[バラ王子]超あらすじと星空美咲の感想

「PRINCE OF ROSES(以降「バラ王子」)、ライブ配信がないようですね。
どーしてだろ?

はっ!
ひょっとしたら、円盤購入を促すため?

実際、生観劇しまして私、久しぶりに「円盤を買っても良いな」って思ったんですね。
それほどに聖乃あすかさんの将来にワクワクしましたし、ヒロイン星空美咲さんの存在をハッキリ認識しましたし。
何より、史実ベースって事もあってストーリも良かったんです。

史実ゆえ人間関係が複雑、といった噂を聞いていた私はプログラムで予習するつもりが「バウ公演プログラムあるある」でストーリー解説がめっちゃ短くて。
で、スマホで「薔薇戦争」を検索し予習してから観劇したんです。予習しておいて良かったです。とはいえ予習なしでも楽しめますよ。

私なりに、もう思いっきりダイジェストにあらすじを書いてみます。
正確性を期待しないでくださいねwww

まず、バラ王子の舞台で史実と同じであった点を、演じたジェンヌさんの名前を添えて箇条書きにしてみます。
一部、ジェンヌさんを敬称略している事をご了承願います。

・白バラ軍団(ヨーク家)のエドワード4世(羽立光来)と、赤バラ軍団(ランカスター家)のヘンリー6世(冴月瑠那)はイングランドの王座を争っていた
・最終的に羽立さん優勢となり、薄い血縁ながらも赤バラ軍団とつながりのあるヘンリー・テューダー(聖乃あすか)は根絶やしの対象となり逃げる
・羽立さんが突然死すると弟のグロスター公(優波慧)が羽立さんの息子を差し置いて王となり暴君化
・聖乃さんの母マーガレット(春妃うらら)、狡猾なトマス・スタンリー(一之瀬航季)、赤バラ軍団のルーツでありながら白バラ軍団で育ったヘンリー・スタッフォード(希波らいと)ら、とにかくいろんな人間の思惑が交錯
・最終的に聖乃さんが優波さんに勝利し、ヘンリー7世に。白バラ軍団と赤バラ軍団の和解の証として羽立さんの娘(星空美咲)と結婚

こんな感じです。
一方、史実と違うところは箇所で言えばすごく少ないかもしれません。
ですが「ほぉ、ここを創作にするのかぁ、なるほど宝塚的」って思いました。
それが、

聖乃さんと星空さんが結婚前に出会い、恋愛する

ってところです。

もういっぺん言いますが聖乃さんは赤バラ軍団、星空さんは白バラ軍団です。
このふたりの結婚は30年ほども争い続けた白バラvs赤バラの和解の象徴なわけで、かんっぺき、政略結婚なんですよ。
史実ではふたりは結婚式のその日まで顔を合わせた事がなかったはず。
なのに宝塚版では、羽立さんの娘、つまりプリンセスである星空さんが身分を隠して聖乃さんに接触し、ふたりはラブラブになるんです。
もうめっちゃ、創作ぅぅぅ。
しかもこの創作部分に時間をかけるあまり、史実部分の説明がすっ飛びすぎていて予習なしだと頭がこんがらかるかもしれません。

あと史実と違うのは

・一之瀬さんを良い人格と描いている
・聖乃さんと優波さんが直接対決する

かなぁ。
史実では一之瀬さんは自分の事ばっかり考えていて、春妃さんは春妃さんで息子である聖乃さんを守るため、いわば政略的に結婚しています。でも舞台では恋愛っぽくなってます(宝塚的、アゲインw)。
あと史実では優波さんは野垂れ死んだ感じですが、宝塚では聖乃さんと直接対決してそれなりに体裁良い死を迎えていました。
優波さんは左目だけグレーのカラコンを入れており、猫で言う「オッドアイ」でめっちゃ気合い入っていましたよ。入念なおでこメイクに前髪のないウィッグをあわせていて、もうひとふんばり工夫して欲しかったけれど、それは私がウィッグマニアだからであり、ほとんどの方が気にならないと思われます。

いいですね、いいですよこうゆうの。
これぞ宝塚!
初めて演出担当をしたという竹田悠一郎さん、今後が楽しみですね。
相性は「タケー」になるのかな?

で、最後になりましたが、事実上のヒロインである星空さんについて。
まだ105期とは信じられぬ歌唱力および演技力です。
そして正直お顔の雰囲気も、実年齢より若く見えるかフケて見えるかどちらか選ぶとすると後者な感じで、これまた、まだ105期とは信じられぬ存在感。
この度聖乃さんのお相手を務めたわけですが、花組でトップ娘になるとすると永久輝さんの嫁でちょうど良いかと。ってまだ永久輝さんがトップになると決まっているわけじゃないんですけどねw
花組にこだわらなければそうですね、お顔の感じが芹香斗亜さんとマッチしそう!

とにかく星空さんは早熟タイプで、トップ娘にするなら急ぐ方が良いような、そんな気がしました。

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