ええっと、この記事は一応、OSKの前トップスターである桐生麻耶(きりゅう あさや)さんのコンサートの感想記事ではあるんですが、観劇(鑑賞?)からやや日がすぎていますし、OSKそのものに思う事をメインに書いてみます。
OSKはとにかくスターさん達との距離が近いです。ひとりひとりに親しみを感じます。
そしてOSKは運営手腕はさておき、スターさん達をけっこう大切にしているような、そんな気がしていたんです。
宝塚は時にゾフィーよりも冷血・冷酷でジェンヌさんを切り捨てるところがあるけれどOSKはそうじゃない、私はそう思っていたんですよ。とにかくアットホームだと。
でもすべては、私が勝手に思い描いた空想のようです。
OSKはベテラン男役ふたりと娘役ひとりの退団を発表しました。次の大きな舞台である創立100周年記念公演でまとめて退団です。本来なら100周年記念公演の後にひとりひとり、順番に退団してもおかしくないキャリアなのに。
これからどんどん、OSKもゾフィー化するのでしょうか。
存続のためなら見境なくなるのでしょうか。
見境なく、なんて表現がよろしくないのはわかっているんですが、私はそもそも、トップスターが桐生さんから楊琳(やん りん)さんに引き継がれた時の娘役事情がホンマ、疑問だったんです。
OSKはこれまで明確なトップ娘の存在がなかったのに突然「娘役トップスター」なんて肩書を作り、しかもいきなり2人もその座につく事となりましたので。
宝塚で言えば真風さんが星風さんと潤さんをどちらも嫁としてキープし続けるようなもんですよ。しかもふたりの嫁は私の目にはまさに、星風さんと潤さんみたいに写りまして・・・OSKにはトップスターがひとりしかいないんですから、私は、嫁は星風さん的な方だけで良かったと思っています。
でも、星風さん的な方が「嫁2人のうちのひとり」ではあれ、トップの肩書を得て良かったんですよね。
桐生さんがトップスターだった頃には城月れい(きづき れい)さんという娘役が事実上のトップ娘だったのに、城月さんはその肩書を得る事なくずーっと「ワンオブ娘役」のままなんですから。
トップというのは男役であれ娘役であれ、たったひとりだからこそ価値があるはず。
2人いるなら、3人いても10人いても変わらないと私は思うんです。
OSKは2人をトップ娘にしたんですからいっそ、城月さんも入れて3人いてもいいんじゃないですか?「うちは宝塚とは違い一夫多妻制で勝負します!」と宝塚との差別化にもなりますし。
ただ、城月さんはかなり高身長。それゆえ大きな桐生さんとの並びでは映えるけど、楊さんと並ぶと蚤の夫婦になってしまうんですよね。
私は判官贔屓しやすい性格をしています。
そんな私ですから、
長年苦労してやっとトップスターになったのにたった1年ほどでその座を明け渡した桐生さんや、
事実上のトップ娘だったのに正式な称号を得ないままでも健気に活躍し続けてくれている城月さんを、
エコヒイキしないはずありません。
それゆえこの度のコンサートを本当に、本当に、楽しみにしていました。
ふたりもいるトップ娘はどちらも出演しないけれど、それゆえ城月さんが事実上のトップ娘として登場しまくってくれるような気がしまして。
実際、そうだったんです。
だけど・・・開演前にギョッ!としちゃいました。
えっ!
たった、たった1時間?
ひえーっ(涙)!
ってw
たまたま予定が詰まっており、昼の公演に行けず夕方の公演しか時間を取れなかったんですね。
となると専業主婦の私は当然、夫や娘に言い訳やらお詫びやらしなくちゃいけないわけで。
さらにこの度の桐生さんのコンサートは大好きなジェンヌOGさんのコンサートと日程が近く、天秤にかけて桐生さんのコンサートを選んだといった事情も私にはありました。
ジェンヌOGさんのコンサートについて複数の感想ブログを読ませていただきましたが、2時間あったそうですね。ううっ、私も2時間とは言わないまでも、90分は楽しませていただけるように思っていたんですよね・・・
というわけで開演前にけっこうショックだったんですが、
しかしながら始まってみると内容はとても充実していました。
桐生さんと城月さんはとにかく歌が上手い!このふたりはホンマ、ビジュアルも歌も相性が良いです。
他にも複数のスターさん達が歌やダンス、そしてお芝居を披露してくれました。
そう、ずっと歌って踊ってかと思えば、小さなお芝居もあったんです。ヒロインの城月さんがピーティーエスディー(あえてカタカナにしています)に苦しんでいるという設定はちょっと、今その病名はアカンやろ、な気がしたんですけどね。
フィナーレには研修生のラインダンスもありまして、まぁその言ってみれば「コンパクトな宝塚」的な感じとも言えるでしょう。これはこれで充実しているかと。
しかも、双眼鏡がいらないような距離で拝めましたし。
会場である「近鉄アート館」はかなり、コンパクト。
私は赤色のAグループの中に座っていましたからもうホンマ、むちゃくちゃ近くって。
それでも双眼鏡を使って桐生さんを拝んでいたら桐生さんが目線をくれたような?ちょっとニヤッとしてくれたような気がして嬉しかったです。
ニヤッ、そしてピカッ!
あら?どうも桐生さん、歯を治したっぽい。
あっという間の1時間。
みんな素晴らしかったです。
特に、城月さんへのエコヒイキ感がさらにみなぎってきたのを感じました。今後も桐生さんとラブラブなご様子を見せていただきたいです。どうか退団せず頑張ってくれますように。
あ、ちなみに双眼鏡はいつものデカくて重いものではなく、
コンパクトなサブ機にw 小さくて軽いっていいですねww
OSKは牛乳石鹸と仲良しらしく、別のお芝居「天使の歌が聞こえる」でもこういった赤箱セッティングがありましたし、赤箱ひとつをお土産にいただきました。
この「with双眼鏡」な写真を撮影している時に、
こんなガチャがある事に気付きましたので、挑戦。
城月さん出るかなぁ~、と黒いカプセルを開けたのですが・・・かなり下級生の娘役さんでしたw
まぁこれはこれで、記念になります。
ただ・・・
OSKの100thのフォントがどうにも、宝塚の105thのフォントに寄せている、寄せすぎているように私は、思うのです・・・
コメント
1時間だと・・・ディナーショーくらいの時間ですね。がっかりなの分かります。
悠浦さんを見に角座公演に行ったことがありますが、それもそれくらいだったかも。
たー様はOSKをお知りになったのは何がきっかけですか?
私は、知り合いにOSK元トップスターの激ファンの方が居てお願いされてあやめ池まで行きました。
それはもう、ものすごく熱心に応援されていて切なくなるくらいでした。
あやめ池の円形劇場に行く前に梅田阪急でお花を買って、楽屋に差し入れするのにも付き合いました。
でも、その楽屋口というのは普通の民家のお勝手口のようで、誰も居なかったので下駄箱の上にお花を置くだけでした(カードをつけていたので誰から誰へのものか分かるのです)。
お花も、その方のだけでした。
大劇場の楽屋口との格差が凄かったです。
めいさん、はい、1時間は短かったです。あっという間に終わってしまいました、しくしく。
めいさんが悠浦さんを観に行った角座は、きっと前の角座なんでしょうね。かなり大きかったのでは?
従来の角座はなくなり、OSKはかなりコンパクトな心斎橋角座で活動を続け、コロナの後はまたさらにコンパクトになったレビューカフェでの活動になって・・・縮小化が止まらないです。
ああ、私も昔の角座で悠浦さんを観たかった!
OSKはあやめ池がホームだったそうですね。
めいさんはその頃もご存知なんですね。当時のOSKトップスターの激ファンなお知り合いがいらっしゃり、付き添いをしたそうで。
私は桜花昇ぼるさんまでしかわからないのですが、それより前の方かな?
あやめ池時代のOSKにはきっと、勢いがあったんでしょうね。少なくとも今よりは・・・
レビューの雰囲気も宝塚とは異なっていたそうですね。
今のOSKはどうしても、コンパクトな宝塚っぽい印象がぬぐえないです。それこそ缶バッチすら、デザインを寄せているし。
あやめ池時代でも楽屋口は大劇場のそれとだいぶ、異なっていたんですね。
お花って華やかだけど、後の手入れが大変かも?
宝塚も昔は差し入れのお花まみれだったようですが(タータンが新人公演主演した時の動画で知りました)、今はだめなんですよね。
私がファンになってからのOSKはモノの差し入れはかなり自由だったんです。劇場に「差し入れ置き場」な机があったりで。しかしコロナでなくなってしまいました。
OSKを知ったきっかけは、娘です。
宝塚ファンになってしばらくして、娘がOSKの存在を知ったんですよ。
いわゆる、音楽学校受験特集の動画を見つけまして。
涙した受験生のうち数名がOSKという劇団に入っている事を知り、観てみようかとなりました。
それで南座でのお芝居を観て、心斎橋角座でのショーも観て、みたいな感じ。
宝塚ファンになったきっかけも娘ですしね、娘なしに今の私はないですねw
いつもありがとうございます。
今後もどうぞよろしくお願いいたします。
↓記録によると私が観に行ったのも小さい角座だったようです。大きい?角座はたぶん行ったことがないかも。
https://ameblo.jp/creativecolors/entry-12349850425.html
あやめ池の円形劇場は宝塚に比べるとかなりショボかったです。
入口がドアではなくカーテン様のものだった記憶があります。特別な公演以外は全席自由席で。
調べてみたところ知り合いの方が激推しだったのは、煌みちるさんでした。
この方、ファンに対する態度がとっても塩でした。熱烈なファンがじーーっと見ていても一瞥だにしないし、にっこりも無しで。
宝塚でも天海さんや明日海さんが塩とか言われてますが、まぁあんなに沢山のファンにいちいち対応できへんねー仕方ないか・・・と思えますが、数えるほどしか居ないファンに1回だけでもにっこりできへんの?と思いました。
相手役の湖上芽映さんは可愛くて歌が上手くて救われました。
OSKはスターとファンの距離が近いのが売りなのか、撮影もできるのが良いですね!
上記の角座のときもありましたがレビューカフェでは予めOKと書いてあって嬉しかったです↓
https://ameblo.jp/creativecolors/entry-12196421614.html
たー様はOSKは娘さんがきっかけだったんですね。
私も宝塚は娘のおかげで好きになれました↓
https://ameblo.jp/creativecolors/entry-11533922761.html
めいさん、あやめ池の劇場はショボかったんですね。
記事のご紹介、ありがとうございます。悠浦さんのお写真、素晴らしい!本当に本当に美しいですね!プロポーションも抜群で。私は円盤でしか観ていませんが歌もかなりお得意のようだし。モヤモヤとした退団は本当に残念です。
OSKには、トップスターがひとりしかいないから・・・あくまで推測ですが、楊さんとの競争でいろいろ、あったのかなと。
正直、顔とお芝居力は互角(好み次第)ですが、プロポーションと歌唱力は悠浦さん優位だったように思います。
相当いろいろあったんだろうと、推測します。
煌(こう)みちるさん、桜花昇ぼるさんの4人前のOSKトップスターだったんですね。
塩対応だったそうで、それで、めいさんはお友達に切なさを感じたんですね。
なんかね、私は直接確認していませんが桐生さんの前の高世麻央さんもけっこう塩だったそうですよ。
そういえば楊さんも、どちらかといえば甘いというより塩っぽいかも?はい、OSKスターはおしなべて、ファンがすっごく多いとはいえないんですから、甘めでお願いしたいですね。ちなみに桐生さんはスマイル大放出のあまーい、人情派です。
あら!以前のジェンヌさんは、プロポーション良好とは言い難い方もいらしたんですね。
涼風さんはポーで迫力ある演技を拝ませていただきました。ジェンヌ時代はさらに若さもあり、さぞ魅力あふれる方だったんでしょうね。
めいさんも娘さんの影響だったんですねw
はい、子から受ける影響って大きいですよね。
育児を通し親が子どもにいろんな経験をさせてやっているつもりでしたが、実際は子どもが親にいろんな経験をさせてくれているんだと気付きました。
いつもありがとうございます。
今後もどうぞよろしくお願いいたします。