良い音響でWSS鑑賞出来る大阪の映画館

宙組公演「NEVER SAY GOODBYE」を今月27日に夫・私・娘の3人で観劇するつもりがコロナで中止になってしまい、代わりにどんなレジャーを楽しもうか悩んでいます。
基本的に「映画館はもったいない」と考える私です。しかし読者さんからのおすすめでウエスト・サイド・ストーリー（WSS)を観に行きたい気持ちになり、調べてみました。

ウエストサイドストーリー

WSSを良い音響で上演する大阪の映画館

読者さんから「ドルビーアトモス（Atomos）」という音響システムを勧めていただいたので採用している映画館を調べてみました。「IMAX」や「DolbyCinema」も音響にこだわっているようです。
しかし！
良い音響システムを採用している映画館は案外少ないんです。しかも上映回数が少なかったり、バカ高かったり・・・
そのあたり一覧にしてみました。料金はアラフィーの夫婦と中高生ひとりの3人分です。

映画館	音響の種類	上映開始	料金
梅田ブルク７	Dolby Cinema	17:15	4,400※1
TOHOシネマズ梅田	Atomos	09:20	5,400
TOHOシネマズなんば	IMAX	20:10	6,300
イオンシネマシアタス心斎橋	Atomos	16:35	12,000※2
１０９シネマズ箕面	IMAX	12:20 21:10	6,000
TOHOシネマズくずはモール	Atomos	18:10	5,100※3
ユナイテッド・シネマ岸和田	IMAX	14:45	6,300
１０９シネマズ大阪エキスポシティ	IMAX	09:40 15:30	6,000

※1
ペア割（どちらかが50歳以上で2名2,800円）の適用あり。
※2
イオンシネマシアタス心斎橋でIMAXを採用している「グランシアター」は年齢問わずひとり一律4,000円。
※3
梅田とくずはのTOHOシネマズは基本料金は同じだがAtomos追加料金が異なっている（梅田はひとり200円で、くずはは100円）。

我が家にピッタリなプランなし

グランシアターを除き、どの映画館でも娘は1,000円＋音響追加料金と割安です。しかしアラフィー夫婦な夫と私には梅田ブルク7にしか割引がないんですよね。
そして梅田ブルク7は時間が遅すぎる。未成年の娘に遅すぎるし、夫と私も週末の夜は飲んで過ごしたいですから。
さらにアラフィー夫婦には厳しい現実が！
TOHOシネマズと109シネマズとユナイテッド・シネマは60歳以上だとシニア料金の適用となりひとり1,200円になるんですね（一般料金は1,900円）。だから、アラフィーで行くのは悔しいんですよ。ケチって言われたらそれまでですがどうしても、完全に同じサービスを受けるのにひとり700円、夫婦で1,400円も違うのは悔しくって。若返る事は出来ないから学割は諦められるけど、生きている限り必ず60歳にはなるんだし。しかもさして遠くない先ですよ。アラサーやアラフォーなら「60歳になるのはまだまだ先」と割り切る事も出来そうですが・・・

バカ高い「グランシアター」って何？

それにしても高額ぶりが悪目立ちしている、グランシアター。

公式サイトに詳細が載っていました。4,000円にはワンドリンク、スイーツ、アメニティが含まれているそうで、割引は一切ありません。勝手な憶測ですが「ひとり入れば採算が取れる」ようにした結果の4,000円なのかも？

音響へのこだわりを捨てると一気に安く

というわけで・・・「良い音響」にこだわるとアラフィー夫婦にとって悩ましい結果となりました。
一方で音響へのこだわりを捨てると、アラフィーにもお得なプランがあるんです。

・大阪ステーションシティシネマ
・なんばパークスシネマ
・MOVIX八尾
・MOVIX堺
→ペア50歳割引で2,800円、娘を加えて3人で3,800円。

・あべのアポロシネマ
→夫婦50割引で2,400円、娘を加えて3,400円

・イオンシネマシアタス心斎橋（グランシアターではない普通の席）
・イオンシネマ茨木
・イオンシネマ大日
・イオンシネマりんくう泉南
→夫婦50割引で2,200円、娘を加えて3,200円

さらに音響にこだわらないと、上映回数がすごく多くなるんですよね。
良い音響を勧めてくださった読者さんには申し訳ないのですがおそらくノーマル音響での鑑賞となりそうです。

以上、WSSを上演している映画館を調べるにあたりウォルト・ディズニースタジオの公式サイトから引用させていただきました。公式サイトには全国の映画館が掲載されており、音響についても記載されています。

WSS、映画版と宝塚版とロミジュリと

ここからはオマケ。
奇遇にも、真風涼帆さんと星風まどかさんの宙組トップ夫妻お披露目公演が2018年のWSSだったんですよね。星風さんはまるでそんな事なんてなかったかのように現在、花組でトップ娘していますけどｗ

宙組公演を観る事が出来なくなった代わりに映画版WSSを観るのはオツかもしれません。
WSSってロミオとジュリエットをベースにしているんですね。私は全然知らなくてホンマ、読者さんから教えてもらってばかりです。
このあたりも表にしてみます。

映画版	宝塚版	ロミジュリ
トニー	真風涼帆	ロミオ
マリア	星風まどか	ジュリエット
ベルナルド	芹香斗亜	ティボルト
アニタ	和希そら 桜木みなと	乳母
リフ	桜木みなと 澄輝さやと	マーキューシオ
チノ	蒼羽りく	パリス

これで合っていますよね？
ネットで映画版WSSのストーリーがネタバレしまくっていまして、読んだ感じではアニタはベルナルドの恋人だそうでロミジュリの乳母よりだいぶ若く美しく、それゆえの試練や葛藤があるように思いました。そしてチノはパリスより（悪い意味で）行動力がありそう。

ストーリーはロミジュリベースだけあって「もっと良い解決方法がなんぼでもありそうなのに」な感じ。
だけど舞台や映画では「若さゆえのバカさ」は永遠のテーマなのかもしれません。
「若さ」が重要なのでしょう。トシとってからもバカはやらかすけれどただただみずぼらしいだけで、絵にならないから。