです。宝塚ではすっかりベテランになってからの星風まどかさんがマリーを演じたり、映像しか観ていませんが花總まりさんがベテラン風を吹かせまくりつつクリスティーヌを演じていましたね。四季ではさらに年齢のいった方が小娘を演じがちですがせめて「抜擢されたばかり」なフレッシュさが欲しい。ベテランなクリスティーヌやマグダラのマリアはアカンと私は思っています。宝塚にも四季にもベテラン向けの役ってありますし適材適所をお願いしたいです。もっとも適材適所が一番出来ていないのは歌舞伎なんですけど(ただしここ2年ほどで改善を感じます)。

JCSにはなんとしてもベテランにやってもらいたい、ベテラン風をゴーゴーと吹かせまくって欲しい役もたくさんあるんですよね。ジーザスを脅威に感じて敵視する面々がこぞってそう。中でもジーザスの敵のボス、カヤパは重低音マックスで四季の男性陣でもかなり難しいんちゃいます?そんな重低音マックスを完璧に歌いこなしていたのが「現役ながらレジェンド」な高井治さん。私が観た3回はいずれも高井さんでホンマ恵まれていました、全身痺れました。オペラ座の怪人でもアンサンブル1枠で何度か高井さんを拝みましたが「どこにでもいそうなインパクトに乏しい顔」と「四季の中でもそうはいないインパクトありありな歌声」のギャップに萌えます。
アンドリュー・ロイド=ウェバーはホンマにすごくて、カヤパが徹底的に重低音なのにカヤパの義父アンナスには男性にしては高いキーで歌わせるんですよぉ。演者さん達は大変でしょうが観客は(少なくとも私は)眼福ならぬ聴福しまくりでした。

ええっと、前の2回の方が良かったなんて言いましたが私は3回目を観て良かったです。
「初めて観るなら前のメンバーがおすすめ」ってなだけで決して3回目がアカンってわけじゃありません。四季があまりにも「作品主義」を標榜するから「そんな事ない、キャスト次第で感想はガラッと変わる!」と叫びたくなっちゃいます。

それにしても
私、私、私、
ますます、
JCSを大好きになりました!
とにかく音楽にやみつきなんですよ。

「私にとっての劇団四季ランキング」も変わりまして、2回目観劇の感想記事では

オペラ座の怪人
ーーーーーーーーー
JCS
ノートルダムの鐘

と、「絶対に超えられない壁」としてオペラ座の怪人とJCSの間に「ー」の仕切りを入れたけれど、
3回観ると

オペラ座の怪人
ーーーー
JCS
ーーーーーーーーー
ノートルダムの鐘

になりJCSがオペラ座の怪人にちょっかいを出す勢いです。
出来るものなら京都に滞在して千秋楽までの全公演を観たいし、全ツだってすべて追っかけて全部観たいほどにハマりました。

もういっぺん言いますがとにかく音楽が良い!
ストーリーの重暗さは「ノートルダムの鐘」だって負けていませんが両者は音楽が徹底的に違います。
ノートルダムの鐘はストーリーに見合った重く暗い音楽なんですよね。開演早々に「♪あーあーあ、あーあーあ♪」と深刻そうなコーラスだし、わざわざコーラスに「クワイア(聖歌隊)」と名付けて「この作品はコーラスが凄いんやでぇ、精鋭部隊やでぇ」と言わんばかりで。
一方でJCSは「♪(ラッパの音)パパパーパパパー♪」としょっぱなから暗い作品には合わなそうな(おそらく)トランペットの音が鳴り響き、その後もストーリーの重さをとことん無視したノリノリロックとジャズなんですよ。ギターの演奏もあるし。
天才もいろいろですね。アラン・メンケンが「ド正統派の天才」ならアンドリュー・ロイド=ウェバーは「ド変態な天才」といったところでしょうか。

あとさらっと言っちゃいますが私はきっと、男性舞台俳優の歌声に飢えているんですよ。宝塚ファンで宝塚ブロガーを標榜していながら随分な言い草ですが本心です。私が観た四季作品でもJCSはスペッシャルにイケボパラダイス!特にクワイアの存在はないけれど実際はクワイア品質なんですよぉ。

また観に行きたいな、四季は毎週月曜日にキャスト発表をするんですが今日は

https://www.shiki.jp/cast/weekly/0032_0554 よりお借りしました

こうなっていまして、初日から出ずっぱりだったカヤパの高井さんと司祭1の佐野正幸さんが交代しました。ユダは初日から佐久間さんのままですー、キャスト候補に吉岡慈夢(よしおか じむ)さんがいるとの事で京都公演中に登板するか気になります。吉岡さんはバレエを極めた方らしいのに歌唱まみれなユダですからねー。

さぁて、シメにもういっぺん3回目観劇のキャスト画像をアップしておきましょかー!

ジャジャーンw
タイトル画像といい、今回はやったら自撮りの記念撮影に励んじゃいましたw

コメント

  1. おかちゃん より:

    この舞台こそ我が家は夫婦で見るべき演目。キリスト教信者の夫なので。でも暇が無い夫なのと我が家からは劇場が遠過ぎる。梅田での勤務なので梅芸とかは近いけれども勤務時間が変則的で公演時間と合わせられなくて舞台はなかなか見られない。

    文楽にもゴスペル文楽が公演でおこなわれて興味深いと言っていましたが平日の開催だったので(私はキリスト教信者に優しい曜日と思うが)夫は仕事だと有休の考えもなし。

    結局は趣味ってパワーが無いと行動できませんね。

    たーさんのレポ見てたら行くべきだよなあと私一人でもとは思いながらも音楽鑑賞の趣味もあるし、あれこれ予定を埋めすぎたと反省しています。

    ウィキッドは私は映画の方をと考えています。
    ゲキシネで劇団☆新感線も上映されるしどうしましょう。

    • 関西の、たー 関西の、たー より:

      おかちゃんさん、「観るべき演目」なんて定義づけるとしんどいですよ。結局は娯楽なのですから自分のペースで楽しめば良いんじゃないですか?
      そう、観るか観ないかって結局「パワー次第」です。あとご縁ですね。

      ええっとね、さらっと流して欲しいんですが記事で取り上げた作品について「私も観たいけれどこれこれこんな事情で行けない」な細かな説明は不要です。どれだけ詳しく伝えてくださっても「そうですか」としかお答え出来ないですしね。
      私はあくまで自分の感覚を述べているのであり、読者さんに観劇や共感を強いるつもりはありません。過去にオススメくらいはしたかもしれませんが決して強いるつもりはないんです。

      ウィキッドは私は「ご縁があれば観る」なスタンスです。まだ5月なのにすでに12月の公演まで販売されているけれど、戻りがあるでしょうから私はそちらのゲットに励みます。
      先取りでチケット確保に励むのは宝塚だけでいっぱいいっぱいです。

      いつもありがとうございます。
      今後もどうぞよろしくお願いいたします。

  2. かずこ より:

    たー様こんばんは。

    私は、JCSは若い頃一度観劇してます。
    もう閉館した青山劇場で、ジーザスは山口裕一郎さんだったと思います。
    すっかり忘れてましたが、たー様がそんなにハマる演目だとは驚きですね。
    当時は若く美丈夫な山口さんにはジーザスぴったりでした。

    しかし、私が観たのはジャパネスクバージョンで、山口さんは白塗り隈取りメイクをされていて、イケメンぶりをきちんと拝むことが出来ませんでした。。
    私、歌舞伎でも隈取りメイクされると美男もわからなくなるので、好きで無いです。

    今思うと普通のメイクでの公演で観劇したかったです。音楽以前に変なメイクと、貧乏くさい舞台に当時の私は感動しなかったんだと思います。
    今回、たー様が記事をアップされたので、昔少し四季を観てたことを思い出しました。

    私に、またJCSを観劇する機会があるとしたら、普通ので拝みたいし、主役の方は美男がいいです。こちらは舞台そのものが簡素なんで演者さんの歌唱とビジュアルは大事ですね。

    私は、今月は観劇お休みで久々の観劇が星組のシアターオーブ公演です。
    昨年も月城さんの死神役の公演で渋谷行ったので、1年立つのは早いです。

    お互い、6月も無事観劇出来ると良いですね。

    • 関西の、たー 関西の、たー より:

      かずこさん、おはようございます。

      青山劇場という劇場があったんですね。ちょっとショックでした、私は2000年ごろに練馬区に住んでいて池袋や新宿、渋谷には何度となく行ってたのに青山劇場の存在は知りませんでしたから。閉館は2015年だそうですからちょっとでも観劇に興味があれば行ってたでしょうに。ただし2000年当時すでに山口さんは四季を退団していたんですね。山口さんがどれほどにスターだったかはあちこちから耳にしています、いまだ一度も拝めておらず残念です。

      山口さんのジーザスについては「プログラムの表紙を飾っていた」とのコメントもいただきました。調べてみたら1994年の日生劇場やシアター・ドラマシティでのJCSでは山口さんがババンと単独で表紙になっているプログラムが売られていたんですね。今の四季ならまずありえない表紙ですからめっちゃ驚きました~!
      おそらく94年の公演はエルサレムバージョンだったのでしょう。かずこさんは青山劇場でジャポネスクバージョンを観たんですね。エルサレムバージョンもたいがいマニアックですがジャポネスクバージョンはさらにさらに、ですね。

      四季の公式チャンネルにジャポネスクバージョンのチラ見動画がありました。
      https://youtu.be/CVZ611phTVM?si=j1mHwTAHcS21aicK
      私は歌舞伎に慣れているからかビジュアルにさしたる違和感はなかったし、すでにエルサレムバージョンでJCSを好きになりまくってしまったのでジャポネスクバージョンも観たくてたまりません。
      動画のユダの歌声が素晴らしいですからどうかかずこさんにも隈取メイクをこらえて聴いてみて欲しいです。芝清道さんなんですね、先日生観劇したバケモノの子でも美声を披露してくださり感動しました。芝ユダはむっちゃ滑舌が良いです、私が生観劇したJCSは3回とも佐久間仁さんでパワフルさを重視する歌ウマさんでした。
      ジャポネスクバージョンではだいぶメイクで工夫できそうですがエルサレムバージョンは素の顔で勝負出来るジーザスが良いですね。先に紹介した動画でも歌はユダでしたし、歌唱で勝負出来るのはジーザスではなくユダなんですよホンマ。

      さて、
      かずこさんはビッグフィッシュを観劇するんですよね、いいなぁ、配信されず円盤にもならずで宝塚ファンの不満が爆発していましたよね。
      感想をお聞かせいただけると幸いです。はい、1年過ぎるのって早いですね、私もシアターオーブで月城さんの死神を拝んだし、その時はむこう数年は東京で観劇しまくるつもりでした。
      私はまだ心残りがあるけれど、あっという間に単身赴任を切り上げた夫は楽しそうにしています。

      はい、お互い6月も楽しく観劇出来ると良いですね。
      そのためにも心身の健康を大切にすごしましょうね!

      いつもありがとうございます。
      今後もどうぞよろしくお願いいたします。

  3. れいんぼ より:

    はじめまして。
    私もJCSと鐘を観劇しておりますので、感想を興味深く拝読しました。

    その中で鐘について気になった記述がありましたのでコメントします。

    >>「♪あーあーあ、あーあーあ♪」と深刻そうなコーラス
    >>わざわざコーラスに「クワイア(聖歌隊)」

    ご存知なら申し訳ございませんが、
    鐘は「会衆が演じる即興劇」という形をとっている舞台です。
    カジモドを演じる会衆も最初と最後には背筋がのびていますよね。
    そして聖歌隊とは、会衆の歌う讃美歌をリードし支える役割です。言わば「会衆が演じる即興劇」を聖歌隊が支えているのです。聖歌隊メンバーが一部即興劇に加わったりもしますしね。
    更には「♪あーあーあ、あーあーあ♪」ですが、これは、「みんなおいで」の意味、もしくは1482年のパリの亡霊を呼んでいるのだそうです。
    (引用:ノートルダムの鐘Wiki http://olim.repeat.jp/)

    これらについては私も観劇したはじめの頃は知りませんでした。引用リンクを拝読して知ったので偉そうな事は申せませんが、知ったら鐘への解釈や感じる世界がとても広がり深まりました。
    どのように解釈なさっても個人の自由なのは承知しておりますが、私は知って良かったと思う情報ばかりでしたので、もしご存知なかったのであれば是非引用リンクのお目通しをご検討なさってみてください。
    更に鐘のことを好きになってくださったら嬉しいです。
    ※過去記事や過去コメントを拝読しておりませんので、同様の内容のものが既にありましたら申し訳ございません。

    • 関西の、たー 関西の、たー より:

      れいんぼさん、はじめまして。
      「ノートルダムの鐘」のタイトルは長くてどう省略すると良いのか考えていたんです。私のアイデアでは「ノ鐘」でしたがれいんぼさんは「鐘」にしていますね。おそらくそれが四季ファン・ノートルダムの鐘ファンのデフォなのでしょう、だけど私の感覚だと鐘だけでは除夜の鐘っぽく感じてしまうのでノ鐘でいきますね。

      ノ鐘のファンに強烈なタイプがいる事は承知しています。
      初回観劇の感想記事で否定的な意見を述べた私に「ノートルダム大聖堂の前で物乞いでもしていろ」とコメントが届きましたから。でもってコメント常連の読者さんからノートルダム大聖堂は焼失してしまった事を教えてもらったというオチです。もちろん修復中だとは知っています。
      れいんぼさんも言葉遣いこそ丁寧であれ私の感覚に物申したいんでしょうね。わざわざ「過去記事や過去コメントを拝読しておりません」なんて書いてますが本当ですか?ま、どっちでも良いんですよふふふ。

      私はジャンルを問わず観劇には「予習抜きで楽しめる」事を求めています。観劇して興味を持った作品については時代背景など復習する事もありますが、予習しなくちゃ楽しめない作品は好きになれないし観劇して興味を持たなかった作品については復習しません。
      そんな私にとってノ鐘は案外、あとからジワジワ好きになってきた作品です。今のところ四季のディズニーものの中でダントツ1位だし。だかられいんぼさんが勧めてくれたサイトも気が向いた時に読んでみるかも、ただし文面に押しつけがましさを感じたらストップです。
      ノ鐘って私にとっては「神父フロロー物語」なんですよね、事実上の主役はフロローだと思っています。私は野中さんのフロローしか拝んでいないので他のフロロー、中でも芝さんのフロローを拝みたいです。だけど芝さんが過去にユダを演じていた事を知って「芝ユダを拝んでおきたかった」と心底思いました。おそらく私の中でノ鐘とJCSの順位が入れ替わる事はないでしょう、アラフィフで観劇を始めた私にはアンドリュー・ロイド=ウェバーのキャッチーな音楽の方が向いていそうです。

      この度はコメントをありがとうございました。

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