[バラ王子]聖乃あすかにワクワク止まらず

ジェンヌさん

「PRINCE OF ROSES(以後「バラ王子」)」、観てきました。
まだまだ宝塚ファン歴の短い私が初めて

正統派御曹司の成長過程

を肌で感じた、そんな舞台でした。
真風涼帆さんや礼真琴さんがそうであったとブログで読んではいたけれど、私がおふたりを知った時すでに真風さんはトップ、礼さんは二番手だったのでリアル体感は出来ず・・・

現在進行系だと極美慎さんや風間柚乃さん、縣千さんといった面々の将来が楽しみではありますが、

「正統派」とまで付くほどの「御曹司」は、聖乃あすかに他ならない

と実に実にリアルで感じさせていただきました。
今後の花組トップは柚香光さん→永久輝せあさん→聖乃あすかさんになりそうだなとワクワクが止まらなかったです。
トップ予想は安易にしちゃいけないってわかっているんですがまぁいいじゃないですか、初心者だからすぐワクワクするし、ワクワクしたら浮かれた事を言いたくなるものだし。

私のワクワクはとどまるところを知らず、さらに、気が早すぎるのを承知で書きますが、聖乃さんは「ポスト・明日海りお」の座におさまるんだろう、
そんな予感をしまくっています。
もっと具体的に言うと、
「エドガーを引き継げるのは、聖乃さんだけ」って。

今後「ポーの一族」は「エリザベート」のごとく宝塚及び梅芸その他で継続的に上演されると私は推測しています。
もしそうなった場合、あまりにも明日海さんの当たり役すぎて、誰が引き継いでもクレームが来そうなエドガーだけど・・・聖乃さんなら大丈夫。
ホンマにね、そう思いました。
明日海さんと聖乃さんはどちらも中卒で、89期と100期だから、11歳違い。
引き継ぐにあたり年齢差も、ちょうど良すぎるくらいバッチリです。

それにねぇ・・・バラ王子の舞台ってばタイトルの通り、バラが多用されるんですね。
これがまた、「ポーの一族」っぽいんですよ。
狙ってる?ってなほどに。

さらに、バラ王子のBGMにポーのと似た感じの曲があった気がするんです。
ポーの、
♪われらがうまれしこきょうは~
♪てんごくの、となりか~
♪じごくの、むーかい~
って歌詞の、あの曲。
バラ王子では歌詞はついておらず曲だけだったけど、にしても似てると思いました。

正直ここまでワクワクすると思っていなかったんです。

「A Fairy Tale」新人公演の生観劇で聖乃あすかさんをハッキリくっきり意識した私ですが、この時はうーんその、思ったまんま書きますが「頑張ってみりおに寄せているな、でもやっぱ及ばないわ」な感じでした。
ビジュアルは申し分ない一方で、演技力も歌唱力もどうにも、と。
なまじ声質が明日海さんに似ていて、聖乃さんご本人も一生懸命寄せている感じがしたのでね、余計にそう感じたのかもしれません。

あの新人公演から、1年数ヶ月。
聖乃さん、歌唱力がウルトラアップしていました!
不安定な部分はあったけれど、今後ますますアップすると感じさせる成長ぶり。
美しいお顔にややふっくら感があるのもまた、「そういえばみりおも低学年の頃はそんな感じだった」と思い出し(生観劇しておらず円盤や配信だけですが)ワクワクワク。もうとにかく、ワクワクワク。

席は10列目。
バウホールは106期生文化祭以来で、ほぼ1年ぶりでした。
こじんまりとした良い劇場ですね。シアター・ドラマシティより天井が高く、開放感がありました。

コメント

  1. こんちゃん より:

    関西の、たー様

    いつも楽しみに拝読しております。ライビュ専科の地方民です。

    『PRINCE OF ROSES-王冠に導かれし男-』をご覧になったのですね!うらやましい!てっきり配信があると期待していたので・・・スカステ放送を首を長くして待っております。

    ・・・正直、ストーリーはどうでしたか?聖乃さんがスカステで「ぜひ、歴史を予習してからお越しいただければ・・・」とおっしゃっておりましたが、制作側がデビュー作から「客は予習してきて当然」という態度はどうなのだろう?

    宝塚は大衆演劇なのだから、予備知識無しでもそれなりに楽しめて、予備知識があればもっと楽しめる、ように舞台を作らねばいかんだろう、と思うのですが。

    あと、梅田芸術劇場版「ポーの一族」、エリザベートに並ぶ、継続して再演されるに値する傑作でしたよね!ネットでの感想は、マンガのビジュアルの再現度と、歌唱力ばかりに話題が集中しがちのような印象があるのですが、

    あの世界観を考えた萩尾望都先生も、それを2時間半の舞台に見事に構築した小池先生も凄いと思います。人ならざる存在を通じて、人はなぜ生きるのかの根本を問う哲学的なテーマを扱って、エンタメとして面白く魅せるとは!手塚治虫氏の傑作に匹敵すると思いますよ。

    • 関西の、たー 関西の、たー より:

      「宝塚 ライビュ専科の地方民のブログ」管理人こんちゃんさん、こちらこそいつもありがとうございます。
      この記事は「聖乃さんの将来が楽しみ!」に終始した内容となったので次はストーリーについて記事にしようと思っていました。
      ストーリーなんですが、大部分史実に基づいていると思います。でも史実の説明をかなりすっ飛ばすんですね。私はあらかじめウィキの「薔薇戦争」をザッと読んでいたのでこのあたり、理解しやすかったです。
      しかしその予習ゆえ、最大の創作部分を二幕後半になるまで掴みきれませんでした。星空美咲さんがヒロインである事はすぐ気付いたけれど、でも史実では聖乃さん(ヘンリー7世)の嫁は・・・とこんがらかったというか。

      まとめてみると「予習しなくても大丈夫」だと私は思います。予習ナシでも楽しめて、予習しておくとプラスアルファで楽しめる、そんな舞台だったと思います。
      結局は聖乃さんがキラキラしっぱなしなストーリでしたしw
      ヒール担当の優波さんの気合いも相当なもので、オッドアイで暴君プレイしながらも孤独感に苦しんでいる葛藤がよく伝わりました。
      星空さんはわかりやすすぎるほどに歌がうまかったし、私としては大好きな羽立さんがごくワンフレーズだけとはいえ歌ってくれたのも嬉しかった。
      スカステに入ってないので円盤買っても良いかな?って思ったくらいです。

      ポーは本当に素晴らしかったですね。
      エリザベートも上演開始から四半世紀すぎ、新しい継続再演作品が欲しいちょうど良すぎるタイミングですね。
      私はポーは、何よりもストーリーが素晴らしいと思っています。人間の奢りを感じます。そもそも人間が、やたらバンパネラを差別するのもおかしな話です。
      人とは何かを伝えるにあたり萩尾さんは、人ではないバンパネラを用いたのではないかと私は思っています。
      NHKの萩尾さん特集を観たのですが、萩尾さんは非常に生きづらい子ども時代をすごされたようですね。「イグアナの娘」もたいがい突拍子もない設定ですが、萩尾さんの生い立ちを、萩尾さんだけが持つ感性で表現した作品なのだと思いました。
      私は手塚治虫も好きで、去年「アドルフに告ぐ」の文庫版を購入して読み直したのですが、文庫版ゆえ文字が小さすぎてすごく辛かった。老眼は進むばかりだし今後は文庫版サイズの漫画は絶対に買いません・・・
      とても好きなのは「火の鳥 宇宙編」ですね。こちらもいわば、永遠の命がらみのストーリーです。

      いつもありがとうございます。
      今後もどうぞよろしくお願いいたします。

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