「グレート・ギャツビー」感想(雑談多め)

大劇場公演

月組「グレート・ギャツビー」を観てきました。前回の月組公演は娘の大学受験のために生観劇出来なかったですしね、久しぶりに月組の皆様を生で拝めてすごく嬉しかったです。

予習としてディカプリオ版の「華麗なるギャッツビー(2013)」をアマゾンプライムで観た時は「しくじった!」な気分でした。まったくもってストーリーを好きになれなかったから。ビジュアル的にもディカプリオはイケメンの絶頂期を過ぎていたし(絶頂期はやっぱ「タイタニック(1997)」でしょ!)、何より、ヒロインが私にはちぃーーーっとも、美女には見えなかった。
だけどその後に配信で瀬奈じゅんさんの「グレート・ギャツビー」を観たらストンと頭に入ったし、ディカプリオ版での予習も役立った気がしました。

そして迎えた令和のグレート・ギャツビー。
月城かなとさんは本当に本当に美しかったです。ただこの度のジェイ・ギャッツビーは「ダルレークの恋」のラッチマンとかぶるような?あまりに一本気すぎて人生を損するタイプね。ラッチマンは愛する人を失うだけで済みましたがジェイは命を失いました。愛する人を守るためとはいえ銃を向けられている時に嘘を付く必要はないでしょう。実際はこんな人、なかなかいないませんよ。まぁその月城さんは美貌といいキャラといい、そんじょそこらにはいない男性を演じるのが使命なのかもしれません。

海乃美月さん演じるデイジーは映画版よりずーっと美しく私には見えるし、映画版よりズルい女ぶりが削られていてしっかり宝塚ナイズされていました。

風間柚乃さんのニックは随分と抑えめでしたね。「ブエノスアイレスの風」でのリカルドの方が風間さんの本領を発揮出来ていたように思います。
劇中、ゴルフをするシーンがあるんですがもっと見たかったな。なんせお父様はプロゴルファー、小達敏昭さんですからw

天紫珠李さんのマートルは想像より良かったです。ブエノス…でも思っていたより良くてね、一度は「あまりにアゲアゲされているから苦手」だった天紫さんの事、だいぶ好意的に感じるようになりました。ただマートルの下品な女性っぷりの完成度は前作の憧花ゆりのさんの方が一枚上手だったような気がします。

にしてもこの度、デイジーが運転する黄色い車にマートルが跳ねられて絶命するシーンがかーなり、マイルドになったんじゃないですか?確か憧花さんの時は映画版に近くてもっとセンセーショナルだったような。
ここねぇ・・・
マートル(天紫さん)はデイジー(海乃さん)の夫、トム(鳳月杏さん)の愛人なんですね。ジョージ(光月るうさん)という夫がありながら鳳月さんに夢中になっているんですよ。あまりにあからさまなので光月さんにバレちゃってね、光月さんは天紫さんを束縛します。
で、天紫さんは光月さんから逃げ出したくて、黄色い車を運転しているのが鳳月さんだと思い込み、助けてもらおうと車の前に飛び出すんです。だけど実際に運転していたのはめったに運転しない海乃さん。しかも感情的になっていてスピードを出しすぎていたんです。けっして夫の愛人と認識してひいたわけではありません。助手席に座っていた月城さんはハンドルを切るなりで危機回避を試みるも、天紫さんはひかれてしまいました。
そういった説明が足りなすぎると私は思います。前作なり映画なりで予習している事が前提になっているみたいでちょっと残念だったかな。ストーリーのキモなんですから、このお芝居を観るだけでもしっかりわかるようもっと丁寧に演出して欲しかったです。

そして最期に感想をお伝えするのは鳳月さんなんですが、果てしなく芸達者でした。
男も女も、自身が不誠実な人ほど他人に対して疑り深いです。浮気する人は恋人や配偶者の浮気をすごく警戒するんですよね。イケコはこのあたりの表現が上手い!
鳳月さんは海乃さんという妻がありながら天紫さんと浮気し、さらにはコーラス・ガールの結愛かれんさんにも高額なプレゼントを渡して気を引こうとします(そして結愛さんのヒモ、蓮つかささんに強請られた)。
なのに海乃さんが月城さんに夢中になると激怒するんです。自分がやっている事を棚に上げて。
ゴルフで月城さんに勝負を挑み、負けると今度は月城さんの素性を海乃さんにバラす。もうホンマにカスみたいな奴です。鳳月さんは徹底してカスを演じてくれました。
でね、カスだけど色男なの~♪
私は当初、学年的にも経歴的にも鳳月さんのトップはまずありえないと思っていたんです。だけど鳳月さんって「別格」「名脇役」の粋を超えているんじゃないですか?私には、鳳月さんがいなくなった月組がどうなってしまうのか想像が付きません。それくらいに存在感ある方です。歌唱指導も素晴らしかった~

というわけで楽しく観劇しました。
8月におかわり観劇出来るので楽しみです。

・・・

さて、以降はオマケの長い雑談。

もともと入手していたチケットは初日翌日の17日だったんですよね。初日が22日に延期になり一度は「生観劇のチャンスを完全に失った」私でしたが幸い、早いうちにリカバリーする事が出来ました。情報提供くださった読者さんに心底感謝しつつこの記事を書いています。「座席があまりよくないかもしれません」と心配してくださっていましたが十分にありがたかったです。
私は親切にしてくださる方々への感謝の気持ちを(あまり)忘れません。ふふ、ここだけでやめときゃ良いんですが付け足しますと、私を苦しめる奴等への恨みの気持ちだって(絶対に)忘れやしません。

遅刻が大嫌いな私は早すぎるくらいに大劇場に到着する事が多いです。この度も早めでしたがキャトルレーヴでプログラムを買っているうちにソファのほとんどがふさがり、リバープラザ(つまりは屋外)の出入口すぐそばしか空いていませんでした。ドアが開けっ放しなので冷房がほとんど効かなかったですが、風が強くてどうにか暑さを我慢できました。

以前は完全にスルーしていた理事長とおVISA様のページも、今はちょっとした楽しみだったりします。「ほほ~、こいつが優柔不断なお理事長様かぁ」なんて思ったりね。案の定、当たり障りのない文章です。
おVISA様はどうした事でしょう、いつもナントカのナントカ覚えのごとくトップ娘を「可憐」という単語で称えていたのに、今回は「優雅」ときましたか!

ま、おVISA様のお陰で、

ここがお菓子やビールの広告じゃなく、公演の広告になった事には素直に感謝いたします~
欲を言えばあまりにVISAの主張が強すぎやしません?もっとさりげない方が良かったなぁ。

この度も私の重くてデカい愛機、ケンコーの7×32SG(広角7倍)で頑張りまして、若干遠いかもしれぬ舞台も

斯くの如く楽しむ事が出来ました。
ただこの双眼鏡はアイレリーフが短くてメガネとの相性が悪いんですね。遠近両用が欠かせなくなりつつある私はあとどれくらい、裸眼でこの双眼鏡を使い続けられるだろう・・・
アイレリーフって何?な方は、日の出光学という老舗メーカーがこちらのページで説明してくれていますのでどうぞ。ここのA5という広角5倍の双眼鏡がとても人気らしくてね、むちゃくちゃ迷いに迷って現在の愛機を選びました。A5はアイレリーフが長い上に軽くて小さいらしいのでもうちょっとトシとったら乗り換えるかもしれません。

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コメント

  1. comugi より:

    たーさん、こんにちは。
    少しお久しぶりです。
    そしてお久しぶりの宝塚大劇場公演観劇感想記事もありがとうございます!
    、、
    たーさんは、実は初日近いチケットゲットでしたんですね。
    私は、、、結果的に初日チケットになったチケットを友会でいただいておりました。こんなラッキーなことはほぼほぼないんです。
    初日は、最近は土曜日ですし、金曜日だった時も終幕後の挨拶があったりして長いので、申込む事すらはしていなかったので、寄せては返す波のごとく、長い期間申し込みを続けるとこんな事もあるんだなぁという感じです。確率の問題ですけれど。

    月城さんは美しかったです。
    はい、くらげちゃんもすごく上流社会の奥様って感じですし、最後のシーンまでお上手でしたね。ちなつさんは超安定でしね。足が長い~。

     たーさんのようには予習はしていかなかったのですが、観劇した後、原作が見たくなりロバートレッドフォード主演とディカプリオ主演の2つのDVDを取り寄せました。(村上春樹訳の原書を最初予習代わりにしていましたが、結局半分までしか読めていません、最後まで読めるのだろうか?村上さんが1番の小説を上げろと言えばこのグレートギャツビーらしいのですが、ストーリー的にどうも?という感じではありますが)

    ディカプリオ版はまだ見ていないのですが、ロバートはカッコよかったですよ!
    月城さんはこちらに寄せていたのかなという感じです。デイジーに会う時のピンクのスーツとか(映画では、自分の家に招く時ではなく、デイジーの家に行くときにピンクスーツでした。)

    たーさんの記事で、いつものお菓子宣伝のところが、VISA様一色になっているのを初めて知りました。(当日はスルーしていました)。
    やはり目の付け所が違う!

    それでは毎日暑いですが、ご自愛くださいませね。

    • 関西の、たー 関西の、たー より:

      comugiさん、ちょいとお久しぶりですね。その間も遊びに来てくださっているようで嬉しいです、ありがとうございます。
      はい、初日翌日のチケットに当選して浮かれていたのに流れちゃって、チケットなしになってしまったんです。ホンマ、リカバリー出来て良かった。
      comugiさんは「結果的に初日チケットになったチケットを友会でいただいておりました」だったんですね。他の読者さんが「棚ぼた初日チケット」とおっしゃっていた、ラッキーチケットですねw

      初日が土曜日だと専業主婦はキツイですよね。とはいえ私は出来るだけ初日近くに観たいし、夫の仕事が土日に入る事も珍しくないので土日も申し込みするようになりました。
      でも平日の方が何かと動きやすいです。comugiさんは平日の申し込みに徹してこの度、ラッキーチケットをゲットしたんですね。日頃の行いが良いからですよ。じゃあ私は日頃の行いが悪いのか?確かにそうだけど、でもすぐにリカバリー出来たんだから大して悪くはないわけですw

      はい、月城さんは美しく、海乃さんは美しく育ちの良い奥様でした。ま、海乃さんはきっと富山のお嬢様なんじゃないですかね?
      鳳月さんははい、素晴らしい安定ぶりでした。鳳月さんがカスだから、月城さんの一本気ぶりが引き立つんです。風間さんのニックだけじゃ足りず、鳳月さんのトムのお陰で月城さんが輝いていました。
      ニックはお坊ちゃんな役でちょっともったいないですね、風間さんも芸達者な方ですから。映画ではメンタルを病んで、治療として自分が経験した事(ギャッツビー達とのあれこれ)を文章にしていたんですよね。ですが、宝塚版ではニックが病んでいた事はカットされました。宝塚版らしいですね。

      ディカプリオ版を観た時にフィットしなかったのでロバート・レッドフォード版を観たい気持ちにならなかったんです。comugiさん的にはロバート・レッドフォードがカッコ良かったんですね。せっかく取り寄せたんですからディカプリオ版も観て、比較していただけると嬉しいです(報告お願いします)。
      えっと、ディカプリオ版ではニックの家でジェイとデイジーが再会していたかな?ピンクのスーツはディカプリオも着ていた気がします。で、トムが「真面目な奴があんなピンクのスーツを着るか?」と突っ込んでいたような(うろ覚えです)。ちなみにディカプリオ版でトムを演じていたジョエル・エドガートンは目が細く、私にはカッコ良く見えましたw
      村上春樹訳にチャレンジされたんですね。半分しか読めていないのはcomugiさんのせいではなく、村上さんとの相性の問題じゃないでしょうか。半分読んだだけでもすごいですよ、私はとてもとてもチャレンジする気になれません。

      改札をくぐってから先のあの看板、あまり目立たないですよね。1階のトイレを利用する人にしか見えないというか。
      それでも私はあの看板がお菓子やビールだと寂しいので、麗しい広告になっていて嬉しかったです。もしかするとVISA協賛の公演の時のみ麗しくなるかも?

      毎日暑いですね。昨日は2度目のODYSSEYで、暑い上にランチ先をどうするか娘とゴタゴタしてかなり疲れました。今日はゆっくりすごします。
      comugiさんもどうぞご自愛くださいませ。

      いつもありがとうございます。
      今後もどうぞよろしくお願いいたします。

  2. たーさん、こんにちは。ワカマツアイズです。
    いつも楽しい観劇感想、ありがとうございます。今回も楽しく拝読しました。
    今回は鳳月さんのお芝居を非常に楽しみにしているので、そのクズっぷりが存分に表現されていたようで、たーさんのご感想を読んで、益々楽しみになりました。今のところ、チケットないんですけれど(笑)、何とかしよう! 何とかしたい! という気持ちが強くなってきました。
    ブキャナンって、難しい役ですよね。今の鳳月さんだからこそ表現できる役になっているんだろうなと、観てもいないのに思わせてくれるって、本当に素晴らしいジェンヌさんだと実感します。下級生トップを支える2番手として、去就が注目されているようですが、私も、鳳月さんには、1作でも長く舞台に立ってほしいと切に願う今日この頃です。
    今の月組は、トップコンビは美しいし、2番手は芸達者だし、組長さんはいい味出す芝居してくれるし、見ごたえありますよね。
    今回も楽しい記事、ありがとうございました。

    • 関西の、たー 関西の、たー より:

      ワカマツアイズさん、いつも遊びに来てくださりありがとうございます。観劇感想に特化していない雑談まみれな記事ですが楽しく読んでくださったそうで、とても嬉しいです。
      はい、鳳月さんのブキャナン素晴らしかったです。悪人を悪人らしく演じるのって難しいですよね。しかもブキャナンはただひたすら悪人ではなく、色男の要素も強いんです。2幕の最初なんかもうサイコーですよ。
      チケット難な上にまたも休演が決まりますます生観劇が難しくなってきましたね。私の8月のチケットもどうなるかわかりません。

      また鳳月さんの話に戻りますがはい、私も鳳月さんには長く舞台に立っていただきたいです。2番手羽根を背負った以上、専科への組替えはないのかな・・・
      ブキャナンは本当に難しい役です。私はディカプリオ版の映画を予習で観たんですがこちらでもブキャナンは難役かと。クズっぷりは映画のブキャナンの方がだいぶ上回っていまして、それでも映画のブキャナンもデイジーを守りたい気持ちはすごく強かったんです。
      宝塚版では鳳月さんだからこそ演じる事が出来たんですね。ポーの一族のジャンとちょっとかぶるかな?

      はい、今の月組の状態はワカマツアイズさんのおっしゃる通りです。ただ、何かひとつでも欠けるとどうなるかわからないですよね。
      私は風間柚乃さんはトップスターの器だと強く感じていますが、月城かなとさんの跡継ぎをするのは難しいと思っています。
      なので水美舞斗さんが間に入ってくれたら、なんて思っちゃう。鳳月さんとの相性も良いですしね。鳳月さんのトップより可能性が高いような気もしますし。
      って、余計な事を口走ってしまいすみません。

      いつもありがとうございます。
      今後もどうぞよろしくお願いいたします。

  3. かずこ より:

    たー様こんにちは。お久しぶりです。

    今週から大分涼しくなり、というか寒くて冬布団をだしました。
    あんな猛暑だったのに、季節が変わるのは早いです。

    先週末、ようやく月組公演を私も観劇しました。
    その数日前に、星組の全国ツアーのチケットが飛んでしまい、ショックを引きずりましたが、ギャツビーは無事に観られて本当に良かったです。

    私は、宝塚ファンになりたてのときたまたま初演の杜けあきさんのを拝見してました。
    重厚な杜さんの雰囲気にあっていて、ヒロインの鮎ゆうきさんが大変美しく、原作にはない、ヒロインが墓場に花を捧げるところが素敵なアレンジで、悲劇だけど良いお芝居だったのを覚えています。

    でも、ショーも観たい私としては一本モノの再演はがっかりしてて、正直1回でいいかなあとか思っていたんです。

    でもでも、朝日の昇る前にを月城さんが歌われたときは本当に感動し、デイジーと再会するために薔薇の花束をもって登場したロマンチックなシーンからは、最後まで楽しくお芝居に集中してしまいました。

    内容は、たー様の感想とほぼ同意です。決して宝塚的なお話でないのに、当時の若い小池先生は上手くアレンジしたし、才能ある方だと改めて思いました。

    あえて文句を述べると、たー様同様事故の様子は時系列で表現してほしかったかな。
    マートルの旦那役も初演はもっと2枚目よりで、今回やたら陰気な男性でした。
    その分、マートルが夫を嫌がるのはつたわり、事故のときは理性を失った状態だったのはわかりました。

    あと音楽は、初演からの吉崎先生の楽曲は変わらず素晴らしいのですが、新曲はイマイチでした。主題歌と、デイジーを想う曲が変わらずあって良かったです。

    星組の全国ツアーは、配信で拝見しました。

    こちらも有名作家の原作もので、石田先生的なアレンジはあるものの(最後、とっても都合いい展開でしたが)重厚な感じがあって面白かったです。

    画面でだと、星組さんは顔での表現がかなりオーバーで、月組出身の暁さんはかなり自然な雰囲気でした。
    組によって芝居の雰囲気が異なるのはわかっているけど、ほんと違いました。

    ショーは、本公演は一部の上級生だけが重用されてた印象で、今回のほうが暁さんはじめ多くのかたが目立った場面があって、トップ娘役さんが大羽根だし、少人数ですがこちらの方が良かったです。

    今回、星組さん観られない代わりに歌舞伎を拝見しました。
    海老蔵さん、にざ様、勘九郎さん、七之助さんなど久しぶりに拝めて、それは良かったのですが、作品はどうにも冗長でだめでした。ひたすら海老蔵さんをオペラでガン見して、眠気を乗り切りました。赤姫役がオペラなしでハッキリおばあさんでキツかったです。
    おばあさん姫が舞を披露するからと長々と踊られてましたが、前座の二人の若い腰元役の舞のほうが見た目も良いしずっと良かったです。

    打ってて自分の観劇記になってしまい申し訳ないです。適当に流してくださいね。
    私にとっては2ヶ月半ぶりの観劇で、中止になった公演もあり、感情は複雑でした。
    美しい月城さん、知性ある大人の女性がはまる海乃さん、優雅なゲスを上手く表現した鳳月さんを観れて良かったです。

    中止のリスクにいつも不安になりますが、生観劇の感動はひとしおだと痛感しました。

    たー様の健康に気をつけて、これからのブログも楽しみにしています。

    • 関西の、たー 関西の、たー より:

      かずこさん、ちょっとお久しぶりですね。前回コメントいただいた8月は猛暑のさなかでしたが、はい、急に涼しいを通り越して肌寒くなりました。
      ギャッツビーの感想ありがとうございます。はい、私もジェイは重厚感がある方に似合うと思っていまして、杜さんはピッタリだったんじゃないかと。鮎さんは検索して出てくる画像を見るだけでも本当に美しい方だとわかります。ジェイの墓にデイジーが花を投げ入れるシーンは賛否両論のようですが私は良いと思っています、いかにも宝塚っぽいから。

      月城かなとさんは究極の美男子で、デイジーにバラを差し出し「君はバラより美しい」なんて言うんですからロマンチックの極みでしたね。
      「朝日の昇る前に」は本当に素敵な歌で私も感動しました。
      そう・・・このお話って宝塚的じゃないんですよね。私は先にアマゾンプライムでディカプリオ版の映画を観たので、これがどう宝塚になるのか不安になったくらいです。その後配信で瀬奈じゅんさん版を観て納得し、安心したんですけどね。はい、イケコは天才です!

      そーなんです、事故のシーンを飛ばしていきなりマートルが絶命しており、その後いちおうデイジーの運転による車にひかれた事を示すシーンはあるものの何ともわかりにくかったですね。新人公演ではさらにすっ飛ばしていていよいよわからなくなっていました。
      あら、初演のマートル夫はもっと2枚目寄りだったんですね。古代みず希さんはウィキになっていないけれど、初演エリザベートでシシィ父を演じたそうですね。
      そうですね、光月るうさんは作業着姿で陰湿な雰囲気でした。そしてそんな夫だからこそマートルはウザくなったし、夫の客であるトムに入れあげた事が伝わってきましたね。理性を失い車の前に飛び出したわけですが、まぁその、マートルはもともと知性レスな女なんですよね。天紫珠李さんはそのあたりうまく演じていたと思います。

      音楽は私、「朝日の昇る前に」しか覚えていないですー、昨日新人公演の配信を観たばかりですが、それでも。全体的にシットリタイプな歌が多かった印象です。もうちょっと頑張って聴けば良かった、申し訳ないです。

      星全ツ、配信で観たんですね。せっかく入手していたチケットが飛んでしまったのは本当に残念でしたね。
      ダーイシのアレンジ、確かに最後、急ピッチでご都合主義な展開になっていましたねw なんかパパパと大団円になったというかww ふふ、私はダーイシのこうゆうところ好きですよwww
      かずこさんは星組に「顔での演技がオーバー」だと感じたんですね。組の印象はトップスターの影響が大きいと私は思っていまして、そういえば礼さんは顔での表現が強めかもしれません。というか礼さんは身体での表現も強めかも?これねぇ、私の勝手な勘繰りなんですが小柄さをカバーしたいお気持ちがあるかもしれませんね。月組は珠城りょうさんが「恵まれた体格+顔での演技は抑えめ」でしたから、暁さんも影響を受けているかもしれません。

      はい、ショーは上級生が目立つ構成になっていましたね。記事にした通り私には「さぁ~、瀬央ゆりあと暁千星を比較してください♪」に感じましたw
      このふたりが片羽根で、舞空さんが大羽根になっていたのは本当に良かったです。私もこのショーは少人数でありながらとても印象的でした。

      かずこさんは歌舞伎もお好きなんですよね。歌舞伎座ですよね?秀山祭九月大歌舞伎ですか?もしそうなら一部と二部を観たのでしょうか?
      歌舞伎にせよ新喜劇にせよどうも、上方は冗長なんですね。漫才もそうかも?
      海老蔵さんは團十郎襲名にあたりいろいろゴタゴタしているようですが私としてはやはり生で拝んでみたい役者さんです。
      赤姫がおばあさんだったんですか~、それは残念ですね。私も去年秋のGOEMONや年末の吉例顔見世興行、最近だと七月大歌舞伎で若い女を高齢者が演じる事に随分ガッカリしました。四谷怪談のタマ様ももう、ギリギリかな。
      そう、オペラをはずしても高齢者ぶりってわかってしまうんですよね。
      歌舞伎役者も高齢化が進み、なのに年功序列を維持するからこんな事になってしまうんです。本気で生き残りたいなら改革しなきゃ。とはいえ「八月納涼歌舞伎」では猿之助さんが超大胆な代役を仕掛けて好評だったそうですし、歌舞伎はまだ将来を期待出来ますよ。イヤホンガイドもあるしね。

      観劇感想コメントすごく嬉しいです。
      チケットを手にしていた公演が中止になると本当にショックですよね。2ヶ月ぶりの生観劇でかずこさんが感じた「観れて良かった」のお気持ちがすごく伝わってきます。
      そう、中止リスクは苦しいけれど、それゆえ生観劇の感動はひとしおだし、生観劇の素晴らしさを改めて感じる機会になったと思います。

      お互い健康に気をつけて観劇を楽しみましょうね!
      私のブログはちょっとペースが落ちていますがマイペースで綴っていきます。

      いつもありがとうございます。
      今後もどうぞよろしくお願いいたします。

  4. うみひこ より:

    たーさん
    こんにちは。
    今(9月下旬)になってようやく月組グレートギャッツビーを観ました。こういう話だったんですね。
    でもいろいろ思うところはありました。

    ・マートルが晴音アキちゃんだったらなー。トムが浮気して入れこむことに相当納得感があったはず!(天紫さんだと、なんでこのおばさんに?と思っちゃう。)

    ・結衣かれんちゃんのコーラスガール(ヒモ付き)には納得感。

    ・副組長、退団なんだからもう少しいい役(例えばデイジー母)でもよかったのでは?

    ・デイジーって身代わりになって命を賭けるほど魅力的か?よくいる上流階級の世間知らずのお嬢様にしか思えん。ギャッツビーもさっさと別の女性にいけばいいのに。

    ・役が少ない。トップさんのソロ歌唱が多いので、その分出番も少ない。

    ・トップ2人が歌上手い。安心して聴いていられる。

    ・月組はスーツ姿が似合う男役さん多し。特に夢奈瑠音さん、礼華はるさん。

    ・白河りりさんの影ソロ、抜群に上手い。

    ・君は薔薇より美しい → 布施明を思い出す

    ・ドラッグには手を出さない! →ゴッドファーザーのドンコルレオーネを思い出す

    総じて言うと、久しぶりにちゃんとしたミュージカルを観たなー、という感想です。

    • 関西の、たー 関西の、たー より:

      うみひこさん、グレート・ギャツビーの感想をありがとうございます。

      ・天紫さんがおばさんに見えました?私は晴音さんの方がベテラン感あるように思ったんですよね。もっとも晴音さんに注目したのは「ブエノスアイレスの風」での彩海せらさんの母親役だったのでその印象が強いのかもしれません。

      ・結衣さんのヒモ付きコーラス・ガールはハマっていましたね。ヒモ男に「この人(鳳月さん)は私がやっとつかんだ人なんだよ!」とかって叫んでいませんでした?あのシーン良かったぁ、新人公演ではまるごとカットされていたけれど仕方ないかな。

      ・夏月さんは乳母でしたね。はい、もうちょっと華やかな役でも良かったかと。高学年ゆえご本人の希望もあったかもしれませんが。

      ・はい!そーなんですっ!!デイジーって自己中で魅力レスなんですよね。海乃さんは超美人だからまだ良いものの、ディカプリオ版の映画ではデイジーがちーっとも美人に見えずいよいよ納得いかなかったです。とはいえ映画版ではジェイとマートル夫とのやり取りはなくいきなり撃たれているんですけど。

      ・どうしても一本物は役が少なくなりがちかもしれません。

      ・そうですね、おふたりとも同じくらいの歌唱力でバランスが良いようにも感じます。

      ・夢奈さん礼華さんは確かにスーツ姿が抜群にお似合いですね。礼華さんは若干だいこん気味っぽい(と私は感じる)ので今後演技力を磨いていただけると嬉しいです。

      ・あら、カゲソロは白河りりさんだったんですね。IAFAでのヒロインも素晴らしかったし、最近ではネプチューンで「スペースコブラ」の主題歌を歌っていたのが印象的でした。103期は娘役としてはベテランになりつつありますよね、今後が楽しみです。

      ・あぁ~ああああ君はぁ~変わったぁ~~♪

      ・これ、なんかやくざもののお約束なんでしょうか?小沢仁志さんの「日本ゴクドウせんそう(意図的にカタカナやひらがなにしています)」でも禁止されてたし。
      でもじゃあ他にどうやってお金ゲットするかって、みかじめリョウとか女性を利用したりとか、はたまた公共工事とかでしょうし・・・
      ゴッドファーザーは去年アマプラでまとめて観ました、トシ取るほど良さを感じる映画かもしれません。現在のハリウッドのコンプラでは決して作れない映画でしょう。

      >総じて言うと、久しぶりにちゃんとしたミュージカルを観たなー

      これ、難しいですね。「宝塚」と「ちゃんとしたミュージカル」ってあまり相性が良くないような気がしますので。
      次の月組大劇場公演は和物ですが二本立てですから、宝塚っぽい作品なのかな?

      いつもありがとうございます。
      今後もどうぞよろしくお願いいたします。

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