「グレート・ギャツビー」感想(雑談多め)

大劇場公演

月組「グレート・ギャツビー」を観てきました。前回の月組公演は娘の大学受験のために生観劇出来なかったですしね、久しぶりに月組の皆様を生で拝めてすごく嬉しかったです。

予習としてディカプリオ版の「華麗なるギャッツビー(2013)」をアマゾンプライムで観た時は「しくじった!」な気分でした。まったくもってストーリーを好きになれなかったから。ビジュアル的にもディカプリオはイケメンの絶頂期を過ぎていたし(絶頂期はやっぱ「タイタニック(1997)」でしょ!)、何より、ヒロインが私にはちぃーーーっとも、美女には見えなかった。
だけどその後に配信で瀬奈じゅんさんの「グレート・ギャツビー」を観たらストンと頭に入ったし、ディカプリオ版での予習も役立った気がしました。

そして迎えた令和のグレート・ギャツビー。
月城かなとさんは本当に本当に美しかったです。ただこの度のジェイ・ギャッツビーは「ダルレークの恋」のラッチマンとかぶるような?あまりに一本気すぎて人生を損するタイプね。ラッチマンは愛する人を失うだけで済みましたがジェイは命を失いました。愛する人を守るためとはいえ銃を向けられている時に嘘を付く必要はないでしょう。実際はこんな人、なかなかいないませんよ。まぁその月城さんは美貌といいキャラといい、そんじょそこらにはいない男性を演じるのが使命なのかもしれません。

海乃美月さん演じるデイジーは映画版よりずーっと美しく私には見えるし、映画版よりズルい女ぶりが削られていてしっかり宝塚ナイズされていました。

風間柚乃さんのニックは随分と抑えめでしたね。「ブエノスアイレスの風」でのリカルドの方が風間さんの本領を発揮出来ていたように思います。
劇中、ゴルフをするシーンがあるんですがもっと見たかったな。なんせお父様はプロゴルファー、小達敏昭さんですからw

天紫珠李さんのマートルは想像より良かったです。ブエノス…でも思っていたより良くてね、一度は「あまりにアゲアゲされているから苦手」だった天紫さんの事、だいぶ好意的に感じるようになりました。ただマートルの下品な女性っぷりの完成度は前作の憧花ゆりのさんの方が一枚上手だったような気がします。

にしてもこの度、デイジーが運転する黄色い車にマートルが跳ねられて絶命するシーンがかーなり、マイルドになったんじゃないですか?確か憧花さんの時は映画版に近くてもっとセンセーショナルだったような。
ここねぇ・・・
マートル(天紫さん)はデイジー(海乃さん)の夫、トム(鳳月杏さん)の愛人なんですね。ジョージ(光月るうさん)という夫がありながら鳳月さんに夢中になっているんですよ。あまりにあからさまなので光月さんにバレちゃってね、光月さんは天紫さんを束縛します。
で、天紫さんは光月さんから逃げ出したくて、黄色い車を運転しているのが鳳月さんだと思い込み、助けてもらおうと車の前に飛び出すんです。だけど実際に運転していたのはめったに運転しない海乃さん。しかも感情的になっていてスピードを出しすぎていたんです。けっして夫の愛人と認識してひいたわけではありません。助手席に座っていた月城さんはハンドルを切るなりで危機回避を試みるも、天紫さんはひかれてしまいました。
そういった説明が足りなすぎると私は思います。前作なり映画なりで予習している事が前提になっているみたいでちょっと残念だったかな。ストーリーのキモなんですから、このお芝居を観るだけでもしっかりわかるようもっと丁寧に演出して欲しかったです。

そして最期に感想をお伝えするのは鳳月さんなんですが、果てしなく芸達者でした。
男も女も、自身が不誠実な人ほど他人に対して疑り深いです。浮気する人は恋人や配偶者の浮気をすごく警戒するんですよね。イケコはこのあたりの表現が上手い!
鳳月さんは海乃さんという妻がありながら天紫さんと浮気し、さらにはコーラス・ガールの結愛かれんさんにも高額なプレゼントを渡して気を引こうとします(そして結愛さんのヒモ、蓮つかささんに強請られた)。
なのに海乃さんが月城さんに夢中になると激怒するんです。自分がやっている事を棚に上げて。
ゴルフで月城さんに勝負を挑み、負けると今度は月城さんの素性を海乃さんにバラす。もうホンマにカスみたいな奴です。鳳月さんは徹底してカスを演じてくれました。
でね、カスだけど色男なの~♪
私は当初、学年的にも経歴的にも鳳月さんのトップはまずありえないと思っていたんです。だけど鳳月さんって「別格」「名脇役」の粋を超えているんじゃないですか?私には、鳳月さんがいなくなった月組がどうなってしまうのか想像が付きません。それくらいに存在感ある方です。歌唱指導も素晴らしかった~

というわけで楽しく観劇しました。
8月におかわり観劇出来るので楽しみです。

・・・

さて、以降はオマケの長い雑談。

もともと入手していたチケットは初日翌日の17日だったんですよね。初日が22日に延期になり一度は「生観劇のチャンスを完全に失った」私でしたが幸い、早いうちにリカバリーする事が出来ました。情報提供くださった読者さんに心底感謝しつつこの記事を書いています。「座席があまりよくないかもしれません」と心配してくださっていましたが十分にありがたかったです。
私は親切にしてくださる方々への感謝の気持ちを(あまり)忘れません。ふふ、ここだけでやめときゃ良いんですが付け足しますと、私を苦しめる奴等への恨みの気持ちだって(絶対に)忘れやしません。

遅刻が大嫌いな私は早すぎるくらいに大劇場に到着する事が多いです。この度も早めでしたがキャトルレーヴでプログラムを買っているうちにソファのほとんどがふさがり、リバープラザ(つまりは屋外)の出入口すぐそばしか空いていませんでした。ドアが開けっ放しなので冷房がほとんど効かなかったですが、風が強くてどうにか暑さを我慢できました。

以前は完全にスルーしていた理事長とおVISA様のページも、今はちょっとした楽しみだったりします。「ほほ~、こいつが優柔不断なお理事長様かぁ」なんて思ったりね。案の定、当たり障りのない文章です。
おVISA様はどうした事でしょう、いつもナントカのナントカ覚えのごとくトップ娘を「可憐」という単語で称えていたのに、今回は「優雅」ときましたか!

ま、おVISA様のお陰で、

ここがお菓子やビールの広告じゃなく、公演の広告になった事には素直に感謝いたします~
欲を言えばあまりにVISAの主張が強すぎやしません?もっとさりげない方が良かったなぁ。

この度も私の重くてデカい愛機、ケンコーの7×32SG(広角7倍)で頑張りまして、若干遠いかもしれぬ舞台も

斯くの如く楽しむ事が出来ました。
ただこの双眼鏡はアイレリーフが短くてメガネとの相性が悪いんですね。遠近両用が欠かせなくなりつつある私はあとどれくらい、裸眼でこの双眼鏡を使い続けられるだろう・・・
アイレリーフって何?な方は、日の出光学という老舗メーカーがこちらのページで説明してくれていますのでどうぞ。ここのA5という広角5倍の双眼鏡がとても人気らしくてね、むちゃくちゃ迷いに迷って現在の愛機を選びました。A5はアイレリーフが長い上に軽くて小さいらしいのでもうちょっとトシとったら乗り換えるかもしれません。

Kenko 双眼鏡 コンサート スーパーワイド 超臨場感 7×32SG SWA WOP Bak4ポロプリズム 倍率7倍 口径32mm 131930
超臨場感!7x32SG SWA WOPは、見掛視界79度※をほこる超広角双眼鏡です。 他を寄せ付けない広角視野で、星空観察のみならず、コンサートやスポーツ観戦では他の双眼鏡では絶対に味わえない臨場感があふれ出します。多少の重さも吹き飛ぶくらい感動の世界をストレートに映し出します。 従来機種に比べ新たに防水・防油コートを...

私の愛機(重くてデカい広角7倍)

双眼鏡 ヒノデ 5x21-A5 (ブラウン)
スコープテックのヒノデ5X21-A5は、これまで多くの皆様に支持されてきた、ヒノデブランドのベストセラー双眼鏡「Aシリーズ」の最新機種です。215gとコンパクトで使い勝手が良く、初めてのぞいたとき、多くの方が「おおっ!」と声をあげます。 小さいのによく見えるからでしょう。どこに持っていくにも邪魔になりません。もちろん、...

高評価の日の出のA5(軽くて小さい広角5倍)

コメント

  1. comugi より:

    たーさん、こんにちは。
    少しお久しぶりです。
    そしてお久しぶりの宝塚大劇場公演観劇感想記事もありがとうございます!
    、、
    たーさんは、実は初日近いチケットゲットでしたんですね。
    私は、、、結果的に初日チケットになったチケットを友会でいただいておりました。こんなラッキーなことはほぼほぼないんです。
    初日は、最近は土曜日ですし、金曜日だった時も終幕後の挨拶があったりして長いので、申込む事すらはしていなかったので、寄せては返す波のごとく、長い期間申し込みを続けるとこんな事もあるんだなぁという感じです。確率の問題ですけれど。

    月城さんは美しかったです。
    はい、くらげちゃんもすごく上流社会の奥様って感じですし、最後のシーンまでお上手でしたね。ちなつさんは超安定でしね。足が長い~。

     たーさんのようには予習はしていかなかったのですが、観劇した後、原作が見たくなりロバートレッドフォード主演とディカプリオ主演の2つのDVDを取り寄せました。(村上春樹訳の原書を最初予習代わりにしていましたが、結局半分までしか読めていません、最後まで読めるのだろうか?村上さんが1番の小説を上げろと言えばこのグレートギャツビーらしいのですが、ストーリー的にどうも?という感じではありますが)

    ディカプリオ版はまだ見ていないのですが、ロバートはカッコよかったですよ!
    月城さんはこちらに寄せていたのかなという感じです。デイジーに会う時のピンクのスーツとか(映画では、自分の家に招く時ではなく、デイジーの家に行くときにピンクスーツでした。)

    たーさんの記事で、いつものお菓子宣伝のところが、VISA様一色になっているのを初めて知りました。(当日はスルーしていました)。
    やはり目の付け所が違う!

    それでは毎日暑いですが、ご自愛くださいませね。

    • 関西の、たー関西の、たー より:

      comugiさん、ちょいとお久しぶりですね。その間も遊びに来てくださっているようで嬉しいです、ありがとうございます。
      はい、初日翌日のチケットに当選して浮かれていたのに流れちゃって、チケットなしになってしまったんです。ホンマ、リカバリー出来て良かった。
      comugiさんは「結果的に初日チケットになったチケットを友会でいただいておりました」だったんですね。他の読者さんが「棚ぼた初日チケット」とおっしゃっていた、ラッキーチケットですねw

      初日が土曜日だと専業主婦はキツイですよね。とはいえ私は出来るだけ初日近くに観たいし、夫の仕事が土日に入る事も珍しくないので土日も申し込みするようになりました。
      でも平日の方が何かと動きやすいです。comugiさんは平日の申し込みに徹してこの度、ラッキーチケットをゲットしたんですね。日頃の行いが良いからですよ。じゃあ私は日頃の行いが悪いのか?確かにそうだけど、でもすぐにリカバリー出来たんだから大して悪くはないわけですw

      はい、月城さんは美しく、海乃さんは美しく育ちの良い奥様でした。ま、海乃さんはきっと富山のお嬢様なんじゃないですかね?
      鳳月さんははい、素晴らしい安定ぶりでした。鳳月さんがカスだから、月城さんの一本気ぶりが引き立つんです。風間さんのニックだけじゃ足りず、鳳月さんのトムのお陰で月城さんが輝いていました。
      ニックはお坊ちゃんな役でちょっともったいないですね、風間さんも芸達者な方ですから。映画ではメンタルを病んで、治療として自分が経験した事(ギャッツビー達とのあれこれ)を文章にしていたんですよね。ですが、宝塚版ではニックが病んでいた事はカットされました。宝塚版らしいですね。

      ディカプリオ版を観た時にフィットしなかったのでロバート・レッドフォード版を観たい気持ちにならなかったんです。comugiさん的にはロバート・レッドフォードがカッコ良かったんですね。せっかく取り寄せたんですからディカプリオ版も観て、比較していただけると嬉しいです(報告お願いします)。
      えっと、ディカプリオ版ではニックの家でジェイとデイジーが再会していたかな?ピンクのスーツはディカプリオも着ていた気がします。で、トムが「真面目な奴があんなピンクのスーツを着るか?」と突っ込んでいたような(うろ覚えです)。ちなみにディカプリオ版でトムを演じていたジョエル・エドガートンは目が細く、私にはカッコ良く見えましたw
      村上春樹訳にチャレンジされたんですね。半分しか読めていないのはcomugiさんのせいではなく、村上さんとの相性の問題じゃないでしょうか。半分読んだだけでもすごいですよ、私はとてもとてもチャレンジする気になれません。

      改札をくぐってから先のあの看板、あまり目立たないですよね。1階のトイレを利用する人にしか見えないというか。
      それでも私はあの看板がお菓子やビールだと寂しいので、麗しい広告になっていて嬉しかったです。もしかするとVISA協賛の公演の時のみ麗しくなるかも?

      毎日暑いですね。昨日は2度目のODYSSEYで、暑い上にランチ先をどうするか娘とゴタゴタしてかなり疲れました。今日はゆっくりすごします。
      comugiさんもどうぞご自愛くださいませ。

      いつもありがとうございます。
      今後もどうぞよろしくお願いいたします。

  2. たーさん、こんにちは。ワカマツアイズです。
    いつも楽しい観劇感想、ありがとうございます。今回も楽しく拝読しました。
    今回は鳳月さんのお芝居を非常に楽しみにしているので、そのクズっぷりが存分に表現されていたようで、たーさんのご感想を読んで、益々楽しみになりました。今のところ、チケットないんですけれど(笑)、何とかしよう! 何とかしたい! という気持ちが強くなってきました。
    ブキャナンって、難しい役ですよね。今の鳳月さんだからこそ表現できる役になっているんだろうなと、観てもいないのに思わせてくれるって、本当に素晴らしいジェンヌさんだと実感します。下級生トップを支える2番手として、去就が注目されているようですが、私も、鳳月さんには、1作でも長く舞台に立ってほしいと切に願う今日この頃です。
    今の月組は、トップコンビは美しいし、2番手は芸達者だし、組長さんはいい味出す芝居してくれるし、見ごたえありますよね。
    今回も楽しい記事、ありがとうございました。

    • 関西の、たー関西の、たー より:

      ワカマツアイズさん、いつも遊びに来てくださりありがとうございます。観劇感想に特化していない雑談まみれな記事ですが楽しく読んでくださったそうで、とても嬉しいです。
      はい、鳳月さんのブキャナン素晴らしかったです。悪人を悪人らしく演じるのって難しいですよね。しかもブキャナンはただひたすら悪人ではなく、色男の要素も強いんです。2幕の最初なんかもうサイコーですよ。
      チケット難な上にまたも休演が決まりますます生観劇が難しくなってきましたね。私の8月のチケットもどうなるかわかりません。

      また鳳月さんの話に戻りますがはい、私も鳳月さんには長く舞台に立っていただきたいです。2番手羽根を背負った以上、専科への組替えはないのかな・・・
      ブキャナンは本当に難しい役です。私はディカプリオ版の映画を予習で観たんですがこちらでもブキャナンは難役かと。クズっぷりは映画のブキャナンの方がだいぶ上回っていまして、それでも映画のブキャナンもデイジーを守りたい気持ちはすごく強かったんです。
      宝塚版では鳳月さんだからこそ演じる事が出来たんですね。ポーの一族のジャンとちょっとかぶるかな?

      はい、今の月組の状態はワカマツアイズさんのおっしゃる通りです。ただ、何かひとつでも欠けるとどうなるかわからないですよね。
      私は風間柚乃さんはトップスターの器だと強く感じていますが、月城かなとさんの跡継ぎをするのは難しいと思っています。
      なので水美舞斗さんが間に入ってくれたら、なんて思っちゃう。鳳月さんとの相性も良いですしね。鳳月さんのトップより可能性が高いような気もしますし。
      って、余計な事を口走ってしまいすみません。

      いつもありがとうございます。
      今後もどうぞよろしくお願いいたします。

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