[歌唱力]真彩希帆、華優希、潤花

ジェンヌさん

潤花さんが宙組へ組替えされる事になりました。

私は潤さんを、「ONCE UPON A TIME IN AMERICA(以降ワンアポ)」新人公演でしか観たことがありません。もちろん、他の雪組公演にも出ていらっしゃったのでしょうが、潤さんを潤さんとして認識したのがこのワンアポ新公ヒロインでした。

経歴についてはあちこちで書かれていますので省略しますが、大変に輝かしいです。私は何時間も並んでワンアポ新公の当日券をゲットした後、潤さんがどんな娘役さんなのか、楽しみにしていました。入団時32番だったのにこれほどの経歴をお持ちになったのだから、よっぽどの娘役さんなのだろうとワクワクしていたんですね。

そんな先入観を持って観劇した後の私の、感想です。しきりに、真彩希帆さんと華優希さんを思い出しました。

私はジェンヌさんの歌唱力を「風景」に例える事があります。

歌唱力を風景に(私の独断)

真彩希帆は「ハイジのいるアルプス」

真彩希帆さんの歌は、アルプスの少女ハイジやピーター、ユキちゃん(仙名彩世さんではなく、ハイジが飼っていた子ヤギです)が駆け回る、アルプスのように感じます。草原が広がり、花が咲き乱れ、遠くにアルプスの山々が見える、無条件でくつろげる風景。私は気持ちよくて、裸足になって、鼻歌を歌いながら歩いたり、寝転んだり。お腹が空いて家に戻ると、おじいさんが手作りチーズを用意してくれています。

華優希は「六甲山」

華優希さんは、子どもの頃遠足で登った六甲山。階段や岩があるので裸足は厳禁。私は登山靴を履いて、お弁当の入ったリュックを背負って登ります。無条件でくつろぐ事は出来ないけれど、それなりの装備や心構えで挑めば、ふとした時に沢のせせらぎや鳥の歌声を楽しめる、そんな風景に感じます。

潤花は「アルプスと六甲山のミックス」

で、ワンアポ新公ヒロインの潤さん。

出だしが好調で、真彩希帆さんの如くくつろぎの風景が広がるかと裸足になって進んでいけば、「ここだけはしっかり歌って欲しい」というところに岩があり、つまづいて転んでしまう。それじゃあと登山靴を履いて先に進めばまた草原が広がり、でも靴を脱ぐと今度は階段が、みたいな、そんな風景に感じました。

つまり、「上手いのか、下手なのか、わからない」と思ったんですね。もっと短くすると「不安定」になるのでしょうか。

心境の変化を楽しみにしていたのに

私は基本的に、決まった事には逆らわない主義です。本当に納得いかない事には逆らうので、その時のために、普段はエネルギーを温存しています。

なので、次期雪組トップは彩風咲奈さんと潤さんだろうという多くのヅカファン達の予測を、潤さんの歌唱力の不安定さもふまえすんなり受け入れました。むしろ、だからこそせっせと友の会で雪組公演のチケットを申し込み観劇しよう!って思っていました。

私はハイジの子ヤギじゃないゆきちゃん、つまり仙名さんが超大好きだったので、後釜の華さんに最初のうちは結構マイナスの感情を持っていました。でも今は全力で応援しているんです。なので潤さんに対しても私の気持ちに変化が起こる可能性が十分にあるわけで、とにもかくにもトップ娘になるのを楽しみに待っていました。潤さんの変化だけでなく、自分の変化も楽しみだったんですね。

なのに、潤さんがトップ娘になる可能性は一気に、かなり、薄れました。

驚いたものの、逆らいたいほどのエネルギーは湧きませんでした。

素直に受け入れ、彩風さんのお嫁さんが誰になるのか、発表を待っています。

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