会っての謝罪ではない事にも理由があるはず

パワハラに関与した10名のうち6名が遺族に謝罪文を提出。
未提出の4人のうちひとりは後日提出予定。

このニュースに「何故直接謝罪しない?」といったコメントがぶら下がっています。こういったコメントをする方々は「関与した側がご遺族と会う事を拒んだ」と想像しているからでしょう。

私はそう思っていません。
直接の謝罪を拒んだのはご遺族だと推測しています。

対面すれば「ご遺族」と「関与した人達」の関係は双方向になります。
ご遺族は、神妙な顔つきで面と向かって謝罪する人達を無下には出来ないはずです。
何かしらの声掛けをしなくちゃいけなくなるし、その内容には何かしらの「赦し」の要素が含まれている必要があります。

そして、直接の謝罪が終われば・・・
謝罪をした人達は間違いなく、それまでの苦しみが軽くなるんです。
「直接お詫び出来た」
「赦してもらえた」
と。
謝罪をした人達の家族やファンも安堵するでしょう。

だけどご遺族は苦しいまま。
会ったところで謝罪する面々がどのくらい本気なのかもわからないし、それに・・・どれほどに本気で謝罪したところで有愛さんの命は戻りません。
会ったばっかりに赦しの言葉なんか出してしまったら、余計に苦しみが増してしまいます。

前回は有愛さんの妹さん、そして今回はお母さんのコメントが遺族側弁護士により読み上げられました。
おふたりともパワハラに関与した面々に対して直接の非難をしていません。
今後どうして欲しいか、要望も述べていない。
あくまで宝塚歌劇団なり阪急阪神ホールディングスなり、組織としての責任を問う内容になっています。

だけど・・・きっとご遺族は・・・
今も関与した面々への怒りが煮えたぎっていて、本当の本当に恨んでおり、絶対に許さないと決断している。
自分の寿命をすり減らしてでも怒り続け恨み続け、許さない覚悟をした。
だからこそ会わない。
だからこそコメントで触れない。
・・・のではないかと、私は思っています。

私の推測が当たっているかはわかりません。
しかし
会っての謝罪ではない
事には間違いなく、深い理由があるはずです。

コメント

  1. 調和の霊感3の6 より:

    関西の、たーさま

    こんにちは
    私も直接会って謝罪しない理由はご遺族が会わない事を望んでいらっしゃるのではないかと思っています。

    あくまで個人的な経験からそう推測してしいます。

    私の実母、デリカシー皆無の人で(母の妹の話では子供の頃からズケズケと悪びれもなく心無い発言をしていたそうです)、結婚後も親戚とトラブルを何度も起こし、絶縁している(絶縁された)親戚もいるくらいです。

    15年くらい前、当時私は北陸に住んでたのですが、おじ(父の弟)から電話でいきなり「お前ら親娘はどうなってるねん!」と怒鳴られました。「お前の母親は血も涙もないひどい事しておいて、お前にはなにも言ってないのか⁈」とこちらは訳もわからず、延々と怒られ一方的に電話を切られました。

    直ぐに母に電話して事情を確認したところ、びっくりするくらいひどい言葉を言ったそうです。
    本人にしたら「えーだって本人も自覚してたことを言ったのに、なんか急に怒った」と…
    話詳しく聞いて、それは絶対母が悪いやろと思いました。

    (おじは、病院に行く前に、体調悪いし病院に行くけどよろしくない病気やと思う、と打ち明けたそう。後日病院で結果が出て病名を母に知らせた時の第一声が「やっぱりその病気やったんやー」と応えた。
    その受け答えは過ぎるとおじ家族が怒ったそうです。

    母はおじ自身が病名を予測していて結果その通りだったので、やっぱりなーと応えたのに、なんか急に怒ってるよ?的な対応をしたので、怒り増しましのおじが私に電話がかかってきた、という経緯です)

    私、平謝りに行きました。許してもらえないだろうな、と思いながら。
    おじ宅で色々話して、私にはなんの落ち度もないのに怒鳴ってすまなかったと言われましたが、絶対に母は許せない。顔も見たくないし、声も聞きたくない(電話なんかしてくるな)、姿さえも見たくない、謝って欲しくもない、と言われました。

    謝った方は、直接頭下げれば詫びが出来たと気は済むでしょうし、区切りが付くかも知れません。

    でも傷けられた方はそんな簡単な事で感情が収まるものではないでしょう。
    まして宝塚の件は大切なお嬢さんの命が失われ戻ってくる事が無いのだから。

    手紙だけ?私なら断られても直接行くわ、と考えている人もいますが、それは自分のことしか考えてないよね、これは直接謝ることで誠意が伝わるという簡単なものではないと思ってしまいます。

    直接謝らないのか等のコメントをみると、この一件を思い出してしまいコメントさせてもらいました。
    まとまりのない文章になってしまいごめんなさい。
    では、また、次回は楽しい話題でコメントできますように

    • 関西の、たー 関西の、たー より:

      調和の霊感3の6さん、お母さんはいわゆる「空気読めない」、KYなタイプなんですね。
      お母さんには罪悪感がないからやっかいです。私も現在進行系で経験しています、かつて私をひどく不快にしておきながら親しげなコメントを寄越す人がいるんですよ。本人には全く悪気がないんでしょうから本当にやっかいです。

      子どもの頃はKYでも通常はトシを取るにつれて卒業するものですが、たまに卒業するどころかKY度をパワーアップさせる人がいます。
      でもってこのタイプは案外傷つきやすかったりします。調和の霊感3の6さんのお母さんは寂しがりだったりしませんか?
      合わない人とは付き合わないのが一番ですが、実母ともなるとそうもいかないですよね。

      そう、謝罪って実は、する側がラクになるんです。
      謝罪を受け入れるか受け入れないかは被害を受けた側が決める事。被害を受けた側が「謝罪が欲しい」と思っているうちは関係を良くする可能性があるって事。
      被害を受けた側が謝罪を受け入れないと決めているのに、自分がラクになるために謝罪しようとする加害者がたくさんいます。まさに「私なら断られても直接行くわ」なタイプね。そう、自分の事しか考えていない。

      調和の霊感3の6さん、コメントをくださる際にお詫びはしないでくださいね。
      今後もいろんなお気持ちをお聞かせいただけると幸いです。楽しい話題である必要なんてありません。

      いつもありがとうございます。
      今後もどうぞよろしくお願いいたします。

      • 調和の霊感3の6 より:

        関西の、たーさま
        返信随分と遅くなりましたね(汗

        母のKYは年々パワーアップしてますね。
        寂しがりで構ってちゃんでね。
        大事にされてないと、拗ねる。

        過去に人を傷つけた事は自分の中で「謝った」事で完結してます。
        蒸し返すわけではないけどそういう話題になった時、「謝ったやん」「もう済んだ事なのに」と言われるし、こっちとしては、あなたの中で完結してても、こっちはしこりになってるんだよ(怒)と言えば、しつこい!って反対に怒るしどうしようもありません。
        人を傷つけた自分が傷ついた感が強いですね。自己中か⁈

        たーさんもこんな輩は本当に絡まれて厄介で気持ちどんよりになりますよね。
        春なのに…

        31日には宙組の退団者の発表もありました。
        同期で出身校も同じの彼女の心中を想像しても勝手な妄想にしかなりませんが、心の痛みを癒して前に進んでいって欲しいです。

        今メルアドの@マーク以下が間違っていることに気づきましたので訂正します。ごめんなさいm(_ _)m

        • 関西の、たー 関西の、たー より:

          調和の霊感3の6さん、お母さんのKYはパワーアップしているんですね。寂しがりで構ってちゃんで、だけどとびきり自分のペース最優先だったりしませんか?
          本来なら構って欲しいなら相手への配慮が必要なのですが、相手のペースを崩して自分のペースに合わせさせる事によって満足する人や自分のペースに合わせてくれる事が愛されている証だと考えている人はたくさんいます。この手のタイプは結局、損するんですよ。

          人間は喜びや楽しさより悲しみや怒りを感じやすく出来ているらしい。
          なので傷ついた人は傷ついた悲しみや怒りをなかなか忘れないし、傷つけた側は相手がいつまでも引きずっている事に悲しみや怒りを感じるんです。
          人間は自己中に出来ています。だから自分が自己中である事に深く悩む必要はありません。気付くだけで上等です、本当に反省が必要な超・自己中な人はそもそも自分が自己中である事に気付いていませんから。

          社会生活を送るにあたりいわゆる「水に流す」は必要ですよね。だけど限界ってありますよ、「許さない」と決めた事は貫いたら良いと私は考えています。
          水に流すか許さないか、リアル生活では線引きが難しかったりするんですよね。だけど私のブログ運営にはしがらみがないから私の判断ひとつです。もうね、大抵の嫌がらせには慣れました。

          はい、年度末で宙組の下級生がふたり退団しました。
          そう、同期で出身校も同じ・・・本来なら去年のうちにも退団したかったでしょうに踏ん張ってくれたんだと私は思っています。
          前に進まなくても大丈夫です。深く傷ついた時に無理に前に進もうとすると必ずしくじりますから、しっかり留まって欲しいです。留まる必要がある人ほど無理に前に進もうとして状況悪化する事が多いです。

          アドレスの件、大丈夫です。調和の霊感3の6さんはお名前が超個性的ですからすぐに過去のコメントが出てきます。ただ、他人のなりすましを防ぐために今後もアドレス入力にご協力いただけると幸いです。
          ホンマね、いろんな人がいるんですよ。

          いつもありがとうございます。
          今後もどうぞよろしくお願いいたします。

  2. GIN より:

    こんにちは。

    私も謝罪文はご遺族の要望なのではないかと思いました。「顔も見たくはない」と。
    もし私がご遺族の立場なら、どんな謝罪をされたとしても許さないと思いますし、直接会うなんて考えられませんから。

    それにしても、この期に及んでも謝罪文を出す事すらしない人物は「人としてどうなの?」と思ってしまいます。最初は自分に非がないと思っていたとしても、その後の事で客観的に自身の行動を見られる時間はあっただろうに…。この後に謝罪文を提出したとしても、信用されないと思います。

    それにしても劇団と阪急の対応は遅すぎです。当初からきちんと対応していれば、ご遺族や現役生(特に宙組下級生)を苦しめる事はなかったでしょうね。

    合意したとはいえ、今回の件が無かった事にはなりません。せめて今後は同じ様な事が起こらない様に願うばかりです。

    • 関西の、たー 関西の、たー より:

      GINさん、おはようございます。
      はい、ご遺族は関係者の「顔も見たくはない」なのでしょう。

      謝罪文を出さない3名については、私にとって他人事ではありません。
      まさにGINさんに、私は「ブロガーとしてどうなの?」という態度を取りました。完全に間違っていました。それでも私からお詫びする事はなく、GINさんと私が今もコメントでやり取り出来ているのはGINさんがコメントをくださったおかげです。
      有愛さんのご遺族は関係者を拒絶しています。3名が「この状況で謝罪文を出す事に意味はない」と判断したのなら、私は責める事は出来ません。

      劇団や阪急阪神ホールディングスの対応は遅すぎました。しかしながら内部では急ピッチの激変だったはずです、当初は何が何でも従来通りのスタイルを貫くつもりだったんでしょうし。
      そもそも、当初からきちんと対応出来るような組織であれば有愛さんは命を失う事がなかったんです。
      大きすぎる犠牲ですが実際は他でも同じ事が起こっています、危険な道路は命が犠牲になるとガードレールが敷かれるし、危険なしゅうきょうは元総理の命をもって解散の運びとなりつつあります。

      今後は同じ様な事が起こって欲しくないけれど実際は起こってしまうのでしょう。きっと川人弁護士は今後もずっと忙しいのでしょう。
      願いは通じない事を痛感しています。

      いつもありがとうございます。
      今後もどうぞよろしくお願いいたします。

  3. “ちぃさま” より:

    たーさま こんばんは

    深い話ですね。私は子供はいませんが、中学も高校でもクラスメートの自殺を経験して、親より先に死んじゃいけない、自殺は罪深いことと強く心に刻みました。子供の自殺に明確な加害者がいる、なんと残酷なことか。

    合意書締結して良かった!って気持ちにはなれず、残ったのは脱力感というか無力感。

    ご遺族が求める加害者からの謝罪とは何を指すのか?ずっと気になっていました。申し訳ありませんでしたと頭下げればいいのか、それとも首を取りに行くのか・・・

    よくぞ反社の劇団員に認めさせた!同時にによくぞこれで合意したな?と思いましたが、たーさまの記事読んで、そうか・・・何を以ってしても、何かの代償を以ってしても絶対に永遠に赦さないってことなのかと思えてきました。

    劇団がパワハラを認めること、HHが謝罪すること。遺族側弁護士の仕事としてはここまでなのでしょうね。そしてご遺族の苦しみはずっと続くのでしょう。

    私の中では加害者上級生が舞台に立つ宙組は観たくないです。人それぞれだからたーさまと考えが違うのは当然です。たーさまと感じ方が違っても私はたーさまブログのファンですから。

    • 関西の、たー 関西の、たー より:

      ちぃさまさん、おはようございます。
      はい、合意書が締結して良かった!な気持ちにはなれません。そう、残ったのはただただ、無力感です。

      果たして今もご遺族は謝罪を求めているのでしょうか。会っての謝罪ではなかったのだから、本当の意味での謝罪ではないように私は思っています。

      たかだか匿名のブログを運営しているだけの私でも「コメントでのやりとりをしない」と決めている人が数名います。
      そんな私ですから、大切な家族を失ったご遺族がパワハラ関係者を一生拒絶するのは当然も当然のように感じます。

      そう、本来ならご遺族はまだまだ合意出来る状態ではなかったところを川人弁護士がまとめたように思います。
      そう、弁護士に出来る事には限りがあります。
      そう、ご遺族の悲しみや苦しみは今後もずっと続きます。

      宙組や宝塚との付き合いはファンそれぞれ決めたら良いですね。
      私は何が何でも芹香さん達を応援するつもりでしたが気持ちが変わりました。
      いろんな人達のいろんな意見に触れたけれどいずれも有愛さんの妹さんとお母さんのコメントには及びません。私にとっては妹さんとお母さんのコメントがすべてです。

      いつもありがとうございます。
      今後もどうぞよろしくお願いいたします。

  4. なな より:

     私もご遺族側が拒否された可能性は高いと思います。劇団ともなかなか会われなかったようですから。

     個人的にはこうなるやろうと予想していた展開にほぼ近く、法律的に妥当な結果になっているので、特に不満は無いです。

     ブロガーさん達は何を期待されていたのかな?と思うくらいお怒りの方が目立ちますね。見たくない方は見なくていいと思います。

     私は全く怒りを感じてないので、普通に宙組を観たいし、行きます。

    • 関西の、たー 関西の、たー より:

      ななさん、はい、ご遺族が対面を拒んだ可能性は十分にあると私は思っています。

      弁護士が入った事で法律的にはまとまりましたがご遺族の苦しみはずっと続きます。

      受け取り方は人それぞれです。今後も観劇する、しないも人それぞれ。自分の気持ちを述べるのは自由だけれど、自分と合わない人への批判がセットになりがちですね。

      いつもありがとうございます。
      今後もどうぞよろしくお願いいたします。

  5. かなえ より:

    たー様こんにちは。

    今日昼間映画「オッペンハイマー」を映画館で見てきました。
    アカデミー賞とったのと、キリアン・マーフィが
    主演というので、予習なしで行ってきました。
    で、ネタバレになるといけないのですが、映画の
    終わり近くにたー様の今回のポストを思い出すような場面がありました。
    この場面のあたり、ずっとたー様のブログを思いながら見ていました。

    映画は有名な役者さんが多く出演されていて、やっぱり俳優は演技してなんぼだと思いながら見ていました。
    プログラムが1200円だったので買いませんでした。
    昔プログラムが400円位の頃よく映画館で映画を見ていました。
    880円位なら買おうと思っていました。

    情報解禁でミュージカル「9to5」が出ましたね。
    多分以前映画館で見たような記憶があります。

    • 関西の、たー 関西の、たー より:

      かなえさん、「オッペンハイマー」の感想をありがとうございます。主演はきりやんじゃなくキリアンなんですね。ネットで見た感じ個性的な雰囲気っぽい。
      アメリカの映画で、アメリカで大好評だった・・・という事は、原爆の悲惨さを伝えたりアメリカ人に反省を促すような内容ではないはずです。実際、ネットで調べた限りですが広島や長崎の被害については触れていないそうですね。R指定になったのはヌードシーンがあるからかぁ、ふ~ん。

      かなえさんからのコメントを読みチラと調べた限りでは、私の「会っての謝罪ではない事にも理由があるはず」とどう被るのかわからなかった。それゆえ私も機会があれば観たいです。日本では半年以上遅れての上演になったそうですね。

      はい、活躍の場が映画であれテレビであれ舞台であれ、俳優は演技してなんぼなのでしょう。
      プログラムが1200円もするんですね。まぁその、宝塚のプログラムに慣れると他のプログラムが割高に感じますよ。私は東宝「ポーの一族」の2000円のプログラムをひどく高く感じました(内容がペラペラだった)。

      へー!
      「9to5」は知らなかったけれど明日海さんと和希さんが出るとは魅力的ですね!
      出来れば観たいです。その前に「王様と私」です。北村一輝さんがミュージカル界のオータニを上回るほどの・・・にはならないですよねきっと。梅芸のチケットを購入済みですが本当なら日生劇場で観たかったな。この公演も宝塚ほどじゃありませんが二次流通でよく目にします(買うわけじゃないですよオホホ)。

      いつもありがとうございます。
      今後もどうぞよろしくお願いいたします。

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