花組の名バイプレーヤーとして活躍された、天真みちるさん。読者さんからcakesのクリエイターとして活躍している事を教えていただき、記事にもしました。
この度連載の書籍化が決まったそうです。これもまた、読者さんから教えていただきました。ありがとうございます。最新エッセイのみ1週間無料なので連載はずっと読んでいたのですが、書籍化についてcakesではまだ発表がなかったため知りませんでした。
で、どんな本になるのか少しでも知りたくて、調べてみたんです。そしたら「左右社」なる出版社のSNSが出てきたんですね。「天真さんのエッセイを書籍化します!」的な、喜びの報告なのですが・・・
【書籍化決定】元宝塚歌劇団花組男役・天真みちるさんの『こう見えて元タカラジェンヌです』は弊社企画としてcakesさんで連載を始めて一年、ついに書籍化に向けて動き出しました!まだ連載は少し続きますので、引き続きご愛読お願いいたします。
左右社@sayusya ツイート 2020年10月14日
このつぶやきを読んだ私は、たった2文字の副詞が気になったんです。
「少し」
この、2文字に目が釘付けになりました。
って事は・・・
天真さんのcakes連載は、もうすぐ終わっちゃうんですね。
これは私にとって、書籍化の喜びより大きな悲しみでした。
わざわざ「まだ」という副詞までつけて、「まだ連載は少し続きます」と書いているのですから、なんか、左右社さんとしては、早く終わって欲しいと思っているような気すらしましたし。
私的には・・・これ、失言ですよ。
「えー、大げさー、こんなのちょっとした言葉のあやでしょ、深い意味はないわ」
って思いますか?もしそうなら、どうかおばちゃんの小言を、聞いてやってください。
人の本心はちょっとした単語に出てくるんですよ。
聞いて心地よい甘い言葉は、相手が予め計画して発している事がほとんどです。相手に何らかの目的があるんですよ。なので本心ではない可能性、大です。
恋愛にせよ、仕事にせよ、専業主婦的なお付き合いにせよ、やたら言葉の上手い人には気をつけなくてはなりません。そうゆう人でも、そこそこ付き合っていると「えっ?」と思うような事をポロッと言ったりするんですね。実はこの「えっ?」が相手の本音だったりします。お付き合いを続けるかどうかは、相手から何気にこぼれ落ちる本音で判断する方が良いです。
あくまで、あくまで私の感覚ですが・・・優しく丁寧に連載を持ちかけてくれた出版社が、連載中なのに自分のエッセイを「まだ少し続く」と公的につぶやいたら、私なら、悲しいです。早く連載を終わらせて、書籍化(=出版社の利益)につなげたいのかな、それが本心なのかなと勘ぐってしまいます。
もちろん、左右社は天真さんと打ち合わせ済みで予め文字数、連載本数を決めている可能性だって十分にあります。
しかし、現在進行中の連載なんて、その人気次第で延長になったり、はたまた早期終了になったりするのが常ではありませんか?
わざわざ関係者が「先が短い」なんて発表する必要、ないでしょう?それをして良いのは天真さんご本人だけじゃないですか?
私は天真さんが、退団後の人生もエッセイで取り上げるのか、とても気になっていました。
現役時代よりうーんと長くなるのですし、天真さんならさぞ充実した日々をすごされているでしょうから是非、エッセイを続けて欲しいと思っていました。
ですが左右社のつぶやきを見て、左右社やcakesが天真さんに求めているのは現役時代の話だけなんだと感じ、とても悲しかったです。
おばちゃん、被害妄想激しすぎ!
って言われたら、それまでです。
なのにしつこく言いますが・・・
左右社は、設立からまだ15年とはいえ、出版社なんですよ。言葉遣いには最も気をつけなくてはいけない商売というか、言葉そのものを商売にしているんです。
なので、やっぱり私には、このつぶやきは、失言に思えてなりません。
コメント
出版社の文言では、まずドラゴンボールの亀仙人を思い出したんでショックは特に受けず。
出版業界では素人の彼女が当該エッセイ書籍化に言及した以上、出版までの予定が全て決定済み(だから発表した)と考えておいた方がショックが少ないと思いますよ。
ビブリオマニアの気があるので紙媒体での発行を希望するものですがどうなるんでしょうね。
おしおさん、私も書籍化する事は予め決まっていたんだろうとは思うんです。にしてもこの出版社のつぶやきには上から目線さを感じてガッカリしました。なんか、「うちが段取りしてやった」って言わんばかり、というか、言ってるんだし。
書籍化=紙媒体、とは限らないのでしょうか?ネットだとすでにcakesでほぼ書籍のような状態ですから、紙媒体だと私は思っているのですが・・・紙媒体じゃないとサイン会もやりにくいですし。
「ドラゴンボールの亀仙人」の意味は私にはわかりませんでした。すみません。もちろんドラゴンボールや亀仙人はわかるんですけど、出版社の文言とのからみがわからなくて。
よければ教えてください。
コメントありがとうございました。
今後もよろしくお願いいたします。
どうも、分りづらくてすみません
亀仙人が連載中に「もうちっと続くんじゃ」と言ってからのほうが期間が長かったという故事に倣って、「少し」がどのぐらいの期間か不明だと言いたかったんです。
この出版不況時、よほど売れなければ続巻などあり得ないので著者がちゃんと後書きを書いて終わらせてほしいと思っております。
おしおさん、亀仙人の意味、教えてくださりありがとうございました。
週刊少年ジャンプは子どもの頃、実によく読んでいました。当時の週刊・月刊マンガはどこも下剋上といいましょうか、人気があるといつまでも連載が続き、人気がなくなると有名漫画家でも打ち切りになっていましたね。出版に勢いがある時代でした。
天真さんがどのように後書きされるか、気になりますね。たとえcakes連載が終わっても、何らかの形でエッセイを続けていただきたいです。
続けてのコメントありがとうございます。先に別の記事をアップしちゃってすみません。
今後もどうぞよろしくお願いいたします。