三ッ矢直生with愛音羽麗・晴音アキ・留依蒔世 演奏会感想

ジェンヌさん

三ッ矢直生さん(67期)を読者さんから教えていただいたのは2年ほど前でしょうか。ジェンヌOGで唯一、退団後に東京藝術大学に進学して卒業した方なのだそう。
読者さんは三ッ矢さんがパーソナリティをしているラジオ番組を薦めてくれたんですが、どうも私はラジオとの相性が良くなくて・・・生で拝みたいと思っていました。

そしてようやく、その夢が叶ったのです。
しかも愛音羽麗さん(83期)や、まだ退団して間もない晴音アキさん(95期)と留依蒔世さん(97期)との共演なのですからおトク!本当に楽しみで、どうか中止にならないようにと祈りつつ当日を迎えました。

中止になっていない事を確認して向かった会場は「宝塚市立文化施設ベガ・ホール」。

阪急宝塚駅のおとなり、「清荒神(きよしこうじん)」が最寄り駅です。

改札を出て、

10mほどまっすぐ歩き左に曲がると、

踏切の先すぐに、ベガ・ホールがありました。

同じ建物内にベガ・ホールと宝塚市立中央図書館があるんですね。
まぁその、見るからに経年を感じさせる建物でしたが、中に入ってみると、

天井が高くて贅沢な造りです。座席数は372席なんですね。先日紫苑ゆうさん(64期)のトークショー(感想記事はこちら)があった阪急うめだホール(408席)と同じくらいです。

座席に向かうと・・・うわっ!

さらに天井が高いし、立派なシャンデリアがあって、トドメにパイプオルガン!!!
すごいけど・・・このシャンデリアは電球を交換するにも掃除するにもいちいち足場が必要ですね。脚立で頑張るにしたって素人じゃ無理だし。パイプオルガンといい、メンテにお金がかかりそうなホールです。

宝塚市ってば大丈夫ですかね?
大劇場から徒歩5分ほどのところにある宝塚市立文化芸術センターにも相当お金をかけているんですね(ここに行った時の記事はこちら)。ガラスが多いから掃除が大変かつ光熱費がかさみそうで、よくもまぁこんな無駄に贅沢な建物を作ったなぁな感じなんです。すでにベガ・ホールがあるのに新たに文化系の建物をこさえる必要なんてあったんですかね?

人口22万の、中核とも言えない市なのに文化系にお金を使い過ぎやわ・・・と、宝塚市民でもないのにあれこれ心配しつつ着席し、プログラムを開きました。

メインは三ッ矢さんなんですが先述した通りOGが3人も出ますし、振付担当もこれまたOGの風馬翔さん。そして演出がサトルなんですね。
サトルってば挨拶に
>ご夫君の高野ピエールさんと
なんて書いていまして、これはナイスかな。というのもピエールさんの紹介には立派な経歴しかなくて、どうゆう繋がりで宝塚尽くしなこの演奏会のメンバーに入っているのか不明なんですよ。メインの三ッ矢さんのご主人でしたらそりゃあ納得です。

というわけで腑に落ちた状態で演奏会がスタート。
三ッ矢さん・・・真っ白で、さらに左肩に白い羽を付けた衣装での登場でした。
そして最初に歌ってくれたのは、

愛あればこそ
だったんですね。
同じ曲を紫苑さんもトークショーで歌ってくれました。紫苑さんは64期で1994年に退団、三ッ矢さんは67期で1990年に退団と、おふたりとも宝塚版「エリザベート」の初演(1996年)より前に退団しています。エリザベート前の宝塚ではいかにベルばらが大きい存在だったかを感じました。
なんというか、紫苑さんも三ッ矢さんも「気張る」っていうのかなぁ、チカラや気合いを込めて歌う印象でしたね。当時の宝塚での指導だったのかも?

紫苑さんの時は歌唱は1曲だけで演奏は録音でしたが、今回は生演奏とともに5人の方々の歌をたくさん聴く事が出来ました。
愛音さん、晴音さん、留依さんいずれもとても歌がうまく、晴音さんと留依さんのダンスもあり充実した内容だったかと。
ただ、英語や英語ですらない外国語の歌が多かったかな?特にピエールさんはソロで長く歌ってくれたのが1曲だけだったのにスペイン語でしたから残念でしたよ。最後の最後、「グラシアス」のご挨拶だけは聞き取れましたが歌詞は一切わかりませんでした。
私は日本語しかわからないので、愛音さんが日本語で歌ってくれた「ユアソング」がとても良かったです。エルトン・ジョンのオリジナルだってもちろん素晴らしいんですが、日本人が日本人のために歌うなら日本語が良いと私は思っています。

ふふ、どうしても文句を書いちゃうの、私の悪いところですね。
全体的にはとても楽しかったんですよ。

最後に記念撮影タイムもありましたし。
私事ですがころなの自宅療養を終えた記念に何かしら観に行きたいと思っていましたので、願いが叶って良かったです。
でね、年内にもうちょっと観たい欲が出てきました。夫と海鮮三昧旅行する予定だったのですが積雪が心配になりキャンセルしたので、どうにかなるかもしれません。

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