OSKのワンツー、宝塚の件を公言

OSK

近畿地方のNHK総合テレビで放送されている情報バラエティ番組「ぐるっと関西おひるまえ」にOSKの楊琳(やん りん)さんと翼和希(つばさ かずき)さんが出演していました。6月24日だからちょっと前ですがあえて今日の記事にしています。というのもこの出演はいわゆる番宣ならぬ、公演宣伝でしたから。明日初日を迎えるOSK日本歌劇団創立100周年記念公演の。

テレビ、それもNHKだし、生放送だそうで、当たり障りない事だけ話すんだろうと推測していました。
だけど楊さんも翼さんもサクッと話していたんですよね。OSKに入ったきっかけは宝塚であったと。

楊さん「中学2年の時にテレビで宝塚を拝見しまして、そこから一気にハマってしまって」
翼さん「私も中学2年生の頃なんですけれど、姉が演劇部に所属していまして、(中略)、宝塚のビデオがありましてそれを見て私がハマってしまいまして」

こう言ってましたし、

楊さん「宝塚に落ちてしまって、何やろうかなと悩んでいる時に(後略)」
翼さん「私も宝塚さん、受けさせていただいていたんですけれどもご縁がなく(後略)」

とあっさり、宝塚受験した事を話していました。
めっちゃサクッと、あっさり。

おふたりはすでに「SPICE」というメディアサイトのインタビューでも宝塚受験について述べていたんですね。

楊琳、先輩の大貴誠や桐生麻耶からもらったお守りのような言葉とはーーOSK日本歌劇団創立100周年連載『OSK Star Keisho』第2回

翼和希、「芸事は正解がないからこそ、誰かに認めてもらうと自信に繋がる」――OSK日本歌劇団創立100周年連載『OSK Star Keisho』第3回

おふたりとも宝塚受験を経てOSKに入ったと話しています。
この記事を読む人よりも「ぐるっと関西おひるまえ」を見る人の方がかなり多いでしょう。それでも公言する姿に心打たれました。視聴者の心を掴み宣伝に繋がりそうな事は何でも言います!的なガッツを感じたんです。司会のアナウンサーに「おふたりとも経歴が似ているんですね」と言われてニコニコしていました。
私事ですが今春大学生になったうちの娘にも、経歴が似ている友達が複数出来ているんです。同じ国立大学に落ちて同じ滑り止め私大で出会い、仲良くしているそうで。

ジャンルは異なりますが受験は受験、不合格になる事が本人やその親にとってどれほど悲しくて苦しいか、我が家は経験したばかりです。
でね・・・
楊さん翼さんのお姿に心打たれつつ、正直、楽天的な気持ちにはなれません。宝塚音楽学校に合格しなければ絶対にタカラジェンヌになる事は出来ないように、難関国立大に合格出来なかったうちの娘も将来の夢が砕けた、これが現実だと感じています。
「今まで以上にOSKを応援します!」と宣言するのは簡単だし、記事としておさまり良いですね。けれど、OSKの現状はどう考えても厳しそうなんですから、うちの娘の大学受験失敗があったからこそ安易な応援発言は出来なくなりました。

OSKは宝塚よりだいぶ団員数が少ないし、予算にゆとりがない事は私のような末端ファンにも伝わってきます。例えば・・・

このポスター。7月6日に発表された「たけふレビュー」ですがこれ、主役の翼さんが正2番手である事を明言しているようなものです。前・トップスター桐生麻耶(きりゅう あさや)さんの頃は楊さんがたけふの主演をしていましたし。

でね、こんな大切なポスターでも・・・

衣装が翼さんにフィットしておらずブッカブカなんですね。歴代のトップスターの衣装を使ったのでしょう。男役としてはかなり小柄な翼さんのために新しくオーダーして欲しかったです。

あとねぇ・・・

公式サイトのお知らせのタイトルに、日付がないのっておかしくないですか?
宝塚のニュースには日付が入ってますよね。
だけど、

タイトルをクリックするとURLには日付が含まれているんです。年/月/日の階層でファイル管理している事がわかります。なので意図的にニュースに日付を載せないというより、技術的な問題で日付を入れていないのかも。公式サイトのクオリティからして宝塚とは異なっているのでしょう。

いろんな気持ちで行ってきます、南座へ。
あっけなく京都へのモヤモヤが晴れましたしね、ついでに観光もしてきます。
娘の大学受験が失敗した後、お子さんが京都の某私大に合格したママからえらくマウントを取られたので京都ごと苦手になっていました。遠いから、と娘に受けさせなかった事を悔やみましたし、もう二度と京都には行けないとすら思ったんです。なのに5ヵ月もしないうちに京都での観劇・観光プランを計画しているんだから、人の心は、っていうか少なくとも私の心はコロコロ変わるなぁと実感しています。

楊さんは「ぐるっと関西おひるまえ」でOSK日本歌劇団創立100周年記念公演について、

「是非、一度、観に来ていただきたいと思います。そして何度でも観に来ていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします」

と言ってました。チケットは明日の初日こそ完売していますがまだ他の日にはゆとりがあるようですので、ご興味ある方は以下のサイトでチェックしてみてください。

OSK WEBチケットサービス

コメント

  1. まゆこ より:

    たーさん、こんにちは。京都に来られるのですね。観光も楽しまれて、好きになって帰っていただけると住民としては嬉しいです。
    10日からは祇園祭の鉾建ても始まりますし、デパ地下には祇園祭のお菓子をたくさん置いています。

    OSKは先日、BS松竹で放送していたのを見ました。いつか公演にも行ってみたいです。

    ところで‥京都の某私大(最初帽子代、と変換されました?)合格でマウント取っちゃうなんて‥というか、そんなことで人を見下すような態度が取れるなんてなかなかすごいママでしたよね。
    彼女はそうすることでしか、自分を納得させられなかったんですね。きっと。気の毒な方ですね。

    うちの娘も京都の某私大卒ですが、国公立受験にチャレンジした同級生たちのこと、本当に尊敬して応援していました。私も同じ気持ちでした。

    受験科目の多さ、長期にわたる日程、モチベーションの持続‥うちは土俵から降りてしまったので、国公立受験組への尊敬は今も変わりませんし、一目おいてしまいます。

    娘の中高の同級生たちは、色々な大学に進み、さまざまなな職に就いていますが、素直で頑張り屋さんだった子たちは皆、辛いことがありながらも仕事を頑張って、私生活も充実させています。

    ちっぽけなことでマウント取るようなママの娘さんは、小さな人の幸せを喜んであげられる人かな?どうかな?なんて思っちゃいます。

    パパと腕組みしてお写真に映る、たーさんのお嬢さんは自分の一番そばにあるものに幸せを感じて愛せる、素敵な女の子ですね!

    • 関西の、たー 関西の、たー より:

      まゆこさんは京都の住民なんですね!私は兵庫と大阪には住んだ事がありますが京都はないんです。だからか京都ってどこか近くて遠い印象でした。ちょくちょく行くようになったのは南座がきっかけでしたね。
      はい!京都で観劇も観光も楽しんできます。今年は祇園祭もやるんですよね、今月いっぱいかけてのお祭りですよね。お菓子があるんですか?って調べてみたらほほ~、長刀ちまきが有名なんですね。「長刀」は「なぎなた」なんですか~、読めませんでした。私は読者さん達のお陰で語彙が増えていまして、すごく嬉しいです。ありがとうございます。

      さて、帽子代w、ならぬ某私大を娘さんは卒業されているんですね。何もかもが終わってからネットで見てみたんですが随分とおしゃれな雰囲気のキャンパスですね。せっかく南座に何度も行ったんだから見学くらいしておけば良かったです。
      国立大を目指す子たちにとってこの大学は「滑り止め最高峰」なんですよね。それゆえ、子どもが国立大落ちしたってこの私大に合格すればマウントを取っても良いんでしょう。少なくともあのママたちはそう考えているはずです。
      それに、受験が終わって気付いたんですよ、そもそも私は最初から見下されていたんだと。最初からママ「友」ではなかったんだと。娘が通っていた中高一貫校の保護者の経済力ヒエラルキーでうちは底辺でしたから。

      でね、確かに心の広いママ達ではないかもしれないけれど、かくゆう私も、何の罪もない京都の某私大だけでなく京都そのものを苦手になったんですから十分に心が狭いです。
      納涼床のあるスタバ、六角堂が目の前にあるスタバ、京町家を改修したブルーボトルコーヒー、芝生広がる木屋町のブルーボトルコーヒー・・・私はコーヒーが好きなのであちこち巡りました。鴨川沿いを歩くのも風流でしたね、大劇場そばにも武庫川があるけれど鴨川の方が迫力あります。上七軒や先斗町も訪ねましたし(ただ歩いただけですが)、そうそう、南座となりの松葉でお蕎麦をいただいたりもしました。
      こうもいろんな楽しい想い出があるのに一度はすべて完全にぶっ飛んで、「もう京都はイヤだ、二度と行かない」と心底思ったんです。
      十分に心が狭いですよ、ホンマ。
      今も正直、思いますしね。娘が国立大に合格していてくれたらな、と。

      私大と国立大では受験科目やスケジュールが違いますよね。娘は確かに頑張っていました。
      だけど、不合格は不合格です。宝塚音楽学校に入れなければジェンヌにはなれないし、オリンピックでメダルを取れなかった選手は注目されない。頑張った事を証明出来ないんですよ、結果を出せなかったんですから。娘が望んだ将来は高学歴ほど有利ですから入学した私大では厳しい、それが現実。
      親の私はそれがよくわかっているから今も悲しいです。が、娘本人はいまだ、無駄にプライドが高いまま。将来についてまだまだ高望みしているのが気がかりですね。就職活動でゴタゴタしそうです。

      夫は私ほどは悲しんでおらず、相変わらず娘が大好きなんですよ。
      娘も「ママはすぐ怒るけれどパパは私を受け入れてくれる」なスタンスで何かあるとすぐに夫に甘えています。
      3人で行動すると私ひとり、アウェーなんですよね。寂しいです。

      いつもありがとうございます。
      今後もどうぞよろしくお願いいたします。

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