「舞台の演出」について、堂々巡り

週末、ブログから遠ざかり家族サービスに徹していた私ですが、心の片隅で「宙組の、宝塚の、舞台の演出とは」について考えていました。
でもね、堂々巡りなんです。答えが出ません。

アラフィーにして観劇に目覚めた私の中では「舞台の演出に、性的描写はつきもの」なイメージが出来上がりつつあります。
このあたり排除を徹底したら舞台そのものが成り立たないほどに浸透した文化になっているような、そんな気がするんです。
ですが未成年が観劇する作品には配慮が欲しい、これも正直な気持ち。しかしどこで線引きするかは答えが出ず・・・堂々巡りしています。

未成年及び子ども向けの代表格と思われし四季のリトルマーメイドだって、ストーリーは超・健全ですが衣装がかなりセクシーなんですよね。アリエルを始めとする人魚たちがびっくりするほど生のデコルテを、胸の谷間を強調するように晒しています。肩紐がないしね、ずり落ちそうなほどでもう、ギリギリじゃないかと。私、むちゃくちゃドキドキしました。
私はあの衣装もまた魅力のひとつだと思っているのですが、すごく厳格な親なら「子どもには見せたくない」になるんじゃないでしょうか。

また、超ビックリしたのが、歌舞伎です。まぁ、幼い子は観ないような気がしますが、中高生ならありうるでしょう?とりあえず歌舞伎って聞くともうそれだけで健全なイメージだったんですね、私は。ようは、何も知らなかったって事。
何も知らなかったから、先日読者さんに教えてもらった「桜姫東文章」をウィキってみてそのストーリーにもう、むちゃくちゃ驚いたんです。主人公の桜姫は自分を襲った男性を好きになるし、その後様々な展開を経て置屋で、それなりのお仕事をするんですよ。
未成年じゃなくてもヤバいんちゃう?伝統的な歌舞伎の演目だから許されるん?と脳内で「?」がいっぱい浮かびました。
けれど、驚愕しつつも、あのストーリーゆえに、観てみたい気持ちがすごく、あるんです。「歌舞伎は難解」だと思い込んでいた私にとってあの通俗的すぎるストーリーは本当に本当に、衝撃でした。
ちなみに純矢ちとせさんの退団後初の舞台「サクラヒメ」は桜姫東文章からアイデアをもらったようです。1年以上前にテレビでこの作品の紹介を見た時は「退団早々、こういった役をしなくても・・・」と思ったものですが、もし今の私が同じ紹介を見たらさして違和感なく受け入れていた気がします。

こんな調子なので、先日の宙組でも「宝塚にしては」という気持ちはありつつもどこか、「舞台演出だから」と納得したのかもしれません。1年前に同じショーを観たらもっと嫌悪感があったかもしれないけれど、今の私だから「ギリギリだけど・・・アリかな」になったというか。

果たして、現在の宙組公演のあのシーンの演出は、変わるんでしょうか。
気になるのが、プログラム。
演出を変えたところで、プログラムはそのままでしょう?
私は開演前にプログラムを買った後、お芝居については頑張って読んで予習するんですがショーについてはスルーなんですね。ショーは予習なしで受け身で楽しみ、観劇後にすごく気になったジェンヌさんや演出についてプログラムで復習しています。

で、現在の宙組公演のショーを復習してみると、話題になっている第7場や第8~9場に、「娼婦」って言葉があるんです。
これ・・・未成年に徹底的な配慮をとなると、もうこのプログラムも、ダメじゃないですか?大劇場と東京ではプログラムが異なっていますが、東京版プログラムではどうなっているんだろう?

こうゆう言葉を平気で載せちゃうあたりからしても、根の深さを感じます。
そういえば、つい先日ライブ配信で観た「ヴェネチアの紋章」にもこういった女性たちが登場していました。

果たして令和の時代、宝塚の演出はどのようになっていくのか・・・
どうなって欲しいのか・・・

私には、わかりません。堂々巡りです。

コメント

  1. conga より:

    舞台で女性(の性)をどう扱うかってすごくデリケートな問題ですね。
    宝塚は女性の観客が圧倒的に多い(舞台全般において女性観客の方が多いですけどね)ので敏感な人もいるし、小さい子や女の子には見せたくない!って思われてしまうと打撃かもしれません。
    でも娼婦を出すことが問題なのではなく、「どう描かれているか」が問題なんじゃないでしょうか?

    舞台というか人が作り出す創作物一般に言えることだと思っているのですが、乱暴な言い方をすれば私は

    舞台で現実と全く同じものは見たくない

    って思っています。現実はしんどいことも思い通りにならないこともたくさんあります。
    でも、現実ではなかなか体験できないことを体験させてくれる(ような気持ちにしてくれる)
    から舞台は素晴らしいんだって。
    だから現実で実行してしまえば法に触れたり誰かを傷つけたりしてしまうようなことも舞台で美しく(時に恐ろしく?)デフォルメされて演出されるのであればとても見たいと思うし
    ジェンヌさんが実際に苦しんだり悲しんだりしているのは全然見たくないけれど、それがお芝居やショーの中で展開されるのであれば正直に言ってとても見たいです。
    そしてそれが虚構の中で現実と少しだけリンクして、現実に起こりえることについて想像させてくれれば本当に素晴らしい作品だと感じますね。

    その表現方法が安っぽくて見ていられないと感じるかとても素敵だったと感じるかは
    もう受け取る人の感性によると思うので、いい悪いではないと思います。
    良くないと感じる人が多ければ売れないし良いと感じる人が多ければその反対でしょう。

    私には娘はいないので、本当には娘がいる母の気持ちは分からないのかもしれませんが…
    母の娘である自分としては 大切な娘に性的なものは見せたくない、ではなく
    あの場面、どう思った?私はね…と話し合えるような関係でいたいなと思いますね。
    娘がある程度以上の年齢だったら、という前提かもですが。

    ・・・ってこれだけ書いておいてなんですが、実はまだ宙組を観劇していません。
    正直今とても現実が忙しくて今回の宙組さんはもう配信でいいかな…と思っていたのですが
    たーさんの記事を読んでやっぱり実際に劇場で見なきゃだめだ!と週末のチケットを取りました。
    実際に見たら自分がどう感じるのか楽しみです。それまでに演出が変わりませんように。

    • 関西の、たー 関西の、たー より:

      congaさん、お忙しい中、コメントくださりありがとうございます。配信予定だった宙組公演、生観劇される事にしたんですね。お忙しいところ恐縮です。

      congaさんのおっしゃる、

      舞台で現実と全く同じものは見たくない

      ですがこれ、私も同じです。
      完全に虚構ではなく、虚構の中にも少しだけ現実味があり、日々のリアル生活に希望を持たせてくれるような作品が良いですよね。
      あと「娼婦」「花魁」そのものより、どう描かれているかが大切だというのもその通りだと思います(とはいえ文字のパワーもそれなりにありますよね、もう慣れてきたけど)。

      どうも私は、お芝居やショーを通してジェンヌさんのリアル生活を空想する傾向があるらしいです。
      今回の宙組公演は宝塚の諸事情ヌキでそのまんま受け取ると虚構100%なのでしょうが、ある程度把握しているとたちまち、現実味を感じるような気がします。
      ジェンヌさんが実際に苦しんでいるそぶりを見せるわけじゃないんだけれど、勝手にそんな想像をしてしまうというか・・・
      私が急激に宝塚を好きになったのはこの、フカヨミのところに理由があるのかも。

      話題になる=賛成派も反対派もいるという事ですよね。そして、結局は多数決で淘汰されていくものだと。
      女性(の性)を扱うのはデリケートゆえある意味、ここを攻めると話題作りしやすい気がします。ま、イージーな手段ですよね。炎上もしやすいけれど。
      インテリ揃いのはずの宝塚ですが、グレーゾーンのどこらへんまで攻めるのがベストなのかはやってみるまでわからないんですね。今回のショー、私は「ギリギリだけどセーフ」でしたが、「アウト」判断した観客の方が多いかもしれません。ホント、congaさんの感想が楽しみです。

      congaさん、今、お忙しいんですね。
      睡眠は足りていますか? どうか無理はしないでくださいね。
      宝塚の癒やしにも、限界がありますよね。
      宝塚が直接、困難を解決してくれるわけではないですから。
      にしても私は、随分救ってもらっています。なかなか、娘のような宝塚的思考にはならないんですけどね。

      娘とは今でも、ある程度の際どいシーンについてどう感じたか話し合えるような気がします。とはいえ、本当に奥底まで話し合えるのは娘が恋愛を経験してからでしょう。
      娘との事も大切なんですが、私自身、自分の変化に驚いています。ここ数年、あまりにもメンタルがやられてセクシーのセの字にも興味ナッシナシだったんですが、宝塚で復活してきた気がして。
      歌舞伎にも急激に興味シンシンで、ヒマを見てあれこれ調べるのが楽しいです。

      いつまで観劇からエネルギーチャージ出来るかはわかりませんが・・・楽しめるうちは楽しませていただこうかと。
      ネガティブな感情とポジティブなそれは両立できると、信じています。

      ホント、演出が変わらないといいのですが。1階ですか?今回のショーは帽子を被っているシーンが多くて、2階からだと顔を拝みにくいかも。
      私は先日は1階でしたが、次はがっつり2階です(涙)

      いつもありがとうございます。
      今後もどうぞよろしくお願いいたします。

  2. こんちゃん より:

    関西の、たー様

    いつも楽しみに拝読しております。ライビュ専科の地方民です。

    たー様の記事を拝読していてもたってもいられなくなり、宙組公演のために唐突に遠征してしまいました。

    で、7月6日11時公演の時点では、おそらく、たー様の観劇時と例のあのシーンは変更になったのではないかなあ。と思いました(涙)

    私は変更前のシーンを見ることはできなかったので、とんちんかんなコメントになるかもですが、おそらくドSMっぽいところは変更しただろうと思いますが、それでもなかなか刺激的なシーンでした(笑)個人的に私は「アリ」でした。

    潤花ちゃん、ばーんとした超ド級のオーラがあって、日本の宝塚の娘役の美徳の「こんな私がトップですみません」とひたすら慎ましく寄り添って、というのとは毛色が違って自己肯定感に満ちていて、気に入りました。

    地方の保守的な地域に住んでいるので、都会の方の意識はよくわからないのですが、田舎では女性の身体って「男性の性的な目線を喜ばせる」か、「良き妻、良き母としてある」のどっちかで、女性自身も「歳だからこんな色の服着れない」「スタイル悪いからこんな服恥ずかしい」と自己の肉体とか欲望を「恥ずかしい」「はしたない」と抑圧しがちな風潮を感じるんですよ。

    昭和の時代は地上波でベッドシーンが流れていた記憶があるのですが、今はTVも規制で昭和のころより性的な表現はだいぶ減りましたね。それは男性目線で女性を性的な商品として見てはいけない、とか、子供の眼に触れるから、という意味ではいいのですが、ダメダメづくしで、女の子も18歳になって「はい、あなたは大人」と社会に放り出されて「女性の欲望」とか「女性の身体は誰のもの問題」を考える機会もあまりなく、無意識に欲望を抑圧していることもあるんじゃないかなあ。

    で、ステージでSMちっくな(汗)喜々としてしばかれて快感を感じている女を、自己肯定に溢れたダンサー潤花がビシビシ踊っていると、なんか謎の解放感があって、客の側も無意識に抑圧している「あーいい子してるのやんなった。アブノーマルなことしたーい」願望を潤花ちゃんが代わりに体現してくれているように思ったんですよ。

    たー様の娘さんは宙組を観劇予定なのでしょうか?まあ、初日よりはいくぶんマイルドになったと思いますが、イマドキの若いお嬢さんはどう思うのかは気になります。

    • 関西の、たー 関西の、たー より:

      きゃー、こんちゃんさん、私も昨日、大劇場に行ってたんです!15時のマノンを観劇しました。大劇場内の郵便局のポストで友達を待っていたらゾロゾロと観客が前を通っていまして、おそらく11時のシャーロック・ホームズ観劇後の方々じゃないかと。あの中にこんちゃんさんもいたんですね!遠征、お疲れ様でした。お疲れのところ報告コメントいただきありがとうございます。

      ショーの「えすえむ」なところ、変更があったっぽいんですね。それでもまだまだ刺激だった、とw
      私ってば貴重なシーンを拝ませていただいたんですね。おそらく変更前の演出はスカステ放送ナシで円盤にも残らないでしょうし。これだから、新しい公演が始まると出来るだけ早く(出来れば初日に)観劇したくなるんですよねぇ。お芝居はナマモノだとホンマ、思います。

      ジェンヌさん達も大変ですよね。特に真風さんと潤さん。
      はい、潤さんはとても自己肯定感に満ちている方だと私も思います。あと若干、トップ娘としては身体にボリュームがあり、肉感的な気がします。こういった潤さんの個性は、前作アナスタシアでのオデットよりこの度の話題のシーンの方が活かしやすいかもしれません。

      地方に住んでいなくても、保守的な男性はなんぼでもいますよ。
      ワガママな男性は女性に「良き妻であり母である」と「男性を性的に喜ばせる」のどちらをも求め、ひとりの女性が併せ持つ事は難しいから分けたりしますよね。前者な女性を自分の奥さんにしつつ、後者な女性を遊び相手にするというか。
      そして女性は女性で、自分にとって都合良い男性をゲットするためにあれこれ工夫するんですよね。前者タイプになりたい女性はどうしても、抑圧的になるでしょうね。

      はい、昭和の時代はベッドシーンが堂々とテレビで放送されていましたねぇ。子どもの頃、火曜日だったかなぁ、「なるほど・ザ・ワールド」を見終えたら寝るように強制されていたのですが、母とその彼氏はなるほど・ザ・ワールドに続く「大奥」を楽しみにしていたんですよね。こっそり聞き耳立てたりしていました。あと、「8時だよ!全員集合」もたいがい、カトちゃんケンちゃんがお尻を出したり、股間から水を出したりで、コンプライアンス全盛な今のバラエティでは絶対に出来ないような事をしていました。
      一方で舞台ではまだまだ昭和の感覚が残っているんだとすごく、思います。

      はい、18歳になった途端「今後は自由だから」って言われても困りますよね。
      そして、これ・・・ジェンヌさんやアイドルにも、当てはまるかもしれませんね。
      制約の厳しい世界で生きてきたのに退団や引退によって「もう自由だよ」って言われても、何をしたらいいのかわからなくなります。
      子どもや特別な世界にいる人達には適宜、お金の使い方や性について学ぶ機会が必要ではないかと。

      私は、舞台に残り続けている昭和のコンプラレスな演出のすべてを否定するつもりはありません。
      舞台でしか出来ない事もやってもらいたいです。潤さん、次はクールビーストと試練続きですが頑張ってもらいたいです。
      人は皆、開放感を求めていますしね。表向き品行方正を貫いている人ほど、そうなのかもしれません。
      ただ、線引は難しい・・・心ではイイなと思っていても表向き反対しなくちゃいけない立場の人も、少なくないでしょうし。
      そうそう、マノンでもビックリなセリフが出ていてギョッ!としましたよ~
      感想、記事にしますね。

      娘とはセディナ貸切に一緒に行く予定ですが、ちょっと雲行きが怪しくなってきました。お友達が軒並み観劇を控えるようになっており、観劇しても友達に秘密にしなくちゃいけないのが辛いなんて言い出しています。キキのダルマを見たい!とも言ってるんですけどね。あの脚は本当に、眼福でした。

      いつもありがとうございます。
      今後もどうぞよろしくお願いいたします。

  3. はっちゃん より:

    たーさん。

    色々と考えてしまいますね。
    私も、「デリシュー」の情報を知ったあとしばらく、何日もモヤモヤが頭の中をぐるぐる回っていました。

    そしてNOW ON が中止に。
    この辺りから、モヤモヤがスーっと薄れていきました。
    何故かというと…「演出が変更されるなら良かった~」…ではなくて、当然ながら、いくつかのblogでそのことを話題にされるだろうし、色んな意見を見られるかも…と当然思っていたのに空振りだったからです。
    期待に反して、NOW ON 中止についての言及がほとんどなし。

    なぜ?

    「アブノーマル」な世界を、不特定多数の人に、また電波で放映する宝塚って、それで良いの?と単純に思ってしまった私には信じられない、「宝塚の熱烈ファン」であろうブロガーさん達のスルー反応に、「こういうこと?」と、少し熱中し過ぎていた自分の宝塚熱がスーっと覚め始めたのです。

    「こういうこと」というのは、宝塚を観ない周りの人達から、「宝塚」というだけで引かれてしまう…「特殊な世界」として認識されているという事実。

    特殊な世界、なんでしょうか?やはり?

    私はかなり初心者の宝塚ファンなので、感想もきっと世間寄りなんだろうと思っています。

    「デリシュー」の、何が問題かと問われると上手く答えられなかったのですが。

    観劇って、「感動した」「面白かった」「美しかった」「悲しかった」「涙が流れた」等その他、色んな人間的感情を「いただく」ためにするのだと思っていて、良い意味での「心が震える体験」をさせてもらえるものというか。
    「夢千鳥」でのドロドロした表現も「生きていればそんなこともある」(←ここがポイントなのだと思います)というものでした。

    それが、あるblog(ランキングに参加していない)などで「嫌な気分になった」「受け入れられない部分があった」「ショック」…とか、「見てはいけないものを見てしまった」…という意見がみられ、それってどうなのかな?と。

    価値観が近い東京のヅカ友さんが「見てしまってショック」と教えてくれた某スポーツ紙の当初記事。今は差し替わっているけれど、当初記事がツィッターに上がっているとのことで私も見てみました。

    結果、かなりショックでした。宝塚のイメージが…。
    ショック…というより、イメージdownしてしまった。
    好きだったそれぞれのトップさんのイメージが変わってしまいました。

    すみません、これ以上書くと、言い過ぎてしまいそうなのでこの辺にしておきます。

    私が今後も宝塚ファンでいることには変わりはなく、ただ、ファンになった当初からの「どんな作品でも絶対に観たい!!!」的な燃える気持ちではなく、冷静に、客観的にファンでいよう、と思っているところです。
    そして「桜嵐記」のような名作と評される作品は、何度でも可能な限り悔いが残らな
    いぐらい観劇する、というスタンスで。

    「宝塚だから」何でも良いというのは違う、と良い勉強になりました。観劇前から子供に見せてよいものかと不安になるとは…。
    「デリシュー」に始まって「性的表現」について、ここまで書いてくれたblogは、たーさんだけだと思います。

    益々、期待して今後も読ませていただきます♪!

    • 関西の、たー 関西の、たー より:

      はっちゃんさん、もし私がスカステに入っていたらナウオンが中止になった事をもっと掘り下げる事が出来たかもしれません。残念です。
      確かに、ナウオンが中止になった、なったと騒ぐつぶやきなどが多かったわりに、深く突っ込まれないまま流されたように感じます。

      宝塚ブロガーにもいろいろご都合があるんだと思いますよ。まぁはっきり言って、ビュー数を伸ばして収入を得る事をかなり重視しているように見受けられる方もいます。そうなると宝塚が封じ込めた事を蒸し返してもメリットないですよね。センセーショナルな事を書くと一時的なビューは伸びても、続かない。だからヤバそうな事には触れない方が無難なんですね。今流行のサスティナブルってやつですよ。
      あと、収入をほとんど見込めない無料ブログで大活躍されている方々には「宝塚を非難しない」スタンスの方が多いように感じます。熱愛のひとつのカタチかと。
      みんないろんな都合があるんだと思います。なので、読む側はさして期待しない方が良いような気がします。配偶者や我が子でもなかなか期待通りに動いてくれませんしね、まして匿名ブロガーたちなんて期待通りじゃなくて当然なのかも。
      かくゆう私も匿名ブロガーのひとりです、今、はっちゃんさんの期待通りだとしたらそれはたまたまであり、今後はどうなるかわからないです。

      はっちゃんさんはけっこう、思い詰めるタイプですよね。白黒はっきりさせたい、とても真面目な方ではないかと。
      宝塚だけでなく、リアル生活でのアクシデントにもそういった傾向、ありませんか?
      もうちょっと突っ込んで言うと、悩むタネがありそうなところに関わりやすい傾向があったり、しません?
      今回の場合、宝塚のショーで過激なシーンがあったところではっちゃんさんが直接害悪を被る事はほぼないのに、自ら深く悩む道を選んでいるというか。

      はっちゃんさんは「色んな人間的感情を『いただく』ために観劇する」とおっしゃっていますが、「良い意味での『心が震える体験』ばかりを与えてくれる」とは限らないと私は、思います。
      本当にそういった体験ばかりしたいならディズニーランドやUSJに行ったり、編集されたドラマや映画を観る方が可能性が高いですよね。
      けれど人間は、快楽ばかりでは飽きてしまう・・・ネガティブな経験をしなければ快楽を得にくい脳をしているようです。宝塚には納得いかない事も多々あり、それゆえ快楽も大きいような気がします。
      はっちゃんさんはネガティブ面にフォーカスしやすいゆえ、快楽もひとしおなのかも。
      ひょっとしたら宝塚のすべての作品が「桜嵐記」っぽいと、それはそれで悩んでしまうかもしれません。

      以上すべて私の憶測です。ちなみに私にはこういった傾向がすごく強いです。
      今後もご期待に添える事が出来るかはわかりませんが、またご意見をお聞かせいただけると幸いです。

      いつもありがとうございます。
      今後もどうぞよろしくお願いいたします。

  4. はっちゃん より:

    たーさん。

    早速のご返信ありがとうございます。

    「白黒はっきりさせたい、真面目」はその通りです、わかりましたか(^^)?

    …が「リアル生活でのアクシデント」は、いち早く察知し、然り気無くスルーして巻き込まれないように心掛けています。

    きっと「なぜ?」を解決したくなるのは、一昔前に学んだ法学部で事件を掘り下げて奥深~く考える癖がついてしまったせい…というのは、かなりあるかもです。

    何にせよ、今回、なんだか不気味にさえ思ったこの感覚、【幾度となく観劇しても「ファン」にはならず、常に冷静かつ客観的に分析しながら、一応楽しんでいる】主人の気持ちがわかる気がしました。

    生でもライブでも、本当に乗りが悪くて(苦笑)

    純粋に「宝塚が大好き~」と幸せそうな娘に、宝塚がこれからも「あ~観て良かった♪」と、素敵な舞台を魅せ続けてくれると親としても嬉しいと思います。

    blog楽しみにしていますね♪

    • 関西の、たー 関西の、たー より:

      はっちゃんさん、昨日は外出して忙しかった上、今日は大雨警報で娘の学校が休みになりお返事が遅くなってしまいました。今ね、もう晴れているのに警報がなくならないんですよ。それでも塾はやってくれるそうで(一斉メールが届いた)、友達に会いたい娘は先程喜んで自宅を出まして、お陰でこうして返信できています。
      ドサッと疲れました。これもちょっとした「リアル生活でのアクシデント」ですね。マノン観劇が今日じゃなくって本当に良かった。もし今日なら大きなアクシデントになるところでした。

      はっちゃんさんは学生時代の専攻を活かせているんですね。本当に素晴らしい事です。私は農学部出身ですが鉢植えのミニトマトすら枯らしてしまいます。

      ご主人は宝塚に対して「常に冷静」なんですね。という事は、冷静に分析しつつも一応は楽しめる要素が宝塚にはあると判断したという事ですね。
      そうゆう楽しみ方もアリだと思います。
      一方で娘さんの「宝塚が大好き~」も、アリかと。やっぱ、スタート時の年齢が若いほうが、染まりやすいのかな。

      日曜日にマノンの配信がありますね。もしご覧になったらご主人は冷静に分析して「原作と違いすぎる」、そして娘さんは「有沙さん可愛い!愛月さんカッコいい!」になるかもしれませんね。
      本来なら際どいシーンがあってもおかしくない原作が、むっちゃ宝塚バージョンになっていました。女性を表現する「あ(以後自粛)」にはビックリでしたが、たとえ娘さんから意味を尋ねられてもスルーするくらいでいいかもしれません。

      いつもありがとうございます。
      今後もどうぞよろしくお願いいたします。

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